海外大学の医学部に留学することは、医師を目指す多くの学生にとって魅力的な選択肢です。しかし、「海外大学なんていけるのか?」「そもそもどのように入学するのか」といった多くの不安や疑問を抱えている方も多いでしょう。本記事では、そうした皆さんの疑問を解消します。
ID学園の実績
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ハンガリーの医学部の魅力
ハンガリーの医学部は、多くの魅力を持っています。高品質な教育と国際的な評価、英語で学べる医学プログラム、そして学費と生活費のコストパフォーマンスから日本の留学生からも強く支持を得ています。
高品質な教育と国際的な評価
ハンガリーの医学部は、高品質な教育を提供し、国際的にも高い評価を受けています。
ハンガリーの医学部は、長い歴史と伝統を持ち、教育の質を高く維持しています。多くの教授陣は国際的に著名であり、最新の医療技術や研究を取り入れたカリキュラムが組まれています。また、欧州連合(EU)に加盟しているため、EU基準に準拠した教育が提供され、卒業生はヨーロッパ各国で医師として働く資格を得ることができるのも魅力の一つです。
例えば、センメルワイス大学はハンガリーで最も古い医科大学の一つであり、世界中から多くの留学生を受け入れています。同大学は最新の研究施設と高度な教育プログラムを提供し、卒業生は国際的な医療機関で高く評価されています。また、デブレツェン大学やペーチ大学も高い教育水準を誇り、多くの優秀な医師を輩出しています。
ハンガリーの医学部は、高品質な教育と国際的な評価を受けながら、留学生を積極的に受け入れている点、日本からの進学実績も豊富な点で魅力的な選択肢と言えるでしょう。
英語で学べる
ハンガリーの医学部では、英語で学べる医学プログラムが提供されており、国際的な学生にとって非常に魅力的と言えるでしょう。ハンガリーの公用語はハンガリー語で、次によく使われているのがドイツ語です。その中で授業を英語で行い、広く国際的な学生の受け入れ体制があることは大きなメリットの一つです。
ハンガリーの多くの医学部は、英語での講義や実習を提供しており、国際的な環境で学ぶことができます。これにより、学生はグローバルな視点を持ち、多文化の医療環境に適応する力を養うことができます。
例えば、センメルワイス大学、デブレツェン大学、ペーチ大学、セゲド大学などの主要な大学では、英語での医学プログラムを提供しています。これらのプログラムは、基礎医学から臨床実習まで幅広いカリキュラムが組まれており、学生は世界中から集まった同級生とともに学び、医療の現場で即戦力となるスキルを身につけることができます。
ハンガリーの医学部では、英語で学べる医学プログラムが提供されており、国際的な学生にとって非常に魅力的です。これにより、多文化環境での学びとグローバルな視点を持つことができます。
学費と生活費
ハンガリーの医学部は、学費と生活費のコストパフォーマンスが良く、経済的に留学を検討している学生にとっても魅力があると言えるでしょう。
ハンガリーの医学部は、日本国内や欧米の医学部と比べても学費が比較的低く設定されており、生活コストも他の欧州諸国に比べて低いと言えるでしょう。
例えば、センメルワイス大学の医学部の年間学費は約15,000ユーロ(約180万円)程度であり、アメリカやイギリスの医学部と比較しても非常に経済的です。日本国内の場合も私立大学部医学部では2000 ~ 4000万円ほどの学費が必要になります。
また、2022年ハンガリーの平均年収は400万円ほど(日本はおよそ600万円)となっており、ブダペストやデブレツェンなどの都市であっても、家賃や生活費が他のアメリカたヨーロッパ諸国と比べて手頃であり、留学生にとって生活費の負担も少ないと言えるでしょう。
このようなことから、ハンガリーの医学部は、学費と生活費のコストパフォーマンスが良く、国際的な優れた教育を比較的リーズナブルに受けることができます。
ハンガリーの主要な医学部
ハンガリーの主要な医学部として、センメルワイス大学、デブレツェン大学、ペーチ大学、セゲド大学があります。それぞれの大学が提供するプログラムの特徴や魅力を以下に説明します。
センメルワイス大学
センメルワイス大学は首都ブタペストにある、ハンガリーで最も古い医科大学の一つです。ハプスブルク家のマリアテレジアが設立した由緒ある国立大学で、高品質な教育と研究で国際的にも高く評価されています。
最新の医療技術や研究を取り入れたカリキュラムを提供し、日本からも多くの留学生を受け入れています。また、ハンガリー政府や欧州連合(EU)からの支援も受けており、教育の質が保証されています。
センメルワイス大学の医学プログラムは、基礎医学から臨床医学まで幅広い分野をカバーしており、英語で学べるコースも充実しています。また、最新の研究施設と高度な技術を持つ大学病院での実習が可能です。
デブレツェン大学
デブレツェン大学は、460年以上の歴史があるハンガリー有数の総合大学であり、医学部も高い評価を受けています。
