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通信制高校を卒業して就職はできる?おすすめの就活方法とは

通信制高校を卒業して就職はできる?おすすめの就活方法とは

通信制高校からの就職は、決して難しくありません。今回は、全日制と比べても通信制高校からの就職が不利にならない理由と、通信制高校のよさを生かした就職活動のコツを解説します。在学中から取り組めば、就職活動時に焦らず行動できるようになります。

通信制高校を卒業した生徒の就職率は?

まず、通信制高校卒業生の就職率を見てみましょう。文部科学省の調査によると、平成30年度に通信制高校を卒業した生徒の就職率は19.6%。およそ5人に1人が就職していることになります。

出典:文部科学省 初等中等教育局 参事官(高等学校担当).「高等学校通信教育の現状について」.文部科学省.2020-01-15
https://www.mext.go.jp/content/20200115-mxt_koukou01-000004175_5.pdf

全日制の就職率が17.2%なので、就職率という数字の上では通信制が上回っていることがわかります。でも、なぜ「通信制高校は就職に不利では?」という疑問が生じるのでしょうか。実際の就職事情についてさまざまな側面から紐解いていきましょう。

通信制高校を卒業して得られる卒業資格は全日制と同じ

通信制高校を卒業して得られる卒業資格は全日制とも同じものであり、どの高校を卒業しても学歴に違いはありません。大切なのは「どこの高校を卒業しているか」ではなく「どんな高校生活を送ってきたか、そしてこれからどうしたいか」ということ。通信制高校に在籍していることをメリットだと考えて就職準備を始めましょう。

通信制高校だと就職に不利になるの?

通信制高校だからといって、上記の数字のとおり就職に不利になるということは決してありません。共通の時間割が決められている全日制と違い、通信制高校では必要な教科を選択し、時間割を組んでいくところからすべて自己責任です。自宅学習を計画的に進め、自己管理をしっかりできていないと卒業が難しくなります。その生活は社会人としての自立にもつながっており、就職に不利と言われるより、むしろ全日制より通信制高校できちんと過ごせた生徒の方が就職には向いていると評価されるはずです。

ただ、通信制高校自体やそこに通う生徒に対して偏見を持っている採用担当者が、残念ながらいるのも現実です。もともとある悪い印象を、数十分の面接で覆すのは容易ではなく、その点が全日制より不利だと言われる大きな原因かもしれません。それでも最善を尽くし、後悔のない就職活動にしたいものです。具体的な方法については次の章でお話ししていきます。

通信制高校卒業と履歴書や面接で伝えるべき?

通信制高校からの就職活動

就職活動で避けて通れないのが面接です。合否に直接関わる面接は、何度やっても緊張するものです。高校卒業資格はどの高校を出ても変わりないので、履歴書に「通信制課程」と記載する必要はありません。面接でも同様ですが、学校生活について質問された際には、通信制高校に通っていたことを話す方がよいでしょう。ここで嘘をついてしまっては心証を悪くしてしまいます。話したからと言って不利になるわけではないので、自分の選択してきた道とそこで得たものを存分にアピールしてください。

通信制高校では全日制同様、先生による面接指導を受けることができます。シミュレーションを何度もやっておくことで、どんな質問をされても動揺しない気持ちの強さを養えます。

面接練習とあわせて、履歴書や自己PR文、志望動機書の添削も積極的にしてもらいましょう。

通信制高校を選択した理由を面接で聞かれたときのおすすめの対応方法

面接官が通信制高校のことをよく知らず、就職面接でいろいろと聞いてくる場合があります。通信制高校とはどんな学校で、自分はなぜ通信制高校に入ったのかをしっかり説明できるようにしておきましょう。

通信制高校を選んだ理由としては、次のようなまとめ方がおすすめです。

資格取得やスポーツとの両立の場合

もともと打ち込んできたものがあり、より集中した環境で結果を残したかったという旨を伝えましょう。全日制では拘束されてしまう時間を有効に使ってどんなことができたのか、具体的に示すことができれば説得力が増します。

