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居場所がないと感じる場面と理由は?居場所を見つける方法も解説

何かしらの原因で、学校や家で居場所がないと感じて悩んでいる人はいませんか?自分自身を大切にするためにも、居場所はとても重要なものです。この居場所がなくなってしまうと、自分に対してネガティブな感情が溜まっていき、ひどく辛いと感じてしまうこともあるでしょう。

一見すると解決策がないように見えるこの問題ですが、原因と理由を知ることで対処法が見つかるかもしれません。この記事では居場所がないと感じる場面とその原因、居場所がないと感じた時の対処法について詳しく解説します。

居場所がないと感じる場面と理由は?居場所を見つける方法も解説

目次

そもそも居場所とは?

そもそも居場所とは何なのでしょうか?結論から言うと自分が安心していられる場所・空間のことです。物理的な場所の意味で使われる場合もありますが、心理的に安心できる場所という意味もあります。

例えば学校で頼りにされるシーンがあったり、活躍できる場面があると喜びを感じてここに居場所があると感じることができます。ただ教室に座席があって、という意味だけではないのです。

家での居場所についても同じです。家での自分の役割がある、自分の部屋や机があると、ここに居場所があると感じやすくなるでしょう。居場所には、物理的なものと心理的なものの2つの意味があることを覚えておいてください。

自分には居場所がないと感じる場面

学校生活を送っていると、さまざまな場面で自分の居場所がないと感じることがあります。人によって居場所がないと感じるシーンはいろいろありますが、代表的なものは次の4つです。

  • 勉強がうまくいっていない
  • 友達の輪に入れない
  • 家族や友人と喧嘩してしまった
  • 自分以外の人同士が仲良しになっている

それぞれどういうことなのか、そしてなぜ居場所がないと感じてしまうのか、詳しく見ていきましょう。

勉強が上手くいっていない

小テストや定期テストの成績が悪く、落ち込んでしまうことがあるでしょう。「あんなに頑張ったのに」「自分はこの学校のレベルに追いついていないんじゃないか」など、いろいろと考えてしまった結果、クラスや学校に居場所がないと感じてしまいがちです。

自分の実力や勉強量が足りていないためだと考える気持ちは素晴らしいのですが、考え込みすぎて自分を追い込んでしまうのも良くありません。真面目な人ほど勉強がうまくいっていないと、クラスや学校に居場所がないと考えがちです。

思ったような結果が出ないために、やがて不登校になってしまい、退学になってしまう人もいます。頑張っていたことの結果が思い通りにならないのは悲しいことですが、必要以上に自分を責めてはいけません。

友達の輪に入れない

普段仲良くしている友達を含めて、なかなか友達の輪に入れないと居場所がないと感じてしまう人もいます。みんなが話している話題についていけなかったり、自分の話題に興味を示してくれなかったりすると友達の間でも居場所がないと感じてしまうようです。

無理してその話題に合わせようとしても、その情報を得るだけで疲れてしまいます。また高校生の間の流行は流行り廃りが激しいので、追いつくだけで一苦労です。結局友達の輪に入るため、流行に追いつくために疲れてしまっては本末転倒です。

こちらも勉強と同じく、真面目で周りの人を気遣える優しい心の持ち主が陥りがち。相手を気遣えるのは素晴らしいことですが、自分を大事にするということも考えてみてください。

家族や友人とケンカしてしまった

家族や友人と喧嘩してしまった時には、学校だけではなく家でも居場所がなくなってしまいます。特に家族との喧嘩は、心安らぐ場所であるはずの家が一緒にいて居心地が悪くなってしまう出来事です。おまけに喧嘩した相手と毎日顔を合わせなければならず、徐々にネガティブな感情に襲われることも珍しくありません。

学校での友達関係も同じで、クラスメイトであれば、時間の制限があるにせよ毎日顔を合わせなければならないことに変わりはないでしょう。そうすると徐々に心が苦しくなり、自分の居場所がないと感じるようになってしまうのです。

