一度不登校になってしまうと、克服するまでに相当の時間を有する場合がほとんどです。
個人差はあるものの、学校に復帰できないまま卒業を迎えてしまう人も少なくありません。
ですが、ふとした拍子に不登校を克服できたという事例もいくつか存在しています。
不登校は、原因を取り除けば克服できるという簡単なものではありません。
しかし、克服するためのきっかけは、案外ふとした瞬間にやってくるものです。
また不登校が治りそうという段階でも、いくつかの特徴が出てきます。
自分の子が不登校になってしまって辛いと感じている親御さんもいると思いますが、焦らずに子どもに寄り添ってあげることが、不登校を克服するためには大事なことでもあるのです。
今回は、不登校になってしまう原因と治るきっかけの事例、不登校が治る前兆と言われる特徴と親が注意すべきポイントを解説します。
親子で不登校を治すのに焦るのではなく、じっくりと時間をかけて向き合っていくことが重要です。
目次
不登校が治るのに時間がかかる理由
個人差はありますが、不登校を克服するのにかかる時間は3ヶ月~1年と言われています。
いわゆる回復期と呼ばれてから、一般的な子どもと同じように学校に登校できるようになるのでそれなりの時間が必要です。
原因はいくつか考えられますが、過去の大きな失敗や恐怖、トラウマなどが関係している場合は回復まで時間がかかると言われています。
また、不登校になって外出頻度が減ったことにより体力が低下しており、外に出る体力をつけるためにも時間がかかるとされています。
いずれにしても、不登校が治り始めたからと言って無理をするのは禁物です。
また、親も回復の兆しが見えたからという理由で無理をさせすぎないようにしましょう。
回復の兆候が見えても心にゆとりを持つように心がけ、回復までには個人差があるということを強く意識して気長に構えるようにしてください。
不登校の子どもは、少しずつですが「このままではいけない」と考えて回復していきます。
妙な焦りやプレッシャーが与えられると回復を阻害することになり、回復が遅れてしまう可能性があります。
周囲の温かく見守る姿勢が、不登校が治る大きな要素のひとつとなるでしょう。
不登校になりやすい学校での原因
子どもが不登校になってしまう原因には、学校に起因するものと家庭に起因するものの2種類があります。
両方の要素があいまって不登校になってしまう子どももいれば、どちらかの原因だけで不登校になってしまう子どももいるため、特定の原因を突き止めるのは難しいでしょう。
しかし、何が原因で不登校になってしまうのかという要素を知っておくだけでも、不登校の克服の糸口を探しやすくなるかもしれません。
この章では、学校に原因がある不登校になってしまう要素を解説します。
学校での失敗
学校で何らかの失敗をしてしまい、先生に叱られたり周囲から変わった眼で見られてしまった経験から、不登校になってしまう場合があります。
小学生の比較的幼い時期から思春期の多感な時期に重なるケースが多く、学校を原因とする不登校のきっかけの代表的な要素でもあります。
特に自己肯定感が低い子どもの場合に起きやすく、失敗したことで自信を失ってしまうほか、不注意で起こしたミスでも自分を攻め続けてしまうことで起こるようです。
仮に自分に非がなかったとしても周囲の目を気にしすぎてしまい、次第に学校に対して居づらさを感じて不登校になってしまいます。
また、HSPと呼ばれる繊細な性質を持つ子どもも、失敗から不登校になってしまうケースもあります。
繊細さんとも呼ばれる彼らは特に周囲の目や評価を気にしてしまうため、学校に行きにくくなってしまうのです。
クラスや部活の雰囲気
クラスの雰囲気が合わなかったり、部活動が思ったような環境でなかったりすると、次第に心が疲れてしまって不登校になってしまいます。
学校生活のほとんどは集団生活ですが、中には集団での行動が肌に合わない子もいます。
また、なんとなく気が合わなかったり、仲が良くない子が居たりすると、居づらさを感じて学校に足が向かなくなってしまう場合もあります。
部活動の場合は転部や退部などで環境から離れることもできますが、クラスの場合はそういうわけにはいきません。
なんとなく雰囲気が合わない環境にいるものの無理をして周囲と併せていると心が無理をしている状況が続いてしまい、結果的に不登校となってしまう可能性があるのです。
