後期から授業の種類が増え、中でも理系授業の増設にID生徒たちも喜んでいます。
こちらは新しく始まった「生物実験」の授業の様子。
新しく講師に着任された鈴木先生、おもむろに顕微鏡を取り出しました。
(なんと鈴木先生、同法人郁文館高等学校の卒業生なんです♪!)
「皆さん、これはね、僕が中学2年生の時に親に土下座して、借金して、なんとか買ってもらったとても大切にしている双眼顕微鏡(ファーブルフォト)です。ファーブルフォトは家庭用携帯型実体顕微鏡で、倍率は20倍しかないけれど、一般人でもお求め可能。今日はこれを使って身のまわりにある様々なものを観察しながら、顕微鏡の使い方や物体の観察の仕方を学んでもらいますね。」
ワクワクな生徒たち。
でも何より先生が一番楽しそう(笑)
先生は、学校に来るまでの道のりで採取したコケやしぼんだ朝顔のつぼみ、10円玉などを用意しています。
するとそこへ生徒が「先生、これも顕微鏡で見ていいですか?」と取り出したのは、鳥の羽。
「うちで飼っているセキセイインコの尾の部分なんですけど・・・」
これには鈴木先生、大興奮!!!!
「こ、、、これは、、、なんてすばらしい被写体を持ってきてくれたんだ!!
ありがとう!見よう見よう!!」
顕微鏡に映し出されたのは、キラキラ水色に光る羽の細部。
「鳥の羽って一枚一枚こんなに繊細に光っているんだ!きれ~い!」
とみんなでうっとりです。
羽を持ってきてくれた飼い主のYさん、
「うちのサンくん(鳥さんの名前)の羽がこんなにきれいだったとは・・・!家に帰っていつも以上にかわいがってあげます」と話してくれました。
↑こちらが綺麗な羽の持ち主、セキセイインコのサンくん。
(おうちには他にも鳥さん(写真上)がいるとのこと)
他にも1000円札を観たり、指紋を観たりとみんなで身の周りにあるものを観察。たくさんの発見がありました。
「今日はとてもいいものが見れたね!!本当にありがとう~いや~素晴らしかった!!」と鈴木先生も大喜び。
好きなことを仕事にして生徒たちにその魅力を伝えるという、好きがあふれている授業でした。
生物実験の授業は何年生でも受講可。オンラインでもライブ配信しています。
皆さんもぜひ“のぞき”にきてくださいね!