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高校生の不登校、「やばい」って本当?状況別対処法と将来への影響

「子どもが高校に行かなくなってしまった…」 「このままでは将来が心配…」

高校生のお子さんを持つ親にとって、子どもの不登校は大きな不安ですよね。 「高校生にもなって学校に行かないなんて、この先どうなるんだろう…」と、 焦りや心配で押しつぶされそうになる方もいるかもしれません。

しかし、不登校になったからといって、必ずしも「やばい」状況になるわけではありません。 大切なのは、不登校の状況や原因を理解し、適切な対処をすることです。

この記事では、高校生の不登校について、 状況別に「やばい」度合いと対処法、そして将来への影響について詳しく解説します。

この記事を読むことで、あなたは以下のことがわかります。

  • 高校生の不登校の現状
  • 不登校が「やばい」状況とは?
  • 状況別の対処法
  • 不登校が将来に与える影響
  • 不登校の相談先

この記事が、不登校に悩む高校生とその保護者の方々にとって、 少しでもお役に立てれば幸いです。

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高校生の不登校の現状

文部科学省の調査によると、令和4年度の高校生の不登校生徒数は60,575名と、平成16年以来、18年ぶりに6万人台となりました。これは全生徒数の約2.8%にあたり、クラスに1人は不登校の生徒がいる計算になります。

不登校生徒数の推移

年度不登校生徒数全生徒数に対する割合
令和2年度43,051名1.39%
令和3年度50,985名1.69%
令和4年度60,575名2.80%

参考:文部科学省「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00004.htm

不登校の要因

不登校の要因は、いじめや学業不振、家庭環境の問題など多岐にわたります。 近年では、新型コロナウイルスの感染拡大による生活の変化や、SNSでの人間関係のトラブルなども要因として挙げられています。

不登校の傾向

不登校の傾向としては、以下の点が挙げられます。

  • 学年が上がるにつれて増加:中学校から高校に進学する際に環境の変化に対応できず、不登校になるケースが多い。
  • 長期化しやすい:高校生の不登校は、長期化する傾向があります。
  • 中途退学率が高い:高校生の不登校は、中途退学につながるリスクも高いです。

不登校が「やばい」状況とは?

不登校は必ずしも「やばい」状況に直結するわけではありません。 しかし、状況によっては注意が必要なケースもあります。 ここでは、特に注意が必要な3つの状況について解説します。

長期化・深刻化している場合

不登校が長期化すると、学業の遅れが大きくなり、 高校卒業やその後の進路に影響を及ぼす可能性があります。 また、学校という社会との接点がなくなることで、 コミュニケーション能力が低下したり、 孤独感を深めたりするなど、精神的な問題を抱えるリスクも高まります。

特に、3ヶ月以上学校を休んでいる場合は、 「長期欠席」とみなされ、 学校や教育委員会からの支援が必要となります。

進路が明確でない場合

高校卒業後の進路が明確でないまま不登校が続くと、 進路選択の幅が狭まってしまう可能性があります。 高校卒業資格を取得できなかったり、 希望する進路に必要な知識やスキルを身につける機会を逃したりするかもしれません。

不登校であっても、 将来の目標や夢を持つことは可能です。 早めに進路について考え、 専門家や学校の先生に相談しながら、 具体的な計画を立てていくことが大切です。

精神的な問題を抱えている場合

不登校の原因が、 うつ病や不安障害などの精神的な問題である場合は、 専門家の治療が必要となることがあります。 精神的な問題は、 放置しておくと悪化し、 日常生活に支障をきたす可能性もあります。

また、精神的な問題を抱えている場合は、 不登校だけでなく、 他の問題行動(自傷行為や引きこもりなど)を併発することもあります。 気になる様子が見られたら、 早めに専門機関に相談し、 適切なサポートを受けましょう。

状況別の対処法

高校生の不登校は、その状況や原因によって適切な対処法が異なります。 ここでは、初期段階、長期化、進路未決定、精神的問題を抱えている場合の4つの状況別に、具体的な対処法を解説します。

