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集団行動が苦手な人の特徴とは?克服する方法や向いている仕事を解説

「集団行動はできれば避けたい……」「みんなで一緒に何かをするのは苦手」

集団行動が苦手という人は決して少なくありません。

集団で過ごすことの多い学校生活に、窮屈さや苦痛を感じることがあるでしょう。

学校を休みがちな子も、「集団行動が嫌だから」というのが行きたくない理由の1つとして挙げられます。

どうにかしたいと思うのが親心ですが、周りの大人が無理やり慣れさせようとしても苦手意識はなくなりません。

集団行動が苦手な原因や心理についてよく考えた上で、子どもに合った対処法をとることが大切です。

この記事では、集団行動の必要性やメリットにも触れながら、集団生活が苦手な理由について解説します。

苦手を克服するためのヒントもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

集団行動が苦手な人の特徴とは?克服する方法や向いている仕事を解説

目次

なぜ集団行動が必要なのか?

集団行動とは、集団で同じ目的を持ってともに行動すること。

大人数でいるのが苦手だとしても、学校生活の場面ではなかなか集団行動を避けては通れません。

大人の職場であれば、チームで1つの大きな仕事に取り組んでいくということがよくあります。

性格も強みも異なるメンバーを集め、意見の出し合いや進捗の密な確認をおこないながら目標達成を目指すものです。

学校では、集団行動を通して複数の人とどうかかわるか、どう自分を表現するか、どう人の気持ちや意見を汲み取っていくのかを学んでいます。

集団行動のメリット

集団行動には次のようなメリットがあります。

  • 人と助け合うことができる
  • 学校や仕事で評価してもらえる
  • その場の空気が読めるようになる
  • 人との関わりが孤独感を消してくれる
  • 1人ではできない大きな目標を掲げられる

それぞれ詳しく解説していきます。

人と助け合う力ことができる

集団は、異なる能力や個性を持つ人間が多く集まっているため、目標達成へ向けて助け合いながら邁進していけます。

苦手な部分をそれぞれが補い合えることで、1人よりも集団でいることの心強さを感じられるでしょう。

仮に、大きな壁にぶつかったとき、1人であれば自分で乗り越えなくてはなりませんが、集団であればみんなで意見を出し合って乗り越えていくことができます。

学校や仕事で評価してもらえる

社会に出て企業や組織で働くようになると、他人とうまくコミュニケーションをとれるかどうかといった部分が評価に繋がります。

もちろん、他者とかかわらず黙々と仕事をして結果を残すこともできますが、チームのメンバーをまとめて大きな仕事をやり遂げるような人の方が評価が高くなりやすいということです。

学校においても、部活動のリーダーだった、クラスのまとめ役だったという生徒は評価されやすいでしょう。

その場の空気が読めるようになる

集団行動の場でのコミュニケーションには、言葉で直接伝え合う他に、何も言わずとも相手の表情やその場の雰囲気から推測するという方法があります。

いわゆる「空気を読む」というものです。

集団は友達だけでなく、大人や先輩・後輩と一緒に過ごすケースも多々あります。

「自分はよかれと思っていたのに、今この話を発言すべきタイミングではなかった」という後悔にならないよう、集団行動で多くの人とコミュニケーションをとることが、場の空気を読む訓練となります。

