
「単位制って自由に通えるって聞くけれど、実際はどういう仕組みなの?」
「学年制とは何が違うの?」
お子様の高校を考えるとき、「単位制高校」という言葉を目にして、こんな疑問を感じたことはないでしょうか?
単位制高校は、1年ごとの“進級”ではなく、修得した単位の積み上げで卒業を目指す学び方です。
学年にしばられず、自分のペースで履修計画を立てられるため、「今の学校が合わない」「体調に波がある」「活動と両立したい」というお子様にも選ばれています。
単位制というと通信制や定時制のイメージが強いかもしれませんが、最近では全日制でも導入が進み、学び方の選択肢は以前よりずっと広がっています。
その一方で、「自由度が高いぶん、自己管理は大丈夫?」「単位を落としたら卒業できなくなる?」といった不安の声も少なくありません。
この記事では、単位制と学年制の違いをわかりやすく整理しながら、メリット・デメリット、向いているタイプ、学校選びのポイントまで丁寧に解説します。
【この記事でわかること】
単位制高校の基本的な仕組みと、学年制との違い
単位制が選ばれる理由や、自由度の特徴
通信制・定時制・全日制における単位制の違い
単位制高校が向いているタイプの見極め方
学校を選ぶ際に確認しておきたいポイント
単位制高校とは?

単位制高校とは、1年ごとの“進級”ではなく、修得した単位の合計で卒業を判断する高校の仕組みです。
学年制と比べて、学年の枠にとらわれずに自分のペースで単位を積み上げ、特養できる点が大きな特徴です。
(文部科学省「単位制高等学校について」)
文部科学省では、次の3つを満たすことが卒業の条件とされています。
3年以上の在籍
74単位以上の修得
特別活動への参加
学年制とは異なり、学年の枠にとらわれず、自分のペースで学習を進められるのが大きな特徴です。
そのため、「今の学校が合わない」「体調に波がある」「活動と両立したい」「もう一度学び直したい」といった、生徒一人ひとりの事情に応じて柔軟に学べるため、通信制や定時制を中心に広く採用されています。
また近年では、選択科目の幅を広げる目的で、全日制高校にも単位制を導入する学校が増加しています。
単位制は、定時制高校や通信制高校で広く採用されています。
学び方や通い方の違いを知りたい方は、「定時制高校と通信制高校の違い」の記事で詳しく比較しています。

単位制高校の基本的な仕組み
単位制では、科目ごとに設定された単位を積み上げて卒業を目指します。
単位は、次のような流れで認定されます。
① 科目ごとに決められた授業・レポート・試験に取り組む
② 基準を満たした科目の単位が認定される
③ 認定された単位を積み上げて卒業へ
学年制のように「1年分の授業をまとめて履修し、基準に満たなければ留年」という仕組みではありません。
そのため、もし一部の科目がうまくいかなかった場合でも、翌年度に再履修することで挽回しやすく、自分のリズムに合わせて学びを調整できる柔軟さがあります。

また、単位制は“積み上げ方式”のため、途中でのつまずきや学び直しにも対応しやすい仕組みです。
「勉強のペースが掴みにくい」「苦手科目で遅れが出た」といったお子様にとっても、一歩ずつ前に進める安心感があります。
単位制の2つのタイプ(全日制/通信・定時制)
単位制高校は、全日制・定時制・通信制のすべてで導入されているため、学校によって学び方が大きく変わります。
その中でも、単位制の仕組みは、次の2つのタイプに大きく分けられます。
全日制の単位制高校
全日制の単位制は、平成5年度から導入が始まった比較的新しい仕組みです。
“単位制”といっても学年の区分はあり、「クラス制」「学校行事」「時間割」など、全日制ならではの学校生活を維持しながら学習を進める
従来の学年制よりも選択科目の幅が広く、進学・専門・情報・芸術など、興味や進路に合わせた科目を選びやすい点が特徴です。

「規則正しく通いたいけれど、自由度のある学びがしたい」というお子様に向いています。
通信制・定時制の単位制高校
通信制や定時制の単位制は、学年の区別を設けず、修得単位の累積で卒業を判断する仕組み
時間割や学習方法、進度などを自分で決められるため、在宅学習と登校を組み合わせたり、週1日〜週5日など登校日数を選べたりと、学校によって学び方はさまざまです。
集団生活より自分のペースで学びたい
学び直しや再スタートをしたい
働きながら学びたい
そんな個々の事情に合わせた柔軟な学び方ができるのが大きな特徴です。



