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高校生が海外留学で失敗しないためにはどうしたらいい?

海外へ行くハードルが低くなった現代、高校生でも海外留学する機会が増えています。中には、将来海外で活躍したいという夢を持っている人や、英語を使って仕事をしたいという人もいるでしょう。そんな時に海外留学は、大きな経験となって将来の役に立つかもしれません。

しかし、留学に際して気をつけなければならないことがあるのも事実です。また留学に行くことによって、メリットとデメリットの両方があることも理解しておく必要があるでしょう。

今回は、高校生が海外留学するための方法とメリット・デメリット、海外留学で失敗しないために気をつけたいことについて解説します。

高校生が海外留学で失敗しないためにはどうしたらいい?

目次

高校留学とは

高校留学とは、その名の通り高校生の間に海外へ留学することです。一般的に留学というと大学生のイメージが強い人もいますが、高校でも海外留学を決意する人はいます。学校によっては海外留学の制度を備えている学校もあり、積極的に留学を促している学校もあるのです。

留学するタイミングはさまざまで、長期の休みを利用した留学や、姉妹校に留学して単位を取るという留学もあります。全日制の学校が持っているイメージを抱く人もいるかもしれませんが、通信制高校を利用して留学することも可能です。

大学生よりも発想や理解力が柔軟な高校生だからこそ、得られるものも多くあります。海外に飛び立つのは勇気のいることかもしれませんが、留学する本人にとっては何ごとにも代えがたい経験となるでしょう。

高校生ができる留学の4つの種類

高校生が留学をしようと思った場合、色々な方法が考えられます。その中でも代表的な留学の方法は次の4つです。

留学形態主な目的期間(目安)費用相場私費orその他
短期留学語学学習、異文化体験1~6週間30~60万円私費
交換留学国際交流約1年間100~150万円校費
1年留学語学学習、異文化体験約1年間300~500万円私費
卒業留学留学先で高校卒業2年以上100~500万円/年私費

それぞれの留学制度ごとに、留学期間やできること、メリット・デメリットが異なります。学校によっては対応していない可能性もありますが、その場合は外部の留学生派遣機関を使って、留学することもできるでしょう。

それぞれの大まかな特徴について、次の章で詳しく解説します。

短期留学

短期留学は、おおむね1ヶ月以内を目安として海外に留学する制度のことです。高校生であれば、夏休みや冬休み・春休みを活用した留学が短期留学に該当します。

目的は語学研修の意味合いもありますが、どちらかといえば異文化交流の側面が強いのが特徴です。語学の習得もできないわけではありませんが、期間が短く旅行感覚で留学できることから、語学に関してはあまり期待しない方がいいでしょう。とはいえ、英語力が全く伸びないわけではありません。現地で積極的に交流をしていけば、少なからずリスニング力やコミュニケーション能力を身につけることができるでしょう。

他の留学形態よりも費用が安く、短期間で帰ってこれることから、高校留学の中でもよく選択される留学方法です。

交換留学

交換留学は、日本の高校と提携する海外の高校で生徒を交換し、1年間現地の高校で学ぶスタイルの留学です。留学制度を設けていない高校に通っている場合は、高校留学を支援している団体や機関を探さなければなりませんが、実施する内容は概ね同じです。

留学期間が1年間と長く、短期留学と比べるとかかる費用も高い傾向にあります。しかし交換留学は、留学の費用を学校や国が負担してくれるため、実際の負担額としてはそれほど大きくないケースがほとんどです。また滞在先もボランティアのファミリーの家であるため、安心して留学生活を送れるのもメリットと言えるでしょう。

それでもいくらかの持ち出しは必要となるため、交換留学を検討している際は、いくらぐらいの費用が必要なのかを確認しておくようにしてください。

1年留学

交換留学制度を使わず、自己負担で1年間指定された学校に通う留学制度を1年留学と言います。交換留学の2倍かそれ以上の費用がかかるため、まとまった資金が必要になるものの、留学期間終了後の進路を自分で選べるのが最大のメリットです。

日本の高校に復学するという選択肢も選べますが、現地の学校に残り卒業留学に切り替えることもできます。復学する場合に、現地の高校で取得した単位がそのまま日本の単位に換算されるかどうかは学校長の判断によります。場合によっては留年せざるを得ない可能性もある点に注意しましょう。

卒業留学

留学して卒業するまでの間を渡航先の国で修了する留学を卒業留学と言います。留学期間が2年以上になることがほとんどで、相応の出費と現地の高校で学び続ける覚悟が必要です。留学先によりますが、留学費用は自己負担で年間100~500万円の費用が必要になることもあります。

卒業後は帰国子女枠を使った日本の大学への進学もできますが、そのまま現地の大学に進学する人もいます。どうしても海外で学びたいという人には、検討する価値がある留学制度と言えるでしょう。

