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学校に行きたくない時の対処法

「学校に行きたくない」と誰でも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

朝眠かったり面倒くさいから言っているだけなのか、学校に何か行きたくない要因があるのか、すぐに汲み取るのは困難です。

このときに親が誤った対応を続けると子どもを傷つけ、不登校につながる可能性があるため、すぐに怠けだと決めつけないことが大切です。

では、どのように対応すればよいのでしょう。
この記事では、子どもが学校に行きたくない理由と対処法について解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

学校に行きたくない時の対処法

目次

学校に行きたくない理由とは

子どもはどうして学校に行きたくないと言っているのでしょうか。

特定の時間が嫌だ、先生に怒られたなど明確な要因を話す子もいますが、はっきりした理由がわからないという子も少なくありません。

学校に行きたくない理由は、大きく分けて次のようなストレスが影響していると考えられます。

  • 人間関係でのストレス
  • 勉強についていけない
  • 家庭環境の変化
  • 生活リズムの乱れ

学校に行くと、勉強だけでなく人間関係でも多くの悩みやトラブルが発生するものです。

すぐに解決できるものばかりではないため、考え込んでしまい、結果として登校自体を渋るようになるケースがあります。

また、家庭環境や生活リズムの変化によって、登校が嫌になることもあり得ます。

悩みやストレスに対し、最初は子ども自身でどうにか対処してきたものの、どうにもできないほど追い込まれて「学校に行きたくない」となってしまうのです。

ここでは、考えられる6つの理由について見ていきます。

無気力・不安

ささいなことにも不安を感じやすい子が、突然学校へ行かなくなることがあります。
集団の中で、人に気を遣いながら過ごすことに疲れてしまい、パンクしてしまうのです。

登校時間に体調不良を訴えるものの午後には元気になる場合もあります。精神的な不安感は体調にまで影響を及ぼすため、子どもが不調を訴える際は休息が必要です。

友人関係をめぐる問題

同級生との人間関係に加え、中高生では先輩後輩との関係も生じてきます。

先生の目の届く範囲であれば解決の手助けをしてもらえますが、親や学校が関与できないところでのトラブルも起こり得ます。つらいことを子どもが我慢し、隠して過ごすことのないように、親や学校に気軽に話せる関係性を築いておきたいものです。

生活リズムの乱れ・遊び・非行

中高生では、親や学校への反抗心から非行に走ることがあります。

また、寝つきが悪い・夜中に何度も起きる・朝起きられないなど、悩みや不安が睡眠障害を引き起こすことも。

放っておくと生活リズムの乱れにつながり、より登校しにくくなるかもしれません。

同様に、食欲がなくなるケースもあるため、子どもの様子がいつもと違うと感じたら、早めのケアを考えましょう。

家庭内の問題

両親の離婚やリストラ、新しい土地への引っ越しなど、家庭環境の変化は心にも影響を及ぼします。

本来は心身ともにゆっくり過ごせるはずの自宅が、家庭内不和などにより張り詰めていると、子どもは家でもリラックスできません。そんな緊張した状態が続くと、いずれ学校へ行く気力が失われてしまうのも理解できます。

学校に馴染めない

集団生活が苦手だと、学校で毎日皆と同じことをするのに抵抗感があるかもしれません。

なかなか仲の良い友達ができなかったり、学校の仕組みやルールが嫌だったりで登校に意味を感じられなくなる場合があります。

また、せっかく入学した学校が自分の思い描いていた校風と違ったというケースもあるでしょう。

子どもがその点を譲歩できるならよいですが、ストレスが増える一方だといつか限界がきてしまいます。

学習面の遅れ

学校に通う以上、勉強が必要なのは言うまでもありません。授業についていけなかったり成績が下がったりすることはストレスになります。

学校で過ごす時間の大半は授業であるため、友達に会える楽しさ以上に苦痛が大きくなってしまうでしょう。友達との会話や成績順位などを通じ、周囲と比較されることも劣等感につながります。

学校に行かないとダメな理由

学校に行かない弊害について不安を抱えている子どもも多いのではないでしょうか。

なぜ学校へ行くべきかを「進学・就職」「本人の不安感」の2つの視点からお話しします。

進学や就職が難しくなる

まずは、欠席が増えると進学や就職が難しくなるということ。

授業を満足に受けていないと、進級や卒業に必要な履修単位が足りなくなってしまう可能性があります。

学歴を重視しない傾向が広がってきているものの、就職時に大卒を条件とする企業はまだまだ多くあります。

専門的な資格を取るにしても、高卒以上あるいは専門学校に入学していないと受験できないものがあるのが現実です。

「今は勉強なんて必要ない」と思っていても、数年後に希望する職業につけなくなり後悔することも考えられます。

しかし、中学・高校時代に出席日数が足りないからといって、進学できないわけではありません。

通信制高校であれば、多くの学校で内申書や学力試験不要の入試スタイルをとっています。不登校生徒を多く受け入れていますし、スクーリングと特別活動、試験日以外の登校の必要がありません。