「規則正しく通いたいけれど、自由度のある学びがしたい」というお子様に向いています。
本記事では、この “通信制・定時制の単位制” を中心に、仕組みやメリット・注意点をわかりやすく解説していきます。
単位制と学年制の違いをわかりやすく比較
単位制と学年制は、どちらも高校で採用されている仕組みですが、学習の進め方や卒業までの流れが大きく異なります。
ここでは「進級・留年の考え方」「時間割の作り方」など、保護者の方が特に気になるポイントを中心に、2つの仕組みをわかりやすく整理します。
違い①:進級と卒業の仕組み


単位制と学年制の最も大きな違いは、「進級」という概念があるかどうかです。
単位制は「進級」という概念がありません。
修得した単位を積み上げ、卒業に必要な単位数に到達すれば卒業できます。
一方で学年制は、年度ごとに必要な単位を取得できなければ進級できず、「留年」が発生する仕組みです。
進級の概念がない
修得単位を積み上げればOK
苦手科目は翌年に再履修でき、挽回しやすい
学年ごとの単位取得が必要
基準を満たさないと留年
一部のつまずきが、その年全体に影響することも



途中でつまずいたときのリカバリーのしやすさ」は、単位制の大きなメリットと言えます。
違い②:時間割と授業スタイル
時間割の決め方や授業の受け方も、単位制と学年制では大きく異なります。
自分で科目を選んで時間割を組める
進路・興味・生活リズムに合わせて調整しやすい
通信制では在宅学習と登校を組み合わせられる
時間割は学校が作成
基本的にクラス全員が同じ授業を受ける
自分のペースに合わせにくいことも



「自由度を高めたい」「興味のある科目に集中したい」というタイプのお子様には、単位制が合いやすくなります。
単位制と学年制の比較まとめ表
主要なポイントをまとめると、次のようになります。
| 比較項目 | 単位制 | 学年制 |
| 進級制度 | 進級の概念なし | 1年ごとに進級がある |
| 留年の有無 | なし(科目ごとに再履修できる) | あり(必修科目の未修得で留年) |
| 卒業までの在籍年数 | 3年以上(自分のペースで調整可能) | 原則3年(留年があれば延びる) |
| 時間割 | 自分で科目を選べる | 学校が決める |
| 学習スタイル | 自分のペースで進められる | 全員が同じペースで学ぶ |
| 柔軟性 | 非常に高い | 比較的低い |
単位制は、途中での進路変更や再スタートを柔軟に行える仕組みでもあります。
実際の転入・編入の手続きについて知りたい方は、「高校の『転入』と『編入』の違いとは?」の記事で詳しく解説しています。


単位制高校のメリット|柔軟に学べる5つの魅力


単位制高校の最大の特徴は、「自分に合った学び方を選べる自由度の高さ」にあります。
時間割の組み方、学ぶスピード、選べる科目、進路変更のしやすさなど、学年制よりも選択肢が広がるのが魅力です。
体調や生活リズムに波があるお子様や、学校外での活動と勉強の両立を考えているご家庭にとっても、無理なく続けやすい学び方です。
ここでは、単位制高校で学ぶことで得られる5つの魅力を、具体的に見ていきましょう。
メリット①:時間割を自由に組める
単位制の大きな魅力は、時間割を自分で組めることです。
生活リズムに合わせて科目を調整できる
1年目は基礎科目中心、2年目以降は進路に合わせて選択科目を増やすなど、履修の組み方も柔軟
登校型の学校では、午前のみ・午後のみ登校といった通い方も可能
学年制のように「決められた時間割にあわせて動く」のではなく、「どう学ぶかを自分で計画する」学び方に変わるのが特徴です。



