ID学園高等学校

通信制高校への転入で後悔しないために|転入後につまずきやすい理由と親ができるサポート

「通信制高校に転入したけれど、思っていたのと違う気がする…」
「友達もできないし、勉強も進んでいる気がしない」

お子様が、通信制高校に転入して「後悔」を感じているかもしれないという不安や戸惑いは、決してめずらしいことではありません。

多くの場合、原因はお子様の努力不足ではなく、「通信制高校に対するイメージ」と「実際の生活」とのギャップにあります。

通信制高校には、在宅中心で学ぶ「通信型」と、キャンパスに通う「通学型」があり、それぞれにつまずきやすいポイントが存在します。

転入直後は心と体が新しい環境に慣れようとする“調整期間”。
不安や疲れが出やすい時期でもあります。

お子様が「うまくいかない…」と感じても、それは本人に課題があるわけではなく、環境の変化によって起こる、ごく自然な反応であることが多いのです。

大切なのは、お子様の変化の背景を理解すること。
そして、保護者としてどんなふうに寄り添えばいいのかを知ることです。

この記事では、通信型・通学型それぞれでつまずきやすい場面を整理し、転入後に起こりやすい心の変化をふまえながら、保護者の方ができる具体的なサポートをお伝えします。

【この記事でわかること】

通信制高校への転入後に後悔が生まれやすい本当の理由
子どもの心理状態の変化と、つまずきが起こりやすい時期
通信型/通学型それぞれに起こりやすい「ズレ」のポイント
保護者の声かけ・見守り方で後悔を小さくする関わり方
心理面に配慮した、後悔しない学校選びと相談先のヒント

通信制高校に転入して後悔しがちな2つの場面

転入後、お子様からこんな声を聞いたことはありませんか?

自分のペースで学べると思ったのに、何をしていいかわからない

友達ができると思っていたけれど、話す機会がほとんどない

週に何回か通えば大丈夫だと思ったのに、通学するだけで疲れてしまう

実は、こうした戸惑いや不安を感じる生徒は少なくありません。

文部科学省の調査によると、通信制高校の中途退学理由として多いのは、「進路変更(32.4%)」「学校生活不適応(23.4%)」「学業不振(9.2%)」 となっています。
文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について 」

これは、通信制高校では自学中心の学習スタイルや人間関係のつくりにくさなど、全日制とは異なる環境ゆえに、期待していた学校イメージと実際の生活との間に”ズレ”が生まれやすいことを示しています。

その“ズレ”は、大きく分けて2つの場面で現れます。

① 学校でのズレ(環境・学び方)

学習の進め方、人とのつながり方、通学の負担といった「学校生活そのものとの相性」

② 家庭でのズレ(保護者の関わり・生活)

生活リズム、保護者の声かけ、期待と現実のギャップといった「家庭での過ごし方」

ここで大切なのは、そのズレはお子様の努力不足ではなく、環境が変化するなかで自然に起こる反応である場合が多い、という点です。

「頑張れない」のではなく、まだ頑張れる土台が整っていないだけということも多いのです。

次の章では、通信型・通学型それぞれで、どんなズレが起こりやすいのかを具体的に見ていきましょう。

通信型(在宅・オンライン中心)で生まれやすい「ズレ」と「後悔」

通信型は、「自分のペースで無理なく学べる」というメリットから選ばれることが多い学び方です。
しかしその一方で、生活や学習の多くを一人でコントロールする必要があり、想像していたよりも不安や負担が大きくなる場合があります。

ここでは、通信型で起こりやすいズレのうち「学校」と「家庭」の2つの視点から整理していきます。

学校でのズレ

「自由に学べる」「自分のペースでできる」
通信型を選ぶとき、こうした期待を持つご家庭は多いのではないでしょうか。

けれど実際には、自由だからこそ難しいという場面が少なくありません。

通信型は、相談も交流も「自分から動かないと始まらない」仕組みになっています。

オンライン中心だからこそ生まれる孤立感や、自己管理の難しさが、後悔につながることがあります。

学習スタイルが自分に合っていない

通信型の学習は、動画視聴とレポート提出が中心です。
この学び方には、向き不向きがはっきり出やすい特徴があります。

「一人で学ぶ時間」が思った以上に多く、朝起きる、計画を立てる、締め切りを守るといった自己管理の力が求められます。

けれど、多くのお子様はこれまで学校のリズムに沿って学んできたため、自分でペースを作るのは想像以上に難しいことも。

「今日は何をすればいいんだろう」
「どこまで進めばいいか分からない」
こうした迷いが積み重なると、気づいたときには遅れが出てしまい、焦りや自己嫌悪につながります。