保健室登校など、クラスに行かなくても出席扱いにできる方法はいくつかあるため、気になる場合は担任の先生などに相談してみると良いでしょう。
少しでも無理をしているなと感じている場合は、無理をせずに過ごせる環境はないか模索してみるといいかもしれません。
友人関係
友人間関係が原因で不登校になってしまうケースがあります。
小学校から中学校に進学したことで環境が大きく変わり、今までの友人関係が変化したため心が疲弊してしまい、不登校になる場合があります。
また、友人となる人物も小学校時代と変わってくるため、その変化に対応できずに徐々に学校へ行く足取りが重たくなる人もいるようです。
クラスメイトだけではなく、部活の先輩や後輩との関係性、先生たちとの相性も関係します。
特に誰かと比較される機会が増える中学校や高校では、友人を含む人間関係を原因に不登校になる子どももいます。
相談できる人がいないため、自分が抱えているもやもやを解消できないまま、学校に行けなくなってしまうケースも少なくないようです。
理想と現実の違い
高校に進学する前に思い描いていた理想と、実際に経験した現実が違いすぎて、そのギャップに耐えられず不登校になってしまう場合があります。
誰かと比べられることが多くなる中学生や高校生が、この原因で学校に行けなくなることも珍しくありません。
あるいは、頑張って受験勉強をクリアしたものの、自分の思い描いていた学校と違っている場合も、同じように不登校になってしまう原因となります。
周囲に期待しすぎなかったり、自分自身を過大評価しなければ落ち込むことはないと思われがちですが、そんなに簡単な話ではないのも事実です。
理想と現実のギャップから学校に足が向かなくなった場合は、どこにギャップを感じて、どうすれば解決するのかを考えてみるといいかもしれません。
将来に対する不安
高校生の場合は将来を考える時間も増えるため、その理想に対する現実を受け入れられないために不登校になる場合もあるようです。
自分に自信がなくなったり、将来に対して明るいイメージを持てなくなったりすると、学校から足が遠のいてしまいます。
大学進学するにしても就職するにしても、思い通りに行く人もいればそうではない人もいます。
この場合は「なぜ自分だけうまくいかないのか」と悲観的になってしまった結果、不登校になってしまうものです。
進学や就職はそんなに簡単なことではないと認識しておくと、ほんの少しですが心が軽くなるかもしれません。
不登校になりやすい家庭での原因
不登校になってしまう原因は、学校だけではなく家庭にもあるかもしれません。
以下で詳しく解説しますが、条件が当てはまれば必ず不登校になってしまうというわけではありません。
あくまでも、不登校になりやすい家庭の特徴として理解しておいてください。
その上でどのように対処すればいいのかも理解しておくようにしましょう。
子どもに無関心
子どもに対して無関心な家庭は、そうでない家庭と比べて不登校になりやすい家庭であると言われています。
仕事が忙しくて子どもをかまっている時間がなかったり、放っておいてもやってくれるだろうと思い込んでいたりすると、自分の中に閉じこもってしまい学校に行けなくなってしまうのです。
過干渉すぎるのも問題ですが、子どもに関心がないような態度を取り続けていると、いろいろなことができるようになる反面、本人の心が満たされなくなってしまいます。
そうなると、自己肯定感が下がって行き、最終的に不登校となるケースがあります。
大人になってもいいことがありません。
器用に何でもできる大人になれるのはいいことかもしれませんが、自分が無関心の状態で育てられたために周囲の人々に対して無関心な人になってしまう可能性があるのです。
家庭の事情もあるため難しい場合もあるかもしれませんが、完全に放置せずにほんの少しでも子どもに関わる時間を作るようにしましょう。
親同士の仲が良くない
両親の仲があまりよくない家庭は、子どもが不登校になりやすく、コミュニケーションを取るのが苦手な子どもになってしまうといわれています。
夫婦喧嘩が多かったり、普段から会話が少なかったりすると、子どもがその影響を受けてしまい、コミュニケーションを取ることに抵抗を覚えるようになってしまうのです。