初期段階の対処法

不登校の初期段階では、まずは子どもの気持ちに寄り添い、 無理強いせずに話を聞くことが大切です。 なぜ学校に行きたくないのか、 どんなことが不安なのか、 じっくりと耳を傾け、理解しようと努めましょう。

同時に、学校との連携も重要です。 担任の先生やスクールカウンセラーに相談し、 状況を共有し、今後の対応について話し合いましょう。 学校によっては、 スクールカウンセリングや家庭訪問などのサポート体制が整っている場合があります。

長期化している場合の対処法

不登校が長期化している場合は、 学校復帰を焦らず、 子どものペースに合わせて 段階的にサポートしていくことが大切です。

まずは、 子どもが安心して過ごせる居場所を確保しましょう。 フリースクールや 適応指導教室など、 学校以外の居場所に通うことで、 社会との繋がりを維持し、 自信を取り戻すきっかけになるかもしれません。

また、 専門家のサポートも有効です。 スクールカウンセラーや 精神科医、 NPO法人など、 様々な専門機関が不登校の相談に応じています。 専門家のアドバイスを受けながら、 子どもに合った支援方法を探しましょう。

進路が明確でない場合の対処法

高校卒業後の進路が明確でない場合は、 子どもと一緒に将来について話し合い、 目標や夢を見つけることが大切です。 興味のある分野や 得意なことを活かせる進路を 一緒に探していきましょう。

また、 高校卒業資格を取得するための 選択肢も検討しましょう。 定時制高校や通信制高校、 高卒認定試験など、 様々な方法があります。 子どもの状況に合わせて、 最適な方法を選びましょう。

精神的な問題を抱えている場合の対処法

不登校の原因が、 うつ病や不安障害などの精神的な問題である場合は、 専門家の治療が必要です。 精神科医や心療内科医に相談し、 適切な治療を受けましょう。

また、 家族のサポートも重要です。 子どもの話を聞き、 共感し、 励ますことで、 心の安定を取り戻す手助けができます。 家族だけで抱え込まず、 専門機関や支援団体に相談することも大切です。

不登校が将来に与える影響

高校生の不登校は、 その後の進学や就職、 社会生活に 様々な影響を及ぼす可能性があります。 ここでは、 不登校が将来に与える影響について詳しく解説します。

進学への影響

高校生の不登校は、 高校中退や 進路選択の幅が狭まることに つながる可能性があります。

  • 高校中退:長期的な不登校は、 高校中退という選択を せざるを得なくなる場合があります。 高校中退は、 その後の進学や就職に 大きな影響を与える可能性があります。
  • 進路選択の幅が狭まる:学業の遅れや、 学校生活での経験不足は、 進路選択の幅を狭める要因になります。 大学進学や専門学校への進学を 希望する場合、 必要な単位を取得できなかったり、 受験資格が得られなかったりする可能性があります。

就職への影響

高校生の不登校は、 就職活動にも影響を与える可能性があります。

  • 就職活動が不利になる:高校中退や学歴は、 就職活動において 不利になる場合があります。 企業によっては、 高卒以上の学歴を 応募条件としている場合もあります。
  • コミュニケーション能力の不足:学校生活での経験不足は、 コミュニケーション能力の不足に つながる可能性があります。 就職活動では、 面接やグループディスカッションなど、 コミュニケーション能力が 求められる場面が多くあります。

社会生活への影響

高校生の不登校は、 社会生活を送る上でも 様々な影響を与える可能性があります。

  • 社会性の欠如:社会との繋がりが薄れると、 社会性を身につける機会が失われます。 社会で生きていく上で 必要なルールやマナー、 コミュニケーション能力などを 学ぶ機会が減ってしまう可能性があります。
  • 孤立:長期的な不登校は、 孤立感を深め、 社会復帰を困難にする場合があります。 社会との繋がりが 薄れてしまうと、 誰にも相談できず、 一人で悩みを抱え込んでしまう 可能性があります。

