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「高校に行きたくない」と泣くほど嫌な理由とは?

普段は冗談半分で「高校に行きたくない」と言っていたのに、ある日本当に行きたくなくなって泣いてしまう人がいます。特に周囲の環境の変化が大きい高校1年生は、変化に適応しきれずに行きたくなくなってしまう人もいるでしょう。

高校生にまでなって「高校に行きたくない」なんて考えることを恥ずかしいと感じる人もいるかもしれません。しかし、そもそもなぜ泣いてしまうのか、その理由を探って対処することが大切です。

今回は、理由はない・心当たりはないのに高校に行きたくないと思ってしまい泣いてしまう理由や、対処法を解説します。泣くことは悪いことではありません。原因を探ってしっかりと自分自身と向き合う時間を作ってください。

高校に行きたくないと泣くほど嫌な理由とは?

目次

高校に行きたくないと泣くのは甘えでも恥ずかしいことでもない

高校生になって学校に行きたくないと思ってしまうことに対して、恥ずかしさや甘えだと考え込んでしまう必要はありません。文部科学省が発表した「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」では、長期欠席者80,527人、そのうち不登校の人数は43,051人にものぼるとされています。

引用:文部科学省「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」
引用:文部科学省「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

これは同年の高校生全体の約2.4%に相当する人数であり、50人に1人は何らかの事情で学校に行けていない計算です。もっとわかりやすく言えば、ひとクラスに一人は長期で欠席したり不登校の生徒がいるのです。

長期で学校を休んでしまっている子や不登校の子を例に解説しましたが、高校生でも学校に行きたくないと思ってしまうのは珍しいことではありません。「甘えてると思われたらどうしよう」「高校生なのに子どもみたいなこと言って恥ずかしい」と思いすぎる必要はありません。

「行きたくない」と泣いてしまう理由は何かを探って、その理由と向き合う時間を作るためにも、高校に行かないという選択をすることも重要です。

高校に行きたくないと泣いてしまう主な直接的な理由

高校に行きたくないと泣いてしまう理由は、人によってさまざまです。ではどのような原因が考えられるのかを見てみましょう。

いじめや人間関係

高校生に限らず、学校に行きたくないと思ってしまう代表的な理由がいじめや人間関係です。社会問題化していることもあって、学校の先生たちもいじめに関してはアンテナを張っているケースも増えてきました。

しかし、人間関係や友人関係までは見ていない場合がほとんど。高校生になると受験を経て新たな人間関係ができるため、いつまでたっても友達ができず肩身が狭い思いをする人もいます。また、仲の良かった友人が別の友人と仲良くなって疎遠になると孤独感が増してしまうでしょう。

独りぼっちの状態が続いてしまうことで学校に居場所がないと感じてしまいます。その結果、高校に行きたくないと思ってしまうのです。

勉強に対する遅れの意識と罪悪感

授業や勉強に追いついていけず、焦りや罪悪感から高校に行きたくないと思ってしまうこともあります。

高校生になると授業の内容が難しくなるだけではなく、授業の速度そのものが早くなります。中学生の頃よりも先生が面倒を見てくれる機会は少なくなるため、つまづいた後のフォローをしてもらえずに勉強に対する苦手意識が芽生えてしまいます。

特に高校1年生は、中学生の時の感覚からすぐに切り替えられず、不安や焦りを覚えてしまう可能性が高いでしょう。志望校に合格したとしても高校の授業や勉強を実感すると、徐々に自信を失ってしまい追いつけないことに対して罪悪感を覚えてしまう可能性もあります。

クラスや部活動の雰囲気

高校1年生や各学年の新学期にクラス替えや部活動の雰囲気の変化が、高校に行きたくないと感じてしまう理由になっている人もいます。人間関係と同じく仲の良かった友人と離れてしまったり、新入生の加入や先輩部員の卒業があったりと、周囲の人の入れ替わりが多い時期に変化に耐えられずに高校に行きたくないと思ってしまうようです。

また、担任や顧問の先生が変わることも高校に行きたくないと感じてしまう理由のひとつです。人が変われば周囲の雰囲気が変わってしまいます。この変化に適応できないと居辛さを感じて学校そのものに行けなくなってしまうのです。

高校1年生はこれらの学校の環境ががらりと変わってしまうため、ストレスを感じやすい状況に身を置くことになります。結果として適応できずに高校に行きたくないと思ってしまい、我慢していると泣きたくなくても泣いてしまうのです。

生活リズムや家庭環境の変化

高校1年生に限った話ではありませんが、高校生になって変わるのは学校の環境だけではありません。高校生になると生活リズムや家庭環境が変化する家庭もあり、家の環境変化から高校に行きたくなくなるケースもあります。

例えば両親が共働きになったり、続けていた塾や習い事の時間が変わったりするなどです。些細な変化かもしれませんが、これらの小さな環境の移り変わりが積み重なって負担となっているかもしれません。