また、子どもの成長には本来両親のサポートが必要であるにもかかわらず、夫婦仲が悪い状態の場合、適切なサポートを受けられないため成長に悪影響が出る可能性も否定できません。
子どもの考え方が偏ってしまうなどの問題が出ると修正するのが難しくなるため、親同士の仲があまりよくないと感じている場合は要注意です。
両親のどちらかが不在
離婚や死別などで片親の環境で育った子どもは不登校になりやすいといわれています。
厚生労働省が発表した令和2年度の調査結果では、約19万件の離婚があったと報告されています。
一概に片親家庭だから打たれ弱いというわけではありません。
しかし、両親のいずれかがいない状態は子どもの心に深い傷やストレスを与えることもあるでしょう。
心配をかけたくない、話したいがいつも親がいない、話すことを諦めてしまうなど様々な要因が重なって学校へ足が遠のくケースもあるようです。
離婚や死別についてはどうにもできない事情が絡む場合もあるため、防ぎようがないのが現実です。
できるだけ子どもと話をする時間を取るようにしたり、接する時間を確保するなどして心のケアをできる環境を作れることが理想的です。
仮に子どもが不登校になっても、親はそれを自分の責任にしすぎず、改善方法を考えるようにしましょう。
過保護にしすぎている
無関心すぎてもいけませんが、子どもに対して過保護になりすぎるのも、不登校を助長する原因となります。
子どもを褒めすぎたり甘やかしすぎたりしていると、子どもが「自分は他よりも優れた人だ」と思い込んでしまい、理想と現実のギャップが大きくなってしまうためです。
親が何でもしてしまいがちであるため、子ども自身の自己解決能力が低くなってしまう場合もあります。
学校で周囲の子どもはできるのに自分はできないという事態に直面すると、思い描いていた自分のイメージとの乖離から、自信を喪失し不登校になってしまうのです。
無関心の場合とは真逆で、過保護な環境で育った子どもは自分では何もできない人に成長してしまいます。
もしその状態が続いてしまうと、親が守ってくれるという安心感から社会と接しようとしなくなってしまい、不登校だけではなく引きこもりになってしまう恐れもあるでしょう。
親子のコミュニケーションが少ない
両親同士だけではなく、親子でのコミュニケーションが少ないと不登校になってしまう恐れがあります。
コミュニケーション不足に陥ると、子どもが自分の抱えている悩みや相談事を打ち明けることができないため、徐々に不安が不満に変わってしまい学校へ行きたくないと思ってしまうのです。
また褒められる機会も少なくなってしまい、自己肯定感が低下する原因にもなります。
自分の存在意義が見出せなくなり、自分にダメ人間のレッテルを貼って学校に行かなくなってしまう可能性もあるでしょう。
努力が無駄と考えるようになってしまうと、その後のリカバリーは非常に大変です。
子どもは自分自身を認めるという力が完成されていないため、それを防ぐためにも親子のコミュニケーションを積極的に取るようにしてください。
不登校が治るきっかけの例
ここまで不登校になってしまう原因について解説してきました。
一度不登校になってしまうと回復するまでに時間がかかるものの、不登校を克服するきっかけは非常に些細なものがほとんどです。
不登校を克服した事例にはどのようなものがあるのでしょうか。
9つの事例を紹介します。
過去の友人とのやりとり
今通っている高校の友人ではなく、小学校や中学校の時の友人と何らかの手段でやり取りをすると、不登校が治るきっかけになると言われています。
不登校になった原因が高校になってからの場合に特に有効で、昔の思いや感情を思い出すことで不登校の克服に繋がるのです。
旧友の存在を思い出した結果、それまで孤独感や居ずらさを感じていたものが緩和され、不登校から回復できる可能性があります。
現在はスマートフォンなどの手軽に連絡できるツールが多く存在しているため、昔の友達とやり取りをして勇気をもらってみるのもいいかもしれません。
家族以外での信頼できる人の存在
家族以外に信頼できる人が現れると、それをきっかけとして自信を取り戻し不登校が治ることがあります。
身近な人ではなく今まで全く関わりのなかった人が、丁寧に接してくれることで立ち直れる場合があります。
例えばお店の店員さんです。