たまの喧嘩ぐらいであればここまで落ち込むことはないかもしれませんが、割と頻繁に喧嘩を繰り返しているのであれば、居場所がないと感じてしまうのはごく自然なことです。また一度関係が修復出来ても、また喧嘩に発展するのではないかと気遣ってしまい、従来の友達関係に戻れない可能性もあるでしょう。

自分以外の人同士が仲良しになっている

友達が他の人と仲良くなっていると、自分が邪魔者扱いされているかのような感覚に襲われることがあります。邪魔者とまではいかなくても、自分だけのけ者扱いされていると感じる人もいるでしょう。そうすると孤独を感じて、居場所がないと感じてしまうようです。

相手も人間なので、友達になる人は違います。当然、あなた以外の友達もいるわけですが、自分と関わっている時よりも楽しそうな表情や振る舞いをしていると、のけ者扱いされているような感覚に陥っても仕方ありません。

あからさまにのけ者にされていれば話は別ですが、単純に自分が思い込んでいるだけの場合もあります。気にしなければいいかもしれませんが、それが難しいと、徐々に孤立を感じて居場所がないと思ってしまうようになるのです。

居場所がないと感じてしまう理由

居場所がないと感じてしまう理由

学校に居場所がないと感じてしまう理由は人それぞれですが、主なものは以下の通りと考えられています。

  • 自信がなくネガティブ
  • 本心を相手に見せていない
  • 過去にトラウマがある
  • 相手の考えを認められない
  • 自己中心的で周りを気遣えていない
  • コミュニケーションが不十分

原因はひとつだけという人もあれば、いくつかの原因が絡み合っている人もいます。

自信がなくネガティブ

自己肯定感が低かったり、自分に自信がなくネガティブ思考が強かったりすると、周囲と比較して良い場所がないと感じやすくなるようです。

自分に自信がないため、相手を大切にすることはできても自分を大切にするのを後回しにしがちです。言い換えれば心が優しい人の特徴でもあるのですが、自分に自信が持てないために居場所がないと感じやすい傾向になります。

根本的な解決は難しいかもしれませんが、小さな目標を立ててそれを達成していく、いわゆる成功体験の積み重ねがひとつの解決策となるでしょう。あるいは自分に自信が持てるものは何かを冷静に見つめ直してみるのもいいかもしれません。

本心を相手に見せていない

自信がなくネガティブな人と共通するトピックではありますが、自分に自信がないため相手に本心を見せるのが怖いと考えている人も孤独を感じやすい傾向にあります。

本心を見せると相手からどのように思われるか分からない、嫌われるかもしれないと、自分のことを表に出さないタイプです。こちらも心が優しい人と言い換えることができますが、本心を打ち明けられないためにストレスが溜まっていくことも珍しくありません。

本心を第三者に見せるのは勇気のいることです。無理に本性をさらけ出す必要はありませんが、この人なら大丈夫と確信をもって言える友達には、自分の考えや思いをぶつけてみると良いでしょう。

過去にトラウマがある

過去にいじめや除け者扱いを受けたことがある人は、友達ができずに居場所がないと感じることが多いようです。誰かと仲良くなって関係性を構築するというよりも、そもそも誰かと仲良くなることに抵抗を感じている人です。

特にいじめを受けた経験がある人は、仲良くなっても裏切られてしまうのではないかと勘ぐってしまいがち。実際にそんなことはなかったとしても、本人が心に深い傷を負っている以上、その心を回復させるのはかなり難しいでしょう。

トラウマを解消するには、医療機関を受診したりカウンセリングを受けたりする必要があります。時間がトラウマを和らげてくれる可能性はありますが、完全回復するのは相当な時間と労力がかかることを覚えておいてください。トラウマを押さえ込みながら、無理に人間関係を良好にしようと考える必要はありません。

相手の考えを認められない

相手の意見を否定したり、悪いところばかり見てしまう人も居場所がなくなりがちです。人の悪いところに目がいってしまうのは仕方がないものの、そこばかりに目が行ってしまうと周囲の友達があなたを避けるようになってしまうでしょう。

自分に置き換えて考えてもらえればわかりますが、自分の悪いところばかりに目が向かう友人と付き合いたいと思うでしょうか?おそらく答えはNoだと思います。少し厳しいことを言いましたが、同じことをしないことが居場所がないと感じないためには重要なことです。