また、分からないことがあってもその場ですぐに質問できないため、一度つまずくと、そこから動けなくなってしまうことも少なくありません。

オンライン授業は便利な反面、受動的になりがちで「勉強した気になりやすい」落とし穴もあります。

保護者の方からは一見「サボっているように見える」こともありますが、実際には「やり方が分からなくて動けない」という場合も多いのです。

期待 → 自分のペースでラクに進められる
現実 → 地味な自学が多く、進んでいる感覚が持てない

この「頑張っているのに手応えがない」状態が後悔へとつながりやすいくなります。

同年代とつながる機会が少ない

通信型は登校頻度が少ないため、全日制のように「毎日顔を合わせるうちに自然と仲が深まる」といった環境ではありません。

オンライン上で交流の機会があっても、必要なことだけを話して終わってしまいがち。
グループに入れるタイミングがつかめず、誰とも雑談がない日が続くと、孤独感が強くなっていきます。

期待 → 同じような境遇の子と、自然に友達になれると思っていた
現実 → 会う機会が少なく、きっかけをつかめない  

この「自分だけ馴染めていないのかも」という不安が、後悔につながることがあります。 

家庭でのズレ

通信型は、学びの場がほぼ自宅です。

そのため、家庭の空気感が、お子様の気持ちに直結しやすい傾向があります。
保護者の方の声かけで、お子様のやる気が上がることもあれば、逆にプレッシャーになることも。

保護者の方の期待とお子様のペースのズレが、思わぬ形で広がっていくことがあります。

生活リズムを整えるのが難しい

自宅中心の学びだからこそ、お子様には“自分を律する力” が求められます。
しかし、生活リズムがずれやすく、夜型になってしまうこともめずらしくありません。

学校の先生からは見えにくい部分のため、保護者の方が不安を感じやすい場面でもあります。

「朝起きられない → 保護者に注意される → しんどい」

こうした悪循環が生まれると、生活リズムの乱れが

学習の遅れ
体調不良
自己肯定感の低下

へとつながっていきます。

保護者の方から見ると「怠けているのでは?」と感じても、お子様は「頑張っているのに…」と苦しくなる。

そんな小さなズレが積み重なると、親子どちらにとってもつらい状態になり、「転入しないほうがよかったのかな…」という後悔へとつながってしまうことがあります。

保護者の声かけが負担に感じられる

「頑張ってほしい」という保護者の方の気持ちが強く出るほど、お子様にとってはプレッシャーになることがあります。
保護者の方の”見守り”が、お子様には”監視” に感じられてしまうことも。

今日は勉強した?
レポート進んだ?

こうした声かけが、かえって親子の距離を広げてしまうことも少なくありません。

お子様が求めているのは”落ち着ける環境”。
けれど保護者の方は、”成果が見える行動” を求めてしまいがちです。

良かれと思った関わりが、結果としてお子様の後悔につながる誤解を生んでしまうことがあります。

通学型(キャンパス通学中心)で生まれやすい「ズレ」と「後悔」

通学型は、「キャンパスに通って仲間と学べる」というメリットから選ばれることが多い学び方です。
しかしその一方で、通学の負担や人間関係の距離感など、想像していたよりも不安や負担が大きくなる場合があります。

