幸福学研究の第一人者であり、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授兼慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長を務める前野隆司教授をお招きし、「ウェルビーイング特別講座」を実施いたしました。
各キャンパスzoomを繋いでのオンライン開催。
体調が優れず来校できない生徒も自宅で前野教授の話を聞くことができる貴重な機会となりました。
前野教授からは、ご自身のこれまでの経験や研究に基づき、幸福学(well-being study)の考え方の基礎、そしてどのように行動すれば幸せになるかというお話しをしていただきました。
生徒からの質疑応答の時間では、
「結果がうまくいかない時に受けるショックが怖くて、『自分は絶対うまくいかない』と最初から言い聞かせています。でもそうするとネガティブ思考にどんどんなってしまって・・・」という声や、
「絶対に1位をとれと言われており、周囲のプレッシャーに押しつぶされそうになる」という声、
「受験勉強で伸び悩み、模試の結果が悪くてネガティブになってしまいます」などなど、
様々な相談を持ちかけてくれる生徒たち。感極まり涙ながらに思いを伝えてくれる生徒もいました。
みんなこんなプレッシャーを抱えながら、日々がんばっているんだな・・・と聞いている側もはっとさせられます。
前野教授からは
「無理しなくていいんですよ。人生は長い。受かっても受からなくても、結局みんなその後の流れで活躍し幸せになっています。『どちらの結果になってもいい、自分のベストを尽くして自分のために楽しもう!』とリラックスしている状態である方が、ネガティブな状態より良いパフォーマンスを出すという結果もありますよ」
などなど、たくさんの温かいアドバイスや考え方を教えていただき元気をいただきました。
現代社会において、特に多感な時期の高校生は、ストレスを感じる場面も多くあるのかもしれません。今日の「well-being特別講座」で学んだことを心にとどめてもらい、幸せな人生を歩んで欲しいです。
前野教授ありがとうございました!