生徒に夢の幅を広げるためのきっかけを提供する「夢キャリアライブ」。
毎回様々な業界のスペシャリストをお招きし、仕事内容や、やりがい、職業観などをお伺いします。
2025年度第1回目となる今回は「デザイン・クリエイティブ業界」。
ID学園のAdobeオプション講座の講師をしていただいている、株式会社Tooの前田勝規様を講師にお迎えしました。各キャンパスからのオンライン参加も含め、90名以上の生徒が参加しました。

初めに前田さんご自身の性格やご経歴についてお話をいただきました。そこでは「禍福は糾える縄の如し」ということわざについて触れられ、「悪いこと(禍)と良いこと(福)は表裏一体で、ネガティブな性格や短所も受け入れることで長所になる」というこのことわざの意味は受講した生徒に印象深く残っていたようです。

第一部では、デザインと生成AIについて詳しく説明があり、生成AIとの付き合い方と留意点について学ぶことができました。デザインするときには、人の目線の誘導を考えたり、見せたい情報を強調したりなど、すぐに使えるテクニックを教えて頂きました。
デザインやクリエイティブな仕事は、専門業界だけでなく、あらゆる分野に関係しているからこそ、日頃からいろんなデザインに触れて、自分の中の引き出しを増やしておくことが重要だと語っていました。

そして、デザイン業界でもすごい勢いで進歩と発展を遂げているのが、「生成AI」だそうで、どの業界に進むにしても無視できないものです。今後、付き合っていくであろう生成AIは「どこからどのように学習しているのか」「著作権の扱いを明確にしているか」という留意点について深く学ぶことができました。
第二部では、各キャンパスから集められたユーモアあふれるプロンプトをもとにAIを用いた画像生成が行われました。受講者のプロンプトを元に画像生成をしてみると、こちらが予想していたものと異なる画像が生成され、AIへの具体的なプロンプトの出し方の難しさを体感することができました。


講演の最後には、「AIに『使われる』のではなく、使いこなしてほしい。AIが動きやすいように言葉のセレクトをすることは大切ですが、人生の主人公はみなさんですよ。マイクロソフト社のAIである「copilot」は副操縦士を意味しており、あくまでもAIは副操縦士であり、操縦士は人間で、操縦したり方向を決めたりするのは皆さんなのです。」と力強いメッセージをくださいました。
今回の夢キャリアライブを通じて、受講者それぞれが自身のキャリアについて改めて考えるきっかけとなり、デザイン・クリエイティブ業界に対する理解を深めることができました。
株式会社Tooの皆さま、ありがとうございました!
