通信制高校に進学を考えている方の中には、実際の1日のスケジュールがどうなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。通信制高校では自分の体調に合わせて学習できることや、専門分野での活動に力を入れられるなど様々な魅力があります。
では通信制高校生の実際の1日のスケジュールはどうなのでしょうか。例を挙げて紹介します。
通信制高校生の1日の時間の使い方とは
通信制高校生の1日の時間の使い方は通信型、通学型の2種類の学習スタイルによっても変わってきますが、通信型を選択した生徒さんだと、家庭での学習がメインとなりますので自分で決めた目標まで達成するスケジュールを組み、その通りに行うことがベストです。
また、通学制で週に何回か登校する生徒さんは、登校する日に合わせて目標を定めて家庭学習の分量や時間割などを自分で決める必要があるでしょう。
レポート提出のための勉強のスケジューリング
通信制高校の学習スタイルとして定期的にレポートを提出する必要があります。学校にもよりますが、一般的には週2回程度のレポートを提出し添削指導をしてもらうことで科目の理解度を把握したり苦手を克服することに役立てられます。また、単位認定試験に向けての学習としても大切です。
通信制高校のレポートとは大学生が書くような文章が主体のものとは違い、問題集のような形式が一般的です。
ID学園高等学校で実際に使っているレポートはこちらです
ID学園ではこのような問題を解いて2か月に1回提出するため、教科書やライブ授業、オンデマンド配信などを見て学習することが日常の学習となります。
通信制高校においては、基本的にこのレポートを提出しないと単位を修得することが認められないので、締め切り日には提出できるように自らの学習スケジュールを習慣化させる必要があるでしょう。1日の時間の使い方は様々ですがここではID学園高等学校の生徒さんを例に通信制高校生の生活を教えてもらいました。
登校日の1日の時間割り
通信制高校でも通学型コースに通っている場合や、通信型のコースで受講していても年に数回あるスクーリングに通う日は時間割が決められており、カリキュラムに沿った1日を過ごすことになります。
実際にID学園高等学校で実施されている1日のスケジュールをご紹介します。
通信型コースの1日
ID学園の時間割は中学の学び直しから大学進学を目指す生徒を対象にしたハイレベルクラスまで幅広く開講しています。各教室で行われている授業の中から自分が希望するものを受講することができ、自分のレベルに合わせた授業構成にできるのもポイント!
通学型コースの1日のスケジュール
体調が優れない時はゆっくり休むことも大切
通信制高校を選択する方の中には怪我や、体調不良が原因で全日制の学校に通うことが難しい方もいるのではないでしょうか。
体調を第一に考えて健康的な生活を送れるようになることが通信制高校を選択することのメリットでもあります。
レポート提出を無理なく行うゆったりとしたスケジュールを組み立てたり、体調が優れない時はゆっくり休むことも大切です。
大学受験のための一歩上をいく勉強も可能に
通信制高校に通うことで全日制の高校生よりも一歩上をいく勉強方法を実施できるというメリットもあります。自分のペースで学習スケジュールを組めることで、難関大学受験のための勉強に力を入れることも可能です。ここに注目し、学習時間の確保のために通信制高校を選ぶという生徒さんも実際にいらっしゃいます。
例:大学進学を目指している通学型総合進学コース(週5日)2年生のBさん(文系)
《受講パターン例》
【月・金】NIE/SDGs
【月・水・金】ハイレベル英語(読解・文法語法)
【月・水】ハイレベル数学IA/IIB
【火・木】英検上位対策、ハイレベル現代文、ハイレベル古文、世界史B(通史)、メディア学習・スタディサプリ(共通テスト科目)
【火】ハイレベル世界史<テーマ史>
【金】世界史演習(各国史)、小論文Advance、探究ゼミAdvance、進路ガイダンス、
【月~金】レポート自習&相談、自学タイム(各履修科目)、ID型AI学習(高校英語・高校数学IA/IIB)
怪我、持病のために全日制の学校に通うことが難しいという方も、通信制高校を選択することで大学受験を諦めなくてもいい!というメリットがあるのはご存知ですか。
大学を受験するためには高校卒業が必須の条件となります。体調不調や身体的理由で全日制の高校に通えない場合は、通信制高校に通うことで高校卒業の資格はもちろんのこと、自分の学習時間を自分のペースに合わせて十分に確保することが可能になるのでハイレベルな大学受験へ向けた学習も自分のやる気次第では可能となります!
