英語をペラペラにしゃべれるようになろうと思うと、海外留学が必要なのではないかと考える人も少なくありません。
確かに海外で生活をすることで、自然と英語に触れる機会も増えるため、英語がペラペラになって帰ってくる人もいます。
しかし、やり方によっては日本にいながら英語がペラペラになる方法もあります。
海外留学するにはハードルが高い、お金がないと諦めている人も、この記事で紹介する方法を実践すれば英語がペラペラになれるかもしれません。
今回は、日本にいながら英語がペラペラになるために必要な勉強方法を中心に、英会話が上達するコツやポイントを詳しく解説します。
英語を話せるようになりたい、将来英語を活かした仕事に就きたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 英語がペラペラになる基準の「ペラペラ」とは?
- 英語がペラペラになるには留学は必要?
- 英語がペラペラになると得られるメリット
- 日本にいながら英語がペラペラになるために必要なこと
- 英語をペラペラにするために必要なスキル
- 英語をペラペラしゃべれるようになるポイント
- まとめ
英語がペラペラになる基準の「ペラペラ」とは?
そもそも「英語がペラペラになる」の「ペラペラ」のレベルとはどのぐらいのレベルのことを言うのでしょうか。
人によってイメージが異なるため一概には言えませんが、おそらく多くの人が英語を流暢に話せることを英語ペラペラと表現すると思います。
その他にも多くの定義があります。
基本となる英語力があって、外国人の英語での会話をある程度聞き取れる人を「英語ペラペラ」と表現する人もいれば、自分の意見や思いを瞬時に英語で話せる人を「ペラペラ」という人もいるでしょう。
定義があいまいな分、どのレベルを「ペラペラ」と言うのかは難しいポイントです。
本記事では、基本となる英語力があって、時間をかければ自分の言いたいことを英語で話せるレベルのことを「ペラペラ」と定義して、勉強方法などを解説していきます。
英語がペラペラになるには留学は必要?
英語がペラペラになるには、海外への留学が必須だと思っている人も少なくありません。
日本で生活しているよりも英語に触れる機会が当然多いため、自然に英語がペラペラになる人もいるでしょう。
勉強しなくても、日常的に英語でコミュニケーションを取ることになるため、自然と英語が話せるようになるという人もいます。
しかし、英語をペラペラにするために留学が必要という考えは少し違います。
確かに海外留学した方が英語を流暢に話せるようになる可能性は高いかもしれません。
ですが、今現在英語を流暢にしゃべれる人の中には、留学を経験したことがない人も一定数いるのも事実です。
つまり日本にいながらでも、英語をペラペラにしようと思えばできるということです。
特に最近は、英語を勉強する環境が整ってきているため、以前よりも英語をペラペラにできる場は増えています。
海外留学で生きた英語を学ぶということも大事かもしれませんが、日本にいながらでも英語を流暢にしゃべれるようになる機会はたくさんあることを覚えておきましょう。
英語がペラペラになると得られるメリット
英語がペラペラになると、数えきれないほどのメリットを受けることができます。
特に大きなメリットとして考えられるのは、次の5つです。
- 大学受験や就職で有利になる
- 海外旅行が楽しめるようになる
- 外国人と積極的に交流できるようになる
- 周囲の人から尊敬される
- 自己肯定感が高まって自信につながる
いずれもメリットのごく一部ですが、英語がペラペラにしゃべれるようになるとこれだけのメリットを享受することができるのです。
それぞれどのようにメリットとして働くのか、詳しく見ていきましょう。
大学受験や就職で有利になる
高校生の時点で英語がペラペラになっていると、大学受験や就職で有利になる可能性があります。
受験する大学や就職試験を受ける会社によって異なりますが、英語ができる人材を集めている大学や企業であれば、その高い英語力を買われて高く評価されるかもしれません。
大学入試においては、英語がしゃべれること自体が高く評価されるわけではありませんが、関連する英検やTOEICなどの資格を持っていると、受験の時に試験免除などの優遇を受けることができます。
大学によって方針が異なるため、受験前の確認は必須です。また、しゃべれるだけだとプラス評価につながらないことも多いため、関連する英語の資格を受験しておくといいでしょう。
企業も同様ですが、楽天グループ株式会社のように、企業内の公用語が英語に設定されている企業も出てきました。
大企業が中心ではあるものの、会社によっては社内研修で英語教育を実施している企業もあるため、英語への関心が高いのは事実です。
英語がペラペラの状態で入社できれば、入社時点から戦力として扱われる可能性があります。
海外旅行が楽しめるようになる
英語が流暢にしゃべれるようになると、海外旅行が以前よりも楽しめるようになるというメリットもあります。
