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どうしても勉強したくないときの対処法|疲れた・つらいと感じる理由は?

「学生の本分は勉強」と昔から言われていますが、どうしても勉強したくないと思うこともあるでしょう。特に高校の勉強は中学校の時よりも難しくなり、勉強そのものが嫌になってしまう可能性もあります。

今回はどうしても勉強したくないと思ってしまう理由とそんな時の対処法、勉強するメリットについて詳しく解説します。なんとなく勉強したくないという人も、どうしても勉強したくないという人も、ぜひ参考にしてくださいね。

どうしても勉強したくないときの対処法|疲れた・つらいと感じる理由は?

目次

どうしても勉強したくない理由

学校に通っている以上、平日は毎日勉強しなければなりません。受験生ともなれば一日の大半を勉強で過ごす人も出てきます。

しかし、どうしても勉強したくないと思ってしまい、手が止まってしまう経験をしたことがある人もいるでしょう。ではなぜ勉強したくないと思ってしまうのでしょうか。いくつかの理由が考えられますが、代表的なものは次のとおりです。

  • 気分が乗らない
  • やることが多くて何からやればいいかわからない
  • 難しくて理解できない
  • 成績やテストに反映されずにつらい
  • 勉強しろと言われてやる気がなくなった
  • 長時間勉強して疲れた
  • 勉強する意味がわからない

上記以外にも理由はあるかもしれませんが、代表的なものだけを抽出しました。それぞれ詳しく見ていきましょう。

気分が乗らない

これといった理由はないけど、なんとなく勉強したくないという気持ちはよくあることです。得意科目や好きな科目であれば気分が乗らないなんてことはないかもしれません。しかし苦手科目の宿題などは、どうしても気が乗らないこともあるでしょう。

そもそも、勉強が好きで好きで仕方がないという人がどのくらいいるでしょうか?皆さんの周りを見渡してもそんなにたくさんはいないかもしれません。基本的に勉強は楽しいものではないと感じている人が多いため、気分が乗らないというのも無理はないでしょう。

この理由は一時的な場合がほとんどです。やる気を引き出す何かがあれば、ほとんどの場合解決すると考えられます。

やることが多くて何からやればいいかわからない

特定の科目をひとつとってもやることが多く、どこから手を気をつければいいのか分からずに勉強したくないと思うこともあるようです。定期テスト前の提出物など大量に勉強しなければならないものがあると、やる気を失ってしまうでしょう。

頭の中では一気にやらなければならないと考えているかもしれませんが、当然そんなことはできません。簡単な科目や得意なものから手をつけて、少しずつ進めていくのがベストです。

難しくて理解できない

中学校の勉強内容と比べると高校は内容が難しくなりがちです。学校の授業についていけない、一人ではわからないといった状態になってしまい、勉強したくないと考えてしまう人もいます。

難しい範囲で宿題や課題が出ている場合も含めて、応用問題が難しいと感じているのであれば一度基礎に立ち返る必要があるでしょう。一人ではどうしても解決しない場合は、友達や先生に質問するなどして、ひとつずつクリアしていくようにしてください。

成績やテストに反映されずにつらい

頑張って勉強をしたのに、もらった通知表の評価が低かったり、定期テストの点数に反映されていなかったりすると勉強のやる気を失ってしまいます。あまりにこの状況が続くと、勉強したくないという気持ちが強くなってしまい、やがて勉強そのものを放棄してしまう可能性もあるでしょう。

学校の成績やテストに結果が反映されずにつらいと考えるのは自然なことです。しかし全てが思い通りに進むことはめったにありません。そもそも勉強は難しいものという考えを頭の片隅に置いておくと、気持ちが少し楽になるでしょう。

勉強しろと言われてやる気がなくなった

親や先生から「勉強しろ」と言われると、勉強したくなくなってしまう人もいます。自分のスケジュールがあってその通りに実行しようと思ったのに、出鼻を挫かれる形で「勉強しろ」と言われてしまってはやる気がなくなってしまっても仕方ありません。

そもそも人は命令されると、それに反発しようとする意識が働くといわれています。勉強の場合はそれが「勉強したくない」という気持ちにつながってしまい、やる気を削いでしまうのです。

事前にスケジュールを共有しておく、日々勉強していることを証明するために日記をつけるなど、きちんと勉強に取り組んでいる・取り組む予定であることをアピールできるものを用意しておくとよいでしょう。

