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ID学園高等学校
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通信制高校は受験がある?入学方法について解説

「通信制高校への入学を検討しているけれど、受験はあるの?」
「入試って筆記?難しいの?」
「入学に年齢制限ってあるのかな……?」

通信制に興味があっても、受験についてよくわからないという方は多いのではないでしょうか。今回は通信制高校の入試内容や入学方法について詳しく解説します。
受験について知ることで通信制入学への不安をなくし、高校の選択肢を広げましょう。

通信制高校は受験がある?入学方法について解説

通信制高校の受験とは?入試について

通信制高校へ入学するためには、転入・編入も含め、入学試験を受ける必要があります。しかし、入試といっても全日制高校でイメージする筆記試験のような受験とは大きく違う場合があるので詳しく説明していきます。

全日制だと入学時期は4月ですが、通信制では生徒のさまざまな事情に配慮できるよう、

新入学・編入学は4月、転入は毎月可能など、学校によって柔軟に対応しているところが多いです。

全日制では、中学校時代の出席日数・成績・生活態度などから内申点というものが合否の上で重要です。通信制では一般的に内申点は重視されないため、中学校時代の内申点が低くても全日制より合格しやすいと考えられます。

内申点が重要視されないということは、仮に中学時代に不登校だったとしても、通信制高校の合否に大きな影響を及ぼさないということです。

この点からも、通信制は高校で学びたい生徒にとって魅力的な場所であるとわかります。

では、入試について具体的に見ていきましょう。

受験資格

受験資格は以下の通りです。

  • 15歳以上で中学卒業見込みの人
  • 中学を卒業済で高校卒業資格を持たない人
  • 中学校卒業と同等の学力があると高校に認められた人

既に高校を卒業している人は入学できませんが、年齢制限がないため受験資格が幅広く、中学を卒業してから何十年経っていても問題ありません。

公立の通信制高校の場合は、学校と同じ都道府県に居住地や勤務地があることが前提となりますが、私立の通信制高校の場合は関係ありません。

入試の内容

試験内容は、書類審査・筆記試験・作文・面接など、学校によってさまざまです。
公立の通信制高校では、数教科の筆記試験があったり、面接のみだったり、地域によって異なります。

一方で私立は筆記試験があることは少なく、書類と面接の学校が大半です。学校やコースによっては書類のみ、もしくは面接だけの場合も。

共通して言えるのは、落とすための試験ではなく、あらゆる事情を抱える生徒たちをできる限り受け入れたいという気持ちが、通信制高校側にはあるということです。

学力に自信がないからといって不安になる必要はありません。

筆記試験

筆記試験がある場合、問題の難易度はそれほど高くありません。

公立の通信制では、一部の地域で国語・数学・英語の3教科を中心に筆記試験がおこなわれることがあります。

現在の自分の学力と志望する通信制高校の学力レベルに大きな差がなければ、中学校時代の学習を自分なりに復習していく勉強法で対応できるでしょう。

作文

入試での作文には、願書提出時に一緒に提出する場合と、入試当日に会場で作文試験を受ける場合の2パターンがあり、字数はいずれも400〜800字程度が一般的となっています。

入試当日におこなう場合は時間制限があり、テーマもその場で渡されるため、事前にあらゆるテーマに沿って書いておく練習が必要です。

たとえ字が下手でも丁寧に書くことで、真剣に取り組んでいるという気持ちが伝わります。

面接

入試の中でも面接試験は特に重要視されています。

面接時間は5分〜20分程度。先生と生徒の1対1が多く、学校によっては保護者同伴だったり集団面接だったりすることもあります。学校によって異なる部分なので、事前に確認しておくとよいでしょう。

面接の目的は、どんな生徒かを事前に知り、入学してから必要なサポートを見極めるためです。
「どうして通信制に入りたいのか」「入学に対して熱意があるのか」という部分をアピールすることが大切です。

受験の合格率

全日制と比べ、通信制高校の新入学・転入・編入試験の合格率はかなり高いといわれています。

基本的に通信制高校は、入学したい生徒をできる限り受け入れようという姿勢なので、不合格になることは少ないと考えてよいでしょう。

定員オーバーで落ちる場合もある!?

不合格が少ないとはいえ、人気のある学校やキャンパスでは定員を大きく上回る出願者がいた場合は、全員を合格させることが難しくなります。

近年、通信制高校の数は増えていて、その特色も多岐にわたります。中には人気の高い学校もあり、そういったところでは早期に新入学希望者が増えてしまい、定員オーバーで不合格、もしくは受付けを終了する可能性があるのです。

自分の目指す学校の資料請求は早めに行い、学校説明会などで人気や入試状況を聞いておきましょう。新入学の場合は早めの行動がプラスになります。

受験に必要な準備

通信制高校の受験に必要な準備

受験前にはどんな準備が必要でしょうか。

大前提として学校をよく調べることが挙げられます。
資料請求だけでなく、学校説明会やオープンキャンパスに積極的に参加して、学校の雰囲気を自分自身で体感するとよいでしょう。

また、入試当日に会場に遅刻なく到着できるよう、公共交通機関での行き方や時間のシミュレーションが重要です。
ここでは、面接と作文で十分な力を発揮するために、事前にできる対策をご紹介します。

面接の練習はしておこう

面接に苦手意識を持っている生徒は多いでしょう。

通信制高校入試の質問例としては、「志望動機」「入学してからやりたいこと」「得意なこと」「卒業後の目標」などがあります。これらは必ず聞かれると想定し、質問の答えを準備しておくと焦らずに済みます。