海外旅行に持っていくための会話帳などもありますが、自分の思ったことや考えたことを英語でしゃべれた方が旅行は何倍も楽しくなるでしょう。
さらに、観光地だけではなく現地で暮らす人たちとのコミュニケーションも取りやすくなります。
人間関係も大きく広がり、観光ツアーなどでは得られないような経験ができるかもしれません。
行動範囲も広くなる可能性が高く、今まで以上に海外旅行を楽しむことができるようになります。
外国人と積極的に交流できるようになる
外国人との交流が以前にも増して盛んになる可能性もあります。
海外旅行が楽しめるようになるのとほぼ同じですが、英語が流暢にしゃべれることで、自身の行動範囲や友好関係を大幅に広げられるでしょう。
当然、外国人と友達になれる機会も増えるため、今まで考えもつかなかったような異文化交流ができるようになる可能性もあるのです。
日本にいながらでも、ペラペラになるまで鍛えた英語力は存分に生かされるでしょう。
異文化交流のイベントに参加したり、外国人観光客をアテンドできたりと、できることの幅が広がるため交友関係も自然と広がっていくかもしれません。
特に後者は、将来英語を使って仕事をしたいという人には貴重な経験になります。
多くの外国人観光客は日本語がしゃべれないまま来日することも珍しくなく、観光ツアーの通訳に頼んでコミュニケーションを取るケースも少なくありません。
英語がペラペラになれば、外国人観光客の日本での旅行を強力にサポートすることができるようになります。
周囲の人から尊敬される
日本人の多くは英語に対して苦手意識を持っており、英語ができる人を尊敬の眼差しで見る傾向にあります。
自分が置かれている環境にもよりますが、英語を流暢にしゃべれる様子を周囲の人が見ると、かっこいいと思われて尊敬される可能性があるのです。
日本人が英語に対して強く苦手意識を持つ原因として、文法構造の違いがあげられます。
あくまで一説ではありますが、普段使い慣れない文法構造に苦戦して、英語がわからなくなってしまうという人は少なくありません。
そのため英語がしゃべれる人を見ると、かっこいいと思う人が少なくないというのが現実です。
そんな中で英語が流暢に話せて、外国人と不自由なくコミュニケーションが取れる姿は、尊敬に値する姿に映るでしょう。
無理やり自慢する必要はありませんが、英語が話せるだけでひとつのステータスになる可能性が高いのは事実です。
自己肯定感が高まって自信につながる
英語がペラペラになるだけが理由ではありませんが、ひとつのことを上達したりできるようになったりすると自己肯定感が高まっていきます。
そうすると、難しいことに挑戦しようと思う心が育ったり、堂々と振る舞えるようになったりするでしょう。
日本人は他の国の人々と比べて自己肯定感が低いと言われています。
そのため、新しいことへの挑戦に後ろ向きであったり、自信なく振る舞ったりする人が多いとされているのです。
あくまで自己申告であるため、詳細は分かりませんが、少なくとも自己肯定感の低い人が多いのは事実かもしれません。
そんな状況を打開できるひとつの方法が、英語をペラペラにしゃべれるようになることなのです。
日本にいながら英語がペラペラになるために必要なこと
日本にいながら英語をペラペラにしゃべれるようになるためには、インプットとアウトプットのバランスが重要です。
インプットはイメージがつきやすいかもしれませんが、日本にいながらどうやってアウトプットするのか、よくわからないという人も少なくないでしょう。
ここでは具体的なインプットとアウトプットの方法を紹介し、実践する際のコツなどについても詳しく解説します。
どちらか一方に偏るのではなく、バランスよく実践することが重要です。
インプット
インプットの方法で特に効果的なものと言われるのが次の3つです。
- 中学・高校の英語をマスターする
- Youtubeで英会話チャンネルを視聴する
- 海外ドラマを英語字幕で見る
意外なものもあるかもしれませんが、英語を流暢にしゃべれるようになるためにはどれも必要なインプットです。
それぞれの詳細を詳しく見ていきましょう。
中学・高校の英語をマスターする
中学校と高校の英語をマスターすると、英語がペラペラになる土台が出来上がります。
一見すると本当に効果があるのかと疑いたくなるかもしれませんが、基本の英文法が身についていなければ、英会話を上達させることは難しいでしょう。
基本的に、中学・高校時代に学ぶ英文法を網羅できていれば、伝えたいことのほとんどは英語で伝えられるようになっていると言われています。
言い換えれば、中学・高校の英文法をマスターすることで、英語がペラペラになる基礎部分は出来上がっていると言えるのです。
もし、中学校の英文法でつまずいているのであれば、やり直しの勉強をしておきましょう。
所々自信のない箇所がある程度であれば、文法書を見返して復習しておくといいかもしれません。
高校の英文法も同様にきちんと網羅しておくことが、日本にいながら英語がペラペラになる第一歩です。
YouTubeで英会話チャンネルを視聴する
