通信制高校と全日制,定時制の高校と比べるとたくさんのメリットもある反面少しのデメリットもあります。
参考:通信制高校とは
例えば、通信制高校は、全日制と定時制と比べると登校日数を少なく設定できるので時間の融通が効くなど自分らしく生きるためのメリットある反面、昔ながらのイメージが残るなどデメリットがあることも事実です。
多くの生徒たちと保護者のお話をする中で、全日制と比較した場合のメリットデメリットが分かりづらいと悩まれている親御さんが多いと感じています。
ここからは通信制高校のメリットとデメリットと、デメリットを克服するための対策についてご紹介するので、「自分らしくいられる」「行ってよかったと思える」学校選びの参考に、不安の解消、問題の解決にお役立て下さい。
通信制高校のメリット

ここでは全日制・定時制の高校と比べて通信制高校のメリットについてまとめてお話しします。
メリット1.決められた登校日数が少なく自分のペースで勉強できる
通信制高校の1番のメリットは全日制の高校に比べて決められた登校日数が圧倒的に少なく自由に使える時間が多くなるということです。また単位制で留年がないため、落としてしまった科目を再履修するなど自分のペースで学べることもメリットです。
公立通信制高校と、私立通信制高校では学習カリキュラムが違いますが、私たちID学園高等学校の場合は、「通信型」と「通学型」があります。
通信型の場合は基本的に学校に通学する必要がなく、年1回のスクーリング活動(6日程度を予定。履修単位による)と単位認定試験、特別活動に参加する以外は自分の好きな場所で学習できます。
通学型の場合は週1日、3日、5日から通学日数を選択することができ、登校日に合わせて登校します。通学型のコースでも、スクーリングや単位認定試験など決められた登校日以外は欠席や遅刻は成績や単位取得に関係ありません。
登校日以外の時間は自由に使うことができ、アルバイトをしたり、受験勉強にあてたり、芸能活動やスポーツなど専門的な学びに特化することも可能です。
健康上の理由で全日制の学校に通学することが難しい生徒にとっても、その日の体調や気分に合わせて無理なく学ぶことができる通信制高校の環境は合っていると言えます。自分の時間が確保でき、好きなことをしたり、体調や気分に合わせながら自分のペースで勉強し高校卒業資格を得ることができるというのは、通信制高校の最大のメリットと言えるでしょう。
メリット2.通学による心身のストレスが減る
通信制高校には起立性調節障害で朝起きるのが苦手な生徒や、いじめや過去のトラウマなどで不登校を経験している生徒など通学に対してストレスを感じた経験のある生徒が多く通っています。
そのため、スクールカウンセラーや、養護教諭によるカウンセリングの実施を行い心身のバランスを保つお手伝いや、インターネット経由でのレポート提出、授業への参加など通学によるストレスを軽減する体制を組んでいる通信制高校も数多くあります。
また、事故や怪我などによる身体的理由で登校が難しい方にとっても通信制高校はおすすめです。インターネットを利用した受講形態や、レポート提出方法を選択することは通学のストレスを軽減させて高校卒業資格を得ることができるためメリットは大きくなります。
ここで挙げたサポートは公立の通信制高校より、私立の通信制高校の方が充実しているため学校選びの参考にすると良いでしょう。
ID学園高等学校のサポート内容は以下の記事よりご確認いただけます

メリット3.全日制と同じ高校卒業資格を得られる
通信制高校を卒業すると高校卒業資格を得られます。
通信制高校の学習内容は全日制高校と比べると 難易度が低く設定されているところがほとんどです。ですが、通信制高校も、全日制高校も「高校卒業資格」に違いは一切ありません。
通信制高校も卒業することで大学進学や専門学校進学に必要な受験資格が得られます。また、必要資格に「高校卒業以上」を条件としている求人に応募することも可能です。これは通信制高校のメリットと言えます。
また、通信制高校は「単位制」なので留年がありません。なんらかの理由で1年のうちに必要な単位が取得できなかったとしても卒業資格を得るまでトライすることができるのも大きなメリットです。
メリット4.いつでも転入できる
通信制高校は中学からの進学としての入学はもちろん、他高校からの転入も可能です。
転入学に関しては毎月受け付けている学校も多く、以前に取得していた単位数やを引き継げることが多いため、全日制の学校や、定時制の学校での通学が難しくなった生徒も学びを諦めずに転入をして高校に通うことができるのです。諦めずに高校生活、高校卒業を継続できるのもメリットとなるでしょう。
また、過去に高校を退学した方(高校中退)は編入として入学が可能です。編入学の受け入れは学校によるので調べてみましょう。ID学園高等学校では4月と10月に編入ができます。
通信制高校のデメリット

