みなさんこんにちは。ID学園ブログ担当の坂口です。
生徒たちが登校する集中スクーリング。2日目&3日目は、古澤校長先生が教鞭をとる「科学と人間生活」の授業です。
・・・が、校長先生が手にしているのは、 、 、え?やかん!?
校長先生が授業するの!?と驚かれるかもしれませんが、そこは生徒一人ひとりにしっかり寄り添うID学園ならでは!
校長先生も直接授業を行いながら、生徒の様子をしっかり確認し、生徒一人ひとりの個性を生かした教育に反映できるよう研鑽しています。
科学というと、化学の元素記号や物理の計算式を覚えるなど、難しくて(眠い?)授業が始まるのかと思いきや、、、校長先生が準備しているものは、カラフルな砂や、キラキラしたダイヤ、魚のオブジェに、やかんのお湯!
一体何を始めるのでしょう?
普段オンラインで授業を受けている生徒さんは、実験や制作という経験がなかなかできません。
そこで今回は、実験を通して生徒に想像力を膨らましてもらうため、「物質の三態(固体・液体・気体)」について学びながら、オリジナルキャンドルとスライムを作ってもらいました。
まずはキャンドル制作から。始めにそれぞれどんなデザインにするかを考えます。
「白と青の砂を交互に入れて、層にして海の波を表現したいんです!」と早速鉛筆を握る生徒も。
なかなかの画力に「こんなに絵が上手な生徒さんがいるんだ~!」と校長先生もびっくりです。
それぞれ思い描いたデザインを元に、カラーサンドや小物を入れ、湯煎でとかしたろうそくを流し込みます。
複数色の砂を使いカラフルなデザインにした生徒さんや、白一色で表現した生徒など様々。
お互いの制作状況を見て相談したり、刺激を受け合いながら作品を仕上げていくことも大切な学びです。
一つと同じ物がない、オリジナルキャンドルの完成!
次はスライム作り!「ツヤツヤもっちりスライム」と「ふわふわスライム」を作ります。
もっちりスライムは、「洗濯のり+ボンド+ホウ砂水」で作ります。
ふわふわスライムには、ボンドの代わりにシェービングフォームと泡ハンドソープを入れてみます。
混ぜる物が違うと・・・こんなに違う物が完成するんですね!
配分によって、とろとろになったり、はんぺんのようにちぎれるようになったりと様々。
「実験っていうと、難しい液体を使ったりするものかと思ったけど、ハンドソープなど身の回りのものでもできるんだね。」
「さわり心地最高!授業がこんなに楽しくていいの?」
学びにはインプットも大切ですが、「想像力」や「発想力」を育むことも大切です。
ID学園ではICTを活用することにより、学習内容を充実させたまま学習時間を短縮して、空いた時間をそのような力を育むために使うことができます。今回は授業時間内でしたが、生徒たちにとって想像力を育むきっかけになることを願っております。