授業に追われるのではなく、得意・不得意や生活スタイルに合わせた学び方を選びやすくなります。
メリット②:自分のペースで学習できる
単位制では、授業の進度を自分の状態に合わせやすいため、体調や気分の波に左右されにくいというメリットがあります。
長期欠席があっても、積み上げた単位を失わずに再スタートしやすい
通信制では、在宅学習と通学日を組み合わせ、自分に合ったペースを選べる
留年がないため、理解するまでじっくり時間をかけられる
「勉強のスピードが周りと違っても大丈夫」という安心感は、不登校経験があるお子様や、心身に不安のあるご家庭にとって大きな支えになります。
メリット③:進路に合わせた授業を選べる
単位制は、将来の目標に合わせて学びを設計しやすい仕組みです。
進学・専門・就職など、目的に合わせて科目を選べる
受験科目だけでなく、英会話・プログラミング・探究などの発展科目も履修できる
学校によっては、大学進学を目指す生徒向けに入試対策・論文指導・レポート添削などのサポートもある
必要な科目を優先的に学べるため、学ぶ意味がわかりやすく、意欲を保ちやすいのが特徴です。
メリット④:文理変更・転入・編入がしやすい
単位制は、学年制に比べて途中で方向転換しやすいのも大きな特徴です。
「理系 → 文系」「普通科 → 専門科」などの変更に柔軟に対応
中退した場合でも、以前の学校で修得した単位を引き継ぎやすい
学び直し、再スタートが現実的に目指せる
高校生活の途中で「やりたいことが見つかった」「環境を変えたい」というケースは少なくありません。
そんな時、単位制は再チャレンジしやすい仕組みが整っています。
転入や編入に関する実際の手続きや書類の流れを知りたい方は、「高校の『転入』と『編入』の違いとは?」の記事で詳しく紹介しています。


メリット⑤ :好きなことや学校外での活動と両立しやすい
単位制は、学校の時間に縛られにくいため、学校外の活動と高校生活の両立がしやすくなります。
芸能、スポーツ、プログラミングなどの専門分野と両立しやすい
アルバイトや家業の手伝いなど、生活面の事情にも合わせやすい
体調やメンタル面の不安がある生徒でも、自分のペースで無理なく続けられる
「好きなことを続けながら、高校卒業も目指したい」というお子様にとって、単位制は “高校生活の自由度を守ってくれる仕組み” と言えます。
単位制高校のデメリットと注意点
単位制は自由度が高く、自分らしい学び方を選べる一方で、自由だからこそ気をつけたい点もあります。



入学してみたら想像と違った



思っていた以上に自己管理が必要だった
というギャップなど、事前に知っておけば防げるものが多いです。
ここでは、単位制を検討する保護者の方に向けて、知っておきたい4つの注意点を整理します。
なお、通信制高校ならではの特徴や注意点をもっと詳しく知りたい方は、「通信制高校のメリット・デメリットをデータで徹底解説」の記事でも詳しく解説しています。


デメリット①:自主性が求められる
単位制は、自由に時間割を組める反面、計画的に取り組む力が必要です。
「いつ学ぶか」を自分で決めることが多い
提出期限・出席管理・学習進度などを自己管理する場面が多い
通信制・オンライン型はサポートが少ない場合もある
一方で、定時制や通学型の単位制では、履修科目を教員が作成してくれたり、担任や教員が進捗を確認してくれるなど、学校によってサポートの厚みに差があります。



入学前に、「どの程度サポートが受けられるのか」を確認することが、入学後のつまずきを防ぐポイントです。
入学後につまずきやすいポイントは、転入や環境の変化によって表面化しやすいこともあります。
「どこで困りやすいのか」「親はどう関わればいいのか」を知っておきたい方は、「通信制高校への転入で後悔しないために」の記事も参考になります。


デメリット②:登校頻度によって人間関係の作り方が変わる
単位制の中でも、特に通信制では、選ぶコースによって登校日数が少ない場合があります。
そのため、友人関係の作り方や学校での関わり方も、コースごとに違いが出やすくなります。
【通信型】登校機会が少なく、友人ができるまでに時間がかかる場合も
【通学型・定時制】少人数の中で深い関係を築きやすい
交流イベントやグループ学習があるかどうかで、学校生活の雰囲気が変わる



「友達をつくりたいタイプか」「1人で黙々と取り組みたいタイプか」など、お子様の性格に合った環境を選ぶことが大切です。
事前に、
交流イベントの有無
登校日数
生徒同士の関わりが持てる仕組み
などを確認しておくと安心です。
デメリット③:希望する科目が開講されないことがある
単位制は科目選択の自由度が高い一方、すべての学校で多彩な科目があるわけではありません。
生徒数や教員配置により、選択科目の開講状況が変わる
デザイン・情報・芸能系など専門分野は、学校によって開講の有無に差がある
年度ごとに履修できる科目が変わることもある



希望する進路が明確な場合は特に、「過去にどんな科目を開講していたか」をパンフレットや学校サイトで確認しておくとミスマッチを防げます。
デメリット④:費用・通学スタイルに差がある
単位制高校は、学校によって費用の仕組みに大きな違いがあります。
公立は安価だが、私立は単位数・コースで学費が大きく変動
登校日数が多い学校は、通学費や施設費が追加されることも
就学支援金の対象かどうかで実質負担額が変わる
教材費・スクーリング費など、追加費用が発生する学校もある



