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不登校でも大学進学したい!実現するためのポイントと通信制高校の選び方

不登校だと大学進学は無理なのでは……と思っていませんか?

中学校・高校で不登校でも大学進学を目指す生徒は多くいます。進学は自分の夢を叶えるため、就職時の選択肢を増やすための手助けとなるものです。

とはいえ、不登校状態で高校を卒業できるのか、大学に合格するだけの学力がつけられるのかと不安も大きいことでしょう。

今回は、不登校から大学進学を目指す方に向け、大学受験のための条件や知っておくべき受験のコツについてご紹介します。

目次

不登校でも大学進学は可能

不登校からでも大学進学はできます。

大学受験に不登校が不利に働くことはないので、その点は安心してください。

ただし、不登校によって学校の授業や受験勉強に大幅な遅れが生じているのは事実です。

本気で大学進学を目指すなら、基礎学力とあわせて受験勉強もおこなうことは簡単ではないと覚悟しておきましょう。

大学受験に必要な条件とは

大学を受験するには一定の条件があります。

それが次の2つです。

  • 受験資格
  • 学力

学力はもちろん、どんなに意気込んでも受験資格がなくては目標を実現させられないため、正しい情報を知っておく必要があります。

【条件1】大学受験資格

まずは、大学受験資格についてです。「高校卒業資格」あるいは「高卒認定の取得」が絶対条件となります。

高校卒業資格は、その名の通り高校へ通い、卒業すると得られます。

全日制高校だけでなく、定時制・通信制でも同様です。

そしてもう一つ、高校を卒業していなくても、学科試験に合格すれば高校卒業と同等の学力があると認められ、大学受験資格を得られるというのが高卒認定試験です。

大学進学を考える際は、高校卒業か高卒認定取得かのどちらかが最初のハードルとなるでしょう。

【条件2】学力

大学入試は学力が問われる試験であるため、計画的な受験勉強が欠かせません。

不登校が長引いて勉強から離れていると、基礎学力をつけていくところからのスタートとなります。

志望校のレベルと受験科目を把握した上で、計画的な勉強が求められます。

いきなり難しいことはせず、受験へのモチベーションを常に持ちながら、少しずつステップアップしていけるようにしましょう。

大学進学を実現させる4大ルート

不登校の生徒が大学進学するには次の4つの方法があります。

  • 現在在籍中の高校を卒業する
  • 通信制高校を卒業する
  • 他の高校(定時制・全日制)を卒業する
  • 高卒認定試験に合格する

それぞれ見ていきましょう。

現在在籍中の高校を卒業する

1つ目は、現在通っている高校を卒業すること。

不登校を克服できれば、手続きも費用も不要な方法です。

試験や課題をクリアする、学校の外での活動を出席扱いとしてもらうことで単位を修得できることがあります。

不登校での出席扱いとは、学校長の承認が得られる場合、提携したフリースクールなどへの参加が学校の出席の代わりにできるというものです。

学校によって許可される範囲が変わるため、事前に確認しておきましょう。

その上で、家庭と学校との密な連携も必要となります。

現在通っている学校を卒業できるのであれば、本人にとっても親にとっても理想的かもしれません。

しかし、不登校が続いているということは、何らかの事情により行きたくても行けない状況にあるはずです。

無理に在籍を続けて心身にストレスを溜めるようであれば、違う方法にも目を向けてみましょう。

通信制高校を卒業する

2つ目は、通信制高校へ転入・編入し、卒業を目指す方法です。

通信制高校は登校頻度が少ないため、不登校経験のある生徒にとっておすすめできる環境です。単位制なので、単位を落としても次のタイミングで再履修することができ、必要な単位数を満たせられれば3年間で卒業が可能です。

転学する場合は、現在在籍している高校での前年度までの修得単位をある程度引き継ぐことができます。

学校に在籍している状態で他の学校へ移ると「転入」、退学してから他の学校へ再入学するのが「編入」です。

編入は、年度内での入学時期が限定されていることが多く、数ヶ月のブランクが空いてしまう可能性が高いです。

まだ在籍中であれば、辞めずに転入手続きを進めた方がスムーズでしょう。

編入・転入について詳しく見る>>

他の高校(定時制・全日制)を卒業する

3つ目は、他の全日制高校や定時制高校への転入・編入です。

いじめなど学校自体に不登校の原因がある場合は、学校を変えるのがよいでしょう。

定時制の場合は朝・昼・夜いずれかの時間帯で登校し、1日の授業時間が少ないために4年かけて卒業するのが一般的です。

仕事をしながら通う生徒が多いため、さまざまな年齢の友達ができるのも定時制のメリットです。

高卒認定試験に合格する

4つ目は、高卒認定試験に合格することです。

8〜10科目の試験に合格すると、高校卒業と同等程度の学力があると認められます。

難易度は中学全般〜高校1年生程度なので、難しい試験ではありません。

ただし、高卒認定はあくまでも資格であり、取得しただけでは学歴は中卒のままです。

大学を無事卒業できればまったく問題ありませんが、中退してしまった場合は就職時に高卒より不利になってしまうということを頭に入れておきましょう。

不登校でも大学進学をするための勉強方法と受験のコツをご紹介!

不登校でも大学進学をするための勉強方法と受験のコツをご紹介!