普段お気に入りの音楽や動画を楽しんでいるYouTubeでも英語のインプットができます。
無料で視聴できるうえ、多くの英語系YouTuberが動画を配信しているため、自分にあった英会話チャンネルを見ながらインプットができてしまうのです。
チャンネルごとに特化している内容が異なるため、英語系YouTuberのチャンネルを見たことがないという人は、まずは色々なチャンネルを視聴してみるといいでしょう。
その上で自分に合っているものや楽しいと思えるものを定期的に視聴して、インプットの量を増やしていってください。
海外ドラマを英語字幕で見る
YouTubeと違ってお金がかかってしまいますが、海外ドラマを英語字幕付きで見るのもインプットには最適です。
文法書には乗らないようなイディオムや単語力を身につけるには、海外ドラマや映画が最適です。
仮に英語で内容がわからなかったとしても、映像で情報を補完できるため、英語力に自信がない人もぜひ実践して欲しい方法と言えます。
また、耳からネイティブの発音の英語が聞き取れるため、リスニングの練習にもつながり一石二鳥です。
英語字幕は無理をしてつける必要はありませんが、効率的なインプットをするためには日本語字幕よりも英語字幕の方がおすすめです。
どうしても内容が理解できない場合は、日本語字幕で視聴するなどし、後から英語字幕でどのような英語で表現されているのか確認するようにしましょう。
アウトプット
英語がペラペラになるためには、インプットばかりに注力していてはいけません。
実際に自分の口を動かしてアウトプットしなければ、せっかく身につけた英語力も会話できるレベルにまで発展しないためです。
具体的なアウトプットの方法としては、次の3つがあります。
- オンライン英会話を受講する
- 独り言を英語で呟いてみる
- 英検やTOEICを受験する
それぞれどのようなアウトプットにつながるのか、内容を詳しく見てみましょう。
オンライン英会話を受講する
オンライン英会話は、お金がかかってしまうものの効率的に学んだ英語をアウトプットする貴重な機会です。
決して安くはない費用がかかるため、親御さんとの相談は必須ですが、普段外国人と話す機会がない人には非常に有効な場となるでしょう。
ひと口にオンライン英会話と言っても、さまざまなサービスが展開されているため選択するのが難しいかもしれません。
オンライン英会話教室の中には無料体験レッスンを設けている場合もあるため、受講を検討する場合は先に無料体験を受けてみることをおすすめします。
独り言を英語でつぶやいてみる
お金をかけずにアウトプットする方法のひとつとして、独り言を英語でつぶやいてみるという練習方法があります。
非常に地味ですが、意外にも効果は高く、スピーキング力アップにつながる練習法です。
独り言でつぶやく内容は何でも構いません。
今日1日の出来事や休みの予定、気になったニュースの概要や感想を話してみるなど自分の興味のあることを英語で話してみましょう。
話している最中に単語が思い浮かばなかったり、イディオムがわからなかったりした場合は、そのたびに調べるようにしてください。
今まで知らなかった新しい表現や単語を教える貴重な機会になるかもしれません。
英検やTOEICを受験する
直接口に出す機会はかなり減りますが、英検やTOEICなどの英語系の資格を受験してみるのもアウトプットとしておすすめです。
スピーキングよりもライティングやリスニングの力を測るテストですが、自分の今の英語力を測るには有効な手段と言えるでしょう。
英検は二次試験で面接が課されるため、スピーキング力を試す場も設けられています。
これらを生かして自身の英語力を確認し、足りないところをインプットでさらに補っていくというスタイルが理想的です。
英検やTOEICなどの資格を持っていると、大学入試や就職試験で有利になる可能性もあります。
直接英会話に関係がないとしても、自分の英語力を具体的な分かりやすいレベルで表してくれるため、ぜひ一度は受験しておきたいところです。
英語をペラペラにするために必要なスキル
英語をペラペラにするためには、次のスキルが必要であると言われています。
- 語彙力(ボキャブラリー)
- 発音スキル
- リスニング力
- 英語でしゃべることを怖がらない姿勢
これらのスキルが揃って初めて、英語をペラペラにできるようになるでしょう。
具体的な数字などを使って解説します。
語彙力(ボキャブラリー)
英語がペラペラになるために最も重要なのが語彙力です。
どれだけの英単語を知っているかが、自身の英会話スキルを向上させる第一歩といっても過言ではありません。
一般的にネイティブは約2万個の英単語を使いこなしていると言われています。
しかし、いくら英語がペラペラであっても、日本人で2万個の英単語を覚えている人は少ないでしょう。
後述しますが、自分の目標にあったボキャブラリーを増やしていくことが、英語を流暢にしゃべれるようになるには重要なのです。
目安ですが、日常会話で3,000~4,000個、ビジネス英語であれば1,500個のボキャブラリーで十分だと言われています。
