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ID学園高等学校
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勉強の計画の立て方と軌道修正の方法

勉強の計画を立てるメリット

勉強の計画を立てることは、目標達成のためにとても大切な作業の一つです。定期考査や志望校への進学など、数日程度の短期間から受験までの3年間など、やるべきことを明確に棄つことで、正しい目標設定と効率的な勉強をできるようになります。

時間管理を効率化できる

勉強の計画を立てることの最大のメリットは効率的な時間管理ができることになります。中学・高校の3年間は実はとても限られた時間になります。通学時間や部活動などの課外活動、夏休みなどの長期休暇など、大人が過ごす3年間よりも自由な時間が少なくなる傾向にあります。

そのため、目標のためには限られた時間で勉強をする習慣が必要不可欠と言っていいでしょう。

必要な勉強に優先順位をつけて、時間を管理することで、無駄な時間を減らし効果的な学習をすることにつながります。

モチベーションを維持できる

加えて、勉強の計画を立てることはモチベーションの維持にも役立ちます。長期的な目標となる内申点や進学への中間地点を定めることで、目標に近づく実感を得ることができます。小さな成功体験であっても、積み重ねることで自信や向上心を持って継続的に勉強をし続けることにつながります。

進捗(しんちょく)管理ができる

勉強の計画を立てることの大きなメリットには、進捗の管理と把握があります。

進捗

「ものごとが捗(はかど)ること」を意味する言葉で、目標に対してどのくらい近づいているか?ということを指して、「進捗はどのくらいか?」「進捗状況がいい」などという文章で使われます。

勉強に限らず、立てられた計画のほとんどは必ずといっていいほど最初のスケジュール通りには進みません。勉強の計画の場合は「意志の弱さ」などといった要因以外にも、病気や怪我などで学習の遅れが出ることもあります。

その際にあらかじめ立てておいた勉強の計画と進捗を振り返ることで、適切な計画の修正や方針転換を行うことができます。この修正するという行為は計画を立てることと同じくらい重要です。

勉強計画の立て方①「現状分析と目標設定」

勉強の計画を立てるには、まずスタートとなる自分自身の成績評価や、性格あるいは内面的な傾向を分析します。次にゴールとなる定期考査での得点や、志望校を決定します。

現状の分析

現状分析では、勉強に関わる自分自身の状況について、できるだけ網羅的に書き出してみます。

  • 今の偏差値
  • 今の1日の勉強時間
  • 勉強時間の科目ごとのバランス
  • 得意科目
  • 苦手科目
  • 性格的な強み
  • 性格的な弱み

少なくとも以上の内容を思いつく限り詳細に書き出してみましょう。ここで重要なのは、「自分が夜型なのはわかりきっていることだから」などと書き出す要素を省略しないことです。

「夜型であること」が勉強や成績に関わることであるという認識を書き出すことで明確にし、計画の途中に見直すことで「朝型に変える」「23時までには寝る」など、具体的な行動を変えてくれるきっかけになります。

目標の設定

ここでは、自分が目指す目標について、できる限り全ての情報を網羅して書き出すことが必要になります。例えば「〇〇大学に合格する」という目標を決めた時には以下のような情報を必ず書き出してください。

  • 志望校の入試日程
  • 全ての入試方式(受験科目の異なる一般受験方式/推薦入試制度)
  • 各入学方式で問われる受験科目
  • 過去合格者の偏差値
  • 合格者倍率

ここで重要なのは、「入試日程はその年によって変わるかもしれないから出願の時期に調べればいい」などと後回しにすることを避けます。過去3年分の入試日程を調べればスケジュールの前後する傾向などを知ることもできますし、これら全てを調べたとしても丸一日もかかりません。これは定期考査などの短期的な目標についても同様で、「やるべきこと」を明確にするために、調べられる情報は全て網羅します。

中間目標の決定

ゴールとなる目標を定めると、1週間や1ヶ月といった単位での中間目標を定めます。「8月までに英単語を1000個覚える」「次回の模試で国語の偏差値を10上げる」など、こちらも可能な限り具体的な数値を入れた目標を設定します。

また、ここでは立てた目標が実現可能かどうかを必ず3人以上の人に相談しましょう。両親はもちろん、学校や塾の先生などの身近な大人が好ましいです。そうすることで計画の実現可能性を引き上げることができます。

また目標の設定とその実現性を高める手法として「FASTの法則」があります。

FASTの法則

F(Frequent:頻繁)A(Ambitious:野心)S(Specific:具体的)T(Transparent:透明性)の略です。

これは目標について、「どんなことをしたいか」を頻繁に議論し、野心的に自分や周りが思うよりも高い目標を掲げて、具体的で透明性のある計画を立てる法則です。

自分の進路や将来像を議論の中で深め、そのために必要な知識や努力を明らかにしていくことは、目標の達成に大きく貢献します。生徒や学生の立てる目標というのは社会や大人から見るとどうしても視野の狭いものになってしまう傾向があります。

ネガティブな批判を恐れずに、情報収集の一つだと考えてたくさんの意見をもらうことが大切です。

具体的な内容を決める

ここまでで目標設定や必要な教材の情報を揃えることができました。最後に生活の中で無理のない計画を立てましょう。やらなければいけない時間を最小限にして、余った時間も勉強に使えるという状況の方が気が楽になります。加えて、ある程度スケジュールに余白を作っておくことで、想定しない事態が起きた際の修正がしやすくなります。

勉強計画の立て方②「軌道修正」

勉強の計画がうまくいかないことは非常によくあることです。完璧に予定通りに物事を進めることの方が珍しいといっていいでしょう。そのため、計画通りに行かなかった時の軌道修正も非常に大切です。

また、計画段階でもややゆとりのある計画を作成して、柔軟性のある対応をできるようにしておきましょう。

うまくいかなかった原因を考える

まずはじめに、計画がうまく行かなかった原因を明確にしましょう。病気などの予想外の事態でなければ必ず対策を考えることができます。モチベーションの維持が難しいなどの精神的な要因ももちろん改善が必要になります。

現状の再確認

もし計画がうまくいかなかった場合、当初の計画を遅らせるだけが改善案ではありません。少し戻って基礎を固める時間を作ったり、新しい参考書を用意する必要があるかもしれません。

また自分自身のメンタルや体力も考え直す必要があります。これまで勉強の習慣のなかった方が急に長時間集中して勉強することは難しいことになります。まずは少ない時間からでも小さな計画の成功を積み重ねることも大切です。

計画の見直しと調整

計画がうまくいかなかった理由と現状を把握することができたら、必ず計画を調整します。そのぶん徹夜をしたり、寝食を削ったりすることは得策ではありません。もちろん定期テスト前日など切迫した状況では、はじめに作成した情報収集が役に立ちます。

テストの配点や出題範囲をあらかじめ明確にしておけば、短い時間の中でも優先順位をつけて選択と集中を行うことが可能になります。

情報収集のやり方を見直す

やる気が出なかったり、予想外の宿題があったりと、計画がうまく行かない原因は情報不足の場合が多いです。勉強の計画において見落としがないか、調べきれていないことはないかを日頃から意識して探し続けることも重要です。

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