不登校から大学進学を目指すには、「高校卒業」と「大学受験」の2つのハードルを越えなくてはなりません。

「独学だけでは不安……」「大学受験科目に対応できるかどうか……」という不安を軽くするためにも、勉強方法とちょっとしたコツをお話しします。

塾でモチベーションアップ

独学は誰にも邪魔されずに勉強できる一方で、情報や悩みを誰とも共有できないという孤独感がついてまわります。

塾に通うメリットは、疑問点の解決とモチベーションアップです。

わからないところはすぐに聞いて解決でき、足踏みせずに次のレベルへ行けます。

進学という同じ目標を持つ生徒が集まる場での勉強は、大きな刺激となって自分自身の学習意欲を高めてくれるでしょう。

自宅では勉強がはかどらないという場合でも、塾では集中できるということがあります。

家庭教師で効率よく

集団が苦手である、あるいは自宅から外出したくないという場合、家庭教師がおすすめです。

自宅でマンツーマン指導が受けられるため、わからないところはすぐに解決でき、見られているという適度な緊張感を持ちながら勉強に集中できるでしょう。

自分の苦手なところに焦点を当てた学習など、目的と学力に合わせたオーダーメイド感覚の指導を受けられるのも家庭教師のメリットです。

受験教科をいくつかに絞る

高校に行かずに効率よく受験勉強を進めるには、教科数を絞るというのも作戦のひとつです。

国公立大学を目指している場合、大学入学共通テスト(旧センター試験)を受ける必要があるため、5教科まんべんなく勉強しなくてはなりません。

一方で、私立大学の場合だと学校ごとで異なるため一概に言えないものの、2〜3教科で済むことが多いです。

自分の目指す将来と照らし合わせながら志望校を決めていきましょう。

指定校推薦を使う

一般受験ではなく指定校推薦を狙うのもよいでしょう。

指定校推薦とは、大学側が指定した高校の生徒が受験でき、かなりの確率で合格できるものです。

大学から高校に与えられている推薦枠には限りがあるため、希望者が多い場合は高校内で勝ち取らなくてはなりません。

そこで重要になるのが成績であり、基準としては評定平均4以上が必要と言われています。

近年では、通信制高校でも複数の大学の指定校推薦枠を持つ学校が増加しています。志望大学の推薦枠があるようであれば、通信制へ転入して推薦を活用するのも1つの手です。

大学進学には通信制高校がおすすめな理由

全日制高校で出席日数が足りなくなりそうな場合、勉強についていけない場合でも、通信制高校の存在が進学への後押しとなってくれるでしょう。

具体的に3つの点を挙げて、おすすめできる理由をご説明します。

卒業資格は全日制高校と同格

高校卒業資格は、全日制でも定時制でも通信制でも取得できます。

そして、どの高校を卒業したとしても卒業資格はまったく同じものです。

通信制高校だからといって劣る、受験に不利になるということはありません。

自分のペースで受験勉強できる

何と言っても通信制高校の一番の魅力は、毎日通学する必要がないことでしょう。

自宅学習がベースであり、スクーリングは年に数日でよいという学校もあります。

集団生活が苦手でも自分のペースで学習を進め、無理なく卒業を目指せる環境です。

通学日数が少ない分、昼間の空いた時間を受験勉強に充てることも可能です。

また、通信制高校は単位制であるため、卒業のための74単位を3年かけて修得できれば卒業できます。

仮に1年目で落としてしまった科目があっても、留年して全教科やり直し!とはなりません。

翌年度に落とした科目に再度チャレンジすればよいだけです。

遅れを取り戻して学力アップできる

通信制高校の特色はさまざまで、勉強に力を入れている学校であれば受験勉強もスムーズに進みます。

サポート体制が充実している場合、受験に対する不安や志望校について相談できます。

大学進学コースがある場合は、基礎学力と受験勉強を同時に効率よくおこなうことができるでしょう。

中には、中学時代の学び直し授業をしてくれる学校もあります。

大学受験を目指すための通信制高校の選び方

通信制学校選びで意識したいのは、大学受験をサポートしてくれる学校を選ぶこと。

大学進学に力を入れている学校では、これまでの経験によって、大学の情報や受験に関する最新情報を生徒に提供してくれます。

中には総合型選抜入試(旧AO入試)に活かすことができる探究活動などに力を入れて受験をサポートしてくれる通信制高校もあります。

もし、志望大学が既に決まっている場合、その大学への進学実績がある学校を選ぶとよいでしょう。

受験勉強では、入試の形式や難易度に合わせた対策をしなくてはなりません。

小論文や面接の対策が必要になることもあります。

志望校にあった勉強を指導してくれる学校であれば、効率よく受験対策を進められます。

通信制高校の特色は学校ごとに大きく異なります。

たとえば、多くの学校では通信型と通学型を選択できますが、登校を苦痛としているのにスクーリング回数が多い学校を選んでしまっては、達成が困難で卒業を難しくする可能性があります。

この場合は、年に一度、数日まとめてスクーリングに参加すればよい、というような学校を選ぶと負担が少ないでしょう。

また、進学サポート・メンタルサポート・就職サポートなどの充実度は、公立より私立の通信制高校の方が高い傾向があります。

授業料や通学可能範囲、授業の専門性、行事やスクーリングの回数、生徒へのサポート体制など自分にとっての優先順位を決めておくことが重要です。

気になる学校を見つけたら、できる限り学校説明会などに直接足を運び、学校の雰囲気を実際に体感してみるのがおすすめです。

疑問に思うことを直接質問して解決しておけば、入学後に大きなギャップを抱えることもないでしょう。

通信制高校選びは、受験対策はもちろん、自分の性格と目的に合った学校を選べるかが最も大切なのです。

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