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通信制高校から大学進学は難しいのか?

通信制高校には学年という概念がなく、様々な年齢の方が通っています。みなさん高校卒業資格を取るのが目標ですが卒業後の進路として大学進学を望む方も多くいます。

通信制高校への入学を考えている方の中には「大学進学は難しいのでは?」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。実際に通信制高校からの大学進学は難しいのか?についてお話しします。

通信制高校から大学進学は難しいのか?

目次

通信制高校からの大学進学率は低いのが実情

通信制高校から大学へ進学する人たちを文部科学省の資料をもとにみてみましょう。

出典:文部科学省 初等中等教育局 参事官(高等学校担当).「高等学校通信教育の現状について」.文部科学省.2020-01-15
https://www.mext.go.jp/content/20200115-mxt_koukou01-000004175_5.pdf

結果から見るとこうなりました。

全日制高校卒業者の大学進学率55.5%
通信制高校卒業者の大学進学率18.0%

全日制高校と通信制高校の大学進学率の差は37.5%で、比較すると通信制高校の大学進学率の方が低いという結果がわかります。

なぜ大学進学が難しいと言われるのか?

巷の噂、ネット検索などで「通信制高校からの大学進学は難しい」などと耳にしたことがあるのではないでしょうか。

先程確認した大学進学率からみればやはり全日制高校と比べて通信制高校は大学進学者が少ないのが現実です。

では、なぜ難しいと言われるのかを紐解いていきましょう。

習慣として勉強に取り組む時間が少ない

全日制の高校に通っている場合は学校で習慣的に勉強に取り組む時間が毎日あり、家庭学習はプラスアルファで取り組む時間を確保するという感覚です。

学校にいる間は勉強をする時間として組まれていて、家に帰ると基本的には試験や、受験対策のための勉強を3時間〜長い人だと8時間は家庭学習に充てます。

ですが、通信制高校に通っている場合は基本的に家での勉強が主体になるため平日昼間に家庭で勉強し、さらに家で1人で受験勉強のための時間を作るにはかなりの努力が必要です。強制的に勉強に取り組む時間を別で確保する努力と、学習環境を工夫する必要があります。

通信制高校のカリキュラムの目標設定が大学受験ではない事

全日制の高校だと授業の目標設定が大学受験に向けられている学校が多く、大学受験を目指す生徒に合わせた学習レベルです。しかしながら、通信制高校の授業内容はその多くが「高校卒業資格取得」のためのものであり、レベル的にみると大学受験には対応していない場合がほとんどです。

通信制の環境だと同じ目標に向かう仲間が少ない

通信制高校は自学自習を主体としているため、勉強に取り組む環境がどうしても1人となってしまい、全日制のように全体を意識しながら受験勉強に取り組む姿勢を持ちにくい特徴があります。受験は団体で取り組んだ方が仲間同士が引っ張ったり、引っ張られたりと切磋琢磨して前進できるため有利だと言われています。集団で同じ目標に向かう仲間がいない事はやはり大学受験に対して不利な状況を生み出してしまいます。

通信制高校の環境を大学受験に有利にする方法

大学受験に有利に取り組む!

通信制高校卒業者の大学進学率が低いとはいえ、実際には大学受験をする生徒もおり、難関大学に合格している生徒もたくさんいます。

通信制高校を卒業しても、全日制高校を卒業しても高校卒業資格は何も変わりませんし、大学側が区別することもないため一般の大学入試で通信制高校出身だからと立場的に不利になることもありません。

むしろ、通信制高校に通っていることで大学受験を有利に進められる側面もあるのでご紹介します。

自由な時間を有効活用して予備校に通う

全日制の高校に通っている場合、平日の朝から夕方までは学校の授業と通学の時間として過ごすことが一般的です。全日制の高校は平日朝から何か自分の好きなことに打ち込む時間はほぼありません。

ですが、通信制高校は平日の朝から昼間を学校の勉強以外に自由に使えるという特徴があります。その時間を使って受けたい大学の大学受験対策として予備校へ通うことも可能です。予備校で自分に合ったハイレベルな勉強を進めることで大学受験に自信を持って向き合えます。

大学受験に特化したコースを選択する

近年、私立の通信制高校のカリキュラムがとても充実していることをご存知ですか。そのなかでもハイレベルな受験対策のための授業を展開しているコースを持っている通信制高校はたくさんあります。

大学受験に特化したコースを選択することで自分の進学に合った勉強を進めることが可能となります。学校の学ぶ環境が大学受験に向けて方向を指し示してくれるという良さがあります。

