ID学園高等学校初の卒業式を開催しました。
記念すべき第一期卒業生です。
渡邉理事長、古澤校長より式辞をいただきました。
いよいよ卒業証書授与です。
在校生代表生徒の送辞。共に学んだ仲間からの言葉は感動的です。
卒業生代表挨拶を務めたのは、通学型ソーシャルコースの松下さん。
松下さんは前籍の全日制高校で通常通り登校し、普通に大学への進学を考えていましたが、
突然の病気に見舞われ、通学が困難になり、進学どころか高校卒業も危ぶまれたため、ID学園へ転入した経緯があります。
(以下、松下さんの答辞より)
「学校に行くことができなくなり、病気と闘い、自分と闘い、心が折れてしまいそうでした。そんな中、温かく迎えてくれ、力強く背中を押してくれる先生や生徒がいるID学園と出会いました。
ID学園では普通と違うことが、否定されることなく、むしろ一人ひとりの違いや、実践で学ぶことの大切さを教えてくれました。普通と違うことが恥ではなく、誇りだと思えるようになったのです。
特に私はソーシャルコースのプログラムを通じ、社会から自分がどう見られているのか、また、社会に対して自分がどうあるべきかという広い視野を育むことができ、どんなに時間がかかっても一歩ずつ前へ歩き続けることができました。夢を持つことの素晴らしさを教えてくれた理事長、自分の行動に責任を持つことの大切さを教えてくれた校長先生、僕が入学した時に手を握り「応援しているよ」と励ましてくれた副校長先生、その他にもたくさんの先生方に支えていただきました。かけがえのない楽しい時間を過ごした友人たち、自分のために身を尽くしてくれた両親など、関わってくださったすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
私はID学園で人生をたくましく生き抜く術を身に付けました。ID学園で得た数々の思いを胸に、私たちは新しい道を歩み始めます。
記念すべき第一期のID学園卒業生であることを誇りに思い、これからも前へ進んでまいります。」
一年間、ただひたすら生徒の幸せのためだけに奮闘していた教職員は、松下さんの答辞に胸がいっぱい。第一回目の卒業式がこれほどにも心揺さぶられる式になるとは‥(感涙)
松下さん、そして卒業生の皆さん、ご卒業おめでとう!