自分一人でこの原因に気が付く人は決して多くないでしょう。気心の知れた友人が一人でもいるのであれば、一度勇気を持って聞いてみるのもひとつの方法です。日頃から相手を尊重する考えを持ち、自分にはない魅力的なポイントを探すようにしてみてください。

自己中心的で周りを気遣えていない

相手を否定することはしなくても、自分の話ばかりしている人も徐々に友達が離れてしまい、居場所がなくなることがあります。具体的には相手の話を無理やり自分の話に変えてしまったり、自慢話ばかりしている人です。

相手を気遣えていないのと同じで、いわゆる自己中心的な人に多い傾向にあります。自己中心的な人は、話の中心に自分がいないと気が済まない場合が多く、すぐに自分の話を出したがります。周りの人はその人の話しか聞くことがなくなるので、徐々に周囲の人が少なくなってしまうのです。

自分が自己中心的かどうかはなかなか判断しにくいものがあります。相手の考えを認められない人と同じく、本当に心許せる友人に実際はどう見えているのかを聞いてみると良いでしょう。勇気はいりますが、居場所がないと感じているのであればぜひ一度聞いてみることをおすすめします。

コミュニケーションが不十分

相手とのコミュニケーションが不十分な場合も、人間関係で居場所がないと悩みを抱える原因のひとつです。相手のことをよく知らないというのも要因ですが、相手が自分のことを知らないというのも原因として考えられます。

いわゆる「表面上のお付き合い」になっていないかどうかという点です。心を許せるような親友ばかりがいいというわけではないものの、ある程度相手のことを知っていなければ、浅い関係性で終わってしまう可能性もあります。

こういう人たちは本心以前の問題で、自己開示が全くできていない場合も珍しくありません。今後どのような付き合いになるかわからない人に対して、自分の事をさらけ出すのは難しいと思う人もいるでしょう。しかしある程度自己開示しなければ、関係性が薄い人間関係になってしまうかもしれません。

居場所がないと感じる人の考え方

居場所がないと感じやすい人の考え方には、いくつかの共通点があります。いくつかのポイントはありますが、代表的なものは次の3つです。

  • 孤独を感じやすい
  • 思い込みが激しい
  • 虚無感に襲われやすい

いずれも考え方の問題なので、一筋縄で解決する問題ではありません。しかし自分の考え方を知ることで、解決できる筋道が見える可能性もあります。詳しく見ていきましょう。

孤独を感じやすい

友達と一緒にいるのになぜか孤独を感じたり、一人でいることに耐えられなかったりする人は、居場所がないと考えがちです。決して一人ぼっちではないにもかかわらず、なぜか自分が置いてけぼりになっているような印象を受ける人はこれに該当するでしょう。

また一人の時に孤独を感じるというのは、一見すると当たり前のことのように見えます。しかし周囲が楽しそうな様子で談笑している風景を目の当たりにすれば、自分だけが一人と思い込んでしまっても無理はありません。

このように自分だけが周囲と浮いて見える、周囲の雰囲気を深読みしてしまうような曲がある人は孤独を感じやすいと言えるでしょう。

思い込みが激しい

孤独を感じやすいという特徴に加えて、思い込みが激しいと居場所がないと錯覚してしまうようです。「誰からも必要とされていない」「周りは私に関心がない」と勝手に決めつけてしまうパターンの人です。

このパターンの人は、周囲に対して必要とされてない・関心がないと決めつける反面、自分も他の人に興味がないと考えがち。思い込みであることに気がつかず、自ら周りの人との関係を拒否してしまうケースも珍しくありません。

その場では、たまたまあなたに話しかけにくかったという場合もあります。自分から積極的に声をかけていく、笑顔で相手の問いかけに答えるなどすれば、自然と打ち解けられることでしょう。

虚無感に襲われやすい

居場所がない時の心理状態として、虚無感に襲われることもよくあります。難しいお話ですが、人と関わっていると幸福感と安心感を感じるように人間の脳はできているそうです。そのために場所がないと思い込んでしまうと、その安心材料がなくなってしまい虚無感を感じてしまうのです。

