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不登校からの高校進学!後悔しない高校選びのポイントと受験対策とは

中学での長引く不登校。

解決に焦りは禁物と頭では理解していても、これからの進路を考えるとどうしても不安に押しつぶされそうになってしまうのではないでしょうか。

不登校状態からでも高校進学は可能なのか、どんな高校が向いているのかを受験シーズン前に知っておくことは、入学後の子どものためにも非常に大切です。

この記事では、不登校からの進学の不安を少しでも取り除くべく、高校選びや受験の注意点について解説します。

ぜひ進学のための参考にしてくださいね。

不登校からの高校進学!後悔しない高校選びのポイントと受験対策とは

目次

不登校でも進学可能な高校をチェックしよう

「不登校の子どもを受け入れてくれる高校はあるの?」

高校進学は希望しているけれど、受け入れてくれる高校があるのか、選べるのか不安になりますよね。

安心してください、中学校で不登校状態でも、高校へは進学できます。むしろ中学までとは異なり、進路の選択肢が大きく広がるため、自分に合った学校を選びやすくなります。

しかし、本当に大切なのは、高校に入学してからの3年間。大学進学や将来の目標に向かって勉強を進めながら、最終的に高校卒業することが目標となります。

  • 将来どんな仕事がしたいのか
  • 大学や専門学校へ進学したいか
  • 学びたい専門分野があるか
  • 朝から毎日通学できるか

中学生のうちに進路について真剣に考えることをおすすめします。

3つの高校タイプから選ぶ

高校といえばまず頭に浮かぶのが全日制ですが、授業時間や授業の受け方などの違いから、全日制・定時制・通信制に分けられます。

これら3つの高校タイプから、自分にあった学校を選択するのが重要です。学校の特徴と受験時に気をつけるべきポイントを見ていきましょう。

全日制高校

まずは全日制高校です。

全日制では「学年制」を採用しているのが一般的。平日の朝から夕方まで授業を受け、行事や部活動などを通して高校生活を充実させていきます。

学年とクラスで生徒が分けられ、授業は先生ひとりに対してクラス全員という対面方式がメインでおこなわれます。

年度内で取るべき単位数をクリアできないと留年となり、進級することができません。
留年の場合は、取れていた単位も翌年もう一度最初から取り直す必要があります。

入学時期は4月で、学力試験が必須です。

公立高校の場合は国語、数学、社会、理科、英語の5教科、私立高校の場合は国語、数学、英語の3教科の筆記試験が一般的です。

難易度は学校によって異なりますが、進学校の場合は高いレベルが要求されます。

全日制高校の数は多いですが、学力試験を伴うため、自分の学力に見合った高校となるとかなり絞られてくると覚えておきましょう。

少数ではありますが、学力試験ではなく面接のみで選考をおこなう高校もあるようです。

定時制高校

次に定時制高校です。

日本の定時制高校は、ほとんどが公立です。学年制・単位制どちらのシステムの学校もあります。

基本的に平日は毎日通学しますが、授業時間に次のような特徴があります。

  • 朝と昼に授業をおこなう【昼間二部定時制】
  • 朝・昼・夜の時間に授業をおこなう【三部制】
  • 夜に授業をおこなう【夜間定時制】

授業の時間帯によって、このように3つに分けられ、それぞれ毎日4時間程度おこなわれます。
全日制・通信制が3年で卒業できるのに対し、定時制は4年かかるのが一般的です。