長時間勉強して疲れた

特に高校3年生などの受験を控えた人や、定期テスト直前の人は、普段よりも長時間勉強して疲れてしまい勉強したくないと感じることがあります。単純に疲れている状態であり、疲れてしまって勉強したくないと思ってしまうのは不思議なことではありません。

勉強は運動部の筋トレと同じく、継続して訓練していなければすぐに疲れてしまいます。普段の勉強習慣があまりない人や、勉強時間が短い人は疲れを感じるのが早いといわれています。

疲れている時は、生産性が悪くなっているだけではなく内容ひとつ覚えるのにも時間がかかってしまうでしょう。適宜休憩を入れて、頭と体をリフレッシュしてみるといいかもしれません。

勉強する意味が分からない

学校の勉強がなぜ必要なのか、将来何の役に立つのかと考えてしまって、勉強したくないという人も少なくありません。インターネットで検索してみると、大人になってから学校の勉強が役に立ったことがないという書き込みも散見されます。

確かに学校で勉強したことが、まるまる役に立つという機会はそうそうないでしょう。しかし大事なのは勉強した内容ではなく、勉強をしたという事実。つまり勉強のやり方を身につけるために大切なのです。

勉強した経験そのものが無駄になることはありません。むしろ大人になってから勉強の経験がないことの方が問題になるでしょう。

勉強したくないと思った時の対処法

勉強したくないと思った時の対処法

何かしらの原因で勉強したくないと思った時は、いくつかの対処法で乗り切ることができます。どの方法が合っているかは人それぞれですが、思いのほか簡単に勉強したくないという気持ちを忘れて勉強できるようになるかもしれません。

実践不可能なものもあるかもしれませんが、方法を知っているだけで、同じように勉強したくないと感じた時に気持ちに負けずに済む可能性があります。

全部で10個の対処法を紹介します。すぐに実践できそうなものはすぐに、時と場合によって採用できそうな方法は頭の片隅に入れておくようにしてください。

とりあえずはじめて見る

半ば力技ですが、勉強したくないと思っていても無理やり勉強をはじめてみるという方法があります。

根性論のように古臭く感じますが、実は脳科学では勉強を始めるのはめんどくさいと考えてしまうという研究結果が出ています。そのため、この「めんどくさい」という感情をいったん脇において勉強をはじめてしまえば、意外に勉強に没頭できるかもしれません。

また同じく脳科学において、キリがいいところまでやらないともやもやするというクセがあることが分かっています。

つまり、勉強したくないという気持ちを一度乗り越えてやりはじめてしまえば、意外にすんなり勉強に打ち込めるようになるでしょう。

誰かと一緒に勉強する

一人で黙々と勉強するのも悪いことではありませんが、誰かと一緒に勉強してみるのもおすすめです。一人だと感情に負けてしまいそうな時も、頑張っている仲間がいる目の前では、もう少し頑張ろうと思えるようになるかもしれません。

お互いの苦手な科目を教えあったり、オリジナルの小テストをして実力試しをしたりと、一人ではできないことができるようになるのも誰かと一緒に勉強するメリットです。学校の図書館や自習室などを活用して、ぜひ一度トライしてみてください。

また、自宅にいながらテレビ電話を使って一緒に勉強することもできます。ただし友達とのおしゃべりはほどほどにするようにしましょう。何時から何時までは勉強の時間と区切るようにすると、メリハリがついてちょうどいいかもしれません。

誘惑を目の前からなくす

自分が勉強する周辺から、勉強を妨げるようなものをなくすのもひとつの方法です。漫画が好きな人は漫画を、SNSを頻繁に見てしまう人はスマホを勉強する場所から遠ざけるようにしましょう。

誘惑になるものは人によって違います。日頃自分が勉強している中でついつい手を伸ばしてしまったり、だらだら見てしまったりしているものを遠ざけると、勉強に集中するしかない空間となります。

勉強する空間を整理できないのであれば、思い切って場所を変えるのもおすすめです。リビングやダイニングテーブル、図書館や自習室など、いつもと違う空間で勉強すると新鮮な気持ちで勉強に取り組めるようになるかもしれません。

タイムテーブルを作って休憩をはさむ

長時間勉強する人にありがちなのが、休憩時間を確保していないこと。そんな人はタイムテーブルを作って、強制的に10~15分休憩する時間を設けましょう。

集中力が持続する時間は人によって異なります。自分の集中力はどの程度持つのか考えて、休憩時間をはさんだタイムテーブルを作ることが大切です。そしてしっかりと時間を測りながら、タイムテーブルに従って勉強するようにしましょう。