環境の変化は学校だけではなく家も関係していると理解すると、原因発見につながる人もいるでしょう。ひとつの可能性として覚えていてください。

その他のストレスや病気

泣いてしまうほど高校へ行きたくないと思ってしまう原因の中には、先に紹介したもの以外が関係していることもあります。一般的にはそれほど気にならないことでも、人によってはストレスにつながる可能性もあります。例えば病気や事故で長期にわたって学校を休んでしまった、親の期待に応えられないかもしれないなどがそれです。

また、純粋に病気の可能性を疑うこともできるでしょう。涙が出るほど高校に行きたくないとなってしまっている状況は、健全な状態とは言えません。状態によっては病院で薬を処方してもらったり、カウンセリングを受けたりしなければならない可能性もあります。

高校に行きたくないと泣く根本的な原因は恐怖や不安

高校に行きたくないと泣く根本的な原因は恐怖や不安

人によって学校に行きたくないと感じてしまう理由はさまざまですが、根本的な原因は高校生活への恐怖や不安だと言われています。何に対しての恐怖や不安なのかわからないという人もいるかもしれませんが、代表的な理由は以下の通りです。

  • いじめや人間関係
  • 勉強に対する遅れの意識と罪悪感
  • クラスや部活動の雰囲気
  • 家庭環境・生活環境の変化

これらの直接的な原因が重なって無気力となってしまいます。無気力になると、家に引きこもってしまったり何も手につかない状態になってしまったり。最終的には無気力な自分のことが嫌いになるのと同時に進級や家族・友人からの視線を過度に気にしすぎて恐怖や不安につながるのです。

学校に行きたくないと泣いてしまう時の対処法

学校に行きたくないと泣いてしまう原因がわかったら、次は対処法を考えることです。主な対処法は次の3つが考えられます。

  • 誰かに相談する
  • 病院を受診する
  • 思い切って休む

あくまでも主な対処法であるため、万能な対処法ではありません。しかし、知っているのと知らないのとでは、心の持ちようが異なります。思いつかなかった方法がもしあれば、ぜひ参考にしてくださいね。

誰かに相談する

ひとつ目は、誰かに相談することです。家族や友人でも問題ありませんが、身近な人に相談するには気が引けるという人もいるでしょう。そんな時は次の人や機関に相談してみるのがおすすめです。

  • スクールカウンセラー
  • 教育相談センター
  • 子どもの人権110番
  • ひきこもり地域支援センター
  • 24時間子供SOSダイヤル
  • チャイルドライン

ほかにもNPO(非営利法人)などが独自に設置している相談窓口もあります。相談窓口のオペレーターやカウンセラーには守秘義務があるため、あなたが話したことはほかに漏れることはありません。安心して抱えている不安や悩み、高校に行きたくない理由を打ち明けましょう。打ち明けることで気持ちが楽になり、高校に行けるようになるかもしれません。

病院を受診する

泣いてしまうほど高校に行きたくないと感じているならば、心療内科や精神科の受診も考えてみましょう。断定はできませんが、もしかすると心の病になっているかもしれません。

心の病にかかってしまう理由は人によって違いますが、涙が出てしまうのは体が高校に行くことに対して拒否反応を示している証拠。病気でなくてもカウンセリングという形で、抱えている悩みや不安を打ち明けられます。

もし病気と診断されたら薬を貰ったり、診断書を書いてもらうこともできます。根本的な解決にはならないかもしれませんが、人によっては気持ちを落ち着かせるためにも有効な手段です。

思い切って休む

「病院を受診する」の章でもお伝えしましたが、泣いてしまうのは体が高校に登校することを拒否している証拠です。ほかにも日頃から頑張りすぎて、体が疲れている可能性もあります。そんな時は1日休んでしまうのもひとつの方法です。

人にもよりますが、1日高校を休むだけでも泣くほど高校に行きたくないと感じる場面が少なくなるかもしれません。体がSOSを発しているのであれば、それに素直に従うのも大切なことです。

通信制高校に転校するのもひとつの方法

休んだり病院を受診したりしても高校に行きたくないと泣いてしまうようであれば、高校を変えることも考えましょう。特に通信制高校に転校すると、自宅学習がメインになったり、登校日数を自分に合わせて少なくすることもできるため、人間関係やクラスの雰囲気に悩まされるケースも少なくなります。

学年に関係なく授業を選べるのも通信制高校のメリットです。専門のコースが用意されている場合もあり、ストレスなく将来に向けた勉強もできるでしょう。ID学園高等学校はこれらの要素をすべて備えています。高校に行けなくても、夢を諦めずに済むよう、私たちがサポートします。

高校1年生で起きた環境や周囲の変化から、高校に行きたくないと思ってしまうのは不思議なことではありません。しかし、それを理由に高校を中退してしまうのは非常にもったいないことです。学校を変えることも、決して逃げではありません。

通信制高校に転校すれば高校卒業資格も得られます。高校に行きたくなくて泣いてしまうほど悩んでいるのであれば、ぜひ一度ID学園高等学校への転校も考えてみてください。

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