定時制高校には不登校経験者も多く通っているため、比較的友達ができやすいといえるでしょう。

入試では、学力試験と面接がおこなわれます。

しかし、内申点は選考基準にならないため、通える範囲であれば、ほぼ全員が希望する定時制高校に入学できます。

通信制高校

最後が通信制高校です。

通信制高校では学年制ではなく「単位制」を採用しており、授業はオンライン、自習とレポート作成が学習のベースです。

必要な単位数を修得できれば卒業できます。
仮に単位を落としてしまってもそれで留年するようなことはなく、翌年履修し直せば問題ありません。

全日制のように朝から夕方まで授業というよりは、午前のみ、午後のみといった時間割が可能なのも魅力です。

ただし、自分で学習計画を立ててコツコツ勉強を進める必要があるため、モチベーションの維持が求められます。

通信制高校は、さまざまな事情を持つ生徒を積極的に受け入れており、入学機会も4月と10月など複数回設けていることが少なくありません。

通信制の入学試験は学力を見るものではなく、作文を含む書類審査と面接が一般的です。

内申点は選考基準に含まれないのも嬉しいところ。

欠席日数が多くても問題なく受験できます。

作文には入学後の目標などを書く場合が多く、小論文のような難しいものとは異なります。

通信制高校の入試は、生徒をふるい落とすための試験ではないため、希望する学校にはほぼ合格できると考えて良いでしょう。

ひとつ気をつけたいのは、通信制高校は高校卒業資格の修得を目的としている学校が多く、大学受験の対策が十分とは言えません。

大学進学を視野に入れている場合は、進学コースなどを設けて勉強に力を入れた学校を選ぶか、自由に使える時間を有効活用して受験対策を自分で進めるかが必要になります。

不登校のタイプから進学先を選ぶ

不登校のタイプから進学先を選ぶ

高校には3つのタイプがありましたが、当然向き不向きがあります。

何が不登校の理由となっているかによって、進学すべき高校のタイプも変わってくるのです。

高校へ進学することで、これまでと環境が大きく変わり、不登校からうまく解放されることがあるでしょう。

その一方で、環境が変わっても学校へ行きにくいことに変わりないというケースもあります。

子どもにとってどんな環境がプラスとなるかを、親子でよく話し合ってみましょう。

朝起きられない場合

朝早く起きられないのは「起立性調節障害」という病気が影響していることがあります。

朝起きられないのに朝から学校へ行くことを強要するのは本人にとっては苦痛と感じます。

治療を続けながら、昼や夕方から学校へ通う定時制か通信制が向いていると言えるでしょう。

病気がちな場合

何らかの体調不良が原因で学校へ行けていなかった場合は、全日制高校へ進学しても同様に出席日数に悩まされてしまうかもしれません。

通信制であれば、学校によってスクーリングの割合が毎日〜年間数日だけというところまで多岐にわたります。

必要なスクーリング日を満たすことができれば、あとは自宅で学習を進め、無理なく卒業を目指せるというスタイルの通信制高校がおすすめです。

勉強についていけない場合

勉強に一度ついていけなくなると遅れを取り戻すのは大変なもの。

科目数も増える中、常に進み続けている授業に追いつくのは自力ではなかなか難しいでしょう。

定時制や通信制の授業自体は難易度が高いわけではなく、レポートも教科書を見ながら解いていける難易度です。

しかし、中学時代に不登校で満足に授業が受けられていない場合、高校の勉強を理解するのに苦労する可能性はあります。

学習サポートに力を入れた私立の通信制高校だと、中学校の勉強の学び直し授業があります。
その上で高校の授業にコツコツ取り組んでいけば、無理なく高校卒業を目指せるでしょう。

いじめや人間関係が原因の場合

高校というまったく新しい環境・交友関係の中で心機一転過ごしたいのであれば、友達を作りやすい全日制高校や通学日数の多いコースがある通信制高校へ進学するのがおすすめです。