彼らは自分が不登校であることを知りません。
他のお客さんと同じように丁寧に接してくれますし、不登校について詳しく聞かれることもないでしょう。
その結果、人と関わって話すことが安心できると思えるようになり、それがきっかけで不登校が克服できたという人もいるのです。
芸能人のライブやイベントからの影響
ファンである芸能人のライブや推しのイベントに参加して元気をもらうのも、不登校が治るきっかけになる要素と言われています。
自分の好きな人から応援してもらえるのはとても嬉しいことですし、何よりも彼らの姿を見ていると元気がもらえるというのが大きな理由のようです。
また、イベントに参加して新たな知り合いができることで、人付き合いに対する苦手意識などが克服できる場合があります。
イベントに直接参加できなかったとしても、歌やトークの中に含まれる応援メッセージを受け取ると、それだけで元気になれることでしょう。
学校外の居場所の発見
学校以外の新しい居場所を見つけて、結果的に不登校が治ったというケースもあります。
最たる例が習い事で、習い事の先生と良好な人間関係が築けると、不登校の克服の一助となります。
当然、同じ習い事に通う友人の存在も大きいでしょう。
ボランティアやアルバイトも、不登校が治るきっかけになると言われています。
同じように先輩や仲間を見つけて優しくしてもらえることで、居場所がないという気持ちを緩和してくれるのです。
ただし、学校以外の居場所を見つける場合は活動内容と合わせてどんな人がいるのかも合わせて調べるようにしてください。
比較的年が上の人が多い場合や体育会系の人が多く所属する場所の場合、これらの効果が見込めない可能性があります。
不登校の経験者との出会い
不登校の経験者との出会いは、不登校を克服するために重要なヒントをもらえる良い機会となります。
どうやって克服したのかを聞くことができるだけではなく、自分以外にも同じ悩みを抱えて不登校になっていた人がいるという事実を知ることができます。
当然相手も不登校の気持ちはよくわかってくれているため、コミュニケーションに不安を覚える必要はないでしょう。
適応指導教室やフリースクールなど、多くの場所で不登校経験者に会うことができますし直接会うことが難しくても、Web上には多くの不登校経験者によるブログや体験談が綴られています。
それらを見るだけでも何かしらの勇気がもらえるきっかけとなります。
短期留学の経験
少しハードルが高くなりますが、短期留学を経験した結果、克服できたという子もいます。
2週間程度の短い留学ですが、一人で海外に行くというチャレンジができたという自信が、不登校の克服に繋がるといった事例です。
不登校だから短期留学には行けないと思い込んでいる人もいるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。
また、海外ではなく国内での留学・ホームステイも有効です。
インターネットで検索すると多くの制度が出てくるため、学校の制度だけではなくいろいろなものを検討してみるといいでしょう。
体調面が気になる場合は医師との相談は必須です。
無理をしない範囲で、かつ環境をガラッと変えてみたいという思いがある場合は、短期留学やホームステイも視野に入れてみましょう。
学校の定期テストや学校行事での成功体験
学校の定期テストや学校行事に思い切って参加をしてみることで、不登校が克服できたという事例があります。
集団行動が苦手であったり、普段学校に行けていないため学力に自信がなかったりする場合もありますが、思い切って飛び込んでみることでそれが不登校克服の起爆剤になる可能性があるのです。
テストでいい点数を取ったり、学校行事でも成功を収めたりするとより効果が高いものの、参加して周囲から優しく接してもらうだけでも気持ちが前向きになるケースも多々あります。
今まで自分ができないと思い込んでいたことが解消できるため、その後に続けて学校に行くことが苦痛ではなくなった生徒もいます。
病院・カウンセリングでの治療
不登校は病気ではないものの、副次的に何かしらの病気や怪我、障害につながる場合があります。
不登校の子どものカウンセリングを受け付けている病院やカウンセラーもいるため、それらを有効に活用すると気持ちが前向きになるかもしれません。