英検など大学受験に有利な検定を取る

大学受験をする上で英検を持っていると大変有利な条件で大学受験できることをご存知でしたか?大学によってその条件は違うのですが、英検2級〜英検1級にかけて取得している級に応じて、以下のような有利な条件を得られる大学があります。

・当日の試験の結果に加点
・英語試験の免除
・英語試験の点数満点に同等

近年減っているのですが、英語のみで受験できる大学もあり、その場合は英検1級を持っていることで推薦入試に合格することも可能なため、英語が得意な方は英検にチャレンジすることもおすすめです。

また、通信制高校であれば英検受験するために英語の勉強に多くの時間を割くことが可能となるため、英検取得に有利といえます。

通信制高校の中には、英検対策に特化した授業を開講している学校もあるため、そのような学校を選ぶのも選択肢の一つです。

平日昼間の時間を受験勉強に充てることができる

通信制高校は昼間の時間帯を自由に自分のやりたいことに充てられます。全日制高校に通っていると自分に必要のない科目にも単位のために取り組まなくてはいけませんが、通信制高校は好きな勉強に時間を費やせるメリットもあるのです。自分が重点的に学びたい科目に時間を費やすことで大学受験に有利な環境を作ることができます。

指定校推薦枠を狙いやすい

大学の指定校推薦は全日制、通信制問わず推薦枠を持っている高校はたくさんあります。

全日制の高校の場合は大学の推薦枠を多数の生徒が希望します。その枠を獲得するためには生活態度や成績なども優秀な方から選抜されるため競争率も高い状況です。

では、なぜ通信制高校の方が指定校推薦を得やすいのかというと、通信制高校の方が全日制高校と比べて大学進学を希望する生徒の割合が少ないからです。

年々増えてきているとはいえ、全日制と比べると大学進学希望者が全日制の生徒ほど多くありません。そのため大学指定校推薦の枠を狙いやすいため大学進学に有利なポイントとなります。

志望大学は決まっていないが大学進学したい場合は?

志望大学が決まっていない方は自分の今の学力のレベルを確かめるためにも模試を受けてみることをお勧めします。現在の学力のレベルを知ることでどこの大学を目指すべきか見えてきます。

通信制高校でも学校の先生に聞くと模試の案内をしてもらえるはずですのでまずは学校に確認してみましょう。

通信制高校でも私立と公立では進学率が違う

通信制高校の中でも私立と公立では大学の進学率に違いがあります。

通信制課程の卒業後の状況

文部科学省のデータによると、公立の通信制高校の生徒の大学進学率が11.2%であるのに対し、私立の通信制高校の生徒の大学進学率は19.1%で、およそ10%の開きがあります。

私立の通信制高校の方が学習サポートのカリキュラムなどが充実しており、大学進学を後押しするコースなどが設けられているのもその要因の一つです。

大学進学を希望するのであれば学校選びも慎重に行うことをおすすめします。

ID学園高等学校は頑張る君を応援します!

通信型、通学型6つのコースからご自身にあったコースを選択可能です。大学進学を目指す生徒が多くいる総合進学コースなどもあるので、ご自身に合ったコースを見つけるためにもまずは資料請求をなさってみてください。

随時個別相談会を行なっております。お気軽にお問い合わせください。

詳しくはこちら>>
https://id.ikubunkan.ed.jp/consultation/

通信制高校から大学進学を目指すにはどうしたら良い?

通信制高校から大学進学を目指す場合は、通信制高校の課題やレポートだけをこなしているだけでは十分とはいえません。

なぜなら、通信制高校は「高校卒業資格」を得ることを目的としているからです。大学受験となると高校の教科書以上の学力が求められるため、大学受験に特化した勉強を計画的に行う必要があるでしょう。

予備校、塾、大学受験をサポートする学校の授業などを受けるなどして自身の学力アップをしながら大学受験合格を目指しましょう。

最近ではTwitter、InstagramなどのSNSを使って「#勉強垢」でお互いをフォローしながら励まし合って勉強すると言うスタイルでモチベーションを保つ方法を試している生徒も多くいるようです。

特に、通信制高校でスクーリング回数の少ないコースでは受験する仲間と学校で会う環境を作れないため、励まし、支え合えるネッ友の存在もありがたいものです。

SNSなどのコミュニティや、学校のオンライン自習室などを積極的に利用して、大学進学を目指して頑張っていきましょう!

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