通信制高校からは難関大学に合格できないと諦めていませんか?
たしかに、高校卒業資格を得るために通信制高校を選択する人も多いですが、「全日制じゃないと無理」と考えるのはもったいないです。名が知れた難関大学へ進学実績がある通信制高校はいくつも存在します。
なぜ通信制高校から難関大学を目指せるのか、ここでは理由とともに進学の方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
- 通信制高校から難関大学への進学は可能!
- 難関大学へ進学する重要なポイント3つ
- 学校推薦型選抜(旧推薦入試)、総合型選抜(旧AO入試)もある
- 通信制高校は大学進学に不利?
- 通信制高校から早慶に進学した方の口コミ
通信制高校から難関大学への進学は可能!
通信制高校からでも難関大学を目指せます。
文部科学省の調査によると、平成30年度に通信制高校を卒業した生徒のうち、通信制高校からの大学進学率は約18%です。全日制が約55%のため、大きな差があるように見えます。しかし、通信制ではそもそも大学進学希望者が少なく、高卒資格の取得のみという生徒を含め、就職・専門学校への進学といった進路を選ぶ人数が全日制よりも多いことを考慮しなくてはなりません。
この数字からは、どの大学に進学したかまでは得られませんが、卒業生の6人に1人程度は大学進学していることになります。
では、なぜ通信制高校から難関大学へ進学が可能なのでしょうか。そこには通信制ならではの良さを生かした3つの理由があります。
理由1.大学進学コースを持っている
進学に力をいれた通信制高校には大学進学コースが設けられています。
その名の通り、大学進学を目指す生徒のためのコースです。
通常の通信制高校であれば教科書に沿った基礎的な内容のみで終了するのに対し、国公立大や私立大の入試にも対応できる学力を得るための授業が用意されています。
また、進学コースのある学校では手厚い進学サポートが受けられることが多いです。大学進学コースを持つ学校は毎年平均した進学実績を残しており、国公立や難関私立大の名前も少なくありません。
通信制の中には100以上の指定校推薦枠を持つ高校もあり、一般入試だけでなく推薦の面からも進学を目指せます。
理由2.塾や予備校と提携している通信制高校もある
塾や予備校は、言わば「受験のプロ」です。
大学受験に特化した授業やシステムを持っていたり、予備校と提携していたりする学校は、受験において大きな強みとなります。
これまで難関大学へ合格させてきた受験ノウハウを、惜しみなく通信制の生徒にもサポートとして還元。勉強の遅れがあったとしても、徹底した個別指導で取り戻せます。
難関大学の入試では、教科書の内容はもちろんのこと、応用問題への対応力が求められるため、受験ノウハウのある学校を選ぶと効率よく学べるでしょう。
難関大学志望者用の学習環境が整えられている学校もあります。
理由3.受験対策の勉強に時間を費やせる
全日制との違いで最初に浮かぶのは、毎日の登校の有無ではないでしょうか。
全日制では朝から夕方まで受験に関係のない教科の授業も受けなければなりませんが、通信制では自分で学習プランを組めます。学校によっては、受験勉強をベースに時間割を作っていくことも可能です。
自由になる時間を受験勉強に費やせるため、受験勉強に集中して合格を目指せるのが、通信制の大きなメリットです。
難関大学へ進学する重要なポイント3つ
通信制高校から難関大学は目指せますが、容易でないのは事実です。ただし、それは全日制でも変わりません。いくら自由な時間が多くても、レポートをしっかり提出していても、それだけでは受験対策には足りません。
難関大学への進学には何が必要か、ここからは受験対策に外せない3つのポイントをお伝えします。
1.進学率の高い高校を選ぶ
大学進学を考えたとき、通信制高校の選び方がとても重要です。
気になる通信制高校が見つかったら、大学合格率とともに、志望大学と同等ランクの大学への合格実績が多数あるかを確認してみてください。
進学率の高さは、進学に関するサポートが整っているという証拠。
私立の通信制では進学に力を入れている高校が多く、大学進学率の高い高校では進路サポート体制も整っています。
学校説明会やオープンキャンパスで直接質問する他、体験授業で学校の雰囲気を実際に感じるのがおすすめです。
難関大学への合格実績と進学コースのある学校であれば、モチベーション高く受験勉強を続けられるはずです。周囲の仲間と互いに高め合いながら学力アップを目指せます。
2.学習環境の確立
通信制高校で過ごす上で最も大切なのが、自己管理能力。自主学習では、集中できる学習環境でいかに効率よく受験勉強を進めるかが鍵となります。
大学進学に力を入れた学校では自習室を備えている場合があります。
自宅で集中力が続かない時は自習室を使って勉強すると良いでしょう。
学校に自習室がない場合は、自分で塾や予備校を併用し、緊張感のある中で勉強する時間を作ると効率が上がります。同じ自習でも、周りに同じ目標を持つ人がいるといないとでは、やる気が変わってきます。
毎日登校しなくてよいという通信制のメリットを生かし、質の良い学習時間を増やしましょう。
3.先生との連携
受験勉強では、先生とのコミュニケーションも大きな後押しとなります。
全日制の1クラスに1人の担任というスタイルに比べ、通信制では1対1でやりとりできることが多いです。大学進学を目指す生徒の数も全日制ほど多くならないため、より内容の濃い面談が可能に。受験までの学習スケジュールを先生と二人三脚で進めていけます。何でも相談できる関係になれると、生徒の心も軽くなるのではないでしょうか。
日々の学習で疑問点が生じても、先生にすぐにオンラインで聞けば学習ペースが乱れることはありません。
自習だと孤独を感じることもありますが、話せる場所、聞ける場所があるのは学習の支えになるはずです。
さらに、私立の通信制にはスクールカウンセラーがいることも多く、多方面における生徒の心のケアをしてくれます。
