2026年2月12日、ID学園 起業・ビジネスコースにて、フリー株式会社様で「起業時代」編集長を務める磯貝様をお迎えし、「アントレプレナーシップ(起業家精神)」をテーマとした特別講義を実施しました。
本講義は、文部科学省が小・中・高等学校等におけるアントレプレナーシップ教育を全国的に推進することを目的に実施している取り組みの一環として行われたものです。ビジネスや教育の現場で活躍する「アントレプレナーシップ推進大使」(文部科学大臣任命)が各校へ派遣されており、今回その機会をいただき、本校での特別講義が実現しました。
磯貝様はこれまで、約130人のスモールビジネス起業家やスタートアップ創業者に直接取材してきた経験を持ち、現在は文部科学省のアントレプレナーシップ推進大使として高校や大学での授業も行われています。今回は実際の起業事例をもとに、「起業の本質」や「これからの時代に必要な力」についてお話しいただきました。

起業の本質は「困りごと」から生まれる
講義の中で繰り返し語られたのは、起業の出発点は特別なアイデアではなく、「困りごと」や「もっと良くしたい」という思いであるということ。
Amazonのジェフ・ベゾス氏、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏、ZOZOの前澤友作氏などの例を通じて、身近な違和感や課題に気づき、それを解決しようと行動したことが新しいサービスにつながったことが紹介されました。
また、子どもの靴のサイズアウト問題から靴のレンタルサービスを始めた起業家や、環境問題への課題意識から商品開発を行った学生起業家など、身近な気づきがビジネスへと発展していく具体的な事例も共有され、生徒たちは「ビジネスは遠い世界の話ではない」という実感を得ていました。

アントレプレナーシップは誰のものか
磯貝様は、アントレプレナーシップを「起業する人だけのものではなく、起業家のように自分らしい花を咲かせる力」と説明されました。
その力は、次の5つの要素から成り立っています。
- 困りごとや課題に気づく
- 今できることから小さく動き出す
- 失敗を踏み台にして続ける
- 周りの力を借り、他者の声を聞く
- 情熱と冷静さのバランスを取る
特に印象的だったのは、「失敗は、頭の上に積み重なるものではなく、足元に積み重なり、次に進むための踏み台になる」という言葉です。生徒たちにとって、挑戦への心理的なハードルを下げるメッセージとなりました。

高校生の今だからできること
講義の最後には、高校生が今からできる行動についてもメッセージがありました。
- 「何とかしたい」と思うことを見つける
- 自分の感情を言葉にする
- 小さくても行動してみる
- 「無理」という言葉を手放す
人生を72年=24時間に例えた「人生時計」の考え方では、高校生である18歳はまだ朝6時。これから一日が始まる時間であり、挑戦をあきらめる必要はないという言葉に、多くの生徒が勇気づけられていました。

「ありがとう」が循環する社会へ
今回の講義を通して、生徒たちはビジネスの根本にあるのは「何とかしたい」という思いと、「ありがとう」が生まれる循環であることを学びました。
「自分の夢を笑わず、他者の夢も笑わず、一歩を踏み出していくこと」の大切さを最後に伝えてくださりました。
ID学園では今後も夢教育を通して、社会で活躍する方々からも学び、生徒一人ひとりが自分らしい夢を描ける機会を提供していきます。

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