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ID学園高等学校
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不登校経験者に通信制高校がおすすめ

小学生・中学生・高校生、明るい子に友達が多い子。どんな子でも些細なきっかけで不登校になる可能性はあります。今回は、あらゆる事情によって不登校を経験した生徒たちが前向きに将来を考えられるよう、通信制高校のどんなところがおすすめで、なぜ多くの生徒に選ばれているのかを詳しくご紹介していきます!

不登校とは?

不登校とは、文部科学省では次のように定義されています。

“何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの”

引用:文部科学省「不登校の現状に関する認識」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/futoukou/03070701/002.pdf

不登校の原因は個人によって異なり、ひとくくりにすることはできません。学校、家庭、あるいは自分自身に関わる問題が原因であることもあります。全日制の場合は欠席日数が進級や卒業条件に関わるため、不登校になってしまうと卒業はおろか進級さえ難しくなります。

不登校の生徒に通信制高校がおすすめな理由8つ

不登校に悩む生徒本人は、学校生活に大きな不安を抱えて悩んでいます。親としては、その気持ちを理解したい反面「今の学校にもう一度行けるようになってほしい」と願っているのではないでしょうか。しかし、その思いは時として大きなプレッシャーとなってしまいがちです。

不登校を経験した生徒でも、心の奥には「高校卒業資格がほしい」「もう一度自分にあった場所で高校生活を送ってみたい」という希望があるでしょう。そんなときは、無理に今の学校へ戻ったり高校自体を辞めたりという選択の前に、自分のペースで通学ができる通信制高校の存在を検討してみてください。

通信制高校とは

ここからは、不登校の生徒になぜ通信制高校がおすすめなのか、8つの理由について具体的に解説します。

1.通信制高校にはそもそも登校日が少ない=欠席や遅刻の概念がない

通信制高校では毎日学校へ行かなければいけないという義務はありません。つまり、通信制高校には不登校という概念自体が存在しないのです。全日制では不登校になると卒業できなくなってしまうと述べましたが、通信制高校では、決められているスクーリング日と特別活動に出席し、単位認定試験を受けて必要単位を取得できれば卒業が可能です。

さらに、通信制高校では学年制をとっていないため、留年するという心配もありません。「登校しなきゃ」というプレッシャーに常に押しつぶされそうだった毎日から心を解放し、高校卒業を目指せる環境が整っています。

2.学校側のサポートが充実している

通信制高校の先生たちは生徒一人ひとりに親身になって対応し、信頼関係を築いていきます。わからないことはもちろん、不安に思うことは抱え込まず相談することで、精神的にも落ち着いた毎日を過ごすことが可能です。

就職を視野に入れた場合、ほとんどの企業では採用条件に「高校卒業」を掲げています。通信制高校では就職サポートも充実しているため、就職活動にまつわる書類や面接に対しても手厚いサポートが受けられます。卒業のために勉強をコツコツ進めつつ、就職活動も同時進行するには、一人よりも経験豊富な先生と二人三脚でおこなった方が効率的です。

大学への進学を希望する場合も同様です。自分が目指したい大学がはっきりしているならば、その大学への進学率が高い通信制高校を選ぶとよいでしょう。受験に対する先生の経験値、合格への勉強の進め方、受験対策授業、卒業生の生の声などプラスになる要素が多くあるはずです。

自己管理とモチベーションの維持が必要な通信制高校では、残念ながら継続できずに脱落してしまう生徒もいます。通信制高校を探す際はぜひ、卒業実績もチェックしてみてください。毎年の卒業率が高い学校は、それだけ生徒一人ひとりに対して寄り添ったサポートがおこなわれているということです。

3.勉強の遅れを取り戻すカリキュラムが用意されている

不登校になると、普段の授業をどうしても休みがちになり、結果として学習面で大きな遅れをとることとなります。「もし再び学校へ行けても、授業には全然ついていけないし……」こんな不安があるのではないでしょうか。

通信制高校では、基礎理解力を定着させるために授業でわからないところはオンラインで質問できる環境を整えているところもあります。中には、高校の学習範囲以前から学力に自信がないという生徒もいるでしょう。中学校時代の総復習を取り入れている学校も多く、勉強への苦手意識を払拭し、単位取得・進学・就職へのモチベーションアップを図っています。

通信制高校から大学進学はできる。実際に進学した方の声もご紹介!

