進路指導の一環として、(株)ライセンスアカデミー様主催のもと「職業ガイダンス」を開催しました。
今回は、
福祉・保育・心理・教育業界について「東京福祉大学」の先生、
自動車整備業について「読売自動車大学校」の先生、
美容業界について「山野美容専門学校」の先生 にお越しいただき、
各業界の特徴や、やりがい、業界の求める人物像、そして高校生活をどのように過ごして欲しいかなどをお話いただきました。
―働くということについて。仕事のやりがいはなんでしょうか。
なんと日本のコンビニエンスストア数の4倍美容室が存在するという美容業界。
技術や知識が求められるのはもちろんのこと、「この美容師さんにお願いしたい」という信頼を得られるようになることが重要だといいます。お客様のニーズを把握し、期待以上のサービスを提供するためにはコミュニケーション力も大切とのことで、山野美容専門学校では実践的な学びもカリキュラムに入れているそうです。ヘアメイクやネイルを通して喜んでもらえることはこの上ないとお話されました。
「あなたにお願いしたい」と求められることにやりがいを感じるのは、美容業界だけでなく、他の業種でも求められるとのこと。自身も長年自動車整備士をされていた読売自動車大学校の先生は、整備士時代にとある会社の社長さんから、丁寧さや誠実さを見初められ、長年にわたり「車の整備は〇〇さんにお願したい」とご指名をいただいていたといいます。命にもかかわる責任需要な仕事ですが「あなたに任せたい」と言ってもらえることは何よりの喜びとお話しされました。
―業界で求められる人物像は?高校生であるID生たちは今何をやっておくべきでしょうか
「東京福祉大学」の先生がおっしゃるには、保育や教育は子どもたちや保護者に対して特に”話す力”が求められる業界がゆえに、その人がどれだけ引き出しを持っているかが重要だとのこと。失敗も成功もどんどん経験し、引き出しを増やして欲しいとアドバイスをくださいました。
どの業界でも共通していたのは求められる人物像は「責任感が持てる人」ということ、そしてその業界・ジャンルのことが好きであるということでした。
「友達にヘアアレンジをしてあげたら喜んでくれてとても嬉しかった」
「自動車やバイクが大好きでいじっていいと言われたら時間を忘れて没頭してしまう」
「『こんな先生になりたい』と思える先生に出逢ったことがある」
などなど、好きという気持ち、その分野をもっと探究して人に貢献したいという思いが仕事への責任感につながり、相手のニーズをくみとり、期待以上のサービスを提供でき、結果的にやりがいにつながるようです。
国家資格や専門スキルを必要とする職業は責任も重く大変な仕事ですが、一方でかけがえのないやりがいがあるということを学んだ今回の職業ガイダンス。
受講生徒も真剣そのもので、とても良い刺激を受けた時間となりました。
お越しいただきました先生方、ライセンスアカデミーの皆さま、ありがとうございました。