アルバイトとの両立の場合

なぜそのアルバイトを選んだのか、そこで得られたもの・成長できたことは何かを伝えられるようにしておきましょう。就職を希望する業界と関連したアルバイト先であれば、よりアピールポイントとなります。

体調面や人間関係がきっかけの場合

規律性障害など体調面が原因で全日制の時間割に合わずに通信制高校を選択したり、不登校や人間関係がうまくいかずに通信制高校を選択する方などそれぞれですが、苦労や大変な思いをした経験は、その人の思考を深めたり、他人を思いやる心を育てるなど、貴重な財産となります。大変なことに直面した時にどのように考え乗り越えてきたのか、その状況からどんなことを学び、今後どのように社会貢献していきたいかなどを伝えることで、パーソナリティや人となりを評価してもらえます。

通信制高校は、黙っていて楽に卒業できるわけではありません。自分で計画を立て、それに沿ってコツコツ勉強に取り組んできたこと、自由になる時間を使ってアルバイトを頑張ってきたことなどを伝えられれば、面接がスムーズに進むはずです。

通信制高校ならではの就職を有利に進める方法

通信制高校ならではの就職を有利に進める方法

通信制高校で就職をスムーズに、そして有利に進めるには次の3つのポイントを意識しましょう。

  1. 専門コースのある学校を選ぶ
  2. アルバイトやインターンシップで実績を積む
  3. 在学中に資格取得を目指す

それでは、一つずつ解説していきます。

専門知識を学ぶコースがある学校を選ぶ

就職活動を成功させたいなら、通信制高校選びの時点から就職に強い学校を選ぶのが一番の近道です。就職指導がしっかり行われ、専門性の高いコースや資格取得に力を入れている私立の通信制高校なら、そこで学んだ経験が自分の進路の幅を広げてくれます。

ID学園高等学校では、面談・添削指導・面接指導を通して、納得いくまで就職指導をする体制が整っています。

高校生の就職活動は、3年生の9月頃から本格スタートします。それに向けて通信制高校では就職指導が行われます。

  • 履歴書・志望理由書の書き方
  • 面接指導
  • リクルートスーツなど、身だしなみのアドバイス

内定を勝ち取るためにはこのような事前準備が大切ですが、他にも入学当初から意識できることがあります。それは「学習する姿勢」です。通信制高校は登校日が少なく、決まった時間に学校に行くという習慣はつきにくいかもしれませんが、最低限、自分理由での遅刻・欠席をしないよう心がけましょう。どのような仕事でも、就職後には時間の制約があります。高校生時代に遅刻が多いと、社会人になっても時間にルーズだろうと思われても仕方ありません。小さな積み重ねですが、時間意識の仕方ひとつで就職活動時によくも悪くも影響してしまうのです。

また、真剣に勉強に取り組み、できる限り成績を上げておくこともおすすめです。通常は成績が悪いから就職できないということはありませんが、成績がよければ学校側から企業へ推薦されることがあります。「遅刻欠席を減らし、勉強にしっかり取り組む」ごく当たり前なことですが、チャンスになりそうなことは見逃さず、先手先手で意識しておくとよいです。

アルバイトやインターンシップで実践を積む

生活のためにアルバイトをする学生は少なくないでしょう。もし時間があるならば、アルバイトを始めたりインターンシップに参加することで社会との関わりを作っておくことをおすすめします。アルバイトは、社会人としてのマナーやルール、基本的なスキルを身につける一番の方法です。アルバイトでの失敗談も、今の自分を作った大切なエピソードとなります。将来希望する業界や職種があるならば、少しでも関連したアルバイト先を探すと、就職活動時に自分の就職に対する思いと経験を関連付けて伝えることができるはずです。