4.メンタル面のケアサポートが充実している

自由な面が多い分、勉強のスケジュールなど自分で決めなくてはならない通信制高校。集団で過ごすことに恐怖心を抱いていたり、コミュニケーションをとることが苦手だったり、学校自体に苦手意識を持つ生徒もいます。生徒全員が無事卒業できるように、近年はカウンセラーによるメンタル面のケアを含めたサポート体制に力をいれた学校が増えています。

通信制高校では、さまざまな環境の生徒を受け入れてきた経験があり、先生たちも親身に接してくれたり個別指導で生徒の理解力を高めてくれたりします。たとえ今の自分がケアを必要としていなくても、いざというときに頼れるようメンタルサポートのしっかりした通信制高校を選んでおいて損はありません。

ID学園の例

ID学園では、次のようなサポートを通して生徒たちのメンタル面のケアをおこなっています。

  • スクールカウンセラーによる心のケア
  • 専門機関との連携による相談窓口
  • 「心理教育」授業による心理的サポート

いつでも、どんなことでも個別で相談できるという安心感があることは大切です。学校への苦手意識がなくなって学習意欲が高まれば、卒業や進学に対してもより前向きに考えられるようになります。

5.以前の学校で修得した単位と出席日数を引き継ぐことができる

これまで通っていた高校で修得した単位数は、通信制高校へ引き継ぐことができます。
高校卒業資格を得るためには高校に3年間在籍し、74単位を修得しなくてはなりません。例えば前籍校で30単位修得し、すべての単位を引き継ぐことができれば、残りの44単位を通信制高校で取ることになります。ただし、単位数の引き継ぎについては転出時期や修得していた科目によって異なります。引き継ぎ可能な単位数によっては、卒業までの時間も変わるため、入学を決める前に通信制高校へ確認しましょう。

通信制高校への転入・編入への条件や時期などを教えます!

6.転入は随時対応している

年度途中で学校を変えることや、新しい学校に馴染めるかということに不安がありますよね。何事も途中から入るというのはドキドキするものです。ただ、通信制高校において、その心配はしなくても大丈夫です。通信制高校は年間を通して随時転入を受け入れている場合が多く、学校によっては毎月新しい生徒が入ってくるということも。転入した生徒が早く学校に馴染めるよう配慮されており、あまり緊張する必要はありません。毎月のように転入を受け入れてもらえることで、前籍校で不登校などにより卒業が難しくなった場合でも、同じ学年の生徒たちに大きな遅れをとることなく卒業できる可能性が高くなります。

通信制高校への転入・編入への条件や時期などを教えます!

7.授業のほとんどが自宅で受けられる

通信制高校と全日制高校の大きく異なる点は、授業の受け方と単位の取り方です。通信制高校の授業は、学校に登校して教室で受けるコースもありますが、自宅にいながら自分で選択した授業を受けるスタイルがメインです。それに加えて、日々の自主学習が学力アップの鍵となります。参加が義務づけられているスクーリングと、各教科のレポートを期日までに提出すること、決められら単位認定試験を受けることが単位修得の条件です。

朝起きるのが辛かったり、体調がすぐれなかったりで毎日決まった時間に登校できないという方もいるでしょう。通信制高校では必要単位数にあわせて自分でスケジュールを決めるため、体力に不安があっても不登校経験があっても自分のペースで授業を受けられるのが魅力です。

また、多くの通信制高校では固定のクラスを設けていません。人間関係でのトラブルが原因で学校に行きにくくなっている生徒でも、たまの通学が苦痛にならないように配慮されています。授業の受け方や学習内容は学校によって異なるため、入学後に「こんなはずじゃなかった!」と思わないよう、入学前によく確認しておきましょう。。

