ID学園高等学校

「お金と上手く付き合う生き方」~渡邉理事長「お金科」講座

ID学園の特別活動、今回は渡邉美樹理事長による「お金科」講座
テーマは「お金と上手く付き合う生き方」です。
渡邉理事長はプライム企業「ワタミグループ」の創業者であり現在も会長・社長として経営されています。
「ワタミグループ」は昨年度よりサンドイッチチェーン世界大手「SUBWAY(サブウェイ)」のFC店展開を始めると発表し、米サブウェイ日本法人を買収。現在も出店を加速させています。

そんな現役経営者から学ぶお金との付き合い方。

「お金は必要で、お金があった方がもちろんいい。それはなぜか。お金があることにより、お金から解放され、お金に縛られなくなるからです」と冒頭話す理事長。
「お金には色がある」という話から講義は始まりました。

理事長は24歳で「ワタミ」を起業するにあたり、資本金300万円を宅配便の仕事で一年間で貯めたそうです。
当時の宅配業での労務環境は今とは異なり激務だったそうですが、それでも“この日までに300万円貯めると日付を決め、自分で資本金を稼いだということが大切だった”と理事長。
「人からお金を借りることだって出来なかったわけではありません。でも自分が苦労して稼いだ大切なお金で起業したからこそ、今、会社を継続することができています。」

そのお金はどのように手に入れたのか
努力して?人から借りて?どこかで拾って?
どのように生んだお金なのか、そこにお金で成功するポイントがあるようです。

講義では、これからの時代、どうやったらお金を稼げる人になるのか、というお話や、具体的にお金を増やす方法、お金の付き合い方について教えてもらいました。
今後さらにAIが人間の仕事を取っていく=つまりAIに出来ない仕事をしていかなくてはいけない、さらに人口減少に伴い、海外からくるハングリー精神いっぱいの人たちもライバルである、ということ。
それらに勝っていくためには、「好きなことを見つけ、得意なことを目指し、とことん努力することがとにかく大事です」と話されました。

お金を増やす方法の中では、“お金にお金を稼いでもらう”。
講義では円安・円高、インフレ・デフレ、と言った話から、単利・複利、外貨預金、国債・社債、減価償却についてなど、詳しくない生徒にとっては馴染みのない用語もあったようですが、必死にメモをとっていました。株式投資や不動産投資なども教えてもらい、運用するためにも勉強が大切、そして情報収集が欠かせない、とアドバイスしてくださいました。

生徒からの質疑応答コーナーではさまざまな質問が。

生徒「理事長はどのくらい読書をされますか?おすめの本はありますか?」
理事長「忙しくてたくさん時間はとれないんだけど、寝る前に必ず1時間読書すると決めています。
本は時間を超えて人の考えや体験に触れることができる素晴らしいツール。孔子が書いた『論語』は特におすすめですね。最近では『国宝』がよかったな。何事にも知識が大切。本をたくさん読んでくださいね。」

生徒「自分は転校してきた存在で、いわゆる世間のレールから外れてしまったと感じているのですが、レールを外れた人間が知識を得るためには、どのようにしたら良いでしょうか。」
理事長「君はレールを外れてなんか一切いない。そもそもこの世にレールなんて存在しないんだ。君は周りのレールではなく自分のレールを敷くんだと決めて、そのために勉強して情報を集めて欲しい。君には君のレールがある!」

生徒「理事長はID学園をどのような学校にしたいと思っていますか。」
理事長「それはID学園に込められた思い“Ikubun Dream=夢をかなえる存在になってほしいということ、そして” IDentity=個性”です。みんなの個性は誰にも邪魔できない、素晴らしい個性です。その個性を活かして夢をかなえて欲しい、そのためにも知識や経験をID学園で学んでほしいです。」

中には、理事長のプライベートを垣間見るほんわか質問も!?

生徒「SUBWAYの中で理事長が一番好きなサンドイッチはなんですか?」
理事長「どれも美味しいけど、BLT(ベーコンレタストマト)が特に好きだね。野菜がたくさん入っていてとてもヘルシーなんだよ」渡邉理事長によるお金講座。
お金にまつわる様々な勉強から、理事長の好みのメニューまでうかがえた有意義な時間となりました。
実際に何をすべきか、各々考えて行動していきましょう。

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