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不登校の相談、誰にすればいい?専門機関から身近な相談先まで徹底解説

「うちの子が学校に行きたがらない…」 「このまま不登校が続いたらどうしよう…」

お子さんの不登校は、親御さんにとって大きな悩みであり、誰に相談すればいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

不登校の原因は一人ひとり異なり、解決策も多岐にわたります。そのため、適切な相談先を見つけることが、問題解決への第一歩となります。

この記事でわかること

不登校の相談先として、専門機関から身近な相談先まで幅広く紹介します。それぞれの相談先の 特徴やメリット・デメリット、相談する際のポイントなどを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

不登校の定義

文部科学省では、不登校を以下のように定義しています。

不登校とは

年間30日以上欠席した児童生徒のうち、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にある者(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)

引用元:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/futoukou/03070701/002.pdf

つまり、病気や経済的な理由で学校を休んでいる場合は、不登校には該当しません。 また、年間30日未満の欠席であっても、不登校とみなされる場合があります。

不登校の定義から外れても相談できます

年間30日未満の欠席や、病気や経済的な理由で学校を休んでいる場合でも、 「学校に行きたくない」「学校生活がつらい」と感じているのであれば、 一人で悩まずに相談することが大切です。

相談がなぜ重要なのか

ではなぜ相談する必要があるのでしょうか。ここでは不登校を相談することによるメリットを列挙します。

専門家の意見を聞ける

不登校に関する専門知識を持つ人に相談することで、 問題の根本原因や 適切な対処法について アドバイスを受けることができます。 自分では気づかなかった 解決策が見つかるかもしれません。

不登校の「次のステップ」を提案してもらえる

不登校の状態から抜け出すためには、 どのようなステップを踏めばいいのか、 専門家の視点から 具体的な提案を受けることができます。 今後の見通しが 明確になることで、 不安や焦りを 軽減できるでしょう。

親御さん自身の不安解消につながる

不登校は、 子どもだけでなく、 親御さんにとっても 大きな負担となります。 誰かに相談することで、 悩みや不安を共有し、 心の負担を 軽減することができます。

相談先が子どもの「居場所」「話し相手」にもなる

不登校支援センターや フリースクールなど、 不登校の相談窓口の中には、 子どもが安心して 過ごせる居場所や 悩みを打ち明けられる 話し相手を提供しているところもあります。 相談を通じて、 子どもが 安心して過ごせる場所を 見つけることができるかもしれません。

(医療機関の場合)必要な検査を受けられる

不登校の原因が 身体的な問題や 発達障害などにある場合は、 医療機関での検査や 治療が必要になることがあります。 専門医に相談することで、 適切な診断と 治療を受けることができます。

不登校についての相談窓口

不登校の相談窓口は、大きく分けて学校関係、公的機関、民間団体、医療機関の4つがあります。
お子さんの状況や悩みに合わせて、安心して相談できる場所を見つけていきましょう。

学校関係

担任の先生

担任の先生は、お子さんの学校での様子をよく知っていますし、一番身近で相談しやすい存在です。「最近学校に行きたがらないんだけど…」と、まずは気軽に相談してみましょう。親身になって話を聞いてくれたり、具体的なアドバイスをくれたりするかもしれません。もし担任の先生で解決が難しい場合は、他の先生や専門家につないでくれることもあります。

スクールカウンセラー

お子さんの心のケアを専門とするスクールカウンセラーは、不登校の背景にある悩みや不安を丁寧に聞いてくれます。専門的な知識に基づいたアドバイスやカウンセリングが受けられるので、一人で抱え込まずに相談してみましょう。相談内容は秘密厳守なので、安心して話せるはずです。

養護教諭(保健室の先生)

お子さんの体調不良が不登校の原因かもしれないと思ったら、養護教諭に相談してみましょう。身体的なケアだけでなく、心のケアもしてくれる場合があります。また、学校生活への復帰に向けて、先生方との連携も取ってくれます。

公的機関

教育相談センター

教育相談センターは、不登校に関する専門的な相談窓口です。 電話や面談での相談ができ、秘密は守られます。 専門の相談員が、あなたの状況や悩みに合わせて、アドバイスや情報提供をしてくれます。 費用は無料なので、気軽に相談してみましょう。