【ID学園高等学校の例】
ID学園の先生は、大学進学を目指す生徒を熱くサポートしてくれる存在です。
生徒一人ひとりに担任がつき、進路や学習レベルについての相談が可能。気軽に相談できるのが生徒たちにも好評です。
スクールカウンセラーと養護教諭による心身のケアもおこなっています。
学校推薦型選抜(旧推薦入試)、総合型選抜(旧AO入試)もある
大学入試は、大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)、国公立大学試験、私立大学試験だけではありません。「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」という形もあり、一般入試に比べ、募集人数は少ないものの、多くの大学で導入されています。
学校推薦型選抜(旧推薦入試)
学校推薦型選抜には、指定校推薦と自己推薦があります。
指定校推薦は自己推薦に比べ、学校側の後押しがあるため高確率で合格できるとされています。
推薦の際の試験内容は、小論文・面接・学力試験・調査書などで総合的に判断されるため、
筆記の学力試験が苦手な生徒には理想的な形といえるのではないでしょうか。
総合型選抜(旧AO入試)
総合型選抜は、エントリーシートと面接で適性を判断します。
学力よりも意欲や大学で何をしたいかを重視するため、プレゼンテーションや論文が課される場合も。
資格や特技がある場合は、総合型選抜にチャレンジするのも一つの方法です。
通信制から学校推薦型選抜や総合型選抜で受験するのは簡単なわけではありませんが、もし不合格でも同じ大学の一般入試に再度挑戦が可能です。
近年は、学校推薦型選抜・総合型選抜による合格者が増加傾向で、私立大学においては入学者の約50%に及んでいます。
【ID学園高等学校の例】
学校推薦型選抜や総合型選抜では小論文試験や面接があり、志望理由書や自己推薦書を提出します。そのため一般入試とは少し異なる受験準備が必要です。
複数回にわたる面接試験も想定されるため、ID学園では本番に向けた面接指導をおこなっています。
あわせて提出書類の添削もおこない、万全な状態で試験当日を迎えられるよう学校がサポートしています。
また、ID学園では日ごろの授業でも、「探究ゼミ」「SDGs授業」「News in Education(=NIE)」など実践的な学びが得られる授業を豊富に行っているため、これらの授業に参加することで面接や自己推薦書などに活用することができます。
通信制高校は大学進学に不利?
大学進学に関して、通信制高校出身が不利になることはありません。
そして、高校卒業資格は全日制でも通信制でも全く同じ価値であり、卒業証書に通信制課程と表記されることもありません。
通学コースだとしても学校を通しての学習時間は全日制に比べて格段に少なくなります。
しかし、その分空いた昼間の時間を通信制では自習に使うことが可能です。自分の苦手な部分の克服や問題演習に充てることで、結果としてより多くの時間を受験勉強に使えます。
自分でコツコツ受験勉強を進められる生徒にとっては、全日制より効率よく時間が使えるはずです。大学進学に不利というどころか、もしかしたら有利になるかもしれません。
ID学園高等学校の大学受験対策
- 進学フェア、各種進学ガイダンスを実施しています。進学フェアでは100校にも及ぶ大学や専門学校の方にご参加いただき、それぞれ興味のある学校のブースにいって直接話を聞くことができます。また大学入試の仕組みを学ぶためのガイダンスや、志望校を決めるためのガイダンス、推薦入試を目指す人向けのガイダンスもあり、入試についての最新情報を聞くことができます。
- ID学園では、時間割にハイレベル授業が組み込まれています。注目すべき点は、1年次から受講が可能なことで、難関大学を意識している生徒なら高校1年時点から本格的な受験勉強を始められます。オンデマンド配信をおこなっている授業もあり、好きなタイミングで動画から学べるのが魅力です。
- 通学型の生徒を対象に、AIを活用したラーニングシステムを導入しています。生徒一人ひとりに合わせて、理解度・学習履歴・ミスの傾向・その日の集中度などを詳しく分析し、自分だけのカリキュラムを作ってくれる最新システムです。
- 自主学習のためのアプリ「スタディサプリ」「スタディサプリEnglish」を無料で利用可能です。中学復習〜高校3年生の学習内容までを網羅し、大学受験のための授業動画がいつでもどこでも観られます。ビジネス英語やTOEIC対策も可能。先生と個別の学習計画を立てながら二人三脚で自主学習を進めていくので、学習が継続しやすくなります。
通信制高校から早慶に進学した方の口コミ
実際に、通信制高校から難関私立大学へ進学した生徒の感想を見てみましょう。
「第一志望の国立大学に現役合格することが目的で、大学入試共通テストと2次の個別試験の対策に集中できる環境が必要と考えID学園に入学しました。実際、先生からレポートや試験まで適切なサポートをしてもらえたので、空いた時間を集中して受験勉強に充てることができ、効率よく受験対策ができました。また、進路ガイダンスを通して現役合格に欠かせない専門的な戦略を身に付けられたので、本番落ち着いて試験に臨むことができ、見事合格することができました。(弘前大学 農学生命科学部 進学 T.K さん)」
「モチベーションが下がった時でも、先生が話を聞いてくれたり指導してくれたりしたおかげで、志望大学に合格できました。一人きりでは難しかったと思います。」
「3年間、進学コースで頑張ってよかった。自分で決めたスケジュールをこなしながら、少しずつ成績が上がり、こうして憧れていた大学に合格できて本当にうれしいです。」
自分の頑張り次第とはいえ、実際の合格の声を目にするとモチベーションが上がりますね。
「通信制だから難関大学は無理」という考えはなくなったのではないでしょうか。
難関大学への進学を希望するなら、学校選びが最も重要です。