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【中学生向け】漢字の覚え方 もう忘れない!テストで点数が取れる効率勉強法

漢字が苦手… その悩み、あなただけじゃない!

「昨日、あんなに漢字練習したのに、テストでぜんぜん思い出せなかった…」
「部首が似ている漢字、いつも書きまちがっちゃう…」
「そもそも漢字の勉強って、つまらなくてやる気が出ない…」

中学生の皆さん、こんな風に漢字学習で悩んでいませんか?

漢字は、国語はもちろん、社会や理科の教科書を読むためにも欠かせない大切なツールです。でも、覚える数も多いし、複雑な形もあって、苦手意識を持っている人も少なくないです。

安心してください。

漢字が覚えられないのは、決してあなたの努力が足りないからではありません。
もしかしたら、勉強の「やり方」に原因があるのかもしれません。

この記事では、多くの中学生が陥りがちな漢字学習の落とし穴を避け、科学的にも効果が期待できる「忘れにくく、効率的な漢字の覚え方」をステップ・バイ・ステップで紹介します。

この記事を読めば、

  • なぜ今まで漢字を覚えられなかったのか、その理由がわかる
  • 明日からすぐに実践できる、具体的な勉強法が身につく
  • 漢字学習の効率が上がり、テストの点数アップにつながる
  • モチベーションを保ちながら、楽しく学習を続けるヒントが見つかる
  • 高校受験に向けた漢字対策の第一歩が踏み出せる

ようになります。

「ただ書くだけ」の退屈な作業をやめて、意味を理解し、効率的に記憶に残す新しい漢字学習を始めてみませんか?

その勉強法、間違ってるかも?漢字学習のよくある落とし穴

「頑張っているのに成果が出ない…」と感じるなら、まずは自分の勉強法を見直してみましょう。もしかしたら、非効率な方法に時間を費やしてしまっているかもしれません。

落とし穴1:意味を考えず、ひたすら書くだけ

よくあるのが、「漢字ノートにびっしり10回ずつ書く」という練習法。もちろん、書くこと自体は大切です。でも、その漢字の意味や読み方を意識せず、ただ手を動かすだけの「作業」になっていませんか?

これは、まるで意味の分からない模様を書き写しているようなもの(「写経」状態)。脳が「これは覚えるべき情報だ」と認識しにくいため、残念ながら記憶には残りにくいのです。時間と労力をかけているのに、効果が薄い…というのは、とてももったいないですよね。

落とし穴2:覚えたつもりで復習しない

「よし、今日の分は覚えたぞ!」と思っても、安心してはいけません。人の脳は、残念ながら忘れるようにできています。

心理学者のエビングハウスが示した「忘却曲線」によると、覚えたことは復習しないと、1日後には半分以上忘れてしまうこともあるんです。

せっかく覚えた知識を定着させるには、適切なタイミングで復習することが大切です。

落とし穴3:苦手な漢字から逃げている

漢字練習をしていると、ついつい書きやすい漢字や、すでに覚えている漢字ばかり練習してしまいがち。でも、本当に練習が必要なのは、自分が苦手な漢字、まだ覚えていない漢字のはずです。

苦手な漢字に向き合うのは少し勇気がいるかもしれませんが、弱点を克服することが、効率的な点数アップへの近道です。

落とし穴4:教材を増やしすぎる

「あの問題集も良さそう」「このアプリも気になる」と、たくさんの教材に手を出すのも考えものです。いろいろな教材に手を出すと、どれも中途半端になってしまい、結局どれも身につかない…ということになりかねません。

まずは学校のワークや教科書、そして「これだ!」と決めたドリル1冊を徹底的にやり込む方が、結果的に効率よく学習を進められます。

STEP1 効率アップ!漢字を「意味」で覚える基本テクニック

漢字学習の最初のカギは、「意味」を理解すること。形だけを丸暗記するのではなく、その漢字が持つ意味や成り立ちを知ることで、記憶に残りやすくなります。

テクニック1:漢字の「意味」と「読み」をセットで確認

新しい漢字を覚えるときは、まず辞書や教科書で**「読み方(音読み・訓読み)」と「意味」**を必ず確認しましょう。「この漢字は、こういう意味で、こういう時に使うんだな」と理解することが第一歩です。

テクニック2:部首やパーツに分解して理解する

漢字は、いくつかのパーツ(部品)が組み合わさってできています。特に「部首」は、その漢字の意味を知る大きなヒントになります。

    • さんずい (氵) → 水に関係(例:海、泳、汗)
    • きへん (木) → 木に関係(例:林、森、柱)
    • にんべん (亻) → 人に関係(例:休、体、作)