ここでは、通信型と同じように、通学型で起こりやすいズレのうち「学校」と「家庭」の2つの点から整理していきます。

学校でのズレ

「通信制だけど、通学で仲間ができるから安心」
通学型を選ぶとき、そんな期待を持つお子様は少なくありません。

けれど、小規模校や個別指導中心の学校では、人間関係が限定的になりやすい面もあります。

また、通学の負担や授業のテンポなど、”身体的・心理的な負担” が思った以上に大きく感じられ、後悔につながってしまうことがあります。

通学の負担が大きいと感じる

転入直後は、心も体も疲れやすい時期です。
週に数日の通学でも、お子様にとっては大きな負担になることがあります。

新しい教室や先生、学び方など、新しい環境に慣れようとすることで、思った以上にエネルギーを消耗してしまうのです。

期待 → 前の学校より負担が軽いはず
現実 → 慣れない環境に気力も体力も奪われてしまう

保護者の方からすると「通信制なら負担が軽いはず」「週3日なら大丈夫だろう」と思えても、お子様にとっては体力的にギリギリということも少なくありません。

「朝起きるだけでしんどい」
「教室に入るまでに力を使い果たしてしまう」

こうした状態が続くと、「やっぱり自分には向いていないのかも…」という後悔につながることがあります。

人間関係の距離感に戸惑う

通学型は少人数制が多く、アットホームな雰囲気が特徴です。
でもその距離の近さが、お子様にとって負担になる場合があります。

小規模だからこそ、合う人・合わない人の影響が強く出やすいという面もあります。
少人数の場が苦手なお子様にとっては、かえって負担になることも。

クラス替えもほぼなく、人間関係が固定されやすいため、「この距離感が合わない」と感じると逃げ場がなくなってしまいます。

また、「友達を作らなきゃ」という焦りが、かえってプレッシャーになることもあります。

期待 → 少人数だから仲良くなれる
現実 → 距離感をつかむのが難しいことも多い

こういった不安が続くと、「この学校になじめないかも…」と後悔の気持ちが大きくなってしまうことがあります。

家庭でのズレ

通学型を選ぶとき、保護者の方は「学校に通ってほしい」「早く安定してほしい」という願いが強くなりやすいものです。
一方で、お子様は「ゆっくりなじみたい」と感じています。

この“ペース”の違いが、知らず知らずのうちにズレを生んでしまうことがあります。

保護者の通学への期待が大きすぎる

「前の学校よりは通えるはず」
保護者の方がそう思うのは、ごく自然なことです。

けれど、お子様は新しい環境での緊張で、想像以上に疲れやすい状態にあります。

保護者の方の”励まし” が、お子様には”急かされている” と感じられてしまうことも。

「もう少し頑張ってみたら?」
「せっかく通えるようになったんだから」

そんな声がプレッシャーとなり、かえって通学がつらくなり後悔につながることがあります。

学校生活への適応を急かされる

友達はできた?
学校は楽しい?

保護者の方としては、お子様の様子が気になって声をかけたくなりますよね。

けれど、お子様は心の中で「焦らせないでほしい」という気持ちが芽生えていることもあります。

新しい環境に適応するペースは、人それぞれ。
早いペースを期待されるほど、お子様は苦しくなってしまいます。

「期待に応えられない自分はダメなのかもしれない」
「転入しない方がよかったかも…」
と後悔が大きくなってしまうこともあるのです。

転入後の1年間に子どもに起こりやすい変化

ここまで、通信型・通学型それぞれの通信制高校に転入したことへの後悔につながりやすい「ズレ」についてお伝えしてきました。
けれど、どちらの学び方でも、転入後には共通する心理的な変化があります。

これは「つまずき」ではなく、新しい環境に適応していく自然なプロセスです。

保護者の方がこの変化を理解できると、お子様への接し方が変わり、安心感にもつながります。

ここでは、転入後の時期ごとに起こりやすい変化を見ていきましょう。

【転入直後】不安と疲れが出やすい時期

転入直後は、新しい環境・人間関係・生活リズムの変化から、心と体に負担が出やすい時期です。

「この学校でよかったのかな」
「うまくやっていけるかな」

こうした不安が強くなりやすいのも、この時期の特徴です。

家では

ぐったりしている
イライラしやすい
口数が減る

といった変化が見られることもあります。

けれど、これらは必ずしも悪いサインとは限りません。
新しい環境で頑張っている証拠とも言えるのです。

厚生労働省も、ストレスを感じたときにイライラしたり、気分が落ち込んだり、頭痛や睡眠リズムの乱れといった変化が出やすいと説明しています。
厚生労働省「こころもメンテしよう」

お子様の様子に不安を感じたときは、「疲れているんだな」と受け止めてあげることが大切です。

【3〜6か月くらい】少しずつ慣れてくる時期

学校での過ごし方やオンラインの流れが分かってくることで、「何をすればいいか」が見えやすくなってきます。
また、先生やクラスメイトの顔ぶれにも慣れ、小さなやりとりが増えてくる時期です。

