ゲスト /総合進学コース 澤田さん&宮坂先生
澤田さんはID学園高等学校の3年生(元・起業ビジネスコース、現・総合進学コース)です。中学時代、勉強・部活動・委員会・習い事という「4足のわらじ」を履いた完璧主義ゆえのバーンアウトと不登校を経験。ID学園入学後に「起業・ビジネスコース」へ進み、実践的なプロジェクトを通じて劇的な成長を遂げました。全国規模のビジネスコンテスト「高校生みんなの夢AWARD」でファイナリストに選出されるなどの実績を残し、卒業後は大分県にある立命館アジア太平洋大学(APU)へ進学を決定しています。宮坂先生は企画部で「起業・ビジネスコース」を担当し、教員という垣根を超えて澤田さんの伴走者(パートナー)として挑戦を支え続けました。
配信の概要
「すべてを完璧にこなしたい」という強い思いからキャパシティオーバーを起こし、中学時代に不登校となった澤田さん。「午後からでも学校へ行き、先生に挨拶する」という小さな一歩からスタートしたID学園での生活でしたが、高1の夏に「起業・ビジネスコース」へ変更したことで人生が大きく動き出します。バングラデシュの伝統刺繍を活用したフェアトレード事業でのカルチャーショックや、大好きなパクチーと耕作放棄地を組み合わせた自作ビジネス「パクチーパックプロジェクト」の立案・長野県での現地調査を経験。ビジネスコンテスト「高校生みんなの夢AWARD」大舞台でのプレゼンを経て、初めは「自宅から通える都内の学校」を探していた澤田さんが、大分県にあるグローバルな大学「APU」へ飛び出すまでの圧倒的な変化と挑戦のドラマをお届けします。
チャプター
「4足のわらじ」でのバーンアウトと不登校特例校を経てID学園へ
中学時代、勉強に加えて吹奏楽部・放送委員会・クラシックバレエという4つの活動を抱え、完璧主義な性格も手伝ってキャパシティオーバー(バーンアウト)を起こした澤田さん。足が動かなくなり中1の秋から不登校を経験しました。不登校特例校でのリハビリ期間を経て、アットホームな雰囲気と学校行事の充実に惹かれてID学園へ入学。「午後からでも学校へ行って先生に挨拶する」という小さな目標をコツコツ積み重ねていきました。
「共創の場」起業・ビジネスコースでのフェアトレード挑戦とカルチャーショック
個人での探究活動に物足りなさを感じ、高1の7月から水道橋キャンパスの「起業・ビジネスコース」へ変更。宮坂先生をはじめとする教員と「生徒と教師」ではなく「チーム・パートナー」として対等な関係でプロジェクトを推進しました。特に印象深かったフェアトレード事業では、バングラデシュの現地職人にトートバッグを発注した際、持ち手が2メートルもある商品が届くという文化の違い・概念の違いに直面。試行錯誤を重ねて販売戦略を練り直す実践的な学びを得ました。
好きを事業化!長野県での現地調査と「パクチーパックプロジェクト」
自身の「大好きなパクチー」と「自然」を掛け合わせ、耕作放棄地を活用した「パクチーパックプロジェクト」を立案。学校の紹介で繋がった長野県の農家を訪れ、猛暑のなかでの試験栽培や市場調査、デスクワークを同時進行で乗り越えました。収穫後の時間経過で香りが薄れるパクチーの魅力を伝えるため、「取れたてを食べる感動」体験をプロデュース。情熱を持って泥臭く行動する力を育みました。
何十倍もの練習で挑んだ「高校生みんなの夢AWARD」ファイナリストとしての決戦
アイデアを結実させたプロジェクトで中高生向けビジネスコンテスト「高校生みんなの夢AWARD」に応募し、見事ファイナリストへ選出。専門の指導者から「一流はアドリブが出るまで何十倍も練習する」と教わり、腹筋運動や発声練習から徹底的にプレゼンを磨き上げました。本番では大トリとして大舞台に立ち、腹から声を出して堂々と発表。中学時代にやりたいことができず抱えていた悔しさを力に変え、大きな自信を掴み取りました。
「家から通える範囲」から大分・APUへ!多文化環境で広がる新たな未来
入学前は「家から何時間以内で通えるか」を重視していた澤田さんですが、1年半の起業活動でフットワークが劇的に軽くなり、視野を全国へと拡張。学生の半数が外国人留学生という環境に魅力を感じ、大分県にある立命館アジア太平洋大学(APU)のアジア太平洋学科への進学を決めました。ジェンダーや社会学を深く学び、多様なバックグラウンドを持つ人々と共創する未来へ向かって、頼もしく羽ばたこうとしています。
編集後紀
中学時代の「完璧主義による挫折」という深い悩みから、見違えるようなフットワークの軽さと自己肯定感を獲得していった澤田さんのストーリーには深く胸を打たれました。
「やってみたい」という情熱を先生方が「パートナー」として支え、失敗すらも学びの糧に変えていく起業・ビジネスコースの教育的価値が存分に伝わってきます。
「午後からでもキャンパスに行って先生に挨拶する」という一歩から始まり、最後は大舞台でのプレゼンを経て大分県のグローバルな大学へ飛び立つ澤田さん。自ら一歩を踏み出し変化を恐れないその姿は、同じように思い悩み立ち止まっている多くの人々に勇気を与えるはずです。
起業・ビジネスコースについて

フェアトレードプロジェクト(起業・ビジネスコース)について

Podcast番組「だから私は通信制高校に来た」とは
この番組は、ID学園に通う生徒や先生をゲストに迎え、「なぜ通信制高校を選んだのか」「どんな学校生活を送っているのか」「夢にどう向き合っているのか」などを、本人のリアルな言葉で語られるドキュメンタリー番組です。毎月10日20日30日に、YouTubeとSpotifyから配信中!