高校生で留学するメリット

高校生で留学するメリット

高校生で留学をするメリットとして、主に次の4つの理由があげられます。

  • 語学が上達する
  • 価値観や文化の違いを知り視野が広がる
  • 自信につながる
  • 将来の選択肢が増える
  • 国際的な人間関係を築kる

海外に留学しなければ得られない経験というわけではありませんが、日本国内で経験しようと思うと、なかなか難しいのが現実です。高校留学をすると、これらの経験が一気にできるため、好奇心旺盛な人からすると魅力を感じるようです。

それぞれの詳細を詳しく見ていきましょう。

英語(外国語)が上達する

大学生や大人の留学に比べて、語学の上達する速度が高くなるというのが高校留学のメリットです。柔軟な発想や適応能力の高さから英語(外国語)に馴染むまでの期間が短く、語学学習の観点で言えば高い効果が期待できるのは間違いありません。

英語は、大学進学はもちろん、就職の際も重視されるポイントの1つです。留学の経験も手伝って高いアドバンテージとなることでしょう。また、留学先のカリキュラムに応じたスキルが身につきやすいのもメリットです。アメリカやカナダなどでは授業でディスカッションを実施する機会が多いため、コミュニケーション能力や表現力が高くなるかもしれません。

価値観や文化の違いを知り、視野が広がる

海外で生活することになるため、異国の文化や価値観を知ることができます。SDGsのひとつである多様性(ダイバーシティ)を身に着けるためには最適な環境と言えるでしょう。

一方で、日本の文化を外から客観視する貴重な機会でもあります。普段無意識で行なっていたことが、留学生活を経て新たな価値観や常識を身につけた上で、異なる視点を持って日本を紹介できるようになるかもしれません。

留学先は驚きの連続です。自分の持っている価値観や常識が崩される場面もあるかもしれませんが、それだけ大きなインパクトを人生で受けようと思うと、留学は絶好の機会と言えるでしょう。

自信につながる

日本で生活している間に頼っている認識がなくても、親が縁の下の力持ちとしてサポートしてくれている場面は多くあります。海外留学を経験すると、ほとんどのことを自分でやらなければならないため、成功も失敗も含めて自分の自信につながることが多いようです。

もちろん精神的な自立を促す以外のメリットもあります。外国語に対する苦手意識がある方や、異文化に抵抗がある方も少なくはないと思いますが、一度頑張って留学を経験することで苦手意識を取り払うことも可能でありができますし、高校生の留学がまだまだ少ない現状ではその後の人生にも大きな成功体験を与えてくれます。

また、留学生活中は、自ら積極的に行動しなければなりません。特に日本人が苦手だと言われている自己主張の面においては、格段にレベルアップできる可能性が高まります。これらの経験を総合すると、帰国後の生活でも自信につながることでしょう。

将来の選択肢が増える

留学経験を有していると、大学進学や就職活動で有利に働く場面が大いにあります。大学受験では帰国子女枠の受験が受けられるのはもちろん、海外の大学への進学もできるかもしれません。就職活動でも留学経験者を優遇する企業は少なくないようで、アピールすれば大きな成果につながる可能性もあります。

また、語学力や留学時の経験を活かした新たなビジネスを構築できる可能性もあるでしょう。留学することで得られるメリットは、その時だけではなくその後の人生においても続くものであることを覚えておくと良いかもしれません。

さらに、実は高校生の留学には進学後の活躍にも大きな影響力があります。近年では、英語での論文発表や公用語を英語とする国内企業など、語学の面ではこれまでとは比べ物にならないほど非常に高いスキルを求められる傾向があります。

実際に英語の文章や海外のデータ活用は今のグローバル社会では欠かせないものとなりました。しかしながら現在の社会人の多くが外国語に強い苦手意識をもち、留学する時間なども取りずらい状況が続いています。

加えて情報科目の必修化などの例からもわかるように、ITのスキルは今後の社会でほとんど必須とも言える能力の一つになりました。IT系の現場では、「横文字」と言われるような用語が非常に多く、そのうちほとんどが理解のために英語の技能を必要とします。

国際的な人間関係を築ける

国際的な人間関係の構築は、留学生活の中でもとても魅力的なメリットの一つです。留学すると、現地の方はもちろん、世界中から集まるさまざまな文化や背景を持つ人と出会う機会が豊富にあります。

先ほども述べたように、異文化でのコミュニケーション能力が培われることはもちろん、異なる文化的背景を持つ人々との交流を通じて、多様な考え方や価値観に触れることができます。このような経験は、将来的にも国際的な環境で活躍するためにとても重要です。

また、国際的な人間関係は大きな資産にもなります。たとえば、留学先での友人が将来的にビジネスパートナーや生涯の友人になることもあります。留学先での出会いは、就職活動はもちろん、起業やまたは海外での仕事の貴重なきっかけになります。

これらのことからわかるように、高校生のうちに留学を経験することには非常に大きなアドバンテージを生むことができます。

高校生で留学するデメリット

高校生で留学するデメリット

高校留学には多くのメリットがありますが、反面デメリットがあることも忘れてはいけません。代表的なものは次の4つです。

  • 留学費用がかかる
  • 挫折するリスクがある
  • 頼れる人が近くにいない
  • 大学入試に影響する可能性がある

これらのデメリットは回避できるものもあればそうでないものもあります。また、個人の特性上避けられないものがあるのも事実です。それぞれどういうことなのか、解説していきます。

