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不登校中の勉強はどうする?遅れを取り戻すための8つの勉強法

不登校が長引くと、勉強の遅れが気になってきませんか?

今からでも追いつくことができるのか、高校受験はできるのか、不安になりますよね。

子どもを支える家族としても、どうやって勉強させるのがいいかお悩みかもしれません。

安心してください、学校に行かなくても勉強の遅れは取り戻すことができます。

学校に行けなくても、将来を考え、勉強を進めるための多くの選択肢があります。

この記事では、不登校中にどう勉強したらよいのか、具体的に8つの勉強法を例としてご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

不登校中の勉強はどうする?遅れを取り戻すための8つの勉強法

目次

不登校での勉強の遅れは取り戻せる?

不登校になると、学校での授業内容がわからなくなります。

今どんなことを勉強しているのか見えない状態は、不安も孤独感も強まってしまうものです。

「もう遅れを取り戻せないのではないか」という思いは、さらに学校に行きたくなくなってしまう原因ともなり得ます。

結論から言うと、勉強の遅れは取り戻せます。

学校で学ぶ全教科を同じように身につけるのは難しいですが、力を入れるポイントを決めて取り組めば追いつくことが可能です。

まず、学校だと国語・数学・理科・社会・英語という主要5教科に加え、音楽や体育などの技能教科が存在します。

復学と進学を目標とすると、自分で学習を進めるのは5教科だけでもよいでしょう。

科目数を絞り込むだけでも時間を有効に使えます。

長く不登校だと勉強が遅れていくのは事実ですが、進学に必要な科目を絞り、自分に合った勉強法で取り組めば遅れを取り戻すことは可能です。

あまり心配しすぎず、できることから順に勉強を始めましょう。

状況別に勉強の仕方を考えよう!