とはいえ、安定と不安が行ったり来たりすることが多いのも、この時期の特徴です。
参加できる日と難しい日が交互に来たり、学習の遅れに不安を感じたり、波があることもめずらしくありません。

「せっかく慣れてきたと思ったのに…」

保護者の方はそう感じるかもしれませんが、これも新しい環境に適応するまでによく見られる様子です。
焦らず、お子様のペースを見守ってあげてください。

【半年〜1年】自分のペースや「できた」が積み上がってくる時期

通学頻度やオンライン学習のスタイルが、自分なりに整ってくる時期です。

レポート提出・テスト・活動への参加など、小さな成功体験が積み重なっていくことで、少しずつ自信も育ってきます。

「前の学校より頑張れるかもしれない」
「自分にもできることがある」

そう感じ始めることも多くなります。

この頃になると、転入直後の不安や後悔の気持ちは、少しずつ和らいでいきます。

保護者ができるサポート|転入後の「後悔」を小さくする関わり方

ここからは、転入後のお子様をどう支えていけばよいか、日々の中でできる関わり方をご紹介します。

通信型・通学型の特徴をふまえつつ、どちらにも共通する「お子様に寄り添うかかわり方」をお伝えしていきます。

「こうするべき」という正解はありません。
できそうだな、と思うところから、少しずつ取り入れてみてくださいね。

まずは子どもの気持ちを受け止める

お子様が「しんどい」「うまくいかない」と感じているとき、つい「なぜそうなったの?」と理由を聞きたくなるかもしれません。
けれど、まずは「そう感じているんだね」と、そのままの気持ちを受けとめてあげてください。

声をかけるときのヒントは、「事実」より「気持ち」に寄り添った質問です。

「ちゃんとやったの?」ではなく、「最近どう感じてる?」
「なんでできないの?」ではなく、「どこが一番しんどい?」

「否定しない」「比べない」「すぐにアドバイスしない」

この3つを意識するだけで、お子様が安心して本音を出せるようになります。

ついやってしまいがちな声かけに気をつける

保護者の方に悪気はなくても、お子様がしんどさを抱えているときには、ふとした言葉が少し重く響いてしまうこともあります。

悪気なく出てしまいがちな言葉

「せっかく通信制にしたのに」
「それくらい頑張らないと」
「○○ちゃんはちゃんと通っているのに」

保護者の方の不安や焦りが、こうした言葉となってお子様に届いてしまうのです。

代わりに使える表現の例

「どうしたらやりやすくなりそう?」
「今日はどれくらいできそうかな?」
「どんな方法があるか、一緒に考えてみようか」

言葉を少し変えるだけで、お子様が感じるプレッシャーは大きく変わります。

生活リズムと学習ペースを“一緒に”整えていく

保護者の方が“管理する”のではなく、”伴走する” イメージで関わってみましょう。

通信型の場合

起床時間・食事・学習のざっくりした流れを、お子様と一緒に決めてみてください。

完璧なスケジュールを作る必要はありません。
「守れたらラッキー」くらいの感覚でスタートすることが、かえって続けやすさにつながります。

通学型の場合

体力面の負担を含めて、「週○回通えたらOK」など、現実的な目標を共有しましょう。
朝起きられなかった日は、責めるよりも「今日はどこまで整えられそうか」を一緒に考えてあげてください。

「昨日より10分早く起きられたね」
「1本でも授業に出られたね」

そんなふうに、量よりも”できた事実”を言葉にし、小さな変化を一緒に喜んでみてください。

保護者自身も一人で抱え込まない

お子様が転入後に「思っていたのと違う」「うまくいかない」と感じることがあっても、それは本人だけの問題ではありません。
学校環境や学び方との相性、家でのサポートの方向性、心のゆらぎなど、いくつもの要因が重なって起こる場合も多いのです。

保護者の方が、通信型・通学型それぞれの特徴やお子様が感じやすいつまずき、ご自身の不安や焦りとの付き合い方を知っておくことで、お子様の「後悔」はぐっと小さくできます。

転入は、過去を否定するものではありません。
お子様に合ったペースで学び直すための、選択肢のひとつなのです。

それでも、保護者の方としては不安や迷いが出てくることがあります。
頑張りすぎて、心がいっぱいいっぱいになってしまう日もあるかもしれません。

そんなときは一人で悩まず、学校の先生やスクールカウンセラー、地域の相談窓口にも頼ってみてください。
同じような悩みを持つ保護者と話すことで、気持ちが楽になることもあります。

保護者の方が安心していられると、お子様も前に進みやすくなります。
一緒に、ゆっくり進んでいきましょう。

【Q&A】通信制高校の「後悔」を防ぐために知っておきたい基礎知識

ここまで、お子様の「後悔」に寄り添いながらその背景にある心の動きを見てきました。
一方で、仕組みや制度を知らなかったことで後悔してしまうケースもあります。

そこで、転入前・転入後に知っておくと安心できる制度面のポイントをQ&Aで整理していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

通信制の「通信型」と「通学型」はどう違いますか?

