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ID学園高等学校
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通信制高校生徒に予備校は必要?

高校卒業資格を取得するため、仕事をしながら高校へ通うため、あるいは大学進学するため。通信制高校へ通う目的は、人によってさまざまです。
大学進学を目指す生徒の多くは、志望校合格のために予備校に通うべきか気になっているのではないでしょうか。
今回は、通信制高校生が予備校に通うメリットや選び方について解説します。

通信制高校に予備校は必要?

目次

一般入試で大学進学を目指すなら予備校が必要な場合も

大学受験、特に一般入試で思うような結果を残すには、基礎力以上の学力が必要です。
大学進学に特化した通学コースを選択している場合や独学に自身がある生徒には予備校は不要ですが、通信型のみのコースや基礎学力向上を目的にしたコースに所属している場合は予備校に通うのが合格への近道といえるでしょう。

通信制高校生の卒業後の進路

2020年度全日制高校通信制高校
大学等進学55.8%19.5%
専修学校(専門課程)進学16.9%24.7%
就職17.4%16.0%
参考:「学校基本調査」.文部科学省.2020
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/kekka/k_detail/1419591_00003.htm

文部科学省の2020年度の調査によると、通信制高校卒業後に大学進学した生徒の割合は19.5%です。約5人に1人と考えられますね。
通信制高校では進学を目的とする生徒ばかりではないため単純に比較はできませんが、全日制の大学進学率55.8%と照らし合わせると、まだまだ高い数字ではないことがわかります。
通信制高校では多くの場合、高校卒業資格の取得が目標であり、教科書に沿って学習を進めるので基礎的な内容がメインです。さまざまな事情により中学校に通えなかった生徒達も、基礎学力をつけられるようなカリキュラムであるため、それ以上の勉強は独学中心となります。

私立の通信制高校では進学コースが設けられていたり、受験対策授業が組まれていたりするものの、すべての学校が進学に力を入れているわけではないのが実情です。
全日制と比べると大学受験に対するハードルは高いといえるでしょう。
そこで、対策として考えられるのが予備校や塾に通うという選択肢です。
予備校の授業では基礎は理解できている前提ですが、受験のプロによる指導と受験勉強に特化した環境で、志望校合格のための勉強を効率よく進められます。