複雑に見える漢字も、知っている漢字やパーツに分解してみると、構造が理解しやすくなります。

  • 分解例
    • 「休」→「亻(ひと)」が「木」のそばで休んでいる
    • 「林」→「木」が2つで林
    • 「親」→「木」の上に「立」って「見」守るのが「親」
    • (※これは覚え方の一例です)

このように、パーツに分解して意味と結びつけると、ただの記号ではなく、意味のある形として認識できるようになります。

テクニック3:成り立ちをイメージしてみる

漢字の中には、物の形をかたどって作られた「象形文字」や、点や線で抽象的な意味を表す「指事文字」などがあります。その漢字がどのようにして生まれたのか(成り立ち)を知ると、より深く理解でき、記憶に残りやすくなります。

    • 「山」→ 山の形
    • 「木」→ 木の形
    • 「上」「下」→ 並行な線の上や下にある点

成り立ちをストーリーとして捉えることで、「なぜこの形なんだろう?」という疑問が解消され、楽しく覚えることができます。図鑑のような成り立ち辞典を見てみるのも面白いですよ。

STEP2 記憶に定着!「思い出す」練習を取り入れよう

意味を理解したら、次は記憶に定着させるステップです。ポイントは、**「思い出す」練習(能動的想起)**を取り入れること。ただ書き写すのではなく、脳に「えーっと、なんだっけ?」と考えさせる負荷をかけることが、記憶を強くする秘訣です。

練習法1:「書く」ときは「思い出しながら」

漢字練習の方法を少し変えてみましょう。

  1. 覚えたい漢字とその読み方、意味を1分ほど集中して見る。
  2. 隠して、何も見ずにノートに思い出して書いてみる。
  3. 答え合わせをして、間違っていたら正しい形を確認し、もう一度隠して書いてみる。

この「見て→隠して→書く」というミニテスト形式の練習は、脳に「思い出す」作業をさせるため、ただ書き写すよりもずっと効果的です。

書く回数は、集中していれば3~5回程度でも十分な場合が多いです。何十回もダラダラ書くよりも、短時間で集中して「思い出す」練習を繰り返しましょう。

もちろん、テストでは「とめ・はね・はらい」も大切です。思い出す練習で形を覚えたら、最後は丁寧に書く練習もしておきましょう。

練習法2:声に出しながら書く・読む

「目」で見て、「手」で書いて、さらに「口」で声に出して読む。このように複数の感覚を使うと、記憶はより強化されます。

漢字を書くときに、その読み方や意味、使われる熟語などをブツブツと声に出しながら書いてみましょう。リズムに乗って覚えることもできます。

練習法3:短い時間でこまめにテストする

覚えた漢字を忘れないためには、定期的に「思い出す」機会を作ることが重要です(分散学習)。

  • 寝る前に、今日覚えた漢字を思い出せるかチェックする。
  • 翌日、もう一度テストしてみる。
  • 週末に、1週間で覚えた漢字をまとめて復習する。

特別な道具がなくても、ノートを半分に折って、片方に問題(読みや意味)、もう片方に答え(漢字)を書いて、自分でテストすることができます。市販の単語カードや、後で紹介するアプリを使うのも良い方法です。

「1分見て→隠して→書く」のミニテストを、時間を空けて繰り返すのが、記憶定着への王道です。

STEP3 もっと使える知識に!文脈の中で漢字を学ぼう

漢字は単独で使われるよりも、言葉(熟語)や文章の中で使われることがほとんどです。文脈の中で覚えることで、意味の理解が深まり、実際のテストや読書で使える「生きた知識」になります。

ポイント1:熟語や例文で使い方を知る

新しい漢字を覚えるときは、その漢字が使われている**「熟語」や「例文」**も一緒に確認しましょう。

  • 例: 「複」という漢字を覚えるなら…
    • 熟語:「複雑」「複数」「重複」
    • 例文:「この問題は複雑で難しい。」「複数の候補者の中から選ぶ。」

このように、実際の使われ方を知ることで、漢字の意味がより具体的に理解でき、記憶にも残りやすくなります。同時に語彙力もアップするので一石二鳥です。

ポイント2:教科書や身の回りの漢字を意識する

漢字学習は、国語の時間だけでするものではありません。

  • 社会の教科書に出てくる地名や歴史上の人物名
  • 理科の実験器具の名前や現象を表す言葉
  • 数学の図形の名称(例:「底辺」「垂直」)
  • 街中の看板やポスター

など、日常のあらゆるところに漢字は潜んでいます。普段から「あ、この漢字知らないな」「この熟語、どういう意味だっけ?」と意識を向けることが、自然な学習につながります。