人との関わりが孤独感を消してくれる

1人で過ごすことが好きでも、時には寂しさを感じるものです。

集団は複数の人数で時間を共有するため、1人のときに感じる孤独感がなくなります。

何気ない話でも人との関わりは寂しさを払拭してくれるパワーがあり、集団行動をしていると孤独を感じる暇さえなくなるでしょう。

1人ではできない大きな目標を掲げられる

1人でもコツコツ進めていけばたいていの作業はできますし、目標を達成していけるものです。

しかし集団でやるメリットは、1人でやる何倍、何十倍もの量を同じ時間でこなせるということ。

単純作業ではなくオリジナリティを求められる場面であれば、自分だけでは決して思いつかないようなアイデアに出会うことができるでしょう。

ときには意見がぶつかる機会もあるかもしれませんが、作業の効率化やより大きな目標を成し遂げられるというところが集団行動のメリットです。

集団行動が苦手な人の特徴とは

集団行動が苦手な人の特徴とは

集団行動になじめるか苦手とするかは、幼少期からの個々の性格や個性によるものでもあります。

では、集団行動が苦手な人にはどのような特徴があるのでしょうか。

  • 内向的でデリケート
  • 周りの目が気になる
  • 自己中心的
  • 個性的
  • マイペース

1つずつ見ていきましょう。

内向的でデリケート

内向的な性格だと、周りに合わせるのに疲れてしまいがちです。

1人ではできないことも集団ならできるというメリットの反面で、誘われたことを断りにくい、その場のノリや雰囲気を崩してはいけないなど、気圧されるような場面が多いのも否めません。

