6月27日(水)に本学園の渡邉美樹理事長先生による「理事長講座」が行われました。

現役経営者でありプライム企業の創業者でもある渡邉理事長先生から、「夢教育とは何か」また
「夢教育の前提となる人としての生き方・考え方」を中心に生徒へお話ししていただきました。

激動の時代のなかでの幸せの定義
講座の冒頭では、私たちがこれから生きる「激動の時代」について言及。AIの進化、グローバル化、
人口減少が進む中で、これからの社会を生き抜くために大切な「幸せの定義」について話して
くださいました。
理事長先生は、「夢を持ち、努力しながら成長すること。そしてその過程で、人に感謝される存在になること
が幸せである」と強調。社会の変化をチャンスと捉え、自らの生き方を見つめ直す機会となりました。

皆さんの夢は?それを叶えるための第一歩は?
「皆さんの夢は何ですか?」という理事長先生の問いかけに対し、生徒たちは堂々と自分の夢を
発表しました。
「JR西日本の駅員になりたいです!」
「スマートフォンのような画期的なものを作る会社の経営者になりたいです!」
「弁護士になりたいです!」
「バイオや人体に関する研究者になりたいです!いろんな世代の人が健康に過ごせる社会を作りたいです。」
発表された夢を受け、理事長は「夢を実現させることで、社会にどんな良い変化が生まれるか」、「その先にどんな奇跡が起こるか」を生徒と一緒に考えてくださいました。
夢をかなえるために最も大切なのは、「好きで、得意なことをやる」こと。好きなことは努力を続けられる力になり、努力は決して裏切らない。一方で、得意=才能も必要で、どれほど好きでも才能がなければ継続できない。だからこそ“好きで得意”なことを見極めることが、夢実現の第一歩であると話されました。
さらに、夢を実現するためには「学力」、「グローバル力」、「人間力」の3つをバランスよく身につけることが不可欠だと強調。そして最後には、夢教育の前提となる「人としての生き方・考え方」について一つずつ説明していただきました。

生徒から理事長先生へのQ&Aコーナーより抜粋してご紹介
Q.「七つの約束」の教員編を見る機会があったのですが、全日制高校ではない通信制高校の先生たちは生徒にとってどのような存在であってほしいとお考えですか?
A.「夢を追いかけようね」という先生自身が夢を追いかけて、そしてその背中を生徒たちに見せることが大切だと考えています。その点においては全日制だろうが通信制だろうが、同じことを先生に求めています。
Q.「得意なもの」と「得意じゃないもの」の見分け方を教えてください。また、「好き」だけど「得意」ではないとわかったときの心の持ちようや考え方についてお伺いしたいです。
A.「得意」か「得意じゃない」かというのは相対比較なので、周りと比較するしかないですね。また、「好き」だけど「得意」じゃない、才能がないとわかったときは趣味にするといいですね!
Q.今2つ夢があり、2つを同時にはできないと考えています。理事長先生は夢が2つあってどちらにしようか悩んだことはありますか?また、そういう経験があったとしたらどちらをどう選んだのかアドバイスをいただきたいです
A. 2つ夢があるときは2つを追いかけてはダメ。まずは1つをやること。1つを追いかけて、その1つが形になったら次のことをやる。例えば理事長は24歳の時に外食産業を始めましたが、元々は学校を作りたかったんです。なので、24の時に学校を作るための準備として「塾を作る」→「お店を作る」→「塾を作る」と考えて、「30歳になってお店が上場したら、お金を手に入れて塾を学校にする」という人生計画だったんです。だけど、そんなことをしたら絶対にお店がうまくいかない。だからお店が大きくなるまで学校を我慢して、16年後に会社がとても大きくなったので「さあ、次は教育だ!」ということで学校を作りました。ですからあれこれ追いかけるのではなく1つのことを追いかけていく。もう1つの夢を捨てずに自分の中で育てて、まずは1つの夢に向かって挑戦することがいいと思います。
講座を終えた生徒たちは、理事長先生の言葉に大いに刺激を受けた様子でした。この学びを胸に、自分自身の「素敵な奇跡」を起こしてくれることを願っています。講座を終えた生徒たちは、理事長先生の言葉に大いに刺激を受けた様子でした。