独学勉強に自信がなかったら予備校もおすすめ

通信制高校では、自学自習が基本です。

自分のペースで勉強できるのが通信制の強みですが、独学での受験勉強には計画性と継続力が非常に大切です。

時間割を組み、単位修得のために学習を進める自主性が常に求められます。

そこに受験勉強をプラスするのは簡単ではなく、結果として挫折の危険性があるのです。

「大学進学したいけれど、どうしたらいいかわからない」「学校の授業以外の勉強に自信がない」と受験勉強に対して不安を抱える生徒は少なくありません。

予備校では受験経験の豊富さから、合格のためにどんな準備が必要かがノウハウとして蓄積されています。

独学での受験勉強に不安がある場合は、思い切って予備校に通い、背中を押してもらうのがおすすめです。

また、選んだ通信制高校に自分と同じように大学進学を目指す生徒があまりいない場合は、一緒に切磋琢磨しながらモチベーションを維持するのが難しいという側面もあります。

その点で、同じ目標を持つ仲間とともに勉強できる予備校の環境は理想的ではないでしょうか。

通信制高校の生徒が予備校に通うメリット

通信制高校は全日制に比べて大学受験に不利だというイメージを持っているのではないでしょうか。

しかし、学校に拘束されず、より多くの時間を受験勉強に割けるという意味ではむしろ有利だと考えられます。

通信制高校生が予備校に通うと、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。

独学では難しい大学の受験対策ができる

大学には高校同様に難易度があります。

志望大学が現在の自分の学力に見合ったレベルであれば、独学と自習で受験を乗り切れるかもしれません。

しかし、少し難易度の高い大学を目指したいのであれば、しっかりした受験対策が必要です。独学で合格を勝ち取るのは少々難しいでしょう。

大学受験では、過去の傾向や問題分析が重要になります。

予備校講師は受験のプロであり、過去の試験情報はすべて把握しており、生徒たちのサポート経験も豊富。

全日制よりも勉強時間を多く確保できる通信制高校生だからこそ、真剣に取り組めば可能性は大きく広がります。

予備校をうまく使って学習を進めることで、自分が考えていた以上のレベルの大学への進学が現実的となるのです。

勉強についていけない場合の対策ができる

予備校では授業の予習復習というより、受験勉強がメインであるため、ある程度の基礎学力はついているものとみなされます。

受験勉強で大切なのは土台です。

予備校の授業では、基礎はもちろんのこと、効率よく勉強するポイントやより実践に近い応用問題の解き方など、受験のプロだから教えられる有益な情報を得られます。

学力に不安がある場合は、個別指導の予備校や塾を選択することで、通信制高校の授業理解と受験勉強を同時に進めることが可能になるため、検討してみてくださいね。

全日制であれば昼間は学校があるため、夕方から予備校へ通うこととなります。

しかし、通信制の場合は昼間の時間も有効に使えるのです。

空いた時間は予備校の自習室で勉強したり、授業の不安点もあわせて講師に質問したりと、今後の授業にしっかりついていけるよう学習リズムを整えることも可能です。

予備校での受験勉強に真剣に取り組むことで、学校の授業の理解度も深まります。

予備校を選ぶときのポイント

では、数ある予備校の中から自分に合うところを、どのように見つけたらよいのでしょうか。

予備校は大学受験を目指す生徒が通う場所であるため、受験の情報と勉強するための環境が整っています。

一般的な通信制高校はもちろん、大学進学コースを兼ね備えている学校でも、カリキュラムによっては予備校や塾を取り入れた方がよい場合があります。

予備校は通常、全日制の生徒にあわせて夕方から授業をおこなうことが多いですが、昼間にも録画授業が視聴できたり、通信制高校向けのコースを開講したりしている場合もあります。

通信制高校生が予備校を選ぶには、まず前提として昼間の時間をうまく使えるかどうかを確認しましょう。

あわせて、次の3つのポイントを意識して予備校を探すのがおすすめです。

自習室や、オンライン自習をサポートしているか?

