ID学園には、問いを立てる「NIE授業」、課題発見をする「SDGs授業」、課題を追及する「探究授業」があります。
それぞれの授業は、通常教科とは大きく異なり、机上に留まらない学習スタイルで構築されています。
そんな中、SDGsの授業内では深掘りできない課題や積極的な学外活動を実施するため「SDGs倶楽部」という同好会を設立しました。全学年・全コースから参加でき、10月の結成以降、メンバーが徐々に増え活動しています。
今回の「SDGs倶楽部」は「JICA地球ひろば」への訪問を実施。JICA(国際協力機構)様は、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っており、「JICA地球ひろば」では、世界が直面する様々な課題や、開発途上国と自分たちとのつながりを体感することができます。
今回の学外活動は、体験学習と世界の実態を見聞きする講話形式で行われ、体験ゾーンでは「今日、あなたは難民になります」という言葉を皮切りに、他の国へ逃げるためのアクションを体験的に学びました。
体力・メンタル・お金のゲージを意識しつつ先に進まなければならないため、選択した側の行動の危険度や密集度合いなど、より現実味をおびた体験をしました。
講話形式においては、アフリカやバングラデシュなどで実際に服飾指導を行った方に、お話を伺いました。
私たちの日常水準では、中々イメージし難い世界の実態を、当時のお写真とともにお話してくださいました。
“自分が難民になるなんて、考えたこともなかった―”
実際に難民になった多くの人々がこの言葉を語られるということに、ショックを隠せないID生たち。
私自身、難民の人々は“特別”な人ではなく、私たちと同じように生活をしている“普通”の人であると改めて感じました。
“もし”自分が彼らと同じ立場になっていたら・・・
物事を自分ごと(ジブンゴト)化する必要性と重要性を改めて目の当たりにしました。
今回は「貧困」に注力したテーマでしたが、次回以降は異なるテーマを実施していこうと検討しています。
是非、興味がある方は企画部の田村(陽)までご連絡をください。
ともに、タノシク・フカク・ジブンゴト化していきましょう!