ゲスト / 週3日コース エスプレッソさん
第一志望の公立全日制高校に入学するも、クラスメイトから不当に動画を撮影・加工・拡散されるという人間関係のトラブルに直面。「仲間を信用したい」という思いが裏切られたショックや学校側の表面的な対応に対する違和感から不登校傾向となり、高1の10月にID学園へ転校。
転校当初は心の傷から課題(レポート)の提出もままならない状態だったものの、通信制高校ならではのフレキシブルな時間の中で膨大な量の読書を重ね、深い内省をとおして「自分とは何か」を見つめ直す。高2になると人間関係のトラウマを「進化論・構造的アプローチ」で客観的に受け止める独自の哲学を確立し、心の平穏を取り戻す。英語力を活かした長野県東御市(とうみし)での2泊3日PBL(地域活性化プロジェクト)ではバイリンガル短編映画を制作・監督。普段から地元のボランティア活動や店舗を愛用する強い「地元愛」を持ち、将来は地域社会に貢献する市役所職員を目指す、高い知性と温かい洞察力を備えた2年生です。
配信の概要
「ID学園は、一度挫折した生徒たちのリハビリステーションになっている」——そう淡々と、しかし強い実感をもって語るエスプレッソさん。第一志望だった高校での不当な盗撮トラブルと人間不信から、高1の秋にID学園へと転校してきた彼が、どのようにして心の傷を癒やし、自分自身のアイデンティティ(ID)を確立していったのか。その静かなる再生のストーリーをお届けします。
高1後半の読書体験を通じて辿り着いた「進化論的思考によるトラウマの克服」という独自のメンタルモデルは、人間関係や過去の出来事に悩むすべてのリスナーの心を軽くする深い示唆に富んでいます。さらに、得意の英語とユーモアを詰め込み、長野県東御市の難読市名ネタや名力士「雷電」を題材に制作したショート映画の撮影裏話、そして「大好きな地元コミュニティに恩返しがしたい」という未来の夢まで、豊かな思考力と優しい眼差しを持った彼の魅力に迫る23分間です。
チャプター
信じていた仲間からの裏切りと葛藤——第一志望校での不当なトラブルと転校への決断
一生懸命勉強して合格した第一志望の公立全日制高校で直面した、理不尽な人間関係のトラブルについて明かします。許可なく勝手に盗撮された映像を加工・拡散されるという不当な扱いを受け、「同じ学び舎の仲間を信頼するべきだ」と自分に言い聞かせていたからこそ、事実を知った時のショックと人間不信は非常に深いものでした。心の限界から行き渋りが始まる中、学校の先生からは問題の根本的解決ではなく「成績が良いから残った方がいい」という表面的な説得をされ、大人への違和感を抱くことになります。休学や留年といった選択肢に悩む中、息子の苦しみに寄り添う両親と何度も話し合いを重ね、自分らしくやり直せる環境を求めて高1の10月にID学園への転校を決意した経緯を振り返ります。
「リハビリステーション」としてのID学園——読書と内省を通して見つめ直した自分(ID)
転校してきた高1の後半は、過去の傷や様々な悩みからレポート課題を進める気力すら湧かず、取得単位もごくわずかに留まっていた当時の状況を回想します。しかし、ID学園の持つ最大の強みである「時間の柔軟性(フレキシビリティ)」に守られながら、膨大なジャンルの本を読み漁る日々を過ごしました。本を通じて自分自身と徹底的に向き合い、「なぜ自分は傷ついたのか」「自分とは何者なのか」を深く掘り下げたこの期間について、彼は「ID学園は一度挫折した生徒が回復するためのリハビリステーションであり、校名のとおり自分のアイデンティティを再構築する場所だ」と表現します。焦らずに心を休め、自分をじっくり見つめ直す時間が人間的な回復に不可欠であったことを語ります。
進化論的アプローチによるトラウマの昇華——負の感情を受け入れ、憎しみを手放した思考の転換
高2に進級し、読書と内省を経て芽生えた劇的な心境の変化について語ります。かつて自分を傷つけた他者や過去のトラブルに対し、単なる「被害者意識」や「相手への憎しみ」にとらわれるのをやめ、「進化論」を用いた独自のアプローチで捉え直すようになりました。人間が生き残る過程で脳や感情が発達したように、他人を蹴落としたり排除したりする負の行動や感情もまた、進化のシステム上で生まれてしまった構造的な側面があるという仮説に辿り着きます。悪意そのものを正当化するのではなく、「人間はそうした負の感情を起こすシステムを孕んでいる」と客観的に自覚することで、過去の加害者をいたずらに憎むループから抜け出し、穏やかで心優しい人格を目指すという生き方の軸を確立したプロセスを明かします。
