ID学園ではLGBTQに関する理解促進やサポ―トを長年手掛けている「一般社団法人シャルフレーム」様と連携し、生徒や教職員が自分らしくのびのびと学び働ける環境の整備に取り組んでいます。
2021年度にはシャルフレームと日本セクシュアルマイノリティ協会が運営する「EESa!プロジェクト」より「EESa!認定マーク」を取得、2022年2月には教職員への理解促進の活動が評価され、「EESa!AWARD 2021」において「学校教育部門賞」を受賞いたしました。
先月はプライド月間ということと、また生徒からSDGs17項目の中でも特に「『5.ジェンダー平等を実現しよう』について学びたい」という意見が多かったため、SDGs授業ではジェンダーをテーマに学びました。
そして月末には特別授業として、シャルフレーム様が認定する講師の方にオンラインでご参加いただき、「LGBTQとは?」というテーマでご講義いただきました。
(※ここでのLGBTQは、セクシュアルマイノリティの総称を指しています)
講義の前半では、性の捉え方やLGBTQの理解に取り組む必要性などについて教えていただきました。
性の捉え方は、明確にカテゴリー分けされるものではなくグラデーションのような状態になっているとのこと。人によって千差万別で、日によって心の性別が変わったり、性的感情を抱かないという方なども含め、自由で多様であり、他人が決めるものではなく本人がどのように捉えているかが大切だと教えてくださいました。
いわゆる性的マイノリティの方の割合は日本国内の8.9%=約900万人といわれており、人数の規模でいうと左利きの人数と同等だそうです。性の捉え方一つとっても多様であり、お互いに理解し合い尊重しあうことの大切さが伺えます。
“捉え方はその人次第。正解はないんですよ”と先生。
自分の常識は他人の常識ではないということを学ぶ貴重な機会となりました。
講師の先生、シャルフレーム様、ありがとうございました。