生徒に夢の幅を広げるためのきっかけを提供する「夢キャリアライブ」。毎回様々な業界のスペシャリスト
をお招きし、仕事内容や、やりがい、職業観などをお伺いします。
今年度2回目となる今回は「IT業界」について、日本IBMの社員ボランティア宮本卓明様・CSR Manager佐藤裕美様、IBM SkillsBuildパートナー企業教育研究会の市野敬介様を講師にお迎えしました。各キャンパスからのオンライン参加も含め、100名を超える生徒が参加しました。

自分の世界を少しずつ広げてみませんか
第一部では、「自分の世界を少しずつ広げてみませんか」というテーマをもとに、ITやSI業界に関する説明、在校生へのメッセージ等を宮本様からお話し頂きました。ITと聞くと漠然としたイメージで捉えてしまいがちですが、ハードウェア・ソフトウェア・通信など複数の仕組み、エンジニアだけでなくコンサルタントやデザイナーといった様々な職種が力を合わせてサービスを提供している業界だと分かりました。
また営業職については、お客様の課題を聞いた上で、あるべき姿にどう導くか考えて様々な役回りの人を繋げていく、いわば橋渡し役としての役割もあると仰っていました。

第一部の最後には「自分の世界を広げるためにも、自分の中の“当たり前”を疑ってみてはどうか」と話されていました。実践知をもとに興味関心や新たな気付きが広がっていくので、失敗を恐れず色んなことにトライしてみてはどうかというメッセージをいただきました。
「世界を広げる」というのは、外に飛び出すという意味以上に、自分自身の夢や在り方を見つめ直すことでもあるのだと気付かされました。
休憩時間には、多くの生徒が宮本様に直接質問する姿も見受けられ、講義内容への高い興味関心が伺えました。
「IBM SkillsBuild」ワークショップ
第二部では、企業教育研究会の市野敬介様より「IBM SkillsBuild」のワークショップを実施して頂きました。
デジタル化が進む今、IT人材の需要はますます高まっており、ITスキルは将来の選択肢を広げる武器となります。
こうした背景から、ID学園では生徒の学習環境を充実させ、自主的な学びを支援するための学習ツールとして、
今年度よりIBM SkillsBuildを導入しました。


IBM SkillsBuildには決まった順番やこの通りにやらないといけないというルールはなく、「興味のあることから始めていい」「わからなかったら何度でも学習してもいい」という“個人の進捗に合わせた学び方”が可能な環境であることを学びました。
市野様は、繰り返し「あなたのペースで、自分の興味に正直に」と語ってくださいました。誰かと比べるのではなく、自分自身の中にある「なぜ?」や「やってみたい!」を大切にしてほしいというメッセージは、生徒にしっかりと届いたと思います。

講演の最後に、市野様から「どんなことを学んできたかというのも立派な経歴ですが、形には表れにくい。ぺーパーテスト以外で表すことのできるものとして、IBM SkillsBuildは非常に有効なツールの一つです。IBM SkillsBuildを使うことで、皆さんの進路を切り拓くきっかけとなるかもしれないと思っています。」
また宮本様からは「皆さんは夢や個性を尊重してもらえる素敵な環境で学ばれています。目指したい目標や悩み・不安は一人で抱え込まず、先生方をはじめ周囲の助けをどんどん借りながら失敗を恐れずトライを続ける事で、少しでも皆さんの人生が豊かになると嬉しいです。」という温かく力強いメッセージをいただきました。

今回の講座を通して、IT業界の可能性と、自分の未来を広げるヒントをたくさんもらうことができました。IBM SkillsBuildは、単なる学習ツールではなく、「挑戦を応援してくれる場所」のようにも感じられました。
日本IBMの宮本様・佐藤様、企業教育研究会の市野様、ありがとうございました!