不登校の原因は十人十色で、その特徴や苦手とすることも大きく異なります。

心と体をゆっくり休めて、登校への意欲が少しずつ湧いてきたタイミングが勉強の始めどきです。

ここでは4つのタイプに分け、状況別におすすめの勉強の仕方をご紹介します。

自分に当てはまるものがあれば、まずは動き出してみましょう。

【タイプ1】1人で勉強したい場合

集団生活に苦手意識を持っている場合は、自分のペースで勉強を進められるスタイルが向いています。

自宅での自主学習はもちろん、オンライン学習塾や通信教育といった自宅で完結できる方法がおすすめです。

他者との関わりを持てそうであれば、家庭教師もよいでしょう。

1人で勉強したい場合のおすすめ勉強法

・問題集などを使った自主学習
・オンライン塾
・通信教育
・家庭教師

タイプ2】勉強のモチベーションが上がらない場合

学校で授業を受けるのも苦手だし、1人で勉強するのもモチベーションが上がらない……。

そんな場合は、個別指導を利用して勉強するのがおすすめです。

やる気があまりないときでも、誰かに見られている状態だと、緊張感が保てるもの。

その刺激を利用して、少しずつ取り組んでいきましょう。

モチベーションが上がらない場合のおすすめ勉強法

・家庭教師
・個別指導塾
・オンライン個別指導

【タイプ3】生活リズムが乱れている場合

学校に毎日通っているときは、朝決まった時間に起きて食事をし、夜に眠るという生活リズムができていたはずです。

しかし、不登校によって昼夜が逆転してしまったり、精神的に不安定で夜眠れなかったりすると生活リズムが大きく乱れてしまいます。

この場合は、決まった時間や曜日に同じ場所へ行くというサイクルを作ると、徐々に体が慣れてきます。

昼間に家の外へ出て勉強する習慣をつけると、復学の練習になるだけでなく気分にもメリハリが生まれます。

生活リズムが乱れている場合のおすすめ勉強法

・塾へ通う
・個別指導塾へ通う
・フリースクールへ通う
・教育支援センター(適応指導教室)へ通う

【タイプ4】勉強以外の気力も出ない場合

さまざまな理由により、心と体が疲れ切って学校に行けなくなっているのが不登校です。

積み重なったストレスで勉強はおろか、日常生活や自分の好きなことに対しての気力も起きない状態かもしれません。

その場合は、無理に勉強をおこなう時期ではないでしょう。

まずゆっくり休んで心と体をいたわります。

今後効率よく勉強するためにも、生活リズムを整えておくことが大切です。

勉強以外の気力も出ない場合

・ゆっくり休息をとる
・生活リズムを整える

不登校中でもできる8つの勉強法

では、不登校生でも勉強を進められる8つの方法をご紹介します。

幅広い選択肢を知っておくことで、自分の性格と現在の状況に合った勉強法を選べるはずです。

小さな成功を積み重ねて自信をつけていきましょう。

1.教科書や問題集を使った自主学習

自宅での自主学習は、教科書や市販の問題集などを使用しておこないます。

集団生活が苦手という場合でも、周りを気にせずに自分のペースで勉強できるのが最大のメリットでしょう。

参考書や問題集を購入する以外は費用がかからないのも魅力的です。

しかし、勉強に対して刺激となる存在がいないことや、理解できない箇所が出てきたときにすぐに聞けないといった側面もあります。

モチベーションの維持が大変で、難しい問題につまずいたときには孤独を感じるかもしれません。

苦手科目だけ家庭教師をつけるなど、やる気も理解度も維持できるような対策を考えるとスムーズに進められるでしょう。

2.通信教育

月ごとなど、定期的に教材が送られてくるシステムで、動画教材を使って授業のように学べるものもあります。

学校の進度に合わせて、あるいは受験対策としてなど、自分の目標に合わせて通信教育を選べます。

郵送で添削が受けられたり、スマートフォンやタブレットで学習できたりと、自宅にいながら孤独を感じずに勉強できるのが魅力です。

一方で、毎日コツコツ進めるという継続性がないと、あっという間に教材が溜まってしまうため注意が必要です。

3.個別指導塾

学校に行けない不登校でも、個別指導の塾であれば通えるというケースは少なくありません。

個別指導塾は、先生1人に対して1人、あるいは数人の生徒というスタイルでおこなう塾を指します。

生徒ごとの苦手克服に合わせた指導計画を立ててくれることがあり、わからないこともその場で聞き、納得するまで付き合ってもらえる魅力的な環境です。

他の生徒に合わせることなく、自分のペースで学力を定着させていけるでしょう。

ただし、一般的な集団タイプの塾に比べて、費用はかかってしまいます。

4.塾(集団)

一般的な塾のことで、先生1人に対し多くの生徒がいる、学校の授業のようなスタイルです。

「勉強を頑張りたい」

「遅れを取り戻したい」

「志望校に合格したい」

このような目標を持った生徒たちが同じ場所に集まっています。

互いの存在がよい刺激となり、塾で友達やライバルができることも少なくありません。

塾では受験を見据え、試験までにすべての範囲を学びきれるようカリキュラムが組まれています。

塾講師は受験生と関わってきた経験も豊富なため、信頼して着いていけるという安心感があります。

5.オンライン個別指導

オンラインでの個別指導は、リアルタイムで先生とつながり、指導がおこなわれるものです。

企業や学校でもリモート化が一気に進み、オンラインでの会議が当たり前となる中、子どもへの学習指導もより利便性を高める形に進化しました。

塾であれば会場へ向かい、家庭教師だと対面で自宅に来てもらうスタイルが一般的ですが、最近ではビデオツールなどを使用したオンライン指導が増えてきています。

どこでも指導が受けられるという便利さがある反面、画面越しでのやりとりに子どもが疲れてしまう場合もあります。

オンラインと対面をうまく組み合わせるのが理想的でしょう。

6.家庭教師

家庭教師の大きな魅力は、マンツーマンで指導が受けられるところではないでしょうか。

得意なところと苦手なところを把握してもらえるので、オーダーメイドの指導で効率よく学力アップが目指せます。

子どもにとって、どこかに通わずに自宅で勉強を見てもらえるのは気持ち的に楽なものです。

気の合う先生が見つかった場合、家族以外とのコミュニケーションの場としてもよい刺激となるでしょう。

わからないところをすぐに質問できるのも、スムーズに勉強を進められる秘訣です。

ひとつ気をつけたいのは費用面で、個別指導はどうしても割高になってしまいます。

事前に費用についてよく確認しておきましょう。

7.フリースクール

不登校などの中学生以下の子どもたちが通い、学習支援やカウンセリングなどを受けられる民間の教育機関がフリースクールです。

施設によってプログラムが異なりますが、勉強以外にもレクリエーションや社会見学などを取り入れていることがあります。

不登校の子どもが昼間の長い時間を過ごすために、家庭以外の居場所として有効です。

在籍している学校に認められれば、フリースクールへの参加が学校への出席扱いとなるというメリットがあります。

同じ悩みを持つ友達とも出会いやすく、学校以外に仲間を作れるでしょう。

費用がかかること、地方ではフリースクールの選択肢が少ないことがデメリットとして挙げられます。

8.教育支援センター(適応指導教室)