背伸びしたかっこいい答えを作る必要はなく、自分のありのままを伝えてかまいません。

自宅や学校で大人を相手に何度も面接練習をしておくと、受け答えがスムーズになるのと同時に本番の緊張も和らぎます。

事前に提出している作文内容から質問される場合もあります。

志望動機については必ず聞かれる項目なので、作文に書いたことを口頭でも説明できるよう用意しておきましょう。

面接時は、制服またはシャツとパンツ・スカートといったシンプルで清潔感のある服装を心がけます。

通信制高校では校則が厳しくないことが多いですが、面接時においては派手で個性的な装いは避けるべきです。ピアスやネックレスなどのアクセサリーは外し、髪も黒髪に近い色で落ち着いた印象にして面接に臨んだ方が良いでしょう。

自分のありのままを見せるなら服装は関係ないのでは?と思うかもしれませんが、「きちんとした身だしなみができるか」「自己管理ができるか」「マナーやルールを守れるか」という部分が見られていると捉え、準備を進めてください。

自分のやりたいことや卒業後の進路については、面接時点で明確でなくても大丈夫です。

その場合は「入学後に見つけていきたい」「○○が好きなので、それを生かせる道を考えたい」など、今後の目標として自分の意思を伝えると前向きに受け取ってもらえます。

作文の準備

願書と一緒に提出する作文は、早めに準備を進めれば好きなだけ時間をかけて考えられます。しかし、入試会場で他の受験者とともに受ける作文試験の場合だと、30分〜1時間程度の制限時間が設けられているため、与えられたテーマで時間内で書き切る能力が求められます。

作文テーマは学校によって異なりますが、「志望動機」「入学後の目標」「将来の夢」「尊敬する人」などが多く、通信制高校に入学したいという真剣な気持ちと今後の目標を、明確に文字で伝えられるよう練習しておくと本番で困りません。

自分の書いた文が他人にも理解できるとは限らないため、身近な大人に作文をチェックしてもらいましょう。

また、面接でされる質問と作文のテーマが似ている可能性があるため、面接の受け答え内容と相違がないよう注意する必要があります。

目指す高校で過去にどんな文字数・テーマが出されていたかを調べ、演習しておくとよいでしょう。学校説明会などで入試に対する質問ができる機会があるかもしれないので、見学を兼ねて参加しておくのがおすすめです。

ID学園高等学校の入試には学科のなどの筆記試験はありません。
また、作文(志望理由書)は会場では他の生徒と同時に書くものではなく、事前に自宅で用意したものを郵送する形となるため、じっくり考え時間をかけて作成することが可能です。
面接はオンラインで実施しているため、自宅などからリラックスした環境でのぞめると思います。

ID学園高等学校の学校説明会について詳しくはこちら>>

願書の提出と受験料の払込

通信制高校を受験するには、いくつかの書類の準備が必要です。
受験生側が用意する書類と、在籍していた学校が用意する書類があります。

必要な書類については、通信制高校の学校案内資料やホームページで見られるので確認しましょう。
在籍していた学校が用意する書類は、学校側に発行を依頼してから受け取れるまで数週間かかることがあります。

書類が間に合わずに出願期限が守れないということがないよう、期間に余裕を持った準備をしてください。
受験料の払込も、書類と並行し、期日と金額をしっかり確認して済ませます。

出願前に振込むのか、出願時に直接支払うのかなどの違いにも注意しましょう。
入試当日はもちろん大切ですが、こういった事前準備を遅れなくスムーズにおこなえるかどうかも非常に大切です。

通信制高校と全日制高校の併願は可能

通信制を受験する際に、全日制との併願は可能です。

通信制の多くは3月頃まで生徒の募集をおこなっているため、全日制の入試の結果がわかった後でもチャレンジでき、4月の入学に間に合わせられます。

ただし、全日制高校の規定として通信制との併願を不可としている場合があるため、事前に確認が必要です。

公立の通信制の場合

前期日程で全日制が不合格だった際に、後期日程で同じ地域の公立通信制高校を受けられることがあります。
全日制と通信制がいずれも公立で、入試日が同じ場合は現実的に併願はできません。

私立の通信制の場合

私立の場合、併願する全日制は公立・私立を問いません。
推薦で私立の通信制を受ける際は、学校によって対応が異なるため併願に関して事前に確認するようにしましょう。
私立では書類と面接のみの試験が多いため、筆記の受験勉強は全日制の分のみでよいというメリットがあります。

通信制高校は入学より卒業が大変!

入学の仕方で考えると、通信制は全日制に比べて難しいわけではありません。
大切なのは、通信制高校は「入学して終わり」ではないということ。
全日制では、入学試験をクリアして3年間学校に通い、留年しない程度の成績を維持できれば卒業が叶います。

一方の通信制は、自分でカリキュラムを決め、オンライン授業とスクーリングをうまく使いながら必要な単位数を修得しないと卒業できません。

  • 3年間以上の在籍
  • 74単位以上の修得
  • 特別活動への30単位時間以上の参加

これらの条件をすべて達成できた場合に高校卒業資格が得られます。

単位は74単位以上が必要ですが、それぞれの単位を修得するのには「レポート」「スクーリング」「単位認定試験」という3ステップがあります。

日頃の課題として出されるレポートにしっかり取り組んでいないと、単位認定試験自体を受けられないため、テストだけ頑張ればよいというわけではない点に注意が必要です。

通信制高校では、学校に縛られることなく自由が利く分、学習に関しても自己管理が必要となります。
自分で目標を設定し、それまでの学習スケジュールを立てながら、卒業までのモチベーションを維持していきましょう。

納得できる通信制高校を見つけたら、まずはその学校を知ることからスタート。
余裕を持った出願準備と万全な入試対策で、スムーズに通信制高校受験を進めてくださいね!

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