2月27日(木)、起業・ビジネスコースの生徒たちは、東京農業活性ベンチャーである「株式会社エマリコくにたち」さんのビジネスを体感するため、農家訪問や店舗訪問、ビジネス体感ワークショップを行いました。

農家訪問:清水農園直売所
最初に訪れたのは、清水農園直売所。ここでは、農作物を販売することだけでなく、お客さん同士が会話を楽しみながら過ごせるような場づくりが意識されているとのこと。また、都市農業ならではのメリットやデメリットについて話を伺い、農作物を育てる工夫や生産者の思いを深く知る機会となりました。


生徒たちは「農園に自然と生えているフキノトウや梅の枝も売り物になると知り、何でも価値が生まれることが分かった」「馬糞を肥料として活用するなど、様々な企業や大学と連携しながら農業が営まれていることを知った」との声が上がりました。


さらに、農業体験として収穫が終わった作物を抜き、土の中に埋める作業も実施。生徒たちは自然と役割分担しながら作業を進め、実践を通じて農業の大変さと工夫の重要性を学びました。


店舗訪問:くにたち野菜しゅんかしゅんか
続いて訪れたのは「くにたち野菜しゅんかしゅんか」。実際に店頭に並ぶ野菜を見ながら、農家と店舗の関係について学びました。農産物が消費者の手に届くまでの流れを知ることで、都市農業のビジネスモデルについてより具体的な理解を深めました。


ビジネス体感ワークショップ:くにたち村酒場ワインバル
最後に訪れたのは、くにたち村酒場ワインバルです。ここでは都市農業のビジネスについて学び、「農業体験したくなる消費者を増やすには?」をテーマにワークショップを実施。
生徒たちは、目的・対象・費用などの情報をもとにディスカッションを行い、「体験料金を安くしてまずは参加してもらう」「割引券をつける」「インフルエンサーを呼んで一緒に体験する」といった多様なアイデアを発表。都市農業の魅力を伝えるためのマーケティング戦略を考える貴重な機会となりました。


体験を通して得た学び
今回の体験を通じて、生徒たちは都市農業を肌で感じることができました。農業は単に作物を育てるだけでなく、消費者との関わり、持続可能な仕組み、ビジネスとしての展開が重要であることを学びました。起業・ビジネスコースの生徒にとって、これらの経験は今後の学びやキャリア形成において大きな財産となるでしょう。
株式会社エマリコくにたちの皆さまをはじめ、ご協力いただいた農家の皆さま、店舗の皆さま、貴重な経験をありがとうございました!