ただし、学費だけで判断するのではなく、「サポート内容と費用のバランス」を確認することが重要です。
単位制高校が向いている人は?【タイプ別チェックリスト】
単位制高校は、生活リズムや学びたい内容に合わせて柔軟に学べる仕組みです。
しかし、自由度が高い分、「向いているタイプ」「合わないタイプ」が分かれやすい制度でもあります。
ここでは、お子様の性格・生活スタイル・将来の希望に照らし合わせながら、どんなタイプが単位制に向いているのかを5つのポイントで整理します。
単位制といっても、通信制・定時制・全日制単位制と学び方はさまざまなので、「どのタイプが自分に合うか」も意識して見てみてください。
① マイペースに学びたい人
1年ごとの進級に縛られず、自分のペースで学びを積み重ねたい
体調や集中力に波がある
不登校経験がある、または学校生活のペースに合いづらい
通信制や通学型の単位制なら、在宅学習と登校を組み合わせて無理なく進められます。



「ゆっくりでも確実に進みたい」 というタイプに向いている学び方です。
② 学校外の活動や仕事と両立したい人
スポーツや芸能、プログラミング、資格取得、アルバイトなど、学校外の活動を大切にしたい
平日昼の授業に出られない事情がある
将来に直結する実践活動に時間を使いたい
単位制なら、登校日数を調整したり、午後や夜に通う定時制を選んだりと、勉強と活動を無理なく両立できる環境を整えやすいのがメリット。



「夢と勉強を両立したい」お子様にぴったりです。
③ 自主的に学習を進めたい人
自分で目標を決めて動ける
スケジュール管理が得意
興味のある科目に集中したい



単位制の自由さは、自主性のあるタイプにとって大きなメリット。
一方で、学校によってサポートの量が異なるため、担任・コーチ・カウンセラーがどの程度関わってくれるかを事前に確認しておくことが重要です。
④ クラス活動よりも個別学習を重視したい人
大人数のクラスよりも、落ち着いた環境で自分の課題に向き合いたい
友人関係のストレスを減らしたい
集団での授業が負担になりやすい



通信型ではレポート中心、通学型でも少人数制が多いため、「自分の空気感を守りながら学びたい」タイプに向いています。
⑤ 学び直しや再スタートを考えている人
転入・編入を検討している
前の学校を辞めたが、もう一度高校卒業を目指したい
新しい環境で再スタートしたい
単位制なら、以前の学校で修得した単位を引き継げるため、途中からでも効率よく再スタートが可能です。



「高校を卒業したい」「自信を取り戻したい」というお子様の背中を押す選択肢になります。
単位制は、転入や編入といった“途中からのスタート”にも柔軟に対応できる仕組みです。
実際にどんな手続きが必要なのか、どの時期に動けばいいのかを知りたい方は、「通信制高校への編入ガイド」「高校の「転入」と「編入」の違いとは?」の記事も参考になります。




単位制高校を選ぶときのポイント【学校ごとの違いを見極めよう】
単位制高校とひと口に言っても、学校によって「通い方」「サポート体制」「学費」「カリキュラム」などの特徴が大きく異なります
お子様の性格や生活リズム、将来の目標に合わせて、どんな環境が最も学びやすいのかを判断することが大切です。
ここでは、学校選びで特に確認しておきたいポイントを整理していきます。
通学スタイルを確認する【通信型・通学型・定時制】
同じ単位制でも、登校日数や授業形式は学校によって大きく違います。
通信制では、次のようなスタイルが一般的です。
【通信制】
在宅中心+スクーリング
週1~2日の通学型
週3~5日登校+オンライン併用型(通信制の通学型)
一方、定時制では、
【定時制】
夕方〜夜に通う夜間部
午前部・午後部で時間帯を選べるタイプ
などがあり、生活リズムに合わせやすい仕組みが整っています。



単位制は自由度が高い分、「無理なく通えるか」「生活リズムに合っているか」が学校選びの大きなポイントになります。
通学頻度や学び方の違いをより詳しく比較したい方は、「定時制高校と通信制高校の違い」の記事で解説しています。


サポート体制を比較する【担任・メンタル・進路支援】
単位制は自由度が高いからこそ、「どこまで学校が支えてくれるか」が非常に重要になります。
学校によって違いが大きく、
担任による個別面談の頻度
コーチ・チューターによる学習サポート
心理士・カウンセラーの在籍有無
進路面談・レポート支援の手厚さ
など、サポート体制には幅があります。



