ID学園を運営する学校法人郁文館夢学園では、「子どもたちに夢を持たせ 夢を追わせ 夢を叶えさせる」ことを教育目的に掲げ、
独自の教育プログラム『夢教育』を実践しています。そのプログラムの一つが「夢達人ライブ」。
様々なジャンルで活躍するプロの方々をゲストにお招きし講演をお聞きしています。
今回の夢達人ゲストは池坊雅史様。
大蔵省や外務省で官僚を務めたあと、現在は華道家元 事務総長の傍ら、政治・経済アナリストとして雑誌やテレビでも活躍されています。ID学園の生徒もオンラインにて池坊様の講演を聴講しました。
今でこそ華道家元 事務総長としてご活躍される池坊様ですが、官僚を務めていた頃は日本文化や芸術に一切触れたことがなかったとのこと。外交官を務められた際、海外の方から聞かれる日本文化について、日本人の精神性、宗教観や哲学などの質問に対し大変苦労したそうです。そして、海外から日本文化がとても注目されていること、海外の有名な企業が日本文化や哲学を企業文化に取り入れていることなどに気づかれたそうです。
(講演の途中では、「葉蘭一種生」という生け方を池坊麻生橘会支所の鶴田先生にデモンストレーションいただきました)
「華道をたしなむ時間は、花木の命と向き合う時間です。これを一年、また一年と継続していくと、季節の感覚や雲の様子などに気づくようになり、花木の命を感じられるようになります。そしてそういった心が、人を大切にする心、両親や友人を大切に思う気持ちを育みます。また、華道を長年継続することにより、不動心、つまりどんなことがあっても心が動じない、心が揺れても戻ってくるというしなやかな心を持てるようになります。昨今のストレス社会を乗り越えるためにも華道は欠かせない日本の文化だと信じています。」(池坊様)
「これから国際社会で活躍されるためにも、ぜひ皆さんに華道を含め日本の文化にふれて欲しい」とお話された池坊様。
夢は“池坊華道を通じて、人間社会の一人ひとりを少しでも幸せにし、人間社会の幸福・平和に貢献すること”とのこと。
「今回の講演を聞いて少しでも『華道おもしろそうだな』『日本文化にもっと触れてみたいな』と思ってもらえたら光栄です」
とお話しいただきました。
華道の魅力に触れ、しなやかな心を持つことの大切さを学んだ夢達人ライブ。
生徒からは「実際に華道を学んでみたいと思いました」「夢の達成ために、華道を学んで心を鍛えたいと思いました」
など、嬉しい感想が出る貴重な機会となりました。
次回の夢達人ライブではどんなお話が聞けるのか、楽しみです!