特に読書は、たくさんの漢字に触れる絶好の機会です。物語を楽しみながら、知らない漢字や気になった言葉をメモしておき、後で調べる習慣をつけると、語彙力と漢字力が同時にぐんぐん伸びていきますよ。

STEP4 やる気が出ない… を乗り越えるヒント

「勉強法はわかったけど、続けるのが難しい…」 「漢字の勉強って、どうしても退屈に感じてしまう…」

そんな悩みを持つ人もいるでしょう。ここでは、漢字学習のモチベーションを保つためのヒントをいくつか紹介します。

ヒント1:目標は小さく!毎日コツコツ続ける

いきなり「1日50個覚えるぞ!」と高い目標を立てても、挫折しやすくなってしまいます。大切なのは、無理なく続けられるペースを見つけること。

  • 「1日10分だけ集中してやる」
  • 「新しい漢字を1日5個だけ覚える」

など、小さな目標から始めてみましょう。「これならできそう」と思える目標を設定し、毎日コツコツ続けることが、大きな力になります。

毎日続けるためには、「いつやるか」を決めて習慣化するのがおすすめです。例えば、「夕食後の10分間」「寝る前の15分間」など、生活リズムの中に組み込んでみましょう。

達成できたら、自分で自分を褒めてあげることも忘れずに!小さな成功体験の積み重ねが、自信とやる気につながります。

ヒント2:楽しいツールを活用する(アプリ・ドリル)

最近は、漢字学習をサポートしてくれる便利なアプリや、工夫されたドリルがたくさんあります。ゲーム感覚で取り組めるものや、苦手な漢字を自動で出題してくれるものなど、自分に合ったツールを見つけることで、学習がぐっと楽しく、効率的になります。

【中学生におすすめの漢字学習アプリ例】

アプリ名主な特徴中学生にとっての利点
中学生漢字(手書き&読み方)手書き入力、読み方クイズ、中学レベル網羅、高校入試対策学校のカリキュラムに対応、手書き練習ができる、自己テストに便利
漢字検定・漢検漢字トレーニング漢検級別(6級~2級)問題、書き・読み・部首など多様な形式、反復練習漢検対策に直結、苦手分野を集中学習可能、ゲーム感覚で取り組める要素あり(DX版など)
中学生・高校生のYDK漢字漢検4級~2級対応、書き順練習、反復練習、キャラクター(サボロー)苦手な書き順も練習可能、親しみやすいキャラクター、目標設定(YDK)による動機付け

(注: アプリの名称や機能は変更される場合があります。利用前にご確認ください)

アプリだけに頼るのではなく、実際に手を動かして書く練習と組み合わせるのが理想的です。

ヒント3:「できた!」を実感する工夫

自分がどれだけ頑張ったか、どれだけ成長したかが**「見える化」**されると、達成感を得やすくなり、モチベーション維持につながります。

  • 学習記録をつける: 簡単なノートや手帳に、その日勉強した漢字や時間、できるようになったことなどをメモする。
  • チェックリストを作る: 覚えるべき漢字リストを作り、覚えたものにチェックを入れていく。
  • 「漢字知識ノート」を作る: 苦手な漢字や、部首・成り立ちなど、覚えた知識を自分なりにまとめていく。(上記STEP3で紹介したノートもこれにあたります)

自分の頑張りが目に見える形になると、「これだけやったんだ!」という自信になり、次への意欲が湧いてきます。

定期テスト・高校受験への応用

これまで紹介してきた勉強法は、日々の学習だけでなく、定期テストや高校受験にも直結します。

テスト対策のポイント

  • 学校の教材を最優先
    定期テストの範囲は、基本的に教科書や学校で配布されたワークブックから出題されます。まずはこれらの教材に出てくる漢字を完璧に覚えることを目指しましょう。
  • 頻出漢字に絞る
    テスト前で時間がない場合は、特に先生が重要だと言っていた漢字や、ワークで繰り返し間違えた漢字など、出題されやすい漢字に絞って復習するのも効果的です。
  • 書き順・止めはねをチェック
    漢字の形を覚えるだけでなく、正しい書き順や「とめ・はね・はらい」も意識しましょう。特にテストでは、細かい部分が減点対象になることもあります。自信がない漢字は、辞書やドリルで確認を。
  • 直前は見直しに徹する
    テスト直前に新しい漢字を詰め込むよりも、これまで覚えた漢字や間違えた問題を見直す方が効果的です。記憶を再確認し、ケアレスミスを防ぎましょう。

高校受験を見据えて

高校入試において、漢字の読み書きはほぼ全ての都道府県で出題される重要な得点源です。
配点も決して低くありません。中学校で習う漢字を確実にマスターしておくことが、合格への大きなアドバンテージになります。