ID学園高等学校では通学型のコースに通っている場合は基本的に学校に通学して授業を受けられます。ですが、登校できない日は同じ授業をオンラインで受講することが可能です。体調に合わせてオンラインにしたり、登校にしたり選ぶことも可能です。
また、スポーツや芸能活動などプロを目指し、練習時間や活動時間を存分に確保したい方が通信制高校を選んでいます。時間に校則されず、自由に自分の時間を使えることは通信制高校の最大のメリットと言えるでしょう。
通信制高校の生徒さんの1日の過ごし方:通信型コースの場合
通信制高校には一般的に家庭での学習がメインとなる通信型のコースと、週に何回か通学して実際に学校で授業に参加する通学型の2種類があります。
ここでは通信制コース(主に家での学習がメインとなるコース)の生徒さんの1日の過ごし方を教えてもらいました。
通信型オンライン学習コースAさんの場合の1日の過ごし方
(午前授業参加タイプ)
7:00 起床
9:10 オンラインホームルーム参加
9:35 午前授業 オンライン参加
12:10 昼食
14:00 アルバイト
19:00 帰宅・夕食
20:30 趣味・自習時間
22:30 就寝
通信型オンライン学習コースBさんの場合の1日の過ごし方(プロのスポーツ選手を目指しています)
(自習タイプ)
7:00 起床
9:00 トレーニング
13:00 昼食
14:00 トレーニング
19:00 帰宅・自由時間・夕食
20:00 ID学園配信「オンデマンド授業(動画)」を視聴しながらレポート作成
22:30 就寝
通信制高の生徒さんの1日の過ごし方:通学型コースの場合
通信制高校の通学型のコースには自分の希望に合わせて通学日数を調整できるコースがあります。ID学園の場合は通学型下記の5種類から選択可能です。
- 通学型 週1日コース
- 通学型 週3日コース
- 通学型 総合進学コース(週5日)
- 通学型 グローバルコース
- 通学型起業・ビジネスコース
中でも週3日コースに通うCさんの1日の過ごし方について教えてもらいました。
通学型週3日コースBさんの場合の1日の過ごし方
(通学型コース・通学する日)
7:00 起床
9:10 登校 HR参加
9:35 午前授業 参加
12:10 昼食
12:50 午後授業 参加
15:45 下校・自由時間
19:00 夕食
20:00 自由時間・受験勉強
22:30 就寝
(通学型週3日コース・通学しない日)
7:00 起床
9:10 オンラインホームルーム参加
9:35 午前授業 オンライン参加
12:10 昼食
13:00 アルバイト・趣味・自習など
19:00 夕食
20:00 自由時間
22:30 就寝
通学する日としない日で自分のコンディションを整えられるというのも魅力です。
自由に時間を使えるけど生活リズムを守ろう!
通信制高校は自由に時間を使えるというメリットもありますが、ついうっかり生活リズムを崩してしまうというデメリットもあります。朝起きられなかったり、レポートの締切りに間に合わなかったりすることもあるのでスケジュールを管理することが必要です。でもID学園なら、生徒一人ひとりに担任の先生がつくので、レポートの提出状況などを担任の先生から細かく指導を受けることができます。
もし、自分だけでは生活を管理することが不安な場合は先生に相談したり家族に相談するなどして一人で抱え込まないようにしましょう。
通信制高校では中学時の学力不足も補える
通信制高校に進学した時点で高校での学習内容についていけないという場合は中学時の学習内容に遡って勉強し直すことも可能です。
学力不足で不安を感じている方にとっても通信制高校は頼もしい存在となり得るでしょう。