通信制といっても、学び方には大きく2つのタイプがあります。

通信型(在宅・オンライン中心)

自分のペースで進められる
自宅時間が長く、生活リズムに影響が出やすい
人とのつながりが自然には生まれにくい
自己管理が難しいと“後悔”につながりやすい部分も

通学型(キャンパス通学中心)

先生や友達と直接つながりがつくれる
少人数ゆえに距離感の難しさが出ることも
通学の負担が思ったより大きいケースもあり、疲れやすさが後悔につながることも

どちらが良いかは、「いまのお子様にとって無理なく続けられるか」 がポイントになります。

こうした違いや選び方については「通信制高校のメリット・デメリット」でわかりやすくまとめています。

転入した場合、単位はどう取って卒業するのですか?

通信制高校は “単位制” が基本で、これまでの学校で修得した単位は多くの場合ほとんど引き継ぐことができます。

転入後は
①レポート(自宅学習)
②スクーリング(面接授業)
③単位認定試験
を組み合わせて単位を積み上げていきます。

特に大切なのは「あと何単位必要なのか」「卒業時期はどうなるのか」 の2点。
ここが曖昧なままだと、「思っていたより卒業が遅くなる」という後悔につながりやすくなります。

単位の仕組み・卒業までの流れは「単位制高校とは?」で詳しくまとめています。

うちの子は「転入」と「編入」のどちらに当てはまるでしょうか?

転入:在籍している学校から、別の高校へ“途中で移る”こと
編入:一度学校を退学した後に入学すること

多くの場合は「転入」ですが、状況によって変わります。
必要書類・単位の扱いは学校によって異なるため、事前の確認が「後悔を防ぐポイント」です。

「転入」「編入」の違いや手続きの流れは「高校の『転入』と『編入』の違いとは?」で詳しく解説しています。

通信制と定時制、どちらが子どもに合うかわかりません。

通信制と定時制は、似ているようで学び方が大きく違います。

通信制の特徴

自由度が高く、自分のペースで進めやすい
オンライン中心の通信型だと自宅時間が長くなりがち
人との関わりは選べる幅が広い

定時制の特徴

毎日通うことで生活リズムが整いやすい
対面授業が中心
クラスのつながりが生まれやすい

どちらが向いているかは、「今の体調」「生活リズム」「人との距離感」「学び方の相性」 をポイントに考えてみてください。
迷ったときは、“どちらが負担が少ないか” を基準にすると判断しやすくなります。

定時制と通信制の違いについては、こちらで詳しく解説しています。

通信制高校は将来に不利?進学や就職は大丈夫でしょうか?

ご安心ください。
通信制高校だから進学や就職が不利になる、ということはありません。
大学や短大、専門学校、就職など進路の選択肢は全日制と同じように開かれています。

大切なのは、

今の学び方が身体や心に無理なく続けられるか
小さな積み重ねができる環境か
必要なサポートを受けられるか

という点です。

お子様が安心して学べる環境であれば、通信制から大学に進学する生徒もたくさんいます。

通信制高校の進路・将来の不安については、こちらで丁寧に解説しています。

転入先を選ぶとき、何をチェックすれば後悔しにくいですか?