病院やカウンセラーは専門的な知識を持っており、かつ適切な対処ができる人たちです。
不登校は放置しておくとうつ病や統合失調症などの精神疾患につながる可能性があるほか、心身症や発達障害につながる可能性もあります。
適切な処置を受けておくことでこれらを回避できるだけではなく、不登校を解消できるかもしれないのです。
病院に通うとなると少し抵抗を覚える人もいるかもしれません。
しかし、病院やカウンセラーさんにカウンセリングという形で話を聞いてもらうことで、不登校が克服できる手掛かりになる可能性もあります。
適応指導教室での先生との出会い
適応指導教室とは、小中学生で不登校の児童を対象とする公的な不登校支援の仕組みです。
設置している自治体によって名称は異なりますが、目的は不登校の児童が学校への登校が再開できる状態にまで持っていく支援活動で一致しています。
適応指導教室で相性のいい先生に出会うと、徐々に自信を取り戻して学校に戻れるようになるかもしれません。
ただし前提として、今通っている学校に登校したいという気持ちが必要となるため、どうしても今の環境が合わないという人には適さない方法です。
また、適応指導教室を利用するには一定の手続きや申し込みが必要となるため、一度学校の先生に尋ねてみるといいでしょう。
自治体のホームページで紹介されている場合もあるため、個人で一度調べてみましょう。
不登校が治りそうな子どもに対して親が注意すること
不登校が治りそうな子どもには、次のような特徴があると言われています。
- 周囲の人との会話が増える
- 外出する回数が増える
- 学校や進路のことを考えるようになる
- 暇を持て余すようになる
- 自主的に勉強し始める
これらの予兆が見えてくると、不登校の回復期に入ったとみなされます。
しかし、これらの特徴が見え始めても、親御さんが適切でない対応をしてしまうと、再び元の状態に戻ってしまう可能性も否定できません。
特に気をつけるべきポイントとして、次の2つを意識しましょう。
- 焦らずに見守る
- 過剰な反応をしない
なぜこれらをしてはいけないのでしょうか。
詳しく解説します。
焦らずに見守る
子どもの不登校が回復に向かっているとわかると、親御さんとしては抱えていた悩みを解消されるため嬉しく思うこともあるでしょう。
ついついさまざまな期待が頭の中に出てきて、子どもにも同じように声をかけてしまうかもしれません。
しかし、回復期に入ったとはいえ、子どもはまだまだデリケートな状態です。
親が急いでやることを言ってしまうと、途端にやる気を失ってしまう可能性も否定できません。
親が焦るのではなく、回復に向かう子どもをじっくり見守ることが非常に重要です。
子どもにもペースがあることを念頭において、親は過剰に焦りすぎないように注意しましょう。
過剰な反応をしない
子どもの変化が目に見えるようになると、ついつい励ましの言葉を投げかけたくなりますが、実はこれもあまりやらない方がいいことのひとつです。
褒めること自体は悪いことではありませんが、まだまだ敏感なタイミングであるため、その言葉で再び子どもが傷ついてしまう可能性も否定できません。
当然叱る時も同じです。
焦らないのと同じように、あくまでも子どもの回復を見守り、過剰な反応を子どもに見せないようにすることが重要です。
まとめ
不登校が治るきっかけは、子どもによって大きく異なります。
また、今通っている学校に再登校したいのか、環境をガラッと一新してしまうのかでも全く違います。
不登校になってしまったことを親が責めすぎるのではなく、一緒に解決していくという姿勢が必要です。
もし環境を一新したいと子どもが望んでいるのであれば、ID学園高等学校への転入も検討してみてください。
ID学園高等学校では、オンラインのコースや週に数回の登校でOKなコース、毎日学校に通って勉強するコースなどさまざまなコースが用意されています。
コースの変更ができるため、子どもの体調や回復状況に合わせて登校のスタイルを変えられるのも大きなメリットです。
また、多くの不登校経験者も在籍しているため、子どもにとっても同じ経験をした人がいる環境というのは非常に心強いものがあるでしょう。
説明会や個別相談会を実施しています。
その際に不登校の状況などをお伺いすることもできるため、ご興味があればぜひ一度お問い合わせください。