7月14日、本校の生徒17名がJICA地球ひろば(東京都・市ヶ谷)を訪問しました。
今回のプログラムでは、展示見学やJICA海外協力隊の方の体験談を通し、
開発途上国の暮らしや世界が抱える課題について学びました。
展示見学――教育格差という現実
まずは、JICA地球ひろば内の展示エリアを見学しました。
ここには、開発途上国の暮らしや世界が抱えるさまざまな課題が、写真・パネル・実物資料を通して紹介されています。
中には「16歳~18歳の子供たちが学校に行けない理由」をまとめたパネルもあり、見学した生徒からは次のような声が聞かれました。
📌「地域によって話す言葉が違ったり、親が教育の重要性に気づいていなかったりすることが、国の教育格差につながっていると感じた。」
日本とは全く違う環境で生きる同世代の現実に触れ、生徒たちが思いを寄せる姿が見られました。

JICA海外協力隊体験談――アボカドとトマトの値段
続いて行われたのは、JICA海外協力隊の経験者である松田様の体験談です。
松田様は2021年から2023年までPCインストラクターとしてウガンダ共和国のセカンダリースクールで活動され、
現在は「地球案内人」としてJICA地球ひろばで勤務されています。
協力隊を目指したきっかけをはじめ、現地でのリアルな体験を熱く話してくださいました。
🥑驚きの物価事情
中でも生徒たちが驚いていたのが、現地の物価についての話です。
・「ウガンダでは、アボカドが20円、トマトは4円でした。」
日本との物価の違いを聞き、生徒たちは思わず目を見開いて感心していました。
🦟 身近な脅威「マラリア」
また、マラリアに関する話にも多くの生徒が強い関心を示していました。
・夜行性の蚊が媒介するため、寝るときは蚊帳(かや)を使うこと
・予防薬はあるものの、価格が高くて手に入りにくいこと
日本では馴染みのないマラリアが、開発途上国では身近な脅威となっている現実に、
生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

民族衣装で世界を体感
プログラムの後半では、各国の民族衣装の着用体験が行われました。日差しや防寒対策として作られた帽子をかぶったり、普段は着られない色鮮やかな衣装を身にまとったりと、生徒たちは終始楽しそうに試着していました。こうして実際に身につけて「体感」したことは、展示や講話で得た知識をよりリアルなものにし、世界をぐっと身近に感じられる良いきっかけとなったようです。

帽子も日差し対策や防寒対策のために大切な民族衣装です。

普段着れない民族衣装を着て、生徒は楽しんでいました!
生徒の声
プログラム終了後、生徒たちからは以下のような感想が寄せられました。
・「自分にできることは小さなことかもしれないけれど、隊員の方が『無駄にはならない』と言っていたので、できることから挑戦したい。」
・「自分がいかに恵まれた環境にいるかを実感した。」
世界の現状を知ることで、自分自身の役割や、日本の恵まれた環境に改めて気づくことができたようです。
おわりに
今回のプログラムは、世界への知識を深めるだけでなく、体験を通して課題を「自分事」として捉え、「自分にできることは何か」を考える大変貴重な機会となりました。
この「自分にできること」に向き合う姿勢こそ、ID学園が育みたい人間力の一つです。
今回の経験を糧に、生徒たちが将来、世界で活躍するグローバル人材へと成長していくことを期待しています。