虚無感に襲われやすい人は、人間関係以外の些細なことでも同じ感覚に襲われることがあります。虚無感を覚えるような人間関係や場所に長居する必要はないと、自分から関係を遠ざけてしまうことも珍しくありません。

虚無感がひどくなると、居場所だけではなく何かをやる気力も無くなってしまいます。周りの人に興味を持つのは大変なことですが、安心と幸福感を得るためにも家族や友人と会話をするような場を設けると良いでしょう。

居場所がないと感じたときの対処法・考え方

「自分には居場所がない」と感じたときや、感じないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?いろいろな対処法や考え方がありますが、主なものは以下の5つです。

  • 自分を認める・自己肯定感を高める
  • 周囲の目を気にしすぎない
  • 趣味や勉強に没頭する
  • 新しい友達作りにチャレンジしてみる
  • 新しい環境に身を置く

具体的にどのような方法で対策していくのかを解説します。

自分を認める・自己肯定感を高める

自分を認めるとは、自分のいいところも悪いところもすべてひっくるめて自分であると認める作業です。自分の良いところ悪いところを自分自身で書き出すのはもちろん、友人や家族・先輩などから意見を貰ってまとめるようにしましょう。

重要なのは良い所を認め、自己肯定感を高めることです。悪いと感じているところがあるならば改善した方がよいですが、悪いところにばかり目が行ってしまうと徐々に自信を失ってしまいます。自己肯定感を高めるためにも自分のいいところにもきちんと目を向け、きちんと評価をしましょう。

周囲の目を気にしすぎない

周囲からどのように見られているのかは、どんな人でも非常に気になるところでしょう。しかし周りの目ばかり気にしていては、自分自身を大事にすることができません。

自分を大切にできないと自分の悪いところにばかり目がいってしまい、やがて態度や行動に現れてきます。周囲からの目や評価を気にするのは仕方がありませんが、過度に気にする必要はないと言い聞かせるようにするといいかもしれません。

趣味や勉強に没頭する

居場所がないと感じないためにも、没頭できる何かを探すのも対処法のひとつです。趣味や特技を見つけてそれを伸ばしてもいいですし、思い切って勉強に打ち込んでみるのもいいでしょう。

何かひとつ熱中できるものを見つけると、他の不安感を取り払うことができます。また没頭したことで身につけた新たな知識やスキルは、あなたの価値という財産になるでしょう。新たなコミュニケーションのきっかけにもなるため、何かに打ち込むことも重要だということを覚えておいてください。

新しい友達作りにチャレンジしてみる

思い切って新しい友達を作ってみるのも、有効な方法のひとつかもしれません。居場所がないと思っている人が新しい友達を作れるのかという疑問があるかもしれませんが、新しい友達を作ることで今までになかった居場所を見つけることができる可能性もあります。

もちろん新しい友達を作るのは簡単なことではありません。友達を作るということが難しいと感じて行くのであれば、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

新しい環境に身を置く

新しい友達を作ることとよく似ていますが、思い切って新しい環境に身を置くのもいいかもしれません。部活動を変えてみたり、校外のボランティアに参加したり、新しい習い事を始めてみたりすると、環境が変わって新しい居場所を開拓できます。

ただし今の環境を大きく変えるためには、周囲の大人の理解が必要です。自分に居場所がないと感じているのであれば素直にそれを打ち明け、環境を変えたいと申し出てみると良いでしょう。

高校に居場所がないと感じたら通信制高校への転入もあり

高校のクラスは、年に1回しか変わることがありません。どうしても居場所がないと耐えられず、不登校気味になってしまう人もいます。そんな時は通信制高校へ転入することも考えてみてください。

多くの通信制高校への転入は筆記試験がなく、入学願書を提出するだけで転入できます。通学を伴う通学コースか、オンラインかを選択できる通信制高校もあるため、高校そのものを変えて環境を一変させたい人は一度検討してみると良いでしょう。

居場所がないという気持ちが強くなりすぎて不登校になり、卒業できないかもしれないとネガティブになってしまう前に、通信制高校という選択肢を自分の中に持ってみるといいかもしれません。

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