教育支援センター(適応指導教室)も、フリースクールと同様の教育機関です。

運営は全国の市町村の教育委員会であり、こちらも学校の承認があれば出席日数として加算してもらえます。

公的機関であるため、基本的に費用がかからないのも魅力です。

ただし、子どもの意思と教育機関の理念とに差があっては満足する結果が得られません。

フリースクールや教育支援センターへ通う子どもは「早く学校へ行けるようになりたい」と思う子ばかりではないでしょう。

教育支援センターの場合は、不登校の子どもを学校へ復帰させることを目標としている施設です。

そのため、まだしばらく自宅でゆっくり休養したいと考える子の場合、教育支援センターへ通うことが負担となることも考えられます。

勉強前に生活を整えるのが大切

これまで勉強から離れていた子が勉強し始めるのには、学習環境やモチベーション維持も大切な要素です。

勉強方法とともに意識したいことがあります。

部屋を片付ける

自分の部屋やテーブルの上など、最低限の場所だけでも片付けをおこない、学習環境を整えましょう。

散らかった部屋だと無意識に気になってしまい、ストレスを与えると言われています。

勉強中に散らかった部分が気になり集中を欠かさないため、あるいは必要になった勉強道具をすぐに取り出せるためにも、きれいな空間が好ましいです。

生活リズムを整える

学校へ復学するには生活リズムを整えることが大切です。

一日中家にいると、夜になっても眠くならずむしろ元気でゲーム等をして夜更かししてしまうというケースが少なくありません。

その結果、朝起きることができず夜型の生活にどんどん変わっていってしまいます。

昼間に日の光を浴びて活動する、適度な運動をすることは体内のリズムにとって必要で、昼間の行動が夜に正しい眠気を促してくれます。

高校を受験する場合、試験は昼間におこなわれます。

本番と同じ時間帯に体調も集中力も万全に整えておく練習はしていて損はありません。

まずは、朝起きてカーテンを開け昼型に近づけてみましょう。

勉強の必要性を知る

中学や高校で学ぶ内容がわかっていないと大人になれないというわけではありません。

学力が高くなくても何らかの仕事はできますが、生きていく中でデメリットが生じるということも知っておく必要があります。

  • 進学したくなったときに目標を達成しにくい
  • 高卒・大卒という学歴を手に入れるのが難しい
  • 就職の選択肢が減ってしまう

親や先生に勉強を強要されてもやる気が起きないのは皆同じです。

無理矢理やらされても挫折につながり、かえって勉強から遠のいてしまいます。

「勉強の遅れを取り戻すことは、自分の将来の選択肢を広げることになる」と自発的に気付けると、モチベーションも効率も高まるでしょう。

不登校でも高校受験はできる!

不登校でも高校受験は可能、さらに言うと大学進学も諦める必要はありません。

不登校だと出席日数が足りなくなる可能性があるため、内申書などで不利になることはあります。

たしかに受験自体が難しい高校はあるものの、不登校であることを気にせずに受けられる高校も数多く存在します。

私立高校であれば、内申書の影響が少なく、受験当日の学力試験に力を入れている学校が多いです。

さらに受験科目が3教科でよいこともおすすめポイントです。

不登校でも無理なく高校卒業を目指せる選択肢としては、通信制高校が挙げられます。

多くて週に5日、少なければ年に数日という、学校ごとに決められたスクーリング日数さえ登校すれば、あとは自宅での学習がベースです。

通信制高校は、入試に学力試験をおこなわず、面接や作文だけで入学できる場合がほとんどであるため、受験に関しては問題ないといえるでしょう。

全日制高校からの転入・編入であれば、在籍期間や修得している単位を引き継げるため、卒業までの期間を短縮できます。

不登校でも勉強の遅れは取り戻せる!自分に合う方法を見つけよう

不登校で勉強が遅れてしまうことは、親にも子ども自身にとっても不安要素となっているでしょう。

将来を考えると焦る気持ちが出てきますが、勉強の遅れは取り戻せます。

今回は、通うものから自宅で完結できるものまで、8つの勉強法をご紹介していきました。

  • 自主学習
  • 通信教育
  • 個別指導塾
  • オンライン個別指導
  • 家庭教師
  • フリースクール
  • 教育支援センター(適応指導教室)
  • それぞれにメリット・デメリットがあり、子どものタイプによっても向き・不向きがあります。

勉強の遅れを取り戻すには多くの方法があると知った上で、興味がある方法を試してみてください。

やってみて、うまくいかなければ別の方法を試し、自分に合った勉強法を探せばいいのです。

勉強の先には、きっと想像以上に選択肢が広がった未来が待っています。

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ID学園高等学校は、不登校経験者や学力に不安を抱えている生徒に向けて中学の学び直しができる「リトライ英語・リトライ数学」という授業を開講しています。

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