もしこれまでの不登校が人間関係が原因である場合、生徒同士が顔を合わせることの少ない通信制高校が過ごしやすい環境といえるでしょう。

集団行動が苦手という場合も、通信制であればペースを乱されることなく勉強に集中できます。

【不登校からの高校進学】注意すべきこと

不登校でも高校進学は可能ですが、全日制高校を受ける際に気をつけておきたいことがあります。

それは、不登校により出席日数が足りなかったり、内申点が低かったりするということ。

そして、入試当日に力を発揮するだけの学力の準備が必要ということです。

詳しくご説明します。

内申書の必要性

公立の全日制高校だと、「学力」と「内申書」が受験に基本的に必要とされています。

内申書はその生徒の人となりだと判断され、学力点がどんなに高くても、内申書の内容が悪ければ「問題あり」とみなされ合格できません。

学力は自分で向上させられますが、出席日数と成績を記した内申書については不登校ではどうにもできない部分があります。

その点、私立高校の場合だと内申書を重視しない傾向があるため、学力試験で点数が取れれば合格できる可能性が高いです。

  • 今の自分の内申点はどの程度か
  • 内申書を重視しない高校はあるか
  • これから内申点を上げられるか

高校受験を意識したら、これらの点を学校に確認しておくと良いでしょう。

学力

内申書が評価に含まれない場合、学力が占めるウエイトは大きくなります。

試験だけで高校に合格できるのは、不登校のマイナス要素が影響せずありがたいですが、確実に点数を取らなくてはならないというプレッシャーでもあります。

学力アップには、コツコツ力をつけていくしかありません。

基礎力の定着には、学校の問題集を繰り返し解くのが効果的です。

受験対策用の映像教材を利用し、オンライン授業形式の動画で理解を深めていくのもおすすめです。

自習が難しい場合は、塾や家庭教師を活用して苦手を克服していきましょう。

充実した高校生活を送れる学校を選ぼう

自分の学力レベルにあった高校を選ぶのはとても大切です。

しかし、充実した3年間を過ごすためには、楽しく高校生活を送れそうな学校を選ぶことも同じくらい大切です。

  • 学校の雰囲気は自分に合っているか
  • 勉強にはついていけそうか
  • 高校でどんなことがしたいか
  • 行事には前向きに参加できそうか

これは、どんなタイプの高校にも言えることです。

できる限り自分の目で志望校を確かめておくと、入学後のギャップを感じずに済むでしょう。

中学生の不登校に対し、親ができること

中学生になると環境が大きく変化し、子どもはストレスを感じやすくなります。

小学校では1人の担任が学習面も生活面も網羅してくれていましたが、勉強が難しくなったり教科ごとに先生がかわったり、中学では先生との関係性も希薄になりがちです。

何でも先生に相談できていたという子も、悩みを抱え込むようになる可能性があります。

クラスの数が増え、自分とは合わない友達とも過ごすことも増えるでしょう。

集団生活が苦手、あるいはうまくコミュニケーションを取れないという場合は学校へ行くこと自体が嫌になってしまうかもしれません。

また、部活動で先輩後輩との厳しい上下関係が生じることも不登校のきっかけとなり得るでしょう。

ここでは、中学生の不登校に対して、親ができる3つのことについてご紹介します。

子どもに寄り添う

「さぼってるだけじゃないの?」「学校に行きなさい」登校を強要するような言い方はしないよう、言葉がけには注意が必要です。

基本は、子どもに寄り添うこと。

学校に行けないということは、これまでに子どもは自分で悩み、考えぬいてパンクしてしまった状態です。

理由を問いただすのではなく、思っていることを何でも良いので聞いてあげるようにしましょう。

時間がかかるかもしれませんが、話せる環境作りは家族のコミュニケーションで欠かせないこと。

「家族は味方だよ」という意思を伝えることが大切で、話を肯定的に聞いてくれる存在が、子どもの心を軽くします。

子どもの居場所をつくる

不登校の子どもにとっては自宅が唯一の居場所となります。

1人部屋を与えることで心を落ち着けられるようにしてあげたり、ちょっとした家事など任せられる仕事を頼むのもよいでしょう。

たとえ小さなことでもできたときはしっかり褒めてあげてください。

「できた!」という小さな成功体験の積み重ねが、自信の回復にもつながります。

支援制度の力を借りる

不登校問題を家庭だけで解決しようと思っていませんか?

不登校は短期間でおさまるような問題ではなく、ましてや親の接し方や育て方のせいで起こる現象でもありません。

第三者に話を聞いてもらうだけでも親の負担が減り、自分では気付けないようなヒントをもらえることも。

スクールカウンセラーや先生といった学校関係者をはじめ、各自治体の支援センターを積極的に利用しましょう。

不登校からの高校進学には通信制高校がおすすめ

不登校からでも高校進学はできます。

特に私立の通信制高校では、他にはないような専門的な授業を取り入れていたり、学習面や進路に関する手厚いサポート体制が整えられていたり、とても魅力的です。

不登校を決してマイナスに捉えすぎず、学校へ行かなかったから見えてきたもの、考えられたことを大切にしましょう。

充実した高校生活、スムーズな高校卒業、そして大学受験などを考えると、高校選びをおろそかにしてはいけません。

学校説明会などにできる限り足を運び、自分の「こうしたい」を叶えられる学校を見つけてくださいね。

今は不登校でも、1年後には笑顔で高校生になっていること。

その3年後に高校を卒業していること。

どんな将来も描けるのだと自信を持って、進路を切り開いていきましょう。

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