通信制高校に進学や転入をすると「人生終わり」だからやめとけと言われたり、学力不足や甘えがあるのでは?と厳しい世間の目を向けられるのではと気にしている方もいるでしょう。では実際に通信制高校に進学したら人生は終わりなのでしょうか。
- 通信制高校に進学したら人生が終わるのは間違い!
- 通信制高校を卒業後の実際の進路とは
- 通信制高校の現実は?
- 通信制高校はむしろ人生のチャンス!!
- 通信制高校進学で人生終了になんてさせないカリキュラムの充実
通信制高校に進学したら人生が終わるのは間違い!
ID学園高等学校はこう考えます。「通信制高校に進学したら人生終わるは間違い!」このようなネガティブな印象というのは一昔前の印象なのではないでしょうか。
全日制高校と比べて自由な時間設定ができ、自分らしい高校生活を送れる通信制高校への進学は近年とても前向きなイメージとして捉えられ選択される傾向にあります。
とはいえ、卒業後の人生に苦労していないかなど進路としての選択を迷っている方もいるかもしれません。
私たちID学園高等学校の卒業生の進路を交えながら通信制高校進学後の人生が終わりではないことをお伝えしたいと思います。
通信制高校を卒業後の実際の進路とは
通信制高校を卒業後の進路について文部科学省の調査では以下のように発表しています。
<通信制高校卒業者の進路>
専修学校(専門課程)進学 | 21.7% |
大学等進学 | 18.0% |
就職 | 19.6% |
その他 | 37.4% |
https://www.mext.go.jp/content/20200115-mxt_koukou01-000004175_5.pdf
この結果を見ると通信制高校の卒業後の進路として
大学進学・専修学校進学を合わせると全体の約4割、就職が2割を占めており、合わせると6割が進学や就職を選択していることがわかります。
残りの4割の方はその他の進路となるのですが、その4割の方の中には芸能活動や、プロスポーツの世界への挑戦など、将来の夢を実現させるために頑張る方達も多く含まれます。
必ずしもマイナスなイメージの状況を指しているわけではありません。
通信制高校を卒業し、進学や就職をしていなかったとしても夢の実現のため前向きに進もうとしている人たちも多くいるのです。
私たちID学園高等学校の卒業生の進路のうち約8割が進学、1割が海外大学進学や留年、1割が就職しています。
実際、モデルや芸能活動を頑張っている生徒がいるなど決して一概に通信制高校への進学が人生終わりなんかじゃない!と言えます。
ID学園高等学校の進路については以下をご参照ください。
通信制高校の現実は?
通信制高校の現実は厳しいのではないか?という声も多く聞かれますが、時代の流れや環境の変化により学びのスタイルも随分と進化してきました。どのように変わってきたのか通信制高校の現実についてまとめてみました。
インターネットの発達により劇的に変わった通信制高校の学習環境
以前の通信制高校は教科書や参考書を読んでオフラインで自学自習し、レポートを提出するというスタイルでした。わからないことがあれば直接先生に会って聞く必要があったので、すぐに解決するのが困難でした。しかし、近年はインターネットの発達によりオンライン学習や、オンデマンドでの繰り返し学習なども可能になりました。わからないことがあればすぐにチャットやメールなどオンラインで質問できる体制が整っていることで学習レベルの向上も現実的に可能になったのです。
高校卒業資格が取れ進学に不安がなくなる
通信制高校を卒業した場合、全日制の高校を卒業した場合と同じ高校卒業資格が得られます。通信制高校を卒業して得られた高校卒業資格は大学や、専門学校へ進学するにあたって何の支障もありません。
大学進学や、就職の際に必要な履歴書に「通信過程」などと書く必要があったのですが、今ではその必要がなくなりました。全日制の高校となんら変わらない条件の元で進路を選ぶことができます。また、総合型選抜入試(AO入試)や、推薦枠での受験も可能です。
面接などで通信制高校での生活を質問された時には単位取得のために努力したこと、通信制高校の生活で得た体験など、自主性を生かした特色ある取り組みなどを話すことで面接担当者の興味を引くことも可能です。課外活動やボランティアなどに関する情報を生徒に共有している学校もあるので、興味があるものに積極的に挑戦してみましょう。
学力不足の心配は通信制高校の充実したカリキュラムで補える
通信制高校で学ぶにあたって特に親御さんの中では学力不足になることを心配している方もいるのではないでしょうか。
実際には学力不足の心配は通信制高校の充実したカリキュラムで補うことが可能です。
通信制高校でも私立と公立があり、その中でもコースや科があったりとレベルは様々です。
通信制高校の中には学習カリキュラムが充実しているコースが多数あるのはご存知でしょうか。中にはハイレベルな受験対策用の授業を受けられる学校も多く、学びの意欲をサポートする体制が整っています。
自分で学習する努力を継続できるように計画を立て無理なく学習を進めていくことで結果として単位習得や目標達成につながるでしょう。
また、私立の通信制高校はオンライン学習でも意欲的に学べる環境を充実させている学校もあります。学力不足への不安要素は各学校のカリキュラムを調べてから入学を決めることで不安を取り除くことができるのではないでしょうか。
一般教養だけでなく、様々な専門知識を高校生のうちから学べることも自由な時間が多い通信制高校のメリットです。
ID学園高等学校ではプロのエンジニア人材を育成する「株式会社イテレイティブ」と連携し、プログラミング教育を開講しているほか、Adobe講座など高校のうちから専門スキルを学ぶことができるオプション講座があります。高校生のうちから様々なジャンルに挑戦することで、興味があることや好きなこと、自分の進みたい道を見つけ、夢に近づくために一歩早く進むことができるのは、通信制高校に通う最大のメリットと言えるでしょう。
通信制高校はむしろ人生のチャンス!!
高校へ進学しても何らかの理由で通えなくなり進級できずに留年したり、退学をした方の中にはは「人生の終わり」と感じている人もいるかもしれません。また、次の進路を考えられず、途方に暮れて数年経ってしまった。そんな方にとっても通信制高校は学び直す良い機会の場となります。
通信制高校への転入学は、毎月可能である学校が多く、また、一度退学された方の編入学のタイミングも年に数回設定している学校がほとんどです。入学に年齢も問われないため、高校卒業資格を得て大学や専門学校への進学に再チャレンジしようとしている方にとってはまさにチャンス!時間的余裕がない状況であれば昼間は仕事があっても、昼間以外の時間帯で勉強をし、レポートを提出できれば単位取得も可能です。通信制高校に進学して人生が終わるのではありません。リスタートできる素晴らしい機会となり得るのです。
通信制高校進学で人生終了になんてさせないカリキュラムの充実
全日制の高校と比較して進学率で劣る通信制高校があるのも事実ですが、一方で様々な理由で全日制高校に通えない生徒の進学先として、通信制高校という選択がセーフティーネットになっていることもまた事実です。
何らかの身体的理由、精神的理由を抱えている生徒の対応ができるようにサポート体制を万全にしている通信制高校もたくさんあります。
全日制の高校に通い人間関係の問題に適応できなくなり、通信制高校に転入した生徒さんが通信制高校でのメンタルケアやカウンセリングを受けながら単位を習得し卒業できたというケースは少なくありません。
どんなカリキュラムを実施しているか?自分にはどこがあっているのか?
そのように疑問を感じている方は、まずは資料請求やオンラインでの学校説明会を実施している学校もたくさんありますので、問い合わせてみることをお勧めします。
ID学園高等学校ではいつでも問い合わせ可能です。詳しくはこちらをご覧ください。