休憩の際の過ごし方は後ほど詳しく説明します。休憩中は一切勉強のことを考えないようにすると、途中で勉強したくないと考えなくて済むかもしれません。

簡単なもの・すぐ終わるものから始める

嫌いなものから先に食べるという人がいるように、難しいものから先に終わらせる人もいるでしょう。しかしそうすると、最初にとりかかった問題が解けないまま手が止まってしまい、勉強に対するモチベーションが下がってしまいます。

練習問題や基礎問題から始めると、手が止まることなく解けるようになるかもしれません。最初から応用問題のような難しいものにトライするのではなく、まずは簡単なもの・すぐに終わるものから手をつけるようにしてください。

好きな教科や単元から始める

好きな科目や単元から勉強を始めるのもひとつの方法です。先ほどの内容と同じく苦手な科目や単元からスタートさせて、後から簡単なものにトライしようとする人もいますが、モチベーションの問題からあまりおすすめしません。

「勉強したくないなぁ」と思っていても、好きな科目や単元から勉強を始めると、その勢いのまま宿題や課題を終わらせられる可能性もあります。好きなものから勉強に臨むようにしましょう。

短期の目標を定める

ここでいう短期の目標とは、1時間後にはどのくらい終わらせているかというもの。勉強する前に目標設定をしておくことで、その時間までに決めた範囲をやり切ろうというモチベーションに繋がります。

定期テスト前などの課題が多い時、1日ごとにどれだけの量をやりきるかなどを決めておくといいでしょう。その目標を自分の見える場所に書いておくと、さらに高い効果を発揮します。

終わった後のご褒美を用意する

何か良い成績を残した後に褒めてもらえるとモチベーションが高まりますよね。その原理を応用して、勉強が終わった後の自分に対してご褒美を用意するのも有効な手段です。

ご褒美の内容は何でも構いません。お菓子を食べたり漫画を読んだり、だらだら過ごしたりしてもいいでしょう。

「これのためだったら勉強を頑張れる」というものをご褒美に設定し、勉強に取り組むとモチベーションを維持して勉強を進められます。

生活習慣を見直す

1日の中で決まった勉強の時間を決めていない場合は、この時間は勉強すると決めてしまうのもいいでしょう。勉強も日常生活の一部として捉えると、自然と勉強したくないという感情が湧きにくくなります。

習慣化するにはある程度の期間が必要です。慣れるまでは勉強したくないと考えてしまいがちですが、それを乗り越えてしまえば勉強することがつらくなったり疲れたりすることも少なくなるでしょう。勉強習慣を身につけるという意味でも、非常におすすめ度の高い方法です。

勉強方法を身に着ける意識で勉強する

勉強する意味がわからないという人は、勉強の内容を考えるよりも勉強方法を身につける意識で取り組んでみてください。

社会人になれば勉強はしなくていいと考える人も少なくありませんが、実際には社会人になってから勉強している人の方が多くいます。中には仕事の関係で勉強せざるを得ない状況も出てくることもあります。

そんな時に備えて勉強方法を身につけるつもりで勉強に取り組むと、将来困ることがなくなるでしょう。社会に出た時の練習だと思って、取り組んでみるのをおすすめします。

勉強したくないときや休憩の気分の転換方法

どうしても勉強したくないときや、勉強中の休憩時間に気分転換をするのは非常に重要です。勉強は頭と体に負担がかかり、長時間続けていると徐々に勉強したことが頭に入りにくくなってしまいます。そんな事態を防ぐため、おすすめの気分転換の方法を4つ集めてみました。

仮眠をする

「勉強したくないと思っている時に仮眠して大丈夫か?」と思う人もいるかもしれませんが、5~15分程度の仮眠は頭をスッキリさせるために有効な手段です。目覚まし時計やスマホのアラーム機能を使って、短時間の仮眠を取り入れるといいでしょう。

あまり長時間眠ってしまうと寝起きで頭がぼーっとしてしまう可能性もあります。また単純に勉強時間がなくなってしまうため、昼寝のような感覚でがっつり寝るのはやめましょう。

軽い運動をする

休憩時間に軽い運動を挟むと良い気分転換になります。勉強したくないと思っている時も、軽いストレッチや20分程度のジョギングで気分転換すると解消できるかもしれません。