多様な学問分野を持つ総合大学であり、医学部もその一部として最新の研究と教育を提供しています。国際的な学生を積極的に受け入れ、英語での医学プログラムも提供しています。
デブレツェン大学の医学部は、WHO、アメリカ教育省、カリフォルニア医学委員会、英国一般医療審議会などからも承認を受け、解剖学、生理学、病理学などの基礎科目から臨床科目まで、体系的に学ぶことができます。また、大学病院での臨床実習が充実しており、現場での実践的な経験を積むことができます。
ペーチ大学
ペーチ大学もハンガリーで最も古い大学の一つであり、歴史と伝統を持つ医学部を有しています。
歴史的に豊かな伝統を持ち、その教育と研究の質は高く評価されています。国際的な学生に対しても開かれており、英語での医学プログラムを提供しています。ペーチ大学の英語プログラムは、2006年にハンガリー高等教育認定委員会よりCenter of Excellenceとして認定を受け、2008年には国内の大学180学部の中で最も優秀な学部として表彰されています。
ペーチ大学の医学部では、解剖学や生理学などの基礎医学科目をしっかり学び、臨床実習を通じて実践的なスキルを磨くことができます。また、1350床を備える大学附属病院での実習も充実しており、実際の先進医療現場での経験を積むことができます。
歴史と伝統を持ち、教育と研究の質が高く評価されるペーチ大学では、学生は基礎から臨床まで体系的に学ぶことができ、実践的なスキルを身につけることができます。
セゲド大学
セゲド大学はハンガリーで最も権威ある大学の一つであり、医学部もその高い教育水準で知られています。
長い歴史と多くの優れた卒業生を輩出しており、教育の質と研究の成果が高く評価されています。国際的な学生を積極的に受け入れ、英語での医学プログラムも提供しています。
基礎医学から臨床医学まで幅広い分野を学ぶことができます。また、大学附属病院での実習を通じて、実践的な医療技術を習得する機会が豊富に提供されています。さらに、最新の研究施設と設備が整っており、学生は高度な医療技術を学ぶことができます。
ハンガリーの医学部の入学条件と準備
ハンガリーの医学部に入学するためには、一定の学力と語学力が必要です。出願プロセスや必要書類の準備、適切な準備期間とステップについて理解することが重要です。
学力と語学力の要件
ハンガリーの医学部に入学するためには、高い学力と十分な語学力が求められます。
医学部は高度な専門知識を学ぶ場であり、入学試験や授業に対応するためには優れた学力が必要です。また、多くのプログラムが英語で提供されているため、英語力も重要な要件となります。
例えば、センメルワイス大学やデブレツェン大学では、入学試験として化学や生物学、物理学の知識を問われる試験が行われます。これに加えて、英語力を証明するためにTOEFLやIELTSのスコア提出が求められることが一般的です。具体的には、TOEFL iBTで90点以上、IELTSで6.5以上のスコアが必要とされています。これにより、英語での授業やコミュニケーションに支障がないことを証明します。
ハンガリーの医学部に入学するためには、高い学力と十分な語学力が必要です。これに対応するために、学力試験の準備や英語力の向上が重要です。
出願方法と必要書類
出願の方法については大学ごとに異なりますが、一般的にはオンライン申請と必要書類の提出が求められます。加えて、ハンガリーの医学部へ留学をする際には、ハンガリー医科大学事務局を通して出願する方法が一般的です。
各大学は独自の出願内容や場合によっては年齢制限を設けており、それに従って必要な書類などの準備をしなければなりません。
一般的な出願書類は以下の通りです
- 成績証明書:高校の成績証明書や調査書
- 推薦状:卒業校の教師からの推薦状
- 入学願書及び志望動機書:医学部への志望理由や将来の目標がわかるもの
- 標準試験のスコア:化学、生物学、物理学などの試験結果
- 英語能力の証明書:TOEFLスコアや英検などの証明書
- パスポートのコピー:本人確認のための書類
センメルワイス大学の場合であれば、出願はオンラインで行うことができます。先述の書類を揃えたら、書類審査が行われ、必要に応じて面接が実施されます。
ハンガリー医学部受験の準備
ハンガリー医科大学事務局では、1年間の医学部受験の試験対策講座が開かれています。受講対象にはTOEFL PBT500点/iBT61点以上の方を挙げています。
まずは英語の勉強を第一に進めることで、現地での授業や生活に必要不可欠なだけでなく、国際的な人材の需要が高まる中で万が一留学を選ばなかったとしても人生における学習効果を期待できます。
一般的に海外の大学は日本国内よりも入学試験の難易度自体は低い傾向にあり、一方で進級や卒業の条件が厳しいと言われています。留学生の留年・中退率は決して少なくない割合なので、学習を続けられるモチベーションや志望動機を自分の内面と向き合いながらしっかり考えることも重要な準備の一つです。