長野県東御市(とうみし)PBLでの挑戦——難読市名ネタと名力士「雷電」が織りなすバイリンガル映画制作
高2の秋に参加した、長野県東御市での2泊3日の「東御PBL(地域活性化プロジェクト)」でのクリエイティブな活動について語ります。東御市が「難読市名ランキング1位」であることを着想に、漢字を誤読した主人公が東御市出身の伝説の無双力士「雷電爲右衞門」の霊(?)に怒られ、市内の魅力的なスポット(道の駅やくるみ農家など)を巡って学び深めていくというユニークな短編映画を企画・監督しました。得意の英語を活かして日本語・英語両対応のバイリンガル仕様に仕立てることで、海外へのPR効果も自動的に狙うという高い視点を披露。現場では撮影順序が前後する中での頭の切り替えや編集作業に苦心しながらも、市役所の職員や地元住民と協力して最高の作品を創り上げる充実感を語ります。
地域社会への貢献と未来の夢——地元の市役所職員を目指し、人と街を愛するクリエイターへ
東御市でのPBL活動を通じて市役所のスタッフとタッグを組んだ体験が、自身の将来の夢をより明確なものにしたと明かします。日頃から地元のボランティア活動(お祭りでの募金活動やアンケート調査など)に積極的に参加し、大手のチェーン店よりも地元の個人店を愛用するなど、並々ならぬ「地元愛」を持っているエスプレッソさん。自分を温かく育んでくれた地域コミュニティや街の人々に恩返しをするため、将来は地元の市役所職員として地域活性化や町おこしに携わりたいという確固たる目標を語ります。大きな挫折を乗り越え、広い視野と優しい哲学を手に入れた彼が、未来に向かって歩み出す頼もしい決意で締めくくられます。
編集後記
前籍校での辛いトラブルから静かに立ち上がり、独自の思考と高い知性によって自らの心を救い出したエスプレッソさんの言葉には、深い説得力と品格が宿っていました。
とりわけ、高1後半のゆとりある時間の中で読書を重ね、「進化論」的な視点から人間の持つ負の感情や加害構造を客観視し、他者への憎しみを手放していったエピソードには感銘を受けずにはいられません。悲劇の主人公にとどまることなく、物事の構造を冷静に見つめ直して「穏やかで優しい人間でありたい」と願う彼の姿勢は、まさに通信制高校という環境で得た大きな学びの結晶です。
長野県東御市でのPBLで見せたクリエイティブな才能と、地元への深い愛。過去の痛みを大きな優しさと知性に変えたエスプレッソさんなら、きっと将来、多くの人々や地域社会を温かく照らす素敵なリーダーになれるはずだと確信しています!
週3日コースについて

東御PBLについて

Podcast番組「だから私は通信制高校に来た」とは
この番組は、ID学園に通う生徒や先生をゲストに迎え、「なぜ通信制高校を選んだのか」「どんな学校生活を送っているのか」「夢にどう向き合っているのか」などを、本人のリアルな言葉で語られるドキュメンタリー番組です。毎月10日20日30日に、YouTubeとSpotifyから配信中!
関連リンク
• ID学園高等学校公式Podcast番組「だから私は通信制高校に来た」
ID学園高等学校の基本情報
- 学校名:ID学園高等学校(学校法人郁文館夢学園)広域通信制課程(単位制)普通科
- 学びのスタイル:オンライン学習コース/大学受験特化コース/総合進学コース/週3日コース/グローバルコース/起業・ビジネスコース/プラスONEオプション(週1日)
- 主なキャンパス:オンライン/水道橋/秋葉原/池袋/立川/大宮/横浜
- 募集対象地域:1都2府11県(長野県/東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県/茨城県/栃木県/群馬県/山梨県/静岡県/大阪府/京都府/兵庫県/奈良県)在住の方
- 学校の特徴:
- 学校法人郁文館夢学園がつくった通信制高校
- ID学園だけのキャリア教育「ID型夢教育」
- ID学園のスクーリングは宿泊なし
- コースは毎月変更が可能
- 目指す進路決定率100%