本日のSDGs授業では外部講師による特別授業!
今回は「シブヤフォント」の髙橋圭様を講師にお招きし、池袋キャンパスにてリアル授業を開催し、その様子をオンラインにて各キャンパス&自宅に生配信いたしました。
(パラリンピックでは聖火ランナーも務めた髙橋様。聖火ランナーを務める際の豆知識なども教えてくださいました)
髙橋様はこれまでご家族との経験や職場で、障がいのある方の収入が少ないことや、社会との接点が低いこと、またそれらの影響などもあり様々な場面で選択肢が狭まることに問題意識を持ち、障がいの有無関係なく、誰もが働きがいがあり生活しやすい社会を目指したいと、シブヤフォントの設立をされました。
「シブヤフォント」では、渋谷区にある複数の障がい者施設と、地元の専門学校、そして企業とがつながり、事業が成り立っています。
障がいがある方が書く個性豊かな絵や文字を元に、専門学校生徒がデザインとして調整し、
フォントやデザインにして企業や団体に提供します。企業側はそのデザインを起用して商品開発などにつなげ、こうして障がいがある方の収入増だけでなく、障がいがある方のモチベーションアップや社会参加、人との交流の機会も提供できる仕組みです。
髙橋さまの優しく思い溢れる講義内容と次々に映し出される個性豊かなデザインに、思わず魅了されるID生たち。街でよく見かけるデザインも実はシブヤフォントさんのものだと気づき「見たことある!」と反応する人もいました。
髙橋様は
「『障がいがあってかわいそうだから、買ってあげる』ではなく、『これおしゃれだな、素敵だな』と思い手に取ったら、実はその商品の背景にストーリーがあったという流れにしたいと話されました。
「障害はその人自身ではなく、その方と社会との間にある壁です。理解し、歩み寄りその壁をなくしていくこと。苦手なことや弱点は、アイディアや様々なつながりでプラスに変えていくことができます。そうやって障害がない世の中をつくっていきたいです」(髙橋様)
午前中に行われた「well-being」の授業で、とある生徒が
「子どもだけでなく、多くの大人もネガティブ思考だったり幸福感を味わえていないのではないか」という意見を言っている生徒がいましたが、シブヤフォントの髙橋様のように、人の幸せを願い、みんなで社会を良くしていこうと明るく朗らかに前向きに活動しているカッコイイ大人もいるよ!ということが生徒に伝わればいいなと思います。
シブヤフォントの髙橋様、ありがとうございました!
シブヤフォントのホームページにはフリーダウンロードできるフォントやワンコインでダウンロードできるデザインパターンなどがあります!ぜひご覧ください!