留学費用がかかる

高校留学に挑戦する上で最大のデメリットとなるのは費用です。「高校生ができる留学の4つの種類」でも相場を紹介しましたが、留学先の国によっては、この相場以上の費用がかかる場合もあります。もちろん安く済む場合もありますが、基本的には最低でも30万円前後、高ければ500万円以上する可能性があるということを覚えておきましょう。

留学を経験できたものの、資金の関係で大学に進学できなかったとなってしまっては本末転倒です。自身の将来をよく考えて、留学できるだけの資金的な体力があるかどうかを判断しましょう。

挫折するリスクが高い

留学を自分から希望したとしても、実際に海外での生活や文化を経験することでなかなか馴染めずに挫折してしまう可能性もあります。万が一入学で挫折し、帰国後に元いた高校に復学しなかった場合は最終学歴が中卒となってしまいます。

近年は人柄重視での就職の採用が多いものの、求人の中には高卒や大卒以上で募集をかけている企業も多く、結果的に将来の選択肢が狭まってしまうかもしれません。多少の困難でも乗り切れる強い意志があるかどうかが、留学を決断する上では重要なポイントとなるでしょう。

頼れる人が近くにいない

先にも少し触れましたが、海外での生活は本やインターネットで知っているからと言って全て順応できるわけではありません。近くに頼れる人がいないためにホームシックになってしまい、結果的に留学生活が充実したものにならない人もいます。

代表的なものが食文化です。滞在先の料理が口に合えば問題はないものの、そうでない場合は日本食が恋しくなってそこからホームシックになるケースも珍しくありません。他にも友達ができなかったり、英語が上達しなかったりして、自信がなくなり、相談できる人がいないためにホームシックになってしまう人もいることを覚えておきましょう。

大学入試に影響する可能性がある

高校留学をする時期を考えていなければ、大学入試に悪い方の影響を与える可能性があることも覚えておきましょう。日本は4月始まりの学校が大半を占めている一方、海外の多くは9月始まりを基本としています。そのため大学受験のタイミングと合わず、数ヶ月間のブランクが生まれてしまう可能性もあるのです。

また、帰国後に元いた学校への復学を考えている場合、単位認定にも注意しましょう。留学先で取得した単位が日本では認められない場合も珍しくなく、要件を満たしていなければ留年を余儀なくされる可能性も考えられます。留学前に確認しておくことをおすすめします。

高校生の留学で失敗しないために気を付けておくこと

高校留学で失敗しないためには、次の3点を意識して気をつけておきましょう。

  • 費用の節約方法を考えておく
  • 留学先の国や学校について調べておく
  • 先輩の経験談を聞いておく

実際に留学するのと、自分で調べたり話を聞いたりするのとでは多少のギャップがあるのは事実です。しかし何も情報がないまま留学をするよりも、ある程度の基礎知識を入れて留学した方が、挫折するリスクは格段に減るでしょう。

費用の面も含めて詳しく解説します。

費用の節約方法を考えておく

短期留学を除いて、留学にかかる費用はおおむね100万円以上するのが一般的です。全額出せるというのであれば問題はありませんが、留学後の進学などに影響を及ぼすようであれば、節約する方法や奨学金の有無などを調べておくようにしましょう。

留学に際して使える奨学金は、国や一般財団法人、地方自治体が実施しているものまでさまざまです。住んでいる地域や通っている学校の所在地によって受けられる奨学金の種類が変わってくるため、留学を決意する前に一度調べておくことをおすすめします。

留学先の国や学校について調べておく

留学先の国や地域、通うことになる学校について事前に情報を集めておくことも重要です。実際に留学してみないとわからないところもありますが、何の情報もないまま留学するよりもある程度情報を持った状態で留学した方が、ギャップが少なくて済む可能性は大いにあるでしょう。

インターネットなどで体験記を綴っているブログなどがあるため、それらを参考に情報を集めるようにしてください。交換留学の場合は、担当している先生に情報を聞くなどして、情報収集するようにしましょう。

先輩の経験談を聞いておく

インターネットや本だけではなく、留学を経験した先輩が身近にいるのであれば、その人たちから留学の様子や困ったことの話を聞いておくのも有効です。同じ留学先でなかったとしても、海外で生活する上での豆知識や注意するポイントを教えてもらえるかもしれません。

ベストは同じ留学制度を使って留学をした先輩に話を聞くことです。実際の留学の話だけではなく、留学の準備段階や留学後の動きなども話を聞かせてもらえる可能性があります。

まとめ

高校生で海外に留学するというのは、ちょっと背伸びをしているような感覚で恥ずかしいと思ってしまう人もいるかもしれません。しかし、高校生の間に留学することでしか得られないことがあるのも事実です。いきなり1年間や長期間留学するのが怖いという人は短期留学で、海外の高校を卒業したい、大学に進学したいという人は長期の留学を検討してみてはいかがでしょうか。

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