NOと言えない状況が続くと、人と一緒にいることに疲れてストレスだけが溜まり、集団でいるメリットを感じられなくなってしまいます。

周りの目が気になる

複数の人が集まる集団行動では、人の数だけ意見もあります。

他人にどう思われるか、みんなの意見を覆してしまって嫌な気にさせないか、自分はどっちの意見についたらいいか、といった気遣いに疲れてしまうのがこのタイプです。

自分の意見を押し殺して周りに合わせ続けた結果、集団でいること自体が大きなストレスとなり、心身共に調子を崩す可能性もあります。

思春期でもある中高生の年代では、仲良くしていた友達が陰では自分の悪口を言っていたと知ったり、突然グループの仲間から疎遠にされたりということがよく起こり得ます。

そのせいで、集団行動を避けるようになる子も少なくありません。

自己中心的

気を遣いすぎて疲れるのとは反対に、自分の考えを押し通して周囲と合わせない人も集団を苦手とする傾向にあります。

意見が対立した際には、互いに歩み寄る姿勢がなくては問題は解決しません。

他人に干渉されたくないあまり、妥協することなく突き進んでしまっては集団ではうまくいかないでしょう。

周囲とうまくやれないことで、実際の能力より低く評価されてしまうことがあります。

個性的

自分らしさがあるのはとてもよいことです。

しかし、人は自分と近い価値観を持つ人と仲良くなりやすいと言われているため、周りと価値観や考え方が違うと浮いてしまうかもしれません。

「自分の常識が通用しないなんて」「自分のしたいことができないなら、1人の方がいい」という考え方になると、集団行動を煩わしく感じるでしょう。

マイペース

複数人数で同じ目標を持つ集団行動の場面では、全員で同じように行動することが求められます。

人と合わせて行動するより自分のペースで動きたいというマイペースさは、集団行動に向いていないかもしれません。

周囲から浮いていると思われたり、ときに心ない言葉を投げかけられたりして集団行動に怖さを感じるケースもあります。

集団行動が苦手になる原因

集団行動が苦手になるのには、原因があることがほとんどです。

個人の性格だけでなく幼少期のつらい経験などさまざまな要素が関係している場合があります。

  • 何らかのトラウマがある
  • 人が多い場所が苦手
  • 発達障害の可能性

これら3つについて見ていきましょう。

何らかのトラウマがある

これまでの人生の中で、つらかったことやうまくいかなかったことが心に引っかかり、他人と一緒に過ごすことに自信が持てなくなっているというケースがあります。

いじめや仲間はずれなどの経験で、集団行動を怖く感じることも少なくありません。

集団の中で一歩踏み出そう、意見を言ってみようとしても、過去のトラウマのせいで結局流されるままになってしまう方もいます。

その結果、集団行動に対して苦手意識を抱き、払拭するのが難しくなります。

人が多い場所が苦手

人混みに酔ってしまう、満員電車が苦手など、人が多い場所が苦手という声はよく耳にします。

人混みに行くと気分が悪くなるなどの場合は、無理に慣れることも困難でしょう。

また、これまで集団行動にかかわる機会がなかった、という理由で人が多い場所に慣れておらず、協調性や社会性がうまく身についていないという場合もあります。 

発達障害の可能性

集中力が続かない・行動が衝動的・相手の気持ちを読み取れないなどの特徴が見られる場合、発達障害の可能性があるとも考えられます。

ADHD、ASD、LDなどの発達障害、あるいは診断がついていないグレーゾーンの場合でも、学校という集団生活の場の中で、周囲の理解が得られずにつらい思いを抱えているかもしれません。

本人や家族の負担を減らすためにも、気になる様子があれば家庭で抱え込まずに医療機関を受診してみましょう。

できないことを怠けだと決めつけず、できるだけ早期に相談するのが大切です。

集団行動への苦手意識があると困る?