通信制高校は自分のペースで勉強を進め、高校卒業資格を取得することが可能です。

高校卒業資格は全日制でも通信制でも同等なので、将来の職業選択の幅を広げるために検討してみてはどうでしょうか。

不安感が強くなる

2つ目は、不安感が強くなることです。

「学校に行きたくない」と言いつつも、子どもは「本来は学校に行くべきだ」と思い、不安や劣等感を感じています。

学校へ行けない自分に自信が持てず、大人になってからも社会に出ていくことを恐れるケースは少なくありません。

前向きに生きていくには、自信を少しずつでも取り戻す必要があります。

  • 興味のあるものに打ち込む
  • 専門的なスキルを身につける
  • 学校に行けなかった時期を良い経験だったと捉える

「自分はこれならできる」「あのとき悩んだから今がある」などと考えられれば、大きなステップアップとなります。

学生時代は人生のほんの一部です。

不登校でも進学し、就職し、幸せに生きている人は数多くいます。

学校に行きたくない自分を悲観せずに、今できることから進んでいけば必ず出口が見出せるはずです。

対処法とは?

対処法

子どもが学校に行きたくないと言い出したら、とりあえず励まし、登校を強要する親が多いのではないでしょうか。

「行きたくない」という言葉は子どものわがままだと捉えがちですが、「何か異変があるかもしれない」と考えるのは決して大げさではありません。

また、理由を聞くのも間違いではありませんが、泣いていたり気持ちが不安定だったりする場合は、すぐに聞き出そうとせずに落ち着くまで待つようにしましょう。

子どもに無理をさせるのではなく、大人が子ども一人ひとりに合わせて柔軟に対応していく必要があります。

家族や友達に相談する

学校に行きたくない理由は子どもの数だけ存在します。それが何であれ、親子でゆっくり話し合うことが大切です。

子どもから話してくれるタイミングがあれば、できるだけ真剣に耳を傾けましょう。親目線での決めつけやアドバイスは、子どもが心を閉ざしてしまう原因になりかねません。

大切なのは、否定せずに聞くことと、家族はどんなときも味方だと伝えること。家族と話すのはハードルが高いようであれば、仲の良い友達でも良いでしょう。

信頼できる人物がじっくり話を聞いてくれるということは子どもの心を満たし、再び学校へ行こうと思うための活力につながります。

ひとまず休息をとる

何か不安があるものの、うまく言葉にできずに「行きたくない」とだけ言う子もいます。理由が何であれ、子どもがいつもと違う様子であれば、休む選択をさせてあげましょう。

登校を急かさずに休んでもよい環境を与えることは、疲れ切った心身のバランスを整えるために欠かせません。寝ているだけで1日が終わっても、1分も勉強をしなくても、それは必要な時間だったと後から思えるはずです。

不安やストレスにより学校に行きたくない・行けないという状況の子どもに登校を強要するのは、泳げない人を水に落とすようなもの。良い結果を生み出すとは思えません。

まずは一旦休むことで落ち着かせ、理由の究明と解決方法を探りながら一歩ずつ進んでいきましょう。

環境を変える

環境を変えると、嘘のように学校を楽しめるようになることがあります。子どもにとって学校は、家以外のすべてといえるほど大きな存在です。

考え方やタイプの違う友達と出会い、多くの学びを得ることができる、子どもが精神的にも成長できる場所といえます。

ただし、勘違いしたくないのは「嫌なことに耐えながらも毎日通い、我慢して卒業を目指すところ」ではないということです。

気分を新たにできる環境の変化は、子どもを前向きにしてくれる力を持っています。小中学校の転校は簡単ではないため、フリースクールや支援センターを利用するのも1つの方法です。
中学生からは勉強も難しくなり、進学への影響も気になることでしょう。

実際、欠席が多いと出席日数の問題で内申書に響いてしまいますが、あらゆる生徒を受け入れている通信制高校であれば、無理なく入学できます。

高校生であれば、中退を考える前に転校という選択肢もあります。

専門機関に相談する

学校に行きたくないという問題を家庭内だけで解決しようとせず、専門機関に相談しましょう。登校を渋る裏側には、発達障害などが隠れていることがあります。

また、理由がはっきりしていたにしても、欠席が長期に及ぶ場合は違うアプローチの方法があるかもしれません。「子どもの問題だから親がどうにかしなきゃ」と抱え込んでしまいがちです。しかし、それでは親の精神的負担が大きくなるだけです。

親の心に余裕を持たせるためにも積極的に外に相談する勇気を持ちましょう。

学校の先生やスクールカウンセラーだけでなく、各自治体の相談窓口、不登校関係の専門施設や医療機関にも相談可能です。匿名で利用できる電話相談やLINEの相談窓口もあるので、こちらは家族との話し合いや対面での相談に抵抗がある子どもにおすすめです。

まとめ

「学校に行きたくない」という思いは、どんな子どもにも一度は芽生えるものです。

小さな身体で毎日学校へ通っているのは、当たり前のようですが実はすごいこと。時には休息が必要なのかもしれません。行きたくない気持ちが強いなら、まずは子どもの声に耳を傾けてあげてください。

進学のため、将来のため、学校に行くべき理由はありますが、つらいことから子どもの心身を守るのが最優先ではないでしょうか。行きたくない理由がはっきりしないのであれば、責めずに落ち着くまで時間をおきます。

学校に行くだけがすべてではなく、フリースクールや通信制高校という選択肢も視野に入れれば、無理せず過ごせる学校を見つけられるはずです。

学校や専門機関を頼りながら、子どもにとって最適な道を探していきましょう。

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