一つ注意点を挙げるとすれば、自己管理が甘えに変わってしまうと、生活パターンが乱れやすくなることです。

  • 起床・食事・就寝時間は大きく変えないようにする
  • 通信制高校に慣れてきたら通学型にして、登校日を増やしてみる
  • アルバイトなどを入れることで1週間のリズムを作る

これらのポイントを意識することで、毎日登校しなくとも自分なりの規則正しいサイクルができていきます。社会人になってからも必ず役立つので、無理のない範囲で実行してみましょう。

ID学園では通信型オンライン学習コースの生徒が参加する「朝のオンラインホームルーム」を毎日実施しています。参加は任意ですが、一日の生活リズムを整えるために参加している生徒が多いです。

8.気遣いのできる友達=同じ経験をした友達が多い

通信制高校には、働きながら高校に通っていたり不登校経験があったり、他にもさまざまな事情で全日制を選択しなかった生徒たちが在籍しています。同じ悩みを抱えている場合もあり、深入りし過ぎない適度な距離感で人間関係を築けることが多いです。通信制高校で出会った友達は価値観が合い、長く付き合うことができるという声もあります。

通信制高校の学費について

通信制高校の学費無償化制度(高等学校就学支援金制度)について

通信制高校の選び方・基準にすると良い点をご紹介

通信制高校と不登校の関係

文部科学省の調査によると、通信制高校に途中入学する生徒は全体のおよそ3割ほどというデータがあります。途中入学者はほとんどの場合、元々在籍していた高校を不登校など何らかの理由で退学し、編入・転入する生徒になるため、通信制高校側も受け入れの体制を整えています。

不登校だった生徒への心理的サポートはもちろん、編入・転入以前の高校で取得していた単位を引き継ぐことができる場合もあります。また、出席日数の多い通信制高校から、比較的登校の少ない通信制高校に移るケースもあります。

令和4年度の全国の高校生の人数は一学年およそ100万人ほどで、通信制高校への編入者は平成29年からの3年間で毎年2万人以上います。飽くまでも平均の数値にはなりますが、高校の1学年につき1人か2人は通信制高校への途中入学をしたと計算することができます。

引用元:https://www.mext.go.jp/content/20200115-mxt_koukou01-000004175_5.pdf

加えて、高校生の不登校生徒数は年々増加傾向にあります。コロナウイルスの影響や時代の変化に伴い、従来の学校の教育システムや社会システムが多様化する生徒像に追いついていないという現状もあるようです。

そのため、不登校の主な理由になっている、学校での人間関係の問題、勉強の問題、家庭内問題、精神的な問題など、従来の全日制の学校では行き届かない部分のサポートを叶えてくれるのが通信制高校です。

通信制高校は不登校生徒にとって有効な教育的選択肢の一つとして今日再注目されています。多様なニーズに対応するだけでなく、その柔軟な学習スタイルで、より多くの生徒の受け皿の役割を担っています。

時代と共に、通信制高校という選択肢が積極的に選ばれるようになってきているといっていいでしょう。

不登校に悩んだらどこに相談したらいい?

不登校は本人にとっても親にとっても、不安に感じることが多いでしょう。家庭内で前向きな答えが出せないときは、抱え込まずに専門家に相談することが大切です。

お住まいの都道府県の教育委員会をはじめ、不登校相談センターなど電話できる窓口があります。24時間対応しているところもあるので、まずは話を聞いてもらいましょう。話すだけでも心が軽くなり、経験豊富なスタッフからのアドバイスで突破口が見えるかもしれません。

現在不登校で悩んでいる場合、高校に対する前向きなイメージを持つことは難しいという方が多いのではないでしょうか。新たな門出のため、通信制高校に興味があっても、数ある中からどの学校が自分に合うのか見つけるのは大変です。気になる学校があれば、できるだけ実際に足を運んで見学し、授業やイベントを体験してみましょう。

今の学校だけがすべてではなく、通信制高校への進学・転入が生徒の可能性を広げる可能性があります。サポート体制の整った通信制高校を選べば、精神的にも負担の少ない高校生活を送ることができます。自分にぴったりの通信制高校はきっと見つかります。この機会に、まず一歩踏み出してみましょう。

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