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意図的な拒否型(タイプ)の不登校の特徴や対応の仕方とは?

あるきっかけにより、学校へ行かなくなる不登校。

その原因はさまざまですが、子どもに登校の意思があるのに体調や不安、生活リズムの乱れなどで「行けない」不登校と、子ども本人の意思によって「行かない」不登校があります。

この記事では「意図的な拒否型」不登校の特徴と、その対応の仕方について解説していきます。

意図的な拒否型(タイプ)の不登校の特徴や対応の仕方とは?

目次

意図的な拒否型(タイプ)とは?

「意図的な拒否型」とは、「学校へ行く必要がない」という明確な意思を持って、子ども自身が登校を拒否するものを指します。

子どもが学校へ行きたいにもかかわらず、親が学校生活の必要性を感じないために通わせていない場合は、不登校へは含みません。

これまで問題行動も気になる様子もなかった生徒が、ある日を境に学校へ来なくなってしまいます。

体調不良や学校で何か大きなトラブルがあったわけではなく、学校の決まりやシステム自体に納得がいかない、学校へ行かなくても勉強はできるという考えを持っての欠席が大半です。

やりたいことや将来の目標が決まっていることも多いため、勉強自体は自宅で意欲的に取り組む傾向があります。

意図的な拒否型(タイプ)の特徴

このタイプの特徴は、自分の主張に基づいて登校を拒否しているということです。

学校へ行くこと自体に意味や価値を感じていません。

その根底には、学校や教員あるいは教育制度そのものに対しての批判が隠されている場合があります。

主張と強い意志がある登校拒否という面で、無気力型や遊び・非行型の子どもとは異なる性質を持っています。

「意図的な拒否型」の代表的な原因は次の4つです。

  • 学校に行く意味が見出せない
  • 学校へ行かずに、将来のやりたいことへ向けて準備がしたい
  • 集団行動が苦手なので家にいたい
  • 学校や教師に不満がある

ひとつずつ見ていきましょう。

学校に行く意味が見出せない

「学校に行く意味がわからない」と感じている生徒は少なくありませんが、価値観は人それぞれであるため、そこに明確な正解はありません。

親や先生が、自分の納得いく答えをくれるとも限らず、学校に対して不信感を持ちながらの登校が嫌になると、不登校へつながってしまいます。

子ども自身ではなく、親が学校教育に価値を感じず、その考えに影響された子どもが不登校になるケースもあります。

将来の目標があり学校に行く必要がないと考えている

将来やりたいことがあり、その準備をスムーズに進めるためには学校が不必要だという考えを持つ子どももいます。

この場合、勉強が必要だとしても、学校で授業を受けるより自宅学習の方が効率が良いとし、自分で率先して学習を進めます。

学校に行かないからといって引きこもるわけではなく、人と関わりを持つ子も多いです。

集団行動が苦手で家で過ごしたいと考えている

集団行動が苦手なため、学校へ行きたくないということも考えられます。

  • 人と合わせることが難しい
  • 周りに気を遣いすぎる
  • 自分の意見を言えない

このような性質の子どもは集団で過ごすことを苦痛に感じてしまうでしょう。

我慢して過ごす中で徐々にストレスがたまり、体調を崩してしまうこともあります。

一方で、家にいることをストレスとは感じないため、自分の興味があることに対し、個人で積極的に取り組めるという特徴があります。

学校や先生への不満が原因となっている 

担任と相性が悪かったり、学校のルールや教育内容に不満を持っていたりすることも不登校につながります。

原因となる問題を取り除ければ再び登校できますが、学校そのものへの不満が大きい場合、気持ちを前向きに変えるのは簡単ではありません。

不登校 意図的な拒否型(タイプ)の対応方法

「意図的な拒否型」の子どもは、目的を持って不登校となっているため、自宅で積極的に勉強し、家族や他者とのコミュニケーションにも問題ない子が多くいます。このような場合

家族はどのような対応をしたらよいのでしょうか。

ここでは3つのポイントをご紹介します。

本人の意図を尊重する

まずは、どんな理由で登校を拒否しているのか、子どもの話に耳を傾けます。

親が子どもを学校へ行かせたいという気持ちは十分理解できますが、強く言って解決する問題ではありません。

学校へは行きたくなくても、自主的に勉強できるフリースクールなどには進んで参加しようとすることがあります。

夢に向かって自分で目標を立てて勉強しているなど、不登校でも前向きに過ごせている場合は、無理に登校を促さず本人の意思を尊重してもよいでしょう。

進級・進学のタイミングは、不登校であることへの不安を感じやすい時期です。

本人の気持ちを第一に考えつつ、今後どうすべきか家族での話し合いを定期的に続けていきましょう。

親しい友達が声をかける

不登校が続いている子どもでも、仲のよい友達からの声かけで登校するようになるケースもあります。

しかし、子ども本人に登校の意思が全くない状態では、無理に説得すると逆効果になる危険性もあります。

タイミングを見ながら少しずつ話を進めるのがおすすめです。

学校の先生との話し合いで解決する場合も

「意図的な拒否型」では、学校自体に不満を持っていたり、先生との相性が原因だったりすることがあります。

学校との話し合いで解決の糸口が見出せる可能性もあるため、話しやすい先生がいる場合は相談してみましょう。

学校に行く必要性について、親以外の価値観や経験談をきくことがプラスの経験となるかもしれません。

大人の意見を決して押しつけることなく、子どもの考えと目標を尊重した上での語りかけが必要です。

まとめ

不登校の分類の中でも、明確な理由をもって学校へ行かない「意図的な拒否型」不登校についてお話ししました。

再び登校することが親からしてみれば理想的かもしれませんが、このタイプは、子ども本人の意思がしっかりしているため、ゴールはひとつだけではありません。

子どもがどうしたいのか、何を目標としているのかを理解した上で、コミュニケーションを重ねることが何より大切です。

例えばID学園高等のような通信制高校では、単位制のメリットを活かし、好きなペースや好きな場所で自由に学ぶことができ、かつ高校卒業資格がとれるので子どもも保護者も納得がいく選択肢になるかもしれません。

通信制高校について詳しくみてみる>>

世間の一般論や周囲の意見ではなく、子ども一人ひとりにとっての最善の方法を探していきましょう。

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