転入先の学校を選ぶときに大切なのは、「子どもの状態に合う学び方かどうか」 を見ることです。
通信制高校は学校ごとに特徴が大きく違うため、「通信制ならどこも同じ」というイメージで選ぶと、後から“こんなはずじゃなかった”という後悔につながることがあります。

【見ておきたい4つのポイント】

① 学習スタイルは合っているか(通信型/通学型/ハイブリッド)

自宅学習が多い方が合うのか
通学サポートがある方が安心なのか

② 人との関わり方の選択肢があるか

登校日数はどれくらいか
教室の雰囲気はどうか
交流の機会はどれくらいあるか

③ サポート体制はどのくらい整っているか

担任制か
カウンセラーはいるか
質問への返信スピードはどうか

④ 子どもにとって“安心できる場”があるか

話しやすい先生がいるか
無理なく参加できる授業や活動があるか

学校説明会や個別相談で、先生や学校の雰囲気、通っている生徒の様子などを確認しておくとズレが小さくなります。

通信制高校のタイプや特徴については「通信制高校のメリット・デメリット」で解説しています。

まとめ|通信制高校への転入を「後悔しない選択」にするために

転入後にお子さんが「後悔」を感じることがあっても、それは必ずしもお子さんの努力が足りないからではありません。
多くは、「思い描いていた学校のイメージ」と「実際に過ごす毎日」との間に、小さなズレが生まれることから始まります。

ズレが生じる背景には

学び方との相性(通信型・通学型)
人との関わりやすさ
生活リズムや心の落ち着き
保護者とのコミュニケーションの行き違い

といった場面で、新しい環境になじもうとするときに誰にでも起こり得る変化があります。

後悔を小さくするには、お子様が「安心して学び直せる土台」を整えていくこと。

そのために

① お子さんのペースを尊重すること
② 責めず・比べず・まず気持ちを受け止めること
③ 生活や学習のリズムを“一緒に”整えていくこと
④ 保護者自身も不安を一人で抱え込まないこと

が大切になります。

転入は、お子様が前に進むための大切な選択です。
だからこそ「その子の今」に合った環境を丁寧に選ぶことで、後悔はぐっと小さくなります。

【ID学園】転入後も安心できる「3つのサポート」と「選べる学び方」

ここまで見てきたような「通信制高校に転入して後悔しがちな場面」に対して、ID学園では、お子さんが新しい環境で安心してスタートできるよう、心や生活の変化に寄り添う体制を整えています。

ウェルカムパーティー

転入生が安心して学校になじめるようにするため、各キャンパスでは毎月「ウェルカムパーティー」を実施しています。
在校生が企画や運営を担うこともも多く、入学前に感じた不安を理解できるからこそ、生徒が自発的に温かく迎えることができるID学園独自の取り組みです。

3つのサポート

① 担任による継続的な学習サポート

全ての生徒に担任がつき、日々の学習を一緒に伴走
レポート・履修計画・時間割づくりなど、迷いやすい部分を丁寧にサポート
中学範囲の学び直しから大学進学レベルまで対応

「何から始めればいい?」という不安や「レポートが進まなない」などの自分なりの課題にぶつかって「やっぱり向いていないのかも」と感じてしまう場面でも、一緒に学び方を整えていきます。

② メンタルヘルスサポート(専門家との連携)

スクールカウンセラー・養護教諭・外部の専門機関が連携
転入初期に起こりがちな不安・緊張・気疲れなど、心の負担に寄り添う
保護者の方からの相談にも対応

「通えるかな?」という心配や転入初期に起こりがちな不安・緊張・気疲れなど、心の負担に寄り添うことで、「通えない自分はダメだ」と感じてしまう前に気持ちを整理する場にもなります。

③ 進路サポート(進路決定率100%をめざして)

将来の選択肢を広げるための情報提供と伴走支援
大学入試対策から就職サポートまで、幅広く支援

まだ将来のイメージがなくても、対話を通して“自分の道”を見つけていけます。「通信制だと進学に不利かもしれない」という保護者の不安にも、具体的な進路事例をもとに伴走します。

選べる学び方

「通学型」「通信型」の2つの学習スタイルから選択可能
さらに、6つのコースからお子様の興味や将来に合わせて選べる
体調や心理的負担に応じて、通学日数や学び方を調整できる柔軟な体制
「まずはオンライン中心」→「慣れたら通学へ」なども可能

お子さんのペースを大切にしながら、一歩ずつ前へ進めます。

通信制高校への転入は、お子さんにとって大きな一歩です。
だからこそ、実際に先生の雰囲気や学び方のイメージを確かめることで、“ここなら大丈夫”と思える選択につながります。

「うちの子に合う学び方が知りたい」
「通信制に転入したあと後悔しないか不安」
「通えるかどうか、まずは相談したい」

そのようなお話、ぜひお聞かせください。
説明会や個別相談でお待ちしております。

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