ここまでメリットをお伝えしてきましたが、通信制高校にもデメリットはあります。デメリットについてもお伝えした上で、デメリットへの対策もご紹介します。
デメリット1.自分で勉強の計画を立てて進める自己管理力が必要
通信制高校のデメリットの1つ目は自分で勉強の計画を立てて進めることができなければ卒業が難しくなるという点です。これには自己管理力が基本となります。
例えば、全日制・定時制の高校に通っている場合は通学時に時間割やカリキュラム通りに勉強をし、みんなと同じタイミングでみんなと同じテストを受けるなど、ある程度の指標が共通しているので勉強がしやすい環境です。
一方、通信制高校の場合は自学自習が必要になります。
期日までに課題レポートを作成し提出するなど、自分で単位取得のための学習計画を立て勉強時間を確保しなくてはいけませんし、実行していくことができなければ単位を落とすことにつながってしまいます。
通信制高校のデメリットに対する対策
自己管理力を強化するためには、自分だけの力でなんとかしようとするのではなく周りの力を借りることも大切です。私立の通信制高校にはカリキュラムのサポートをしてくれるツールを導入している学校も多くあります。
デメリット2.クラスメイトとの交流が少なく対面でのコミュニケーションが不足する
全日制の高校と比べて通信制高校はコースによっては登校回数が少ない学校が多いのでクラスメイトや先生との交流が少なくなってしまい、コミュニケーションが不足する可能性があるというデメリットがあります。
しかし、私立の通信制高校では登校回数を自分で決めたり、部活動やサークルを利用して気の合う仲間と交流することも可能です。
また、ID学園高等学校ではWeb会議システム「ZOOM」を利用してオンライン授業やオンラインホームルームで学校や生徒同士がつながって自宅にいながらたくさんの交流を図るカリキュラムも導入しています。
インターネットが発達した今、教育の現場でも積極的にオンライン授業が取り入れられ、オンラインでのコミュニケーションの方法も重要視されてきました。
必ずしもリアルのコミュニティに参加しなくても良いという習慣が浸透してきた現代においては、通信制高校に通うことで減る登校回数や対面でのコミュニケーションが不足することはデメリットとしてとらえる必要がないことかもしれません。
デメリット3.努力をしないと学習レベルが低下する
通信制高校の学習内容は全日制の学習内容と比べて一般的にはレベルをやや易しく設定している高校が多い傾向にあります。
そのため、通信制高校のレポート提出だけに目標を設定していると学習内容のレベルがやや低下して、大学受験に適応できないという結果になってしまいます。
これには学習面での努力が必要になります。
しかしながら、大学進学が無理かと言えば全くそうではありません。
私立の通信制高校のカリキュラムで大学進学に特化したコースを構えているところや、予備校の利用、サポート校での学習などもありますので、それらのサポートを受けて学習内容のレベルの低下を防ぐ対策も十分にとれるのです。
ID学園高等学校はハイレベル授業で大学受験対策が可能!
ID学園高等学校は学校法人郁文館夢学園が開校した広域通信制高校であり、全日制高校と通信制高校の良さを掛け合わせたハイブリッド型の学校教育が特徴の学校です。創立130年以上の全日制高校のノウハウで大学受験のための進学、進路サポートも可能です。
また、受験対策に特化した学習内容である「ハイレベル授業」がオンラインで誰でも受けられるようになっているため高校1年次からハイレベル授業に参加し1年次から大学受験を意識した授業に参加することも可能です。
詳しくはこちらの記事よりご確認いただけます

デメリット4.大学進学・就職に不利なイメージがある
通信制高校を卒業しても大学進学、就職に不利だというイメージがいまだに残っているのは、通信高校にまつわるデメリットです。
ところが、現状は著しく変わってきました。
以前は通信制高校を卒業しても「通信制課程」という表記をされることが一般的でしたが、今では進学時の履歴書の学歴欄に通信制課程という記述をすることは必要ないとされています。
なぜなら、全日制、定時制と同じ「高校卒業資格」だからです。
大学進学後に就職した場合に関しても、学歴欄に「通信制課程」という記述をする必要はなく就職時に重要視されるところではありません。
あくまで、通信制高校を卒業することで大学進学や就職に不利なイメージが残ってしまっているというだけなのです。
就職活動時の面接で通信制高校の質問をされることがあるならば、進学や就職のために自身で努力したこと、計画を立てて自身で遂行したことを自信を持ってお伝えすることで自主性、積極性を印象付けることも可能でしょう。
通信制高校のメリットを最大限に生かそう
通信制高校では上記でも説明したようにいくつもメリットがあります。
- 自分のペースで勉強できる
- 通学によるストレスが減る
- 全日制と同じ高校卒業資格を得られる
- いつでも転入ができる
これらのことが可能になる通信制高校を選び、なりたい自分になれるように前進して欲しいと考えます。
私たちID学園高等学校ではオンラインでの授業展開をはじめ、これらのメリットを存分に感じていただけるカリキュラムとサポート体制を整えて生徒の生活や学力を支えるお手伝いをしております。
自分が望む高校生活を送れるように学校選びをしてほしいと願っています。
ID学園高等学校ならこんなこともできる!
ID学園高等学校ではやる気のある生徒が存分に学ぶことができるプログラムを多数ご用意しています。
プロのエンジニアから学ぶことができるプログラミングや、専門学校と教育連携し音楽、映像、美術、パフォーミングアーツ、eスポーツ、声優、アニメ、などを高校生のうちから専門分野を学べるプランも開始しました。また、ID学園に在学しながらオンラインでアメリカの高校の卒業資格を同時に取得できる「U.S.デュアル ディプロマプログラム(DDP)」も通信制高校で初めて導入し、グローバルに活躍したい生徒の育成も行っています。
U.S.デュアル ディプロマプログラム(DDP)の卒業生は、全米大学ランキングトップ5%の19大学への推薦入学(100%学部入学)が認められるほか、全米200大学が加盟する給付型奨学金制度(授業料最大60%免除)の参加資格を得ることができます。また、立命館大学をはじめとする国内大学への帰国生入試による進学など、世界中の大学へ進学の道をひらくことができます。

その他にも、大学進学指導や、世界情勢や社会問題をニュースから学ぶNIE=News in Education、SDGsについて実践的に学ぶSDGs授業、社会に出たときに必要となるコミュニケーション力や協働力、物事を多角的に見ることなどの技術を身につける探究ゼミ、起業のノウハウを学ぶことができる「起業・ビジネスコース」など、生徒一人ひとりの個性を大切にし、その生徒の好きなことや得意な分野を伸ばす環境を整えています。