授業を受けただけでは学習内容は頭に入りません。

自分で納得いくまでやり直してみる、復習と実践を繰り返すことで理解が大きく深まります。

自習の様子をオンラインで見せ合うことで「自分も頑張って勉強しないと!」と刺激を受けてモチベーションアップする方法も有効です。

通信制高校の生徒は、全日制に比べて昼間の時間を受験勉強に使えるため、予備校の自習室を使う機会が多くなります。

自宅でなかなか勉強に集中できない、一人ではつい怠けてしまうという場合にも、自習室の利用がおすすめです。

  • 通信制高校生が使いやすい時間帯に利用できるか
  • 参考書などが揃っているか
  • 隣との仕切りなど、一人になれる空間はあるのか

以上のような点をもとに、自習室が使いやすい環境かどうかを事前に確認しておきましょう。

講師の雰囲気や距離感

予備校の授業は、「1人の講師に対して大勢の生徒」という講義スタイルが一般的です。

同じ目標を持つ仲間に刺激を受けながら勉強できる反面、授業についていけないと学力アップにもつながらず、せっかくの予備校での時間が無駄になってしまうことに。

通信制に通う生徒の多くは、集団での授業に慣れておらず、苦手とする場合も多いです。

いくら受験のためとはいえ、精神的に負担となる環境では学力アップは望めません。

自分が無理なく勉強を続けられる環境かを、一つの基準にするとよいでしょう。

一方、個別指導や少人数制であれば、生徒一人ひとりの学力や志望大学によって学習計画を立て、マンツーマンあるいは少人数で受験勉強を進めていくことができます。

生徒と講師とが適度な距離感を保てているか、信頼できるか、質問・相談がしやすいかなど、講師やスタッフの雰囲気も大切にしてみてください。

感覚的な部分ではありますが、モチベーションの維持にも大きく関わってきます。

費用

最後のポイントが費用です。

予備校に通うには、通信制高校とは別に費用がかかり、決して安くはありません。

金額は予備校によって異なるものの、年間で数十万〜100万円かかると考えておくとよいでしょう。

科目数など、どのくらいのボリュームで、どのくらいの期間通うかによっても、かかる費用は変わってきます。

経済的な負担が大きくなりすぎないよう、各家庭でよく話し合って通いやすい予備校を選択する必要があります。

予備校と提携している通信制高校もある

通信制高校からの大学進学希望者増加を受け、近年では予備校と提携している学校も増えてきています。

通信制高校と予備校で連携が取れているため、受験対策がより効率的なのが大きな魅力。

難関大学への合格者も輩出されていることから、そのカリキュラムにも注目が集まっています。

どの予備校が自分に合っているか、学校と両立しやすいか、と神経をすり減らして予備校選びをおこなう必要もありません。

通信制高校と提携していることで得られる主なメリットは次の通りです。

  1. 学校へあまり行かない昼間の時間帯を予備校での学習に充てることができ、受験の経験豊富な講師陣から指導が受けられる。
  2. 費用の面でも、一般的な予備校を選択するより負担額が少なく済むことがある。
  3. 通信制高校との両立がスムーズ。

通信制での授業やレポートはしっかりこなしながら、いかにうまく時間を使って予備校での受験勉強を進めるかが合格への鍵。

ネックとなりやすい費用面でも、負担が減る可能性があるのであれば、予備校と提携している学校はとても魅力的な存在です。

通信制高校選択の時点で、予備校を視野に入れた学校選びを意識しておくと、大学受験時に焦らなくて済むでしょう。

予備校さながらの授業を受けられる通信制高校もある!

予備校に行かなくても、予備校さながらの受験対策としての授業を受けられる通信制高校もあります。
今、大学受験者の半数が一般入試ではなく、総合型選抜(推薦入試)で入学しているという現状があります。
通信制高校でも、高校卒業を目標とするのではなく大学進学を希望する生徒の学力面をカバーするカリキュラムを展開する学校も多くなってきました。通信制高校選びは目的に応じたカリキュラムを持った学校を受けることをお勧めします。

ID学園高等学校は大学進学をしっかりサポート

ID学園高等学校では以下の強みを持って大学進学をしっかりサポートしています。

  • 通信制高校からでも大学進学を目指せる
  • 予備校さながらの授業を受けられる
  • ハイレベル授業などの受験を意識した授業を開講している
  • 「総合型選抜(旧AO入試)を意識した授業やカリキュラムを導入している」

予備校に通わなくても大学受験を目指すための学力サポートはもちろんのこと、総合型選抜で戦えるような内容をカリキュラムに取り入れております。

例えば、ビジネスパーソンが活用するソーシャル経済メディア「NewsPicks」を活用し、社会情勢や世の中の動きについて他生徒や先生と意見を交換しながら自分の考えを深掘りする授業や、「探究活動」では、グループワークを通じて協働力やプレゼンテーション力を養っています。

また、SDGs授業ではSDGsについて知識を増やすだけでなく、実際にSDGs達成に向けて活動されている様々な分野の専門家を招いて特別講義を行っていただき、実生活に結びついた学びを得られる機会を提供しています。。

これらは生徒からも進学関係なく大変人気のある授業内容となっており、ID学園の強みの一つといえます。

通信制高校と予備校両方に通うことは費用的にも高額になってしまうというデメリットもあるのも事実です。
費用の不安がある、学力が心配で進学はあきらめざるを得ない、という生徒も、予備校に通わなくても大学受験対策ができる通信制高校のカリキュラムを存分に利用して高校生活を充実させて欲しいと私たちID学園高等学校は考えております。

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