ポイントはあくまでも軽い運動という点。あまりハードな運動をしてしまうと、疲れて勉強どころではなくなってしまいます。自分の体力に合わせてどんな体の動かし方がいいのかを探してみましょう。

音楽を聴く

好きな音楽を聴くのも、気分転換や気分を高めるために有効な手段です。好きなアーティストの音楽を聴いてもいいですし、リラックス用のBGMを聞くのもいいかもしれません。

勉強しながら音楽を聴くのも悪くはありませんが、アーティストが歌っている曲だと歌詞に注意が入ってしまい勉強の内容が頭に入ってこないこともあります。勉強中に音楽を聴くのであれば、歌詞のないBGMだけの音楽を聞くようにしましょう。

雑談をする

誰かと一緒に勉強しているのであれば、休憩時間に雑談を挟むのもひとつのポイントです。「この内容難しかったね」と勉強の内容を話してもいいですし、共通の話題があればそれをトピックにしてもいいでしょう。

ただしあまり話し込みすぎると、勉強時間が短くなってしまいます。時間を決めて休憩するようにし、勉強再開の時間が来たら再び勉強に集中できるようにしてください。

勉強をするメリット

そもそもなぜ勉強をしなければならないのでしょうか?学校の勉強が大人になってすべて役に立つわけではありません。例えば2次関数をマスターしたからといって、社会に出てから応用が利く仕事ばかりというわけでもないのは事実です。

だからといって勉強しないわけにはなりません。勉強しなくてもいいという理由にもならないでしょう。勉強したくないと思っても、学生である以上は勉強を頑張る必要があります。完璧でなくても構いませんが、なぜ勉強しなければならないのでしょうか。

ここでは主に3つの理由について解説します。全ての理由に納得してもらう必要はありませんが、どれかひとつでも腹落ちするものがあれば幸いです。

将来の選択肢が増える

勉強をコンスタントに続けていると、将来の選択肢が増えるのがメリットです。勉強ができないから進学は無理と思っている人でも、無理を続けることで進学できる可能性が高まります。

専門学校や短大でも同じです。受験を考え始めた時点では不可能と思っていた学校でも、勉強したくないという思いを振り払って勉強を続けていれば、進学できる可能性が出てくるかもしれません。

一方で、勉強したくないとサボってしまうと、これらの可能性もなくなってしまいます。将来の選択肢を増やすためにも、勉強を続けるのはとても有効な手段なのです。

努力できる下地ができる

勉強が好きと言う人を除いて、しんどいもの・苦手なものに挑戦し続ける力がつきます。いわゆる努力できる力が身につくのも、勉強を続けることで得られるメリットです。

学校で学んだ勉強そのものが社会に出てそのまま役に立つ場面は、かなり限定的です。しかし学校で出された宿題をコツコツこなす、計画的に受験勉強に取り組むなど、勉強で培った努力する下地は社会人になっても大いに役に立ってくれます。

目先のことだけで勉強する意味を考えず、社会に出てからも必要な力であることを理解しましょう。今は努力する下地を育てているんだと考えると、勉強に対する意識も変わるかもしれません。

自信が付く

勉強を続けると知らなかったことを知れたり、できなかったものができるようになったりします。その積み重ねが徐々に自信につながり、自己肯定感が高まっていくのも勉強をするメリットです。

テストの点数や成績に直接反映されなかったとしても、勉強で身につけた知識は残り続けます。知らなかったことを知る、わからなかったことを分かるようにするというのは非常に大変な作業です。それができるようになることは、皆さんが成長している証拠と言っても過言ではありません。

勉強のメリットは何も、頭が良くなるだけが成果ではないのです。むしろ副次的に得られることの方が人生において大きなプラスとなるかもしれません。

まとめ

勉強したくないと思うのは、不自然なことではありません。しかし、勉強をしたくないという感情だけで勉強しなくていい理由にならないのも事実です。勉強は、ただ学校で良い成績を取るだけのものではなく、将来に生かせるスキルを育てるものだと考えるようにしましょう。

勉強したくてもできないときは、気分転換を図るようにしてください。軽い運動や音楽などが、勉強を続けるための良い刺激になることも珍しくありません。自分に合った方法で気分転換を図ることも大事です。

大人になったときに「もっと勉強しておけばよかった」と思っても後の祭りです。そんなことにならないように、勉強したくないと思っても勉強を続けられるような工夫を凝らすといいかもしれないことを覚えておいてください。

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