12月22日（日）、国立大学法人東京学芸大学にて、1日英語だけで過ごす英語集中演習(ITC: Intensive Training Course of English)にID学園の生徒が参加しました。先生役として高校生たちに英語を指導してくれたのは、教員養成課程で学ぶ英語科の大学生のTA(Teacher’s Assistants)さんたち。
到着すると、TAさんたちが正門でお出迎えをしてくれました。
正門前で記念撮影を行った後、TAによるミニ・キャンパスツアーを実施。広大なキャンパスを見て、圧倒されている様子でした。
ここまでは日本語がが話せます…！
その後、講義棟教室へ移動し、本格的なプログラムがスタートしました。
オープニングでは、まず10から0まで日本語でカウントダウン。「３，２，１，０！So welcome to ID ITC～♪」
ここからは、英語のみを使う環境に切り替わりました。最初は緊張気味だった生徒たちも、大学生のTAさんたちの温かいフォローのおかげで、アイスブレイクのあとは英語だけを話す環境にも慣れてきた様子でした。
英語縛りという非日常を楽しんでいるようにも見えました。
1日体験したセッションはこんな感じです。
①Iceセッションー自己紹介
今回の参加者は所属キャンパスも学年もバラバラ。お互いはじめましての生徒さんが多い中、英語での自己紹介です。意外な共通点を見つけて盛り上がってるペアがたくさんいました！
➁Song Transcription (洋楽を聴き、歌詞を書きとる)
ここからはグループに分かれての活動。
洋楽を聞き取るコツをレクチャーしてもらったのち、リスニングに挑戦！
今回挑戦したのは、米国のポップロックスター『Everlife』の“Find Yourself In You”という曲です。
この曲は一日を通して何度も歌いました。
最初は全然歌えなかったけど、何度も歌ううちにスラスラ歌えるようになったという声もありました。
～ランチタイム～
ランチタイムももちろん英語です！思い思いにChattingを楽しんでいました。
➂Pose Description (ペアで選んだ写真のポーズを説明し、もう片方のペアが説明を聞きながらポーズをする)
ピースサインと言わないで、相手にピースをしてもらうには…？
「Band thumb,ring finger,little finger…And…」
身体の部位や動作を楽しみながら学べました！
工夫を凝らして、「Make チュキチュキポーズ」と言って見事正解しているペアもありました。
なんですかチュキチュキポーズって？？（31歳教職員）
④mini Loud Speaker (1人がshadowingを行い、残りのメンバーがスクリプトの間違いを探します。)
shadowingを初めて体験した生徒さんも多かったようです。頑張りました！
⓹GAME (ミニゲーム)
最後はゲームです！グループで協力しながら競いました。
スプーンリレー
英語での応援は新鮮ですね！
誕生月を当てるゲーム
クイズ
例：「？？％ of people in Japan have “kotatsu” in their houses(2019).」
日本でコタツを持ってる家庭は何％？などなど
なかなか勘の鋭い方がいて、ピッタリ数字を当てているチームもありました！
最後には、英語で10から0までカウントダウンし、日本語使用解禁。
達成感と安堵感が入り混じった笑顔が溢れる瞬間でした。
約5時間にも及ぶ英語オンリーのプログラムでは、TAたちの温かいフォローとリードにより、様々なアクティビティを通して楽しみながら英語力を伸ばすことができました。
生徒たちの感想と成長
参加した高校生たちからは、
「英語縛りが終わって、日本語を聞いたときに逆に違和感を感じた」
「疲れた後に「英語脳ができる」と感じた」
「英会話は英語力ではなく「コミュ力」の方が重要。大切なのは楽しむこと。」
「留学経験のある人の話を聞いて、今すぐじゃなくても、挑戦したいと改めて感じた。」
「大学生の方達の英語能力に驚いた。分からない時に簡単な英語を使って丁寧に説明してくれたことがとても嬉しかった」
「音楽などで英語を学んでいくのもとてもいいと思った」
「完璧な文じゃなくてもイメージは伝わることを実感した」
「自分は座学より話す学習スタイルの方が向いていることがわかった」
といった感想が寄せられました。
プログラム終了後も、TAさんに英語や受験のアドバイスを求めて質問する姿が印象的でした。
今回高校生に体験してもらった東京学芸大学のITC、実は本校教員が大学生の時に参加したプログラムで英語力の伸びを実感したプログラムでした。
楽しみながら英語が学べるプログラムをぜひID学園の生徒にも体験してほしいと思い、今回企画いたしました。
快く引き受けて下さった東京学芸大学のTAの皆さま、高山芳樹教授、その他関係者の皆様に感謝申し上げます。