特に通信制では、メンタル面のフォローや学習習慣づくりを補う支援があるかどうかが、続けやすさにつながります。
通信制高校が抱えやすい課題やサポート体制の差については、「通信制高校のメリット・デメリットをデータで徹底解説」の記事で詳しく整理しています。


学費・支援制度を確認する【就学支援金・学校独自制度】
単位制高校の学費は「履修する単位数 × 単価」で計算されます。
公立は比較的安価ですが、私立はコースや通学スタイルによって大きく変動します。
確認すべきポイントは次のとおりです。
就学支援金の対象校か
在宅中心か、通学中心か(通学費や施設費に差が出る)
教材費・スクーリング費・追加費用の有無
サポート内容と学費のバランス



「費用だけで決めない」「サポートとのバランスで判断する」ことがポイントです。
カリキュラムの自由度をチェック【選択科目と進路対応】
同じ単位制でも、学校によって選べる科目や進路対応は大きく異なります。
進学型:国英数など受験科目中心の履修がしやすい
専門型:資格取得・情報・デザイン・実習などが充実
総合型:探究・プロジェクト・一般教養など幅広い科目が取れる



「この学校は何に強いのか?」をパンフレットや説明会で具体的に確認しておくことが大切です。
卒業までの流れとサポートを把握する【単位取得・レポート・スクーリング】
単位制高校では、単位を取得するまでの流れを理解しておくことが大切です。
一般的には、次のようなステップで単位が認定されます。
① レポート提出(自宅学習の中心)
② スクーリング(面接授業/決められた日数の登校)
③ 単位認定試験(学習の理解度を確認)
ただし、この流れやお子様の負担は学校によって大きく異なります。
特に確認しておきたい点は
スクーリングの頻度・場所(本校/地域拠点/サテライト校など)
レポートの量や難易度、締切の厳しさ
オンラインで学習できる範囲
学習の進み具合をフォローするサポート体制の有無
これらは、お子様にとって無理のないペースで卒業を目指せるかどうかに直結するポイントです。



説明会や体験授業では、「卒業までの具体的な流れ」「在宅学習と通学の割合」を確認しておくと安心です。
学び直しや再スタートへの柔軟さを確認
単位制高校は、「もう一度学び直したい」という思いに応えやすい仕組みを持っています。
前の学校で修得した単位を引き継げるため、ゼロからやり直す必要がなく、効率よく再スタートできるのが大きな特徴です。
特に確認しておきたいポイントは次のとおりです。
前籍校の単位がどこまで認定されるか
どの時期から転入・編入が可能か(受け入れ時期と枠)
不登校や中退からの再チャレンジにどこまで対応しているか
転入後のサポート(学習・生活・メンタル面)が整っているか
単位制は、学校によって「受け入れ体制」「支援内容」「転入できるタイミング」が異なるため、事前の情報収集が重要になります。



説明会では、「転入した場合、どこからスタートになるのか?」「卒業時期はどれくらい変わるのか?」といった点を具体的に確認しておくと安心です。
転入・編入の流れや必要書類、スタート時期の違いについては、「通信制高校への編入ガイド」「高校の『転入』と『編入』の違いとは?」の記事で詳しく解説しています。