インターンシップとは、在学中に企業で一定期間働かせてもらう研修制度のこと。大学生が行うものと思いがちですが、現在は高校生を積極的に受け入れてくれる企業・団体が多くあります。社会で働く場面に触れるということは、想像だけでなく現実を見る最良の機会です。お金を稼ぐ大変さ、お金の大切さにも気づかされるでしょう。インターンシップを通して社会人としてのマナーを知ることで、就職時には企業から信頼を得て即戦力と考えてもらえるメリットもあります。そして、インターンシップで働いた企業にそのまま就職できるということも少なくありません。

目指す企業の面接時には「自分の夢や目標を叶えるため、できることはやってきた」という自信をぜひ余すことなく伝えてみてください。

資格取得のために日中の時間を有意義に使おう

資格の取得は就職時の大きな強みとなり、通信制高校の中には国家資格取得に向けた専門知識を学べる学校があります。国家資格は一般的に高校卒業後、専門学校へ進学してはじめて受験資格を得ることができます。しかし、専門コースのある通信制高校なら、全日制の高校生より3年も早く働くことが可能になるのです。もし興味のある職業があれば、その専門コースがある学校を選んでみてはいかがでしょうか。

【調理師】……通信制高校と提携している調理師専門学校で知識と技術を学び、卒業時に調理師免許を取得。

【美容師】……通信制高校の専門コースで学びを深め、卒業時に国家試験の受験資格を得られる。

これらは一例ですが、税理士などのビジネス関連、プログラマーなどのIT関連、看護や介護などの医療関連、デザイナーなどのクリエイティブ関連といった幅広い分野の資格にチャレンジすることが可能です。職業と直結していなくても、TOEIC・簿記検定・ビジネス能力検定などを取っておくと就職活動を有利に進めることができます。

専門的な知識や資格を必要とする職業を目指すなら、毎日通学する必要がない通信制高校の特性を生かしましょう。昼間の自由な時間に自分で勉強するのはもちろん、なりたい職業に関連したアルバイトをして現場の雰囲気を掴んでおくのも大切です。その積極的な行動と経験が、就職活動時に大きなアピールポイントとなります。

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通信制高校卒業後の就職先はどんなところ?

通信制高校を卒業した後にどんなところに就職しているのかについてですが、就職志望者数に対してどれだけの人数が内定を獲得できたかを表す基準として「就職内定率」があります。通信制高校の場合、就職内定率のデータは公表されていないので比べることができません。各校によって就職実績は異なるため、就職内定率や就職先を入学前にパンフレットなどで把握しておくと安心です。

卒業後に就職先として多い仕事とは?

卒業後に就職先として多い仕事をみていきましょう。

令和3年度の文部科学省「学校基本調査」によると、10,388人の就職者のうち27.5%にあたる2,865人が「サービス職業従事者」で一番多い職業がサービス業です。サービス業に次いで多いのが、「生産工程従事者」です。

私立の通信制高校には、専門分野について学び資格取得を目指せる場合があると先にお話ししました。就職してからその道を突き進むのももちろんよいですが、専門知識と技術を磨いて手に職をつけることは、よりよい条件の就職先を見つける鍵になります。就職することだけを目標とせず「自分だからできる仕事」を見つけていきたいものです。

就職に役立つ分野を選択すると有利になる

通信制高校卒業生の就職先を見てわかるのは、一般企業よりも専門性のある業界・職種が多いということです。

通信制高校選びの時点から就職を意識しておくと、就職活動時に焦ることなく準備を進められます。今の時点で具体的な将来設計が立てられない方も多いと思います。それは不思議なことではありません。だからと言って、何でもよいというわけではなく、自分の行きたい業界・興味のある職種に少しでも関連した専門分野を学んでおくと、そこからより具体的な目標が見えてくる場合があります。特に、現場を知る講師による授業などは、自分で調べるより何倍も濃い内容を学べます。学んだことは、どんどん自分の糧として就職活動時に生かしていきましょう。

通信制高校の進路指導は、全日制と同じように行われています。これまでたくさんの卒業生を輩出し、就職サポートをしてきた先生たちを信じて、就職活動に関する不安はどんどん相談していってください。

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