集団行動への苦手意識は、昨日今日に始まったものではないため、すぐに直すことはできません。

もし克服できるなら、他人と助け合える、協調性がある人として評価してもらえる可能性があります。

逆に、集団を避け続けていると周囲から浮いた存在になってしまうこともあるでしょう。

実際の能力より低く評価されて悔しい思いをするかもしれません。

苦手意識を持ったままでももちろん生きていけますが、好き勝手に行動して周りの人に迷惑をかけることがないよう、ルールの認識が必要です。

集団行動を克服するための方法

集団行動を苦手とする理由は人によってさまざまで、誰にでも当てはまる克服法があるわけではありません。

ここからは、集団行動の苦手意識を取り除くためのヒントをご紹介します。

全員と仲良くしようとしない

集団行動を克服できるのが理想的ですが、無理をすれば体調を崩してしまいます。

誰でも自分とは合わない人がいて当然です。

全員と仲良くしよう、全員に合わせようと思わなくてよいですし、合わない人がいても思い悩む必要はありません。

どうしても合わないメンバーの集まりは断る勇気を持つなど、自分のできる範囲で集団行動に参加していきましょう。

信頼できる人をつくる

集団行動をしなければならない際には、誰か1人でも信頼できる人をつくってみましょう。

輪を広げるときも、その人の友人を紹介してもらうようにすれば信頼できる仲間が増えていくのではないでしょうか。

意見に賛同できる人、ついていきたいと思える人がいるだけで不安感がかなり和らぎます。

苦手なことを公表する

つらいのを我慢して集団行動をしていても、自分が苦しくなるだけです。

さらには、周囲にも気を遣わせてしまいます。

集団行動が苦手だとあらかじめ打ち明けておき、うまく振る舞えなくても「苦手だから」と思ってもらえれば負担は減ります。

集団の中でも過ごしやすいよう周囲が配慮してくれることもあるでしょう。

また、苦手を打ち明けることで「実は私も集団行動が苦手で」という仲間が得られるかもしれません。

自分にとって居心地のよい集団を見つける

学校の中の集団といっても、クラスがすべてではありません。

部活動や趣味の同じ仲間など、自分にとって無理せず過ごすことができそうな集団を探してみるとよいでしょう。

学校内だけでなく、習い事などでも長く続く仲間と出会えるケースが多いです。

今合わないからといって諦めず、進んで外の世界に目を向けてみてください。

聞き上手を目指す

なかなか自分の意見を言えない、そんな自分をもどかしく思っているのであれば「聞き上手」を目指してみるのも1つの方法です。

本当に言いたいとき以外は聞き役に徹し、相手の話に興味を持ちながら聞くことで良好な関係性が築けるでしょう。

悩みを相談されたり、アドバイスを求められたりするようになれば、信頼されているという証拠ではないでしょうか。

1人の時間でリラックス

苦手であるにもかかわらず、集団で頑張って過ごすのは精神的に疲弊してしまうものです。

つらくなる前に自分だけのリラックスタイムを作るのがおすすめです。

趣味に没頭するのも、何も考えず1人で静かに過ごすのも気分転換になるでしょう。

集団の中でうまく過ごしている人でも、1人の時間は大切にしているはずです。

気を張り続けずに息抜きすることで、「またやってみよう!」という活力にもなります。

集団行動が少ない通信制高校もおすすめ

「学校は、常にグループや大人数で行動するから苦手。高校進学はどうしよう……」

学生であればそんな悩みもあるでしょう。

学校という組織では同じ年齢の多くの生徒が集まり、授業や行事を共に過ごしていくのが基本です。

集団行動が苦手な子は、進学はしたくても学校生活には不安しかないと本気で困っているのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが通信制高校です。

通信制高校は、全日制のように毎日登校するところもあれば、週に1回、あるいは年間に数日程度の登校でよいというところもあります。

行事が少なかったり授業はオンラインでよかったりと、学習の意思さえしっかりしていれば周囲の目を気にして過ごす必要はありません。

通信制高校ではさまざまな経歴や理由を持った生徒を受け入れており、集団行動が苦手でも無理なく学校生活を送れるのが魅力です。

授業以外の空いた時間は自分の好きなことに使えるため、趣味や仕事との両立もできます。

通信制高校は学校によって特色が大きく異なります。

中学校時代の学習内容の振り返りや大学受験対策に力を入れている学校、進学や就職のサポートが手厚い学校もあります。

自分に合った学校を見つけるためにも、オープンキャンパスや学校説明会に積極的に足を運んでみましょう。

集団行動が苦手な人向きの仕事

集団行動が苦手だと、社会に出たときに仕事ができないのでしょうか?

いいえ、人とあまり関わりたくないという思いがあっても向いている仕事があるので大丈夫です。

集団行動を極力ともなわないからといって、社会から外れていたり自分勝手と思われたりするわけではありません。

無理しない範囲で社会とかかわりながら過ごす生き方です。

企業の一員として働くには、一般的に多くの人と連携を取りながら仕事を進めていく必要があります。

一方で、自営業やフリーランスで働く場合は、自分のペースで仕事ができます。

その中でも、人とのかかわりが少なく、自分の得意分野を活かせる仕事が理想的です。

会社のルールや、上司との付き合いなどがないため、集団行動が苦手でも働きやすいといえるでしょう。

一例として次のような職業が挙げられます。

  • 料理人
  • ドライバー
  • 警備員
  • 作業員
  • Web関連(Weライター・Webデザイナー・エンジニア・プログラマー・動画編集者など)
  • 芸術家 など

これらの仕事は個人あるいは少人数で完結できることが多く、人とのかかわりを煩わしく思う人にはおすすめです。

しかし、フリーランスの場合は営業や経理などすべての仕事を自分でこなさなくてはなりません。

比較的専門的な職種が多く、仕事としてやっていくには専門性と実績、継続力が求められます。

集団行動が苦手でも学校生活は送れる!自分に合った進学先を目指そう

誰にでも得意と苦手があり、集団行動が苦手な人は多くいます。

社会に出てからも集団行動を求められる機会があり、就職に不安を抱えるのも無理はありません。

学校も企業も、集団の中で生きていくのが当たり前のように見えますが、そこに適応できないからといって劣っているわけではなく、個性の1つです。

集団を避けても自分らしく働くことができます。

目指す職業にはどんな勉強や学歴、資格が必要なのか。

あまり悲観しすぎずに、自分のやりたいことに向かって努力を続けていきましょう。

学校生活では集団行動を避けられず、不登校の理由として「集団行動が苦手」と挙げられることもあります。

通学や進学がつらいようであれば、通信制高校も検討してみてはどうでしょうか。

学校の形は多様化してきており、通信制高校では学校によって、専門学校のような専門的な授業を受け、早期の資格取得に繋げることもできます。

一般的な固定観念にとらわれず、さまざまな選択肢に目を向け、無理せず過ごせる環境を探していきましょう。

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