通学型コースの生徒がそれぞれ興味あるテーマごとに分かれ、探究活動を進める「探究ゼミ」。今日はその発表会の後編です。
本日の発表のラインナップは・・・
発表1.テーマ「メディアと社会問題」
クイズを題材とするYouTuber「QuizKnock(クイズノック)」さんの企業とのタイアップ例や、韓国のヒップホップグループ「BTS」さんの社会的メッセージ発信例を元に、メディアが社会問題に対しどのように影響していくかを発表。複数の企業さんに協力いただきアンケートをとるなど、情報収集も熱心に行いました。
発表2.テーマ「音楽と人間の関係について」
様々な分野においての音楽の活用方法や、各国での好まれるジャンルの違いとその理由など音楽と人間の関係を様々な視点から調べて発表。スライドの動きにもこだわりがあらわれ、視覚的にも楽しませてくれました。
発表3.テーマ「千代田区の成り立ちと歴史」
ID学園東京本部校がある「千代田区について」、なぜ国会議事堂など日本の首都機能が集中しているのか、大手企業の本社が多いのかなどを、歴史や統計から考察。当日体調不良で来られなかったメンバーの分も責任を持って発表しました。
発表4.テーマ「中国の教育について」
2021年から中国ですすんでいる「中国の思想教育」の影響について、高所得層と低所得層に分けて、起こりうる影響を考察したチーム。及ぼす影響の仮説と共に、なぜそのような思想教育を国策として行っているかなど自分たちの考えも深ぼりした内容でした。
発表5.「もしもこの世から“吸血鬼”がいなくなったら?」
「もしもこの世から“吸血鬼”がいなくなったら?」というタイトルを用いてオーディエンスの注目を集めたこのグループのテーマは「蚊」について。蚊に刺されたくないという一般意見をヒントに、「逆に蚊がいなくなったら世の中どうなるか」について探究。蚊の世界のできごとを人間の生活に例えるなどして楽しく発表しました。
発表6.テーマ「民主主義について」
「民主主義がもたらす独裁政治」というインパクトのあるタイトルで、民主主義の抜け穴や脆弱な部分について指摘しながらも、自由の大切さ、民主主義のあるべき姿などについて考えさせられる発表。先生からの質問にも堂々と回答する姿に、日頃からの意識の高さや興味の深さが伺えました。
発表7.テーマ「新時代のコミュニケーションのかたち」
社会の変化におけるコミュニケーションツールの変化を、実体験と情報収集を組み合わせての発表。コミュニケーションに自信がなかったという発表者がなぜ自信が無いのかを自己分析し、様々なオンラインイベントなどへの参加を経て、自分に合うコミュニケーションの取り方を模索。時代の変化に応じコミュニケーションのとりかたも変わること、世代によって好まれるコミュニケーションが違うなどについても発表しました。
発表8. テーマ「日本の選挙投票率の低さ」について
「日本の若者はなぜ選挙に行かないのか」という切り口から、日本での若者の投票率の低さやその低さが及ぼす影響についてを考察。海外の選挙にも目を向け、投票率が高い諸外国の取り組みなどについても発表し、知見を広げてくれました。
発表者たちに感想を聞いてみると、
「メンバーとの予定がなかなか合わず、進めるのに苦労しました」
「最初に立てたテーマが変わることになり紆余曲折しました」
「時間が足りなくて、ギリギリで発表資料を間に合わせました」
などなどそれぞれとても苦労したようですが、どれも勉強になる発表ばかりで教員側も驚きと感心を隠せません。
SDGs授業やNewsPicksなどを活用していることもあるおかげか、ID生たちが日頃から社会への関心や興味が強く、様々なことに対して深く考えていることがよく分かりました。
担当の深田先生からは、
探究活動を通じて学んだ「①テーマ・目標の設定→②情報収集→③まとめ→④アウトプット」の流れについて、探究活動だけでなく人と話す際や、ビジネスの場においても重要なスキルになるのでぜひ活かして欲しいですとアドバイスがありました。
皆さん、発表お疲れ様でした!