2万個全てを網羅できたら素晴らしいですが、そこまでしなくても目標によっては英語がペラペラになれるかもしれません。
いずれにしても語彙力は非常に重要であるため、積極的に身につけるようにしていきましょう。
発音スキル
発音スキルも、英語をペラペラにするには重要なポイントです。
ネイティブ並みの発音ができるようになる必要はありませんが、英語でしゃべった内容が伝わらないという状況は避けたいところです。
そのため、ある程度発音にこだわって練習することも重要になるでしょう。
発音スキルを高めるためには、実際に口に出してみることはもちろんのこと、耳から発音を学ぶことも重要です。
海外の映画やドラマ、音楽を聴くなどして、英語の発音に触れるようにするといいかもしれません。
リスニング力
単語や文法を知っていても、相手の言っていることが聞き取れなければ意味がありません。
リスニング力がなければコミュニケーションが取れないため、せっかく持っているボキャブラリーや文法のスキルが無駄になってしまいます。
単語や特定のフレーズなどを覚える際は、一緒に音も覚えるようにしてください。
また英語には、特定の規則で音声が変化するというややこしいルールがあります。
これらは発音はもちろんのこと、耳から正しい音を聞き取れるようにならなければ、コミュニケーションを取る上で不自由することになってしまうでしょう。
イントネーションやアクセントなど、日本語にはない音のルールがあることを念頭において、リスニング力を鍛えるよう努力してみてください。
英語でしゃべることを怖がらない姿勢
英語でしゃべる時の多くの人が抱える心理状態として「間違ったらどうしよう」という不安要素があるでしょう。
気持ちは分かりますが、必要な場面で英語力を活かせなければ、せっかく身につけたスキルが水の泡です。
外国人が相手であっても、怖がらず、緊張せずにしゃべれるようなマインドが必要です。
オンライン英会話教室などで先生と英語でしゃべれるようになるのが一番の近道かもしれません。
それ以外に怖がらない姿勢を定着させるには、異文化交流会などに参加して、自分から積極的に英語で話しかけるようにするといいでしょう。
英語をペラペラしゃべれるようになるポイント
日本にいながら英語をペラペラしゃべれるようになるには、次の2つのポイントを意識してください。
- 触れる英語の量を増やす
- 目標とするレベルを決める
この2つを意識するだけで、英語のレベルはどんどんと上達していくでしょう。
触れる英語の量を増やす
海外留学することで英語力が向上する理由の一つに、日本で生活している時よりも英語に触れる機会が多いという点があげられます。
言い換えれば、日本にいながら英語に触れる量を増やせば、自然と英語力が向上する可能性があるのです。
身近なところで言えば、英語の音楽を聞いたりドラマを見たりすることです。
また、それ以外にもスマートフォンの言語設定を英語に変えてみたりするのも有効かもしれません。
とにかく英語に触れる機会を増やすことで、無意識のうちに英語力が向上していく可能性も高くなるでしょう。
目標とするレベルを決める
英語だけに限った話ではありませんが、言語をマスターするのは非常に難しいことだと気が付くでしょう。
言語は常に変化しており、日々新しい単語が生まれています。
それらを全て網羅するのは不可能に近いため、自分が目標とするレベルを決めることが重要です。
例えば旅行で困らない程度の英語がしゃべれるようになりたいのであれば、英検で言えば3級レベルの英語力を身につけるようにしましょう。
ビジネスレベルの英会話力をつけたいのであれば、ビジネス英語検定を受験するなどして、目標のレベルがどの程度なのかを確認することも必要です。
際限なく勉強することもいいかもしれませんが、ずっと終わりが来ないものを勉強するのもなかなか大変です。
自分がどのレベルまで英語力を伸ばしたいのかを真剣に考えて、そのレベルに到達できるまで英語に触れるようにしましょう。
まとめ
日本にいながら英語をペラペラにすることは、決して不可能なことではありません。
海外留学をした方が近道にはなるかもしれませんが、普段の勉強の姿勢や努力の方法によっては、海外留学しなくても英語を流暢にしゃべれるようになれるのです。
そのためにはまず基礎を徹底的に覚えることが重要です。
英文法や単語など、英会話で必要な知識やスキルを身につけて、それを実践で使ってみることが英語をペラペラにするための第一歩と言えるでしょう。
最初は怖いかもしれませんが、ゆっくりでもいいので英語を口に出す練習を始めてみてはいかがでしょうか。
ID学園高等学校では、全生徒を対象にオプションで席上留学の制度を設けています。
自宅や自習室など好きな時間に好きな場所で受講が可能であり、マンツーマンなので他の人のメも気にすることなく英語力向上に役立照ることができます。
日本にいながら英語をペラペラにしゃべれるようになりたいという人は、ぜひID学園高等学校の席上留学の制度を活用してみてください。