今回紹介した「意味を理解し、思い出しながら、文脈で覚える」という基本の学習法は、受験勉強の土台となります。
中学1・2年生のうちからコツコツと漢字力を積み上げておくことが、受験期になって慌てないための秘訣です。

受験が近づいてきたら、高校入試の過去問や、「でる順」形式の受験対策ドリルなどを活用し、より実践的な演習を取り入れていくと良いでしょう。

自分に合ったペースで学習を進めよう

今回、色々な勉強法やヒントを紹介しましたが、一番大切なのは「自分に合ったやり方を見つけて、続けること」です。

  • どの方法が一番覚えやすいか?
  • どのくらいのペースなら無理なく続けられるか?
  • どんなツールを使うとやる気が出るか?

などを、実際に試しながら探してみてください。

このように、自分自身の学習を客観的に見て、より良い方法を探していく力(自己調整学習)は、漢字学習だけでなく、高校での勉強や、将来社会に出たときにも必ず役立ちます。

もし、あなたが「もっと自分に合った学び方を見つけたい」「自分のペースで学習を進めたい」と考えているなら、ID学園のような通信制高校の学び方にヒントがあるかもしれません。ID学園では、一人ひとりの興味やペースに合わせた学びを通じて、自律的に学習を進める力を育んでいます。

よくある質問(FAQ)

漢字の書き順は、どこまで厳密に覚える必要がありますか?

テストで減点されないためには、基本的な書き順は覚えることが推奨されます。

特に、画数が少ない基本的な漢字や、間違いやすいポイント(例:左右どちらから書くか、どの線を先/後に書くか)は押さえておきましょう。

ただし、全ての漢字の完璧な書き順を覚えることに固執しすぎると、効率が落ちる可能性もあります。

まずは「とめ・はね・はらい」を意識し、整った字を書くことを心がけ、余裕があれば正しい書き順を確認する、というバランスが良いでしょう。

漢字ドリルによっては、書き順が丁寧に示されているものもあります。

1日に何文字くらい覚えるのが最適ですか?

一概には言えませんが、多くの専門家や教材が推奨しているのは「1日5~10文字程度」です。

一度に大量に詰め込もうとすると、脳が処理しきれず、結局覚えられない可能性が高くなります。

少ない数を確実に覚え、それを毎日続ける方が、脳科学的にも効率が良いとされています。

自分の集中力やペースに合わせて、無理のない範囲で設定しましょう。

漢字学習アプリだけで、テストで合格点を取ることはできますか?

アプリは非常に便利なツールですが、アプリだけで完璧に対策できるとは限りません。

多くのアプリは「読む」「選ぶ」形式が中心で、「書く」練習が不足しがちです。

テストでは実際に手で書く必要があるため、アプリでの学習と並行して、必ずノートなどに「思い出しながら書く」練習を取り入れることが重要です。

アプリは知識のインプットや復習、ゲーム感覚でのモチベーション維持に活用し、書く練習と組み合わせることで、最大の効果を発揮します。

まとめ:今日から始める「忘れない漢字学習」

今回は、中学生向けの効率的な漢字勉強法について解説しました。最後に、大切なポイントを3行でまとめます。

  1. 「書くだけ」はNG!まずは漢字の「意味」や「成り立ち」を理解しよう。
  2. 「思い出す」練習(見て→隠して→書く)を、時間を空けて繰り返そう。
  3. 熟語や文章など「文脈」の中で覚え、アプリやノートで「見える化」して続けよう。

漢字学習は、地道な努力が必要ですが、正しい方法で取り組めば、必ず成果は現れます。そして、身につけた漢字力は、これからの学習や人生において、あなたの大きな武器になるはずです。

さあ、今日から何か一つ、新しい方法を試してみませんか? まずは、苦手な漢字を一つ選んで、その「意味」と「成り立ち」を調べてみることから始めてみましょう!

自分に合った学習方法を見つけることは、高校生活を成功させるための重要なカギです。 もし、自分のペースで学びを深め、今回紹介したような効果的な学習テクニックを探求できる環境に興味があれば、ID学園で「自律学習」を体験してみませんか?


参考文献/参考サイト:

包括的レビュー論文 (Dunlosky et al., 2013)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26173288

実践的テスト分散学習は、多様な文脈でその効果を裏付ける強固なエビデンスがあることから、最も有用性が高いと評価 。

基礎的研究論文 (Roediger & Karpicke, 2006)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16507066

本論文は、テストが単なる評価手段ではなく、それ自体が強力な学習ツールであり、特に永続的な長期学習に有効であることを実証した点で重要です 。

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