Q&A|単位制高校でよくある質問
- 単位制高校では、単位をどうやって取得しますか?落とした場合は?
-
単位制高校では、科目ごとに レポート提出 → スクーリング → 単位認定試験の流れをクリアすることで単位が認定されます。
一般的な流れは次のとおりです。① レポート提出
② スクーリング
③ 単位認定試験単位制には「留年」の概念がないため、落とした科目は翌年度に再履修し、単位を積み上げていけば卒業できます。
ただし、学校によっては
レポートや試験の負担が増える
時間割が重なって履修しづらくなる
通学型では登校日数が増えるなどの影響が出るため、早めの相談と計画的な履修が大切です。
単位取得の仕組みについてはこちらをご覧ください。
▶ 単位制高校の基本的な仕組み - 通信制高校の単位は全日制と同じ扱いですか?
-
はい、同じ扱いです。
単位の認定基準は、すべて文部科学省の定める「高校設置基準」に基づいているため、
通信制 → 全日制への転入時も単位が引き継げる
卒業すれば「高等学校卒業」として扱われる
大学・短大・専門学校の出願資格も同じといったように、通信制だから不利になることはありません。
- 単位制と学年制では、進級や留年の扱いはどう違いますか?
-
単位制には「進級」がなく、留年もありません。
累積単位が基準(多くは74単位以上)に達すれば卒業できます。一方、学年制は
各学年の単位が不足すると進級不可
再度同じ学年をやり直す=留年
時間割がクラス単位で固定されやすいという違いがあります。
進級・卒業の違いについてはこちらで解説しています。
▶ 違い①:進級と卒業の仕組み - 単位制高校から大学進学は可能ですか?
-
可能です。
単位制高校でも、卒業すれば全日制と同じ「高等学校卒業資格」として扱われます。
単位制は、自分のペースで受験科目に集中できる
在宅学習の時間を確保しやすい
探究型・情報科目など幅広い選択が可能といった点から、進学に向けた環境づくりがしやすいのも特徴です。
大学進学の具体的なルートを詳しく知りたい方は、「通信制高校から大学進学は可能?」をご覧ください。
【公式】ID学園高等学校_生徒の個…
通信制高校から大学進学は可能?|親が理解しておきたい3つの進学ルートと高校の選び方 | 【公式】ID学園… 通信制高校からでも大学進学は十分に可能です。入試制度の仕組みや3つの進学ルート、学校・コース選びのポイントをわかりやすく解説。受験対策やサポート体制、先輩の実例… - 転入・編入はどの時期でもできますか?
-
単位制は柔軟に途中入学を受け入れる学校が多いですが、「いつでもOK」ではありません。
受け入れ時期
募集枠
転入・編入で引き継げる単位
手続きの流れは学校によって違います。
具体的な流れを具体的な流れを知りたい方は「高校の『転入』と『編入』の違いとは?」をご覧ください。
【公式】ID学園高等学校_生徒の個…
高校の『転入』と『編入』の違いとは?|親が知っておきたい高校の選び方 | 【公式】ID学園高等学校_生徒の… 高校の「転入」と「編入」の違いを徹底解説。手続きや時期、単位の引き継ぎ、メリット・注意点まで、保護者が知っておくべきポイントを詳しく紹介します。
まとめ|単位制を正しく理解して、自分に合った高校を選ぼう
単位制高校は、「自分のペースで学べる」「やりたいことに時間を使える」という大きな魅力を持つ仕組みです。
一方で、在宅学習の割合や登校頻度、サポート体制は学校によって大きく異なり、その違いが学びやすさや卒業までの道のりに大きく影響します。
だからこそ、お子様の性格や生活リズム、将来の希望、必要なサポートの種類に合った環境を見極めることがとても大切です。
進学、資格取得、探究活動、社会経験など、高校生活で「何を大切にしたいか」を整理しておくと、学校選びがぐっとスムーズになります。
どの学校を選ぶかで、高校生活の満足度も、将来の進路の広がりも大きく変わります。
単位制の自由さに加えて、安心して学び続けられるサポートがあるかどうか。
その“バランス”を意識しながら、お子様にとって最適な環境を選んでいきましょう。
【この記事のポイント】
単位制高校は、学年ではなく“修得単位の積み上げ”で卒業を目指す仕組み
時間割・通学頻度・科目選択など、自由度が高く自分のペースで学びやすい
一方で学校によってサポート体制や学習の進め方が大きく異なる
お子様の性格・生活リズム・進路希望に合わせて学校を選ぶことが重要
学び直しや転入・編入にも柔軟に対応しており、再スタートしやすい制度
【ID学園】「全日制」と「通信制」の良さを組み合わせた単位制高校
ID学園は、全日制の学びの充実 × 通信制の柔軟なスタイルを組み合わせた、新しい単位制高校です。


このように、「学びの量」「学びの質」「自由度」を両立させた、従来にないスタイルの単位制教育を実現しています。
通学・オンライン・探究活動など、多様な学びを単位として認定
情報・探究・進路学習など、現代の高校生に必要なスキルを育てる独自カリキュラム
進路や興味の幅を広げられる「選べる学び方」
全コース担任制 で、通信制でも“人とのつながり”を大切にしたサポート体制
ID学園では、高校生活で叶えたい希望を、自分らしいスタイルで実現できる環境を整えています。
「自分のペースで学びたい」
「やりたいことに時間を使いたい」
「高校生活でもっとチャレンジしたい」
そんな思いを持つ生徒が、無理なく・安心して・自分らしく学べる学校です。
「もっと詳しく知りたい」「実際の雰囲気を見てみたい」と感じた方は、ぜひ一度、説明会や学校見学に参加してみてください。
お子様に合った学び方が、きっと見つかります。