不登校支援センター

不登校支援センターは、不登校の生徒とその保護者を支援する専門機関です。 ここでは、カウンセリングや情報提供だけでなく、適応指導教室やフリースクールを併設している場合もあります。 お子さんの状況に合わせて、様々なサポートが受けられるので、ぜひ活用してみてください。

適応指導教室

適応指導教室は、学校に馴染めずに登校が困難な生徒が、少人数の環境で安心して学習できる場所です。 学習支援だけでなく、心のケアや学校復帰に向けたサポートも行っています。 まずは、お子さんが安心して過ごせる場所として、適応指導教室に通ってみるのも良いかもしれません。

民間団体

フリースクール

フリースクールは、学校外の民間施設で、不登校の子どもたちが自由に学べる場所です。 画一的な授業ではなく、子どもたちの興味や関心に合わせたプログラムが用意されています。 様々な体験活動や交流を通じて、自信や意欲を取り戻せるかもしれません。 ただし、費用がかかる場合が多いので注意が必要です。

民間のカウンセリングサービス

専門のカウンセラーによるカウンセリングを、個別に受けることができます。 お子さんの状況や悩みに合わせて、様々なアプローチで不登校の問題解決をサポートしてくれます。 費用はかかりますが、専門的な視点から具体的なアドバイスをもらいたい場合におすすめです。

医療機関

精神科、心療内科、小児科など

お子さんの不登校の原因が、心の病気や発達障害などの可能性も考えられます。 気になる様子がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 専門医による診断や治療を受けることで、不登校の解決につながることもあります。 まずは、かかりつけの小児科医に相談し、必要であれば専門医を紹介してもらいましょう。

不登校を最初に相談すべき相手は?

不登校の相談は、誰にでもできるわけではありません。 不登校に対する理解がなかったり、 偏見を持っている人に相談してしまうと、 かえって傷ついてしまう可能性もあります。

不登校を最初に相談する相手としては、学校の担任の先生がおすすめです。 担任の先生は、 お子さんの学校での様子や 交友関係などを よく知っています。 また、 スクールカウンセラーや 教育相談センターなどの 専門機関を紹介してもらうこともできます。

POINT

ただし、 担任の先生に相談しにくい場合は、 スクールカウンセラーや 養護教諭(保健室の先生)に 相談することもできます。 スクールカウンセラーは、 秘密厳守で相談に乗ってくれますし、 養護教諭は、 心身のケアや 学校復帰のサポートをしてくれます。

不登校について相談する際の注意点

不登校について相談する際には、 以下の点に注意しましょう。

  • 相談する目的を明確にする:不安や悩みを聞いてほしいのか、 具体的なアドバイスが欲しいのか、 相談する目的を 明確にしておきましょう。
  • 状況を詳しく説明する:不登校になった時期や きっかけ、 学校での様子、 家庭での様子など、 状況を詳しく説明しましょう。
  • 子どもの気持ちを尊重する:不登校は、 子ども自身の問題です。 親の意見を押し付けるのではなく、 子どもの気持ちを尊重し、 一緒に解決策を 探していく姿勢が大切です。
  • 秘密厳守の相談先を選ぶ:相談内容が 外部に漏れることがないよう、 秘密厳守の 相談先を選びましょう。
  • 複数の相談先を検討する:1つの相談先で 解決できない場合は、 他の相談先も 検討してみましょう。 複数の専門家の意見を聞くことで、 より良い解決策が見つかるかもしれません。

通学日数が少ない通信制高校への入学・転校

通信制高校は全日制高校と比べて自由度が高く、毎日通わないと進学できない、卒業できない等ということもないため”不登校”という概念がありません。

通信制高校に転校した生徒さんや保護者様の多くからは「学校に行かなくてはいけないのに行けていない」という毎日の精神的負担から解放されたという声も聞きます。 毎日行くことは難しいが、高校卒業資格はとりたいという方は、通信制高校への入学・転校(転入)も一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか

まとめ

不登校は、早期の対応と適切なサポートが重要です。 一人で悩まず、まずは信頼できる人に相談してみましょう。 相談することで、問題解決への糸口が見つかるかもしれません。

この記事で紹介した相談窓口以外にも、様々な支援団体や相談窓口があります。 ぜひ、ご自身の状況に合わせて、適切な相談先を見つけてください。

不登校は決して恥ずべきことではありません。 誰にでも起こりうる問題であり、適切なサポートがあれば、必ず乗り越えることができます。

この記事が、不登校に悩むお子さんや保護者の方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

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