不登校の相談先

不登校は、子ども自身の問題だけでなく、 家庭環境や学校環境など、 様々な要因が複雑に絡み合っている場合があります。 一人で悩まず、 専門家の力を借りることで、 解決の糸口が見つかるかもしれません。

ここでは、 高校生の不登校に関する相談先をいくつか紹介します。

学校関係

  • 担任の先生:最も身近な相談相手です。 日頃の様子や 学校での出来事などを 把握しているため、 具体的なアドバイスが もらえるかもしれません。
  • スクールカウンセラー:心理的な問題を抱えている場合は、 スクールカウンセラーに相談してみましょう。 秘密は守られますので、 安心して悩みを打ち明けることができます。
  • 養護教諭(保健室の先生):体調不良が原因で 不登校になっている場合は、 養護教諭に相談してみましょう。 心身のケアや 学校復帰のサポートを してくれることがあります。

公的機関

  • 教育相談センター:各都道府県や市町村に設置されている 教育相談センターでは、 不登校に関する相談を 無料で受け付けています。 専門の相談員が、 状況に応じて アドバイスや情報提供をしてくれます。
  • 適応指導教室:不登校の生徒が 安心して学習できる場として、 適応指導教室が設置されています。 少人数制の授業や 個別指導など、 一人ひとりの状況に合わせた 学習支援を受けることができます。

民間団体

  • フリースクール:学校外の教育施設で、 不登校の生徒が 自由に学べる場所です。 従来の学校のような 厳しいルールや カリキュラムはなく、 子どもたちは 自分のペースで 好きなことを学ぶことができます。
  • NPO法人:不登校の生徒や その家族を支援する NPO法人が数多くあります。 情報提供や相談、 交流会など、 様々な活動を行っています。

その他

  • 医療機関:不登校の原因が 精神的な問題である場合は、 精神科医や心療内科医に 相談してみましょう。 適切な治療を受けることで、 症状が改善されることがあります。
  • 弁護士:いじめが原因で 不登校になっている場合は、 弁護士に相談することも 検討しましょう。 法的措置を 取ることで、 状況が改善される場合があります。
  • インターネット上の相談窓口:文部科学省や NPO法人などが運営する インターネット上の相談窓口もあります。 電話や対面での相談が 難しい場合でも、 気軽に相談することができます。

通学日数が少ない通信制高校への入学・転校

通信制高校は全日制高校と比べて自由度が高く、毎日通わないと進学できない、卒業できない等ということもないため”不登校”という概念がありません。

通信制高校に転校した生徒さんや保護者様の多くからは「学校に行かなくてはいけないのに行けていない」という毎日の精神的負担から解放されたという声も聞きます。 

毎日行くことは難しいが、高校卒業資格はとりたいという方は、通信制高校への入学・転校(転入)も一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか

まとめ

高校生の不登校は、決して「やばい」と決めつけるべきではありません。 しかし、長期化や精神的な問題を伴う場合は、 将来に影響を及ぼす可能性があることも事実です。 大切なのは、不登校のサインを見逃さず、 早期に適切な対応を取ることです。

この記事では、高校生の不登校の現状や 「やばい」状況に陥るケース、 状況別の対処法、 将来への影響、 相談先について解説しました。

不登校は、 子ども自身の問題だけでなく、 家庭環境や学校環境など、 様々な要因が複雑に絡み合っている場合があります。 だからこそ、 一人で悩まず、 家族や学校、 専門機関と連携して、 子どもにとって最善の解決策を 見つけていくことが大切です。

不登校は決して恥ずべきことではありません。 誰にでも起こりうる問題であり、 適切なサポートがあれば、 必ず乗り越えることができます。 この記事が、 不登校に悩む高校生とその保護者の方々にとって、 少しでもお役に立てれば幸いです。

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