校外学習の一環でグローバルコースとソーシャルコースの生徒が「防衛省・自衛隊 市ヶ谷地区」の見学に行きました。
まずは庁舎や極東国際軍事裁判（東京裁判）の法廷となった大講堂などを移設・復元した市ヶ谷記念館を見学。防衛省市ヶ谷地区にまつわる歴史を映像で視聴したり、東京裁判に関わる貴重な資料も見せていただき、歴史を感じる時間となりました。
現役自衛官の方に質問させていただくこともでき、領空・領海侵犯の発生件数や防衛軍備などといった国の防衛に関わること、なぜ自衛官になったのか、どういう人が向いているか、女性の割合、育休取得率など労務に関する質問も教えていただきました。
屋外ヘリ展示場では、実際にヘリコプターに搭乗することもでき、防衛省に興味がある生徒はもちろん、興味が薄かった生徒も大いに学ぶことができました。
次に向かったのは「JICA地球ひろば」です。
施設内にある「J‘ｓカフェ」では珍しい国の料理を堪能することができ、食を通じて早速グローバルを体験するID生たち。展示コーナーでは「SDGsのコト、本気で考える展」が開催されており、世界の人々の暮らしや世界が抱える課題、その課題への取り組みについて展示物やゲームなどを通じてSDGsの活動を知ることができました。SDGｓ達成に向けて自分にできる取り組みは無いかを考えるきっかけとなりました。
海外協力隊としてエチオピアで国際協力活動経験のあるスタッフさんから体験談をお聞きする機会にも恵まれ、協力隊として派遣される職種は多様にあり、専門職だけでなく、スポーツや趣味の部門でも協力隊として行くことができるということに驚くID生たち。自分たちが持つ途上国に対するイメージと実際違うところもあり、異文化理解につながったようです。
前のめりで話を聞き、メモを取る生徒の姿に、直接見聞きし体験することはとても重要な学びだと改めて感じることができた校外学習。実際に携わる方から語られる言葉や雰囲気を心で感じ取ることの大切さを改めて感じました。
防衛省の皆さま、JICA地球ひろばのスタッフの